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削靭口撃
げ、ふぅ……めっちゃくった……うまかった……。
「満足しましたか?」
「うん、満腹だよ……」
ブラッド・ラタトゥイユ、すごい料理だった……。コクがあって味も濃いのにでもぜんぜん胃もたれしないし、生命力を頂いてる感がすごい。精力もさぞやつくだろう。
精力が……ううっ。
「ケイ、食後に一服どうですか?」
「お。いいの?」
「はい。以前もらったシガーを参考に、シュレアが作ってみました」
え、お手製のシガー? すごいな。何でもできるねこの子は。
「シュレアはほんとに器用だなあ」
「大したことはありません。吸うなら早く吸ってください。顔に火を点けますよ」
「吸う吸う。吸わせてくださふぃ」
いい終わらない内にシガーを口に突っ込まれ、火傷しないように調節された火がシュレアの指先に灯る。
ぷかぷか、すぱーっ。
胸いっぱいに煙を吸込み、少し滞留させてから一気に吐き出す。めっちゃいい香りだこれ……少しだけクラッと来て脳の血管がどくどく収縮する感覚が気持ち良い。
おうふぅ……なんか懐かしい香りっていうか安心する香りがするな……。
「……ふぅ。落ち着く……」
天を仰ぐと夜空が綺麗。視線を戻すとシュレアが綺麗。言うことないな。
(……ほんと、綺麗だな)
不機嫌そうな目元。目付きの悪さは相変わらず。ただ、いつもよりもわずかに和らいでいる気がする。その瞳の奥、枝葉のようなまつ毛が、焚火の赤にきらきら反射していた。
後ろで結われたぼさぼさの黒髪には、ラタトゥイユの湯気がほんのり残っていて、香草と野菜と、そして焚火の煙が混ざった匂いがかすかに漂ってくる。うなじにほつれた髪の毛がかかっていた。
それなのに、いや、それだからなのか。妙に艶っぽい。
白衣の裾が椅子の下でふわりと広がって、彼女の樹木脚が、ぬくもりを放っている。
ミニスカートからのぞく太腿のような木肌は、あの料理を混ぜていた“手”と同じく、無骨なはずなのにどこか……滑らかで、柔らかくすら見えた。
視線を感じたのか、シュレアが目を細めた。
「……気持ち悪い目で見ないでください。木が枯れます」
「いやあ、シュレアはいいな~って」
「とても気持ち悪いですね。苔が萎れるのでその嫌な息を止めてください」
「ン死んじゃうぅ~」
シュレアの嫌視線&毒舌がもはや心地よい。僕もすっかり調教されてしまったな。これがないと始まんねえぜ。
“ぴかっ……ぺかぁっ……”
シュレアの枝角が少し赤みを帯びて、ゆっくりと点滅している。彼女自身はとんとん、と断続的に机を叩いて、心底僕を嫌っているかのような目で見てくる。不機嫌だ。まるで待っていることが起こらないかのような……。
その視線にやられたのか分からないけど、なんだか妙に体が熱い。
(うーん、ブラッド・ラタトゥイユのせいかな? フレイムベアの血なんてめちゃくちゃ精力つきそうだもんね)
身体の奥がじわじわ熱くて、目の前の彼女が……いとおしくて、触れたくなる。
ドキがムネムネしている。下半身に血液が集まって、アソコ・ビンダチンだ。
あっ、待てよ。これ、なんか盛られた?
「気付いたようですね」
するとシュレアは立ち上がって、僕の隣りに座った。ボタニカルフレーバーの中に、甘くて熱い匂いが混じっている。
「しゅれ……あ……、なんか、盛った?」
「はい。あのシガーにはコス葉が使われています」
おふ……そういうことか。
どうりでな。
まさかいきなり不意打ちで盛ってくるとは。想像もしてなかったよ。
「そんな、ことしなくても……」
言ってくれれば、ゼロからMAXまで繁りエンジンフルスロットルにできるのに……。
「久しぶりのケイとの繁殖ですから。シュレアのやり方でたっぷり搾りたいと思ったので。かまわないでしょう?」
「いっこうに、かまわん……」
僕はベッドに身体を大の字に投げ出す。すべてをシュレアに委ねるのだ。
するとキングサイズのベッドがざわつき出す。
外側からうねうねと蔦や樹木、葉っぱが生い茂り、ドームをかたどった。
遊牧民のテントを一回り小さくしたような大きさで、それは翠のゆりかごと言っていいものだった。
疲れマラなのか、怒張してテントを張る僕の種巣棒に、シュレアはふんわりと樹木手を置く。うっ。
「ケイは……見れば見るほど気持ち悪いですね」
そのまま“さす……さす……”とズボン越しに種巣棒こすりあげる。これがほんとの手コ樹か。
「本当に気持ち悪いですし、嫌な顔で、とても臭いです」
「え、く、くさい?」
そんな。なるべく綺麗に保とうと、清潔にしているつもりだったのに……。
「はい。花が萎れて曲がりそうな臭気です。いつもケイから漂っています」
うわ、僕知らずの内にスメハラしてたのか……。
「ご、ごめんよお、気付かずに……。臭くてキモくて……」
しゅっ、しゅっと竿を滑らかにこすられて、どんどん屹立していく。今霧穴は装着していないので、ズボンが苦しい。
「ええ。ほんとうに、吐き気を催す酷い臭いです」
彼女は吐き捨てるように言って、僕のズボンをゆっくりと脱がしていく。不機嫌な顔を下半身に近づけて、凝視している。
ぐ、ぐぐっ……、びぃん!
中からギンギンに張ったちんちんが天を突いた。
むわぁっ、と籠っていた雄臭が放たれて外気を犯す。
「なんですかこの臭いは。甚だ不快です」
すん……すん、すんすん……。
シュレアは汚物を見るような眼差しで、ガッチガチに勃起して臭気を放つ男根の先端に鼻を近づけて嗅ぐ。
「スンスン……すーはー……すん、すん……」
ううっ、彼女の吐息が当たってもどかしい。
「すぅー……はぁー……臭い。嫌な臭いです。すぅー……ちゅ……ちぅ……うゅ……」
するとシュレアは僕を睨んだまま、亀頭にキスをし始めた。
「……ん。ちゅ。……ちゅっ」
冷たい眼差しを向けたまま、唇だけが熱を帯びていく。
ふちゅっ、と控えめな吸いつき。
ぴと……ぴちゅ……ちゅっ……。
(く、うおおおっ)
粘膜がわずかに潤いを帯び、先端の皮膚に、透明な糸が引かれる。
「醜悪で不快な肉棒ですね」
「うっ……醜悪なちんちんでごめんよぉ……」
「謝って済む問題ではありません。匂いも、形も、色も総じて不快です」
そう言いながらも、唇は離れない。
ちゅっ……ふちゅ……ぴとっ……。
眉間には深い皺。
目は明らかに蔑んでいる。
なのに唇は、亀頭の裏、横、上部と……まるで礼儀作法のように順序立ててキスをしていく。
「ほんとうに気持ち悪い。こんな臭い棒、自然界にあってはいけません」
「そ、そんなぁ」
「しかし、これは繁殖ですから。
シュレアにとっては不快極まりない行為であっても、繁殖には必要なものです。ええ、これは必要な行い……
ちゅ。ちゅっ。ふぅ……んちゅ……んっ……」
今度は、舌先がわずかに触れる。
ふちゅっ、ぺろ……ちゅるっ、ちゅっ。
「不味いですね。汚泥のごとき垢と、酸化した皮脂。なにひとつ、美味ではありません」
けれどその舌と唇は、まるで慈愛と執着を宿した枝の先端のように、繊細で、優しい。
「ふ、ぅ……ちゅ。……ああ、本当に。どうして、こんなものに」
「うぅ、くぅ……」
彼女の舌使いが心地よくて身動ぎしてしまう。
すると、冷たく見下した、毒を宿した視線が僕を貫く。
「次に動いたら枝で打ちますよ。黙って、舐められていなさい。ケイは臭いんですから。シュレアに搾られていればいいんです」
もう一度、ちゅっ……ちゅうう……ぬちゅっ……と、
彼女は唇を深く、優しく、刻み込むように、先端へと這わせた。
しばらく生殺しのような亀頭責めが続いたあと、ぬるり……と、唇が離れる。
糸を引いた透明な唾液が、先端から彼女の顎にかけて、ぴと、と垂れた。
「ケイ、これからどうなってしまうか、見せてあげます。……あむぁー……」
ゆっくりと、シュレアは唇を開いた。
だらぁ……ぐちゃぁ……ぬちゅっ……ぴちゃ……
中は、赤黒い色合い。
だが、ただの人の口内とは違っていた。
舌の裏や奥に、苔のようなふわふわしたヒダがびっしり生えている。
肉のかえしが無数に蠢き、見るからにやばそうだ。
そこからじわじわと分泌される透明の粘液が、舌先を伝って、だらだらと滴っていた。
「……え、シュレアの口ってこんなんだったっけ……?」
以前はもう少しふつーだったような。
ヒダはゆっくりと淫靡に蠢き、さわさわと揺れている。
「前はケイにやられてしまうことがありましたからね。亜人としてそのようなことはあってはなりません。よって、少々作り変えました」
作り変えるって……そんなことできるのか。
でもシュレアは植物系の亜人だし、他の子達に比べたらそういう芸当ができても違和感ない。
「この一本一本が、ケイの嫌なところを削り取ってあげます」
べろ……と、舌を外に突き出す。
それは先端が裂け目のように割れ、ぬるぬると動いていた。
もはや、舌というより繊毛の集合体”だった。
鮫肌のようにぞりぞりと肉のかえしがついていて、めちゃくちゃ凶悪なちんちん搾り器の様相を呈している。
こんなので咥えられたら、一瞬で射精障害になるかもしれない。
「で、できれば手心を加えてほしいというか」
「じゃあ、遠慮なく、咥えてあげますね」
シュレアが笑えない冗談をいった直後。
ぞりゅりゅぅっ!
一気に咥えた。
「くぁっ!」
肉が、苔が、蠢く膜が、ぬるぬると包み込むのと同時に、えげつない刺激が亀頭を包み、情けない悲鳴が出てしまう。
(け、けずれるっ)
ずるっ……ぞりゅっ……ぬりゅうっ……っ!
「や、やめっ、ちんちんこわれるっ」
喉の奥まで咥え込んだシュレアの舌が、肉棒をぬるぬると締めつける。
だが、それは単なる“粘膜の柔らかさ”ではなかった。
「ん、んぐっ……っ、んぅ……ん……ちゅ、ぬりゅっ……ぞりゅるる……っ!」
口内の内壁、特に舌の裏から奥にかけて、
びっしりと生えた苔状のヒダがぞりぞりと擦れる。
舌先が持ち上がるたび、
じょりりっ、ぞりっ、ぞりゅっ、ぞりゅりゅ、ぬちゅっ、ぬりゅうっ……!
と、粘液混じりのざらつきが先端を責め立てる。
「ひぅっ……っ、くぅ、あ、あぁっ……ッ!」
僕の喉から、情けない声が漏れる。
頭が真っ白になった。
腰が、跳ね上がる。
ビクンッ、ビクビクンッ、と。自分の意思とは無関係に、腰が突き上げられてしまう。
やばい、ちんちん壊れる。
「んん……っ、ちゅ、んぼっ、べぁっ、ぬりゅっ、んぐ……っ」
シュレアの頬がすぼまり、舌が締めつける。
唾液が、どろどろと糸を引いて滴り、顎を濡らしている。
ずっと射精をしているかのような、強烈な刺激。地獄のような快楽に僕は叫ぶ。
「あ、頭がぢがぢがするうっ! も、もうやめてえっ!」
それでも彼女は、上目遣いで僕を見上げていた。
眉は寄せ、目には冷たい光、軽蔑と嫌悪のまま。
しかし枝角は紅く猛烈に点滅していた。
「んっ、ふっ……っ、ぞりゅ、ぬりゅっ、じゅっ、ぞりゅる……っ」
ぞちゅっ、ずちゅぞちゅるるるっ!
擦る。蠢く。吸いつく。
「っく、あ、やば……っ、し、しゅれあ……それ……っ!」
視界が揺れる。
全身が硬直する。
脳が焼かれるような快感が、芯から爆ぜる。
──ぬりゅっ、ぞりゅ、ちゅっ、ぬちゅりゅっ!
「……むお、おおぉ……っ!」
シュレアの唸りが喉奥から漏れる。
そして再び、ぐちゅ、ぞりゅるるっ……と、
肉棒を苔のひだで根元から巻き上げる。
「じゅりゅっ、ぬりゅっ、ぞりゅるる……っ」
シュレアの舌が、より深く喉奥へ沈む。
苔のようなひだが竿を上下にこすり、粘液が流れる。
擦れあう音が生々しい、ぞりゅ、ぞりゅる、ぞりっ、ぬりゅっ……
「ん……ふ、っ、ふん、んっ……っ」
唇の奥で、シュレアの舌が僕の肉棒をざくざくと削り上げる。
頬をすぼめ、目線は上に、冷たくケイを睨んでいた。
「な、なに、これっ……あっ……あぁああっ……!」
声が、漏れる。情けない悲鳴。
視界が白んで、腰が反射的にビクッと突き上がる。
びゅるっ、びゅぐっ、びゅるるるっ!
一度目の射精。
竿が震え、精子が喉の奥へ噴き出される。
にもかかわらず。
「ん、んんっ……んく……っ、ごくっ……ごく……」
シュレアは、口を離さない。
唇をきゅっと締め、喉を震わせながら、涼しい顔で全部、飲み干した。
ぴちゃ、ぬるっ、と音を立てて唇を離すと、
ふぅ、と息をついた。
「やはり、下品な味ですね。
鉄錆と焦げた草と、……腐った樹液のような味。喉が荒れそうです」
しかしそのまま。
シュレアの舌は、ぴくぴくと跳ねるケイの肉棒を休ませなかった。
「う、うそ、もう無理だって……っ!」
「無理? まだまだ、これからですよ」
「あ、あああああっ!」
す、と枝のような指が根元に絡む。
粘液まみれの舌がまた這い寄る。
「んっ、ちゅ、ぞりゅっ……っ」
にゅるっ、ずりゅっ、ぞりゅるるっ、ぬちゅっ!
「っひぃぃぃぃっ……!? あっ、あっ、だめっ、そこ、やめてっ、っ!」
腰が逃げようとする。
けれど手足は、しっかりと蔓に拘束されている。
シュレアは顔をしかめながら、なおも動きを止めない。
「うわぁぁぁっ、無理だって、むりむりっ、ちんちん削れるっ、もうイケないってえええっ!」
「ふ、ふんっ……く、ふぅ……んん、ちゅ、じゅる……っ」
──ぞりゅっ、ぬりゅっ、ぞりぞりぞりっ……!
根元から先端まで、一気に苔のひだで締め上げられ
「うっ、ぐっ、くぁぁぁぁっ!」
びゅるっ、びゅびゅっ、びゅるるるっ!
立て続けに二度目の絶頂。
全身が引き攣り、指が勝手に握られる。
「無理と言いながら、こんなに出してますよ。貴方という生き物は恥知らずですね」
シュレアは汚物を見るような視線で僕を見たあと、唇を閉じる。
そして、くちゅくちゅ……くちゅくちゅ……と僕の精子を味わったあと。
……ごくん。
喉が、一度だけ鳴った。
「や、やっとおわった……っ!?」
ぞりゅっ、ぞりゅるるっ、ぬちゅ、ずりゅっ!
「しゅ、しゅれあっ、もう、ほんとにむりっ!」
シュレアは僕の言葉を無視して、三度目の削靭フェラを敢行する。
苔のようなひだがぬめりながら肉棒を蠢き締めつけ、
舌がずるずると巻き取る。
そして、その奥。
喉の深く、唇の奥から、あまりにも下品な音が響いた。
「んぼっ、ぶぉっ、ぐぽっ、んごぉっ、ずぼっ!」
唾液と粘液がぶくぶくと泡立ち、
シュレアの喉がぐちゅぐちゅと揺れている。
そして、その表情。
(え、エロすぎだろその顔っ)
頬が思い切りすぼまり、鼻の下はにゅるっと伸びて、
眉はひそめ、目元は軽蔑に染まりながらも、
あらゆる口筋が、僕を興奮させるための、快楽の道具として歪められていた。
舌はうねり、喉は締まり、頬がこけて、
顎は上下に引きつり、唾液の泡が跳ねるたび、
顔全体が、いやらしくて、下品で、淫らすぎて。
「んぶっ……んぐぅっ……おぼっ……ぬりゅ、ぞりゅるっ、ずぽっ!」
そのまま見上げてくる。
上目遣いで、なおも観察するように睨みつけてくるその視線。
僕は、情けなく、最大限に勃起してしまった。
「しゅっ……しゅれあ、それっ……やばっ、だ、だめっ……!」
「んん、ふむぉっ……ぐぽっ、ぐっ、ふっ……んんっ!!」
ぐちゅぐちゅ、ぶちゅっ、ぞりゅっ、ぬりゅっ、ぐぽっ!
肉棒が悲鳴をあげる。真っ赤になった亀頭がぶるぶる震え、奥底から白いマグマがこみ上げてくる。
「ふ、あ、ああああっ!! で、でるっ、またっ、でるぅぅっ……!!」
竿がびくびくと痙攣する。
身体がきしみ、目の前が白くちかちかと瞬く。
──びゅるっ! びゅるるっ! びゅっ、どくっ、びゅくぅっ!!
三度目の搾精。
あまりの勢いに、喉に溜まった精液が逆流し、
「……んっ、ごっ、んぼっ……っ!」
シュレアの鼻先から、ぶしゅっと精が逆流した。
ぴゅ、ぶちゅっ……
白濁がぴと、と鼻の下から垂れ、唇にかかり、
そのまま喉を震わせながらも、唇は閉じない。
「……っふ、ふぅ……っ」
シュレアは、ケイ僕目をじっと見たまま、
その下品な顔のまま、舌をにゅるりと突き出す。
「ほら。……こんなになってしまいましたよ。ケイのせいで」
舌の上には、三回分の精が、ねっとりと広がっていた。
「……ほんとうに、気持ち悪い。味も臭いも……」
喉の奥にまだ残る粘液を押し戻しながら、
シュレアは舌で精液を掬い上げ――口を、閉じた。
眉が歪み、鼻がひくつき、頬が引きつる。
明らかに不快の極致。
そして、ケイの顔をじぃっと、じっくりと睨みつけた。
「…………」
口を開けないまま、舌を動かし始める。
──ぐちゅっ……ぬちゅ……ぐちゅ、ぐちゅっ、ぬる……ぶくぶくっ……
唇の裏に、舌を押しつけて。
歯茎と舌で、精液を押しつぶすように。
粘る白濁が、口腔内をぐちゅぐちゅと移動し、
頬の裏に塗り込まれていく。
「………………ぐちゅ、……ん、……ぐちゅぅっ……」
シュレアの表情はずっと、不機嫌なまま。
むしろどんどん険しくなっていく。
だが飲まない。
すぐには、飲まない。
数十秒、いや、それ以上かもしれない。
延々と、ぐちゅ、ぬちゅ……と精を弄びながら、
その間ずっと、僕を睨みつけていた。
「……酷い味です。獣臭くて、生臭くて、食感も唾棄すべきものです」
そして、ふっ……と、鼻から息を漏らしたその直後。
んくっ、ごくっ、ごくっ。
重たい喉の動きで、一気に、すべてを飲み干した。
「……ん。……ふぅ」
喉がひとつ、鳴る。
「ん、べぁ……」
ぐちゃぬちゃぁっ……とシュレアが口内を見せると、そこには僕の出した大量の精液は既にどこにもなかった。
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・作者より
いつも読んでくださりありがとうございます
よろしければ感想やレビューなど頂けるとモチベーションが上がりますので、よろしくお願いいたします。
「満足しましたか?」
「うん、満腹だよ……」
ブラッド・ラタトゥイユ、すごい料理だった……。コクがあって味も濃いのにでもぜんぜん胃もたれしないし、生命力を頂いてる感がすごい。精力もさぞやつくだろう。
精力が……ううっ。
「ケイ、食後に一服どうですか?」
「お。いいの?」
「はい。以前もらったシガーを参考に、シュレアが作ってみました」
え、お手製のシガー? すごいな。何でもできるねこの子は。
「シュレアはほんとに器用だなあ」
「大したことはありません。吸うなら早く吸ってください。顔に火を点けますよ」
「吸う吸う。吸わせてくださふぃ」
いい終わらない内にシガーを口に突っ込まれ、火傷しないように調節された火がシュレアの指先に灯る。
ぷかぷか、すぱーっ。
胸いっぱいに煙を吸込み、少し滞留させてから一気に吐き出す。めっちゃいい香りだこれ……少しだけクラッと来て脳の血管がどくどく収縮する感覚が気持ち良い。
おうふぅ……なんか懐かしい香りっていうか安心する香りがするな……。
「……ふぅ。落ち着く……」
天を仰ぐと夜空が綺麗。視線を戻すとシュレアが綺麗。言うことないな。
(……ほんと、綺麗だな)
不機嫌そうな目元。目付きの悪さは相変わらず。ただ、いつもよりもわずかに和らいでいる気がする。その瞳の奥、枝葉のようなまつ毛が、焚火の赤にきらきら反射していた。
後ろで結われたぼさぼさの黒髪には、ラタトゥイユの湯気がほんのり残っていて、香草と野菜と、そして焚火の煙が混ざった匂いがかすかに漂ってくる。うなじにほつれた髪の毛がかかっていた。
それなのに、いや、それだからなのか。妙に艶っぽい。
白衣の裾が椅子の下でふわりと広がって、彼女の樹木脚が、ぬくもりを放っている。
ミニスカートからのぞく太腿のような木肌は、あの料理を混ぜていた“手”と同じく、無骨なはずなのにどこか……滑らかで、柔らかくすら見えた。
視線を感じたのか、シュレアが目を細めた。
「……気持ち悪い目で見ないでください。木が枯れます」
「いやあ、シュレアはいいな~って」
「とても気持ち悪いですね。苔が萎れるのでその嫌な息を止めてください」
「ン死んじゃうぅ~」
シュレアの嫌視線&毒舌がもはや心地よい。僕もすっかり調教されてしまったな。これがないと始まんねえぜ。
“ぴかっ……ぺかぁっ……”
シュレアの枝角が少し赤みを帯びて、ゆっくりと点滅している。彼女自身はとんとん、と断続的に机を叩いて、心底僕を嫌っているかのような目で見てくる。不機嫌だ。まるで待っていることが起こらないかのような……。
その視線にやられたのか分からないけど、なんだか妙に体が熱い。
(うーん、ブラッド・ラタトゥイユのせいかな? フレイムベアの血なんてめちゃくちゃ精力つきそうだもんね)
身体の奥がじわじわ熱くて、目の前の彼女が……いとおしくて、触れたくなる。
ドキがムネムネしている。下半身に血液が集まって、アソコ・ビンダチンだ。
あっ、待てよ。これ、なんか盛られた?
「気付いたようですね」
するとシュレアは立ち上がって、僕の隣りに座った。ボタニカルフレーバーの中に、甘くて熱い匂いが混じっている。
「しゅれ……あ……、なんか、盛った?」
「はい。あのシガーにはコス葉が使われています」
おふ……そういうことか。
どうりでな。
まさかいきなり不意打ちで盛ってくるとは。想像もしてなかったよ。
「そんな、ことしなくても……」
言ってくれれば、ゼロからMAXまで繁りエンジンフルスロットルにできるのに……。
「久しぶりのケイとの繁殖ですから。シュレアのやり方でたっぷり搾りたいと思ったので。かまわないでしょう?」
「いっこうに、かまわん……」
僕はベッドに身体を大の字に投げ出す。すべてをシュレアに委ねるのだ。
するとキングサイズのベッドがざわつき出す。
外側からうねうねと蔦や樹木、葉っぱが生い茂り、ドームをかたどった。
遊牧民のテントを一回り小さくしたような大きさで、それは翠のゆりかごと言っていいものだった。
疲れマラなのか、怒張してテントを張る僕の種巣棒に、シュレアはふんわりと樹木手を置く。うっ。
「ケイは……見れば見るほど気持ち悪いですね」
そのまま“さす……さす……”とズボン越しに種巣棒こすりあげる。これがほんとの手コ樹か。
「本当に気持ち悪いですし、嫌な顔で、とても臭いです」
「え、く、くさい?」
そんな。なるべく綺麗に保とうと、清潔にしているつもりだったのに……。
「はい。花が萎れて曲がりそうな臭気です。いつもケイから漂っています」
うわ、僕知らずの内にスメハラしてたのか……。
「ご、ごめんよお、気付かずに……。臭くてキモくて……」
しゅっ、しゅっと竿を滑らかにこすられて、どんどん屹立していく。今霧穴は装着していないので、ズボンが苦しい。
「ええ。ほんとうに、吐き気を催す酷い臭いです」
彼女は吐き捨てるように言って、僕のズボンをゆっくりと脱がしていく。不機嫌な顔を下半身に近づけて、凝視している。
ぐ、ぐぐっ……、びぃん!
中からギンギンに張ったちんちんが天を突いた。
むわぁっ、と籠っていた雄臭が放たれて外気を犯す。
「なんですかこの臭いは。甚だ不快です」
すん……すん、すんすん……。
シュレアは汚物を見るような眼差しで、ガッチガチに勃起して臭気を放つ男根の先端に鼻を近づけて嗅ぐ。
「スンスン……すーはー……すん、すん……」
ううっ、彼女の吐息が当たってもどかしい。
「すぅー……はぁー……臭い。嫌な臭いです。すぅー……ちゅ……ちぅ……うゅ……」
するとシュレアは僕を睨んだまま、亀頭にキスをし始めた。
「……ん。ちゅ。……ちゅっ」
冷たい眼差しを向けたまま、唇だけが熱を帯びていく。
ふちゅっ、と控えめな吸いつき。
ぴと……ぴちゅ……ちゅっ……。
(く、うおおおっ)
粘膜がわずかに潤いを帯び、先端の皮膚に、透明な糸が引かれる。
「醜悪で不快な肉棒ですね」
「うっ……醜悪なちんちんでごめんよぉ……」
「謝って済む問題ではありません。匂いも、形も、色も総じて不快です」
そう言いながらも、唇は離れない。
ちゅっ……ふちゅ……ぴとっ……。
眉間には深い皺。
目は明らかに蔑んでいる。
なのに唇は、亀頭の裏、横、上部と……まるで礼儀作法のように順序立ててキスをしていく。
「ほんとうに気持ち悪い。こんな臭い棒、自然界にあってはいけません」
「そ、そんなぁ」
「しかし、これは繁殖ですから。
シュレアにとっては不快極まりない行為であっても、繁殖には必要なものです。ええ、これは必要な行い……
ちゅ。ちゅっ。ふぅ……んちゅ……んっ……」
今度は、舌先がわずかに触れる。
ふちゅっ、ぺろ……ちゅるっ、ちゅっ。
「不味いですね。汚泥のごとき垢と、酸化した皮脂。なにひとつ、美味ではありません」
けれどその舌と唇は、まるで慈愛と執着を宿した枝の先端のように、繊細で、優しい。
「ふ、ぅ……ちゅ。……ああ、本当に。どうして、こんなものに」
「うぅ、くぅ……」
彼女の舌使いが心地よくて身動ぎしてしまう。
すると、冷たく見下した、毒を宿した視線が僕を貫く。
「次に動いたら枝で打ちますよ。黙って、舐められていなさい。ケイは臭いんですから。シュレアに搾られていればいいんです」
もう一度、ちゅっ……ちゅうう……ぬちゅっ……と、
彼女は唇を深く、優しく、刻み込むように、先端へと這わせた。
しばらく生殺しのような亀頭責めが続いたあと、ぬるり……と、唇が離れる。
糸を引いた透明な唾液が、先端から彼女の顎にかけて、ぴと、と垂れた。
「ケイ、これからどうなってしまうか、見せてあげます。……あむぁー……」
ゆっくりと、シュレアは唇を開いた。
だらぁ……ぐちゃぁ……ぬちゅっ……ぴちゃ……
中は、赤黒い色合い。
だが、ただの人の口内とは違っていた。
舌の裏や奥に、苔のようなふわふわしたヒダがびっしり生えている。
肉のかえしが無数に蠢き、見るからにやばそうだ。
そこからじわじわと分泌される透明の粘液が、舌先を伝って、だらだらと滴っていた。
「……え、シュレアの口ってこんなんだったっけ……?」
以前はもう少しふつーだったような。
ヒダはゆっくりと淫靡に蠢き、さわさわと揺れている。
「前はケイにやられてしまうことがありましたからね。亜人としてそのようなことはあってはなりません。よって、少々作り変えました」
作り変えるって……そんなことできるのか。
でもシュレアは植物系の亜人だし、他の子達に比べたらそういう芸当ができても違和感ない。
「この一本一本が、ケイの嫌なところを削り取ってあげます」
べろ……と、舌を外に突き出す。
それは先端が裂け目のように割れ、ぬるぬると動いていた。
もはや、舌というより繊毛の集合体”だった。
鮫肌のようにぞりぞりと肉のかえしがついていて、めちゃくちゃ凶悪なちんちん搾り器の様相を呈している。
こんなので咥えられたら、一瞬で射精障害になるかもしれない。
「で、できれば手心を加えてほしいというか」
「じゃあ、遠慮なく、咥えてあげますね」
シュレアが笑えない冗談をいった直後。
ぞりゅりゅぅっ!
一気に咥えた。
「くぁっ!」
肉が、苔が、蠢く膜が、ぬるぬると包み込むのと同時に、えげつない刺激が亀頭を包み、情けない悲鳴が出てしまう。
(け、けずれるっ)
ずるっ……ぞりゅっ……ぬりゅうっ……っ!
「や、やめっ、ちんちんこわれるっ」
喉の奥まで咥え込んだシュレアの舌が、肉棒をぬるぬると締めつける。
だが、それは単なる“粘膜の柔らかさ”ではなかった。
「ん、んぐっ……っ、んぅ……ん……ちゅ、ぬりゅっ……ぞりゅるる……っ!」
口内の内壁、特に舌の裏から奥にかけて、
びっしりと生えた苔状のヒダがぞりぞりと擦れる。
舌先が持ち上がるたび、
じょりりっ、ぞりっ、ぞりゅっ、ぞりゅりゅ、ぬちゅっ、ぬりゅうっ……!
と、粘液混じりのざらつきが先端を責め立てる。
「ひぅっ……っ、くぅ、あ、あぁっ……ッ!」
僕の喉から、情けない声が漏れる。
頭が真っ白になった。
腰が、跳ね上がる。
ビクンッ、ビクビクンッ、と。自分の意思とは無関係に、腰が突き上げられてしまう。
やばい、ちんちん壊れる。
「んん……っ、ちゅ、んぼっ、べぁっ、ぬりゅっ、んぐ……っ」
シュレアの頬がすぼまり、舌が締めつける。
唾液が、どろどろと糸を引いて滴り、顎を濡らしている。
ずっと射精をしているかのような、強烈な刺激。地獄のような快楽に僕は叫ぶ。
「あ、頭がぢがぢがするうっ! も、もうやめてえっ!」
それでも彼女は、上目遣いで僕を見上げていた。
眉は寄せ、目には冷たい光、軽蔑と嫌悪のまま。
しかし枝角は紅く猛烈に点滅していた。
「んっ、ふっ……っ、ぞりゅ、ぬりゅっ、じゅっ、ぞりゅる……っ」
ぞちゅっ、ずちゅぞちゅるるるっ!
擦る。蠢く。吸いつく。
「っく、あ、やば……っ、し、しゅれあ……それ……っ!」
視界が揺れる。
全身が硬直する。
脳が焼かれるような快感が、芯から爆ぜる。
──ぬりゅっ、ぞりゅ、ちゅっ、ぬちゅりゅっ!
「……むお、おおぉ……っ!」
シュレアの唸りが喉奥から漏れる。
そして再び、ぐちゅ、ぞりゅるるっ……と、
肉棒を苔のひだで根元から巻き上げる。
「じゅりゅっ、ぬりゅっ、ぞりゅるる……っ」
シュレアの舌が、より深く喉奥へ沈む。
苔のようなひだが竿を上下にこすり、粘液が流れる。
擦れあう音が生々しい、ぞりゅ、ぞりゅる、ぞりっ、ぬりゅっ……
「ん……ふ、っ、ふん、んっ……っ」
唇の奥で、シュレアの舌が僕の肉棒をざくざくと削り上げる。
頬をすぼめ、目線は上に、冷たくケイを睨んでいた。
「な、なに、これっ……あっ……あぁああっ……!」
声が、漏れる。情けない悲鳴。
視界が白んで、腰が反射的にビクッと突き上がる。
びゅるっ、びゅぐっ、びゅるるるっ!
一度目の射精。
竿が震え、精子が喉の奥へ噴き出される。
にもかかわらず。
「ん、んんっ……んく……っ、ごくっ……ごく……」
シュレアは、口を離さない。
唇をきゅっと締め、喉を震わせながら、涼しい顔で全部、飲み干した。
ぴちゃ、ぬるっ、と音を立てて唇を離すと、
ふぅ、と息をついた。
「やはり、下品な味ですね。
鉄錆と焦げた草と、……腐った樹液のような味。喉が荒れそうです」
しかしそのまま。
シュレアの舌は、ぴくぴくと跳ねるケイの肉棒を休ませなかった。
「う、うそ、もう無理だって……っ!」
「無理? まだまだ、これからですよ」
「あ、あああああっ!」
す、と枝のような指が根元に絡む。
粘液まみれの舌がまた這い寄る。
「んっ、ちゅ、ぞりゅっ……っ」
にゅるっ、ずりゅっ、ぞりゅるるっ、ぬちゅっ!
「っひぃぃぃぃっ……!? あっ、あっ、だめっ、そこ、やめてっ、っ!」
腰が逃げようとする。
けれど手足は、しっかりと蔓に拘束されている。
シュレアは顔をしかめながら、なおも動きを止めない。
「うわぁぁぁっ、無理だって、むりむりっ、ちんちん削れるっ、もうイケないってえええっ!」
「ふ、ふんっ……く、ふぅ……んん、ちゅ、じゅる……っ」
──ぞりゅっ、ぬりゅっ、ぞりぞりぞりっ……!
根元から先端まで、一気に苔のひだで締め上げられ
「うっ、ぐっ、くぁぁぁぁっ!」
びゅるっ、びゅびゅっ、びゅるるるっ!
立て続けに二度目の絶頂。
全身が引き攣り、指が勝手に握られる。
「無理と言いながら、こんなに出してますよ。貴方という生き物は恥知らずですね」
シュレアは汚物を見るような視線で僕を見たあと、唇を閉じる。
そして、くちゅくちゅ……くちゅくちゅ……と僕の精子を味わったあと。
……ごくん。
喉が、一度だけ鳴った。
「や、やっとおわった……っ!?」
ぞりゅっ、ぞりゅるるっ、ぬちゅ、ずりゅっ!
「しゅ、しゅれあっ、もう、ほんとにむりっ!」
シュレアは僕の言葉を無視して、三度目の削靭フェラを敢行する。
苔のようなひだがぬめりながら肉棒を蠢き締めつけ、
舌がずるずると巻き取る。
そして、その奥。
喉の深く、唇の奥から、あまりにも下品な音が響いた。
「んぼっ、ぶぉっ、ぐぽっ、んごぉっ、ずぼっ!」
唾液と粘液がぶくぶくと泡立ち、
シュレアの喉がぐちゅぐちゅと揺れている。
そして、その表情。
(え、エロすぎだろその顔っ)
頬が思い切りすぼまり、鼻の下はにゅるっと伸びて、
眉はひそめ、目元は軽蔑に染まりながらも、
あらゆる口筋が、僕を興奮させるための、快楽の道具として歪められていた。
舌はうねり、喉は締まり、頬がこけて、
顎は上下に引きつり、唾液の泡が跳ねるたび、
顔全体が、いやらしくて、下品で、淫らすぎて。
「んぶっ……んぐぅっ……おぼっ……ぬりゅ、ぞりゅるっ、ずぽっ!」
そのまま見上げてくる。
上目遣いで、なおも観察するように睨みつけてくるその視線。
僕は、情けなく、最大限に勃起してしまった。
「しゅっ……しゅれあ、それっ……やばっ、だ、だめっ……!」
「んん、ふむぉっ……ぐぽっ、ぐっ、ふっ……んんっ!!」
ぐちゅぐちゅ、ぶちゅっ、ぞりゅっ、ぬりゅっ、ぐぽっ!
肉棒が悲鳴をあげる。真っ赤になった亀頭がぶるぶる震え、奥底から白いマグマがこみ上げてくる。
「ふ、あ、ああああっ!! で、でるっ、またっ、でるぅぅっ……!!」
竿がびくびくと痙攣する。
身体がきしみ、目の前が白くちかちかと瞬く。
──びゅるっ! びゅるるっ! びゅっ、どくっ、びゅくぅっ!!
三度目の搾精。
あまりの勢いに、喉に溜まった精液が逆流し、
「……んっ、ごっ、んぼっ……っ!」
シュレアの鼻先から、ぶしゅっと精が逆流した。
ぴゅ、ぶちゅっ……
白濁がぴと、と鼻の下から垂れ、唇にかかり、
そのまま喉を震わせながらも、唇は閉じない。
「……っふ、ふぅ……っ」
シュレアは、ケイ僕目をじっと見たまま、
その下品な顔のまま、舌をにゅるりと突き出す。
「ほら。……こんなになってしまいましたよ。ケイのせいで」
舌の上には、三回分の精が、ねっとりと広がっていた。
「……ほんとうに、気持ち悪い。味も臭いも……」
喉の奥にまだ残る粘液を押し戻しながら、
シュレアは舌で精液を掬い上げ――口を、閉じた。
眉が歪み、鼻がひくつき、頬が引きつる。
明らかに不快の極致。
そして、ケイの顔をじぃっと、じっくりと睨みつけた。
「…………」
口を開けないまま、舌を動かし始める。
──ぐちゅっ……ぬちゅ……ぐちゅ、ぐちゅっ、ぬる……ぶくぶくっ……
唇の裏に、舌を押しつけて。
歯茎と舌で、精液を押しつぶすように。
粘る白濁が、口腔内をぐちゅぐちゅと移動し、
頬の裏に塗り込まれていく。
「………………ぐちゅ、……ん、……ぐちゅぅっ……」
シュレアの表情はずっと、不機嫌なまま。
むしろどんどん険しくなっていく。
だが飲まない。
すぐには、飲まない。
数十秒、いや、それ以上かもしれない。
延々と、ぐちゅ、ぬちゅ……と精を弄びながら、
その間ずっと、僕を睨みつけていた。
「……酷い味です。獣臭くて、生臭くて、食感も唾棄すべきものです」
そして、ふっ……と、鼻から息を漏らしたその直後。
んくっ、ごくっ、ごくっ。
重たい喉の動きで、一気に、すべてを飲み干した。
「……ん。……ふぅ」
喉がひとつ、鳴る。
「ん、べぁ……」
ぐちゃぬちゃぁっ……とシュレアが口内を見せると、そこには僕の出した大量の精液は既にどこにもなかった。
---
・作者より
いつも読んでくださりありがとうございます
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