253 / 287
ep253 服を買いに行く服
しおりを挟む
さて、と。
バステンたちからは報告を受けたけど、いろいろ盛り沢山だったな。まさか刃狂魔がもう郊外で活動してるとは思わなかった。おそらく『経典』?とやらの監視付きなんだろうけど。
一応バステンの話を聞いた感じでは、黒剣騎士団とやらに刃狂魔の死体が渡っているらしいから、ある程度危機感はもってくれているだろう。
(それにしても、ニステルがいてほんとよかった)
ジャンゴネキニキにも感謝だ。亜人以外だと彼女が抜けて最強だからね。なんかいい情報とか魔道具仕入れたら格安で渡してもいいかもしれない。
目下の対処は騎士団さんたちにやってもらって、僕は僕のできることをしよう。
絶死の森の開拓、開発。
迷宮都市デイライトでの活動。
(今後刃狂魔の活動広がっていくのなら、デイライト以外にも拠点を持ったほうがいいのかもしれないな)
いかんいかん。先のこと考えすぎると今がブレる。もともと僕は低IQのワープアダメリーマンなんだ。身の丈にあったことをしていかないとな。
まずは商業ギルド。そこでもろもろの進捗と工房の話をしよう。
「あ、ご主人様! お疲れさまです。お話は終わりましたか?」
外に出てすぐにセラミナが元気よく話しかけてきた。もしかして待ってたのか?
「うん、終わったよ。でも、いろいろとやることができちゃった」
「あっ、そうなんですね……。お忙しいのに話しかけたりしてすみません」
「ううん。そんなことないよ。セラミナから話しかけてくれて嬉しいな」
「本当ですか! えへへ……」
セラミナはぱっと顔を明るくしたかと思うと、急に視線を逸らし、両手を背中に回してもじもじと足先をつつき合わせた。
元気な声とは裏腹に、耳の先までほんのり赤く染まっている。
年頃のJKそのものといった仕草で、非常に可愛いらしい。見ているだけで元気が出るし、ふっくらしてくる。
「ところでどうしたの? 何か用でもあったかい?」
「い、いえ。大したことじゃないんです。ただ……」
僕が首をかしげると、彼女はちらりとこちらを見上げ、慌てて視線を逸らした。
「その、ご主人様と休日だしお話してみたかったなって……」
小さく呟いた声は、耳に届くか届かないかのかすれた調子だった。
あかん、ギザカワユス。
JKにそんな態度取られてメロつかない男はいないっすよ。
そこでふと思い出す。
(……あっ、そうだ。セラミナとは服を買いに行く約束してたし、せっかくなら一緒に行っちゃおうかな)
本当なら一日空けて行きたいんだけど、予定的に難しい気がする。
「セラミナはこのあと予定ある?」
「えーっと……特には無いです。お洗濯は終わりましたし、買い出しはお父さんたちが行ってますし」
「ならよかった。よかったらさ、このあと一緒に服買いに行かないか? ほら、この前約束してたでしょ?」
「え……ほ、ほんとですか! や、やったあ!」
セラミナは飛び上がる勢いで喜んだ。ていうか飛び上がってる。ぴょんぴょんしてる。
「ご主人様、覚えていてくれたんですね……」
「わ、忘れるわけないよ」
セラミナからの熱い眼差しを感じる。やべえ、もしかしてそれを期待して待っていてくれたのかな。危ない、選択肢を間違えるところだった。
「じゃ、じゃあ! 私今急いで準備してきますね!」
「うん、焦んなくていいからね」
「はい! ……あっ」
すると今度は悲しそうな顔になった。表情豊かで面白いなこの子は。
「どうしたの?」
「その、ご主人様……私、服を買いに行く服がありません……!」
この世の終わりみたいに絶望した様子で声を絞り出した。
なんだその初めてバイトに行く陰キャニートみたいな理由は……。
別にそのままでいい気もするけど、さすがに恥ずかしいのかな……。まあ隣にふつーの服を着た僕がいるわけだし、恥ずかしいか。
うーん、女性陣の服を借りようにもみんな出かけてるしな。
なら仕方ない。
「そしたら、嫌かもしれないけど僕の服着るかい? 男物でよければだけど。服買ったらすぐに着替えちゃえばいいしさ」
「ご、ご主人様のお召し物をですか!?」
セラミナは信じられないと言った様子で口に手をあてた。
「うん。この服なんだけど……あ、ごめん。まだ洗ってなかったみたいだ」
魔法の鞄から取り出した簡素なシャツとズボンからは、ほのかに人が着た匂いがする。さすがにルカぱんつほどの激臭ではないが、体臭っぽいのは残ってる。近所のコンビニに走っていって戻ってきたくらいの温もりを感じる。これをセラミナに着せるわけにはいかないな。
「ま、まだ洗ってない……?」
「うん。別に汚れてはないけど、やっぱりこれを着てもらうわけには……」
「大丈夫です! 問題ありません! ありがとうございます!」
「えっ」
「身支度整えてきます! ちょっとだけ待っていてください!」
彼女は返事するなり、僕の手から服を引ったくり、ぴゃーっと走り去ってしまったセラミナ。まあ、いいならいいんだけど。お尻がむちむちと揺れて非常に健全ですね。
もしかしてセラミナも僕と同じく匂いフェチなのだろうか。一連の動作が速かった。機を見るに敏だったね。僕は痴を見るにビンビンだけど。
そんなことを考えていると。、
「ご主人さまぁ……」
セラミナの蒸れ蒸れJK尻を見送っていたところに、マイアがやってきた。泣きそうな顔で重そうに身体を引きずっている。あ、いや、違うわ。おっぱいが重いんだ。僕は瞬時にすべきことを察する。
「も、もう限界ですぅ……」
「しばらく留守にしてごめんねマイア。僕の部屋に行こうか」
「はい……おちち、おちちがぁ……」
どたっぷん、どたっぷんと膨れ上がった超乳を両手で抱えるマイアを横から支える。
その様子を遠巻きに前かがみで見ていたスラムの少年を手招きした。すまんないたいけな少年の性癖を曲げてしまって。
「きみ、セラミナの部屋わかる?」
「え、あ、おう……じゃなくて、はい。分かります」
ちゃんと敬語に言い直した。偉いな。素直ないい子だね。ちんちんも正直なようだ。色っぽいマイアを見てぴょこ勃ちしている。
「僕も用ができちゃったから部屋で待つように言っといてくれるかい? そんなにすぐにはかからない。これ御駄賃ね」
「はい! おまかせください!」
お金をあげると興奮した様子で返事して、駆けていった。もしかしたら仕事をもらったから嬉しいのかもしれない。僕があのくらいの歳には、友達と一緒にうんこちんこ言って、鼻水垂らしてよくわからん花の蜜吸ってたよ。
聞き分けのいい子供な反面、もっと子供らしい生活を送ってほしいな、とも思う。なんか僕にできることがあればいいんだけどな。
「じゃ、マイアいこうか。あ、後ろからおっぱい持ってあげるよ」
「うぅ……助かりますぅ……んあっ」
びゅッ、じゅわっ。
後ろから抱え上げただけでマイアの服に乳臭い染みができた。これは楽しみだ。あんまり時間をかけられないけど堪能するとしよう。
---
「ふぅ、えがった。じゃあね、マイア行ってくるよ」
「い、いってらっしゃいませぇ……ご主人さまぁ……あふぃっ!」
びくびくんっ、とうつ伏せで腰が跳ねるマイア。
軽くお掃除フェラをしてもらったあと、動けないマイアのかわりに母乳の飛び散った部屋を拭き、彼女に布団をかけてあげて伸びをする。
「ん~すっきり!」
マイアはベッドの上で伸び切っている。おっぱいも横にだらんと広がって、見事なスライム垂れパイだ。一度大きく膨らむと戻りにくいのかもしれない。一応ブラジャーはしているようなのだが、小さすぎるようだ。
メス牛ミルク臭むんむんの部屋から出ると、空気がとてもさわやかに感じた。
(おかげで、騎乗位状態で洋梨長乳を吸いまくりながら、ゆるふわおまんこ堪能できたんだけどね)
マイアの雌穴は相変わらずのゆるふわで、ちんぽケースとして大変使い心地がいい。低刺激、中締付って感じ。普段使いとして最高の膣孔だ。
「あ、そうだ。こっちにベステルタを呼んでおかないと」
やっべ、立て続けに色々あって忘れてた。
『ベステルタ、遅れてごめんね。来てくれる?』
『遅かったわね。何かあった?』
『報告を受けたりしてたから、召喚するタイミングがなかったんだ。ごめんよ』
『そういうことなら仕方ないわね。今行くわ』
数秒後、いつもの演出と共に彼女が現れる。
「……すんすん。なんかミルク臭いわね」
「そ、そうかな?」
ベステルタはジト目で腰に手を当てる。ぶらんぶらん、とパープル爆乳が揺れた。
「バレバレよ。繁ったわね?」
「面目無い。マイアのお乳がはち切れそうで、搾乳してたんだ」
僕は搾精してもらっていたけど。
「ふん。まあいいわ。で? 私はどうすればいいのかしら」
「うーん、と言っても今日はセラミナっていう新しい奴隷と一緒に、買い物しながら各所に顔を出すだけなんだよね。ベステルタの力を借りることはないかも」
……あ、なんか面白くなさそうな表情をしている。
「ふーん?」
つーん、と腕を組んでそっぽを向いてしまった。
こんな時どんな顔すればいいかわからないの。
だから情けない顔で、平身低頭謝る。
「べすたん、ごめんよぉ。許してくれよぉ」
「……ふふ。なんてね、冗談よ。このくらいで嫉妬したりしないわ。ただ、ケイは色んな人に必要とされるんだなって思っただけ」
そう言ったベステルタは、なんとも言い難い、寂しそうで嬉しそうで、複雑な笑みを浮かべていた。
「お、おろろろーーーーん! そんな顔しないでくれええええ!」
「そんな顔って何よ。まったく、変なケイね。……そしたら、今日は迷宮の浅いところでも巡ってくるわね」
「え……一人で大丈夫?」
彼女、言葉が通じないのに平気なんだろうか。
「大丈夫よ。冒険者ギルドには何回か出入りしてるし、身ぶり手ぶりで伝わるわ。ま、無理だったら諦めて師匠に手合わせでもしてもらうわよ」
「フェイさん死んじゃうからほとほどにね」
「わかってるわよ。じゃ、行ってくるわね」
ベステルタは『ちゅ』と軽く僕にキスをして、その場から去った。
唇を触る。なんかベステルタのキスって、いつもドキドキするんだよな……。
喪失を感じさせるほろ苦テイスト。
僕もまだまだ子供ってことか。
バステンたちからは報告を受けたけど、いろいろ盛り沢山だったな。まさか刃狂魔がもう郊外で活動してるとは思わなかった。おそらく『経典』?とやらの監視付きなんだろうけど。
一応バステンの話を聞いた感じでは、黒剣騎士団とやらに刃狂魔の死体が渡っているらしいから、ある程度危機感はもってくれているだろう。
(それにしても、ニステルがいてほんとよかった)
ジャンゴネキニキにも感謝だ。亜人以外だと彼女が抜けて最強だからね。なんかいい情報とか魔道具仕入れたら格安で渡してもいいかもしれない。
目下の対処は騎士団さんたちにやってもらって、僕は僕のできることをしよう。
絶死の森の開拓、開発。
迷宮都市デイライトでの活動。
(今後刃狂魔の活動広がっていくのなら、デイライト以外にも拠点を持ったほうがいいのかもしれないな)
いかんいかん。先のこと考えすぎると今がブレる。もともと僕は低IQのワープアダメリーマンなんだ。身の丈にあったことをしていかないとな。
まずは商業ギルド。そこでもろもろの進捗と工房の話をしよう。
「あ、ご主人様! お疲れさまです。お話は終わりましたか?」
外に出てすぐにセラミナが元気よく話しかけてきた。もしかして待ってたのか?
「うん、終わったよ。でも、いろいろとやることができちゃった」
「あっ、そうなんですね……。お忙しいのに話しかけたりしてすみません」
「ううん。そんなことないよ。セラミナから話しかけてくれて嬉しいな」
「本当ですか! えへへ……」
セラミナはぱっと顔を明るくしたかと思うと、急に視線を逸らし、両手を背中に回してもじもじと足先をつつき合わせた。
元気な声とは裏腹に、耳の先までほんのり赤く染まっている。
年頃のJKそのものといった仕草で、非常に可愛いらしい。見ているだけで元気が出るし、ふっくらしてくる。
「ところでどうしたの? 何か用でもあったかい?」
「い、いえ。大したことじゃないんです。ただ……」
僕が首をかしげると、彼女はちらりとこちらを見上げ、慌てて視線を逸らした。
「その、ご主人様と休日だしお話してみたかったなって……」
小さく呟いた声は、耳に届くか届かないかのかすれた調子だった。
あかん、ギザカワユス。
JKにそんな態度取られてメロつかない男はいないっすよ。
そこでふと思い出す。
(……あっ、そうだ。セラミナとは服を買いに行く約束してたし、せっかくなら一緒に行っちゃおうかな)
本当なら一日空けて行きたいんだけど、予定的に難しい気がする。
「セラミナはこのあと予定ある?」
「えーっと……特には無いです。お洗濯は終わりましたし、買い出しはお父さんたちが行ってますし」
「ならよかった。よかったらさ、このあと一緒に服買いに行かないか? ほら、この前約束してたでしょ?」
「え……ほ、ほんとですか! や、やったあ!」
セラミナは飛び上がる勢いで喜んだ。ていうか飛び上がってる。ぴょんぴょんしてる。
「ご主人様、覚えていてくれたんですね……」
「わ、忘れるわけないよ」
セラミナからの熱い眼差しを感じる。やべえ、もしかしてそれを期待して待っていてくれたのかな。危ない、選択肢を間違えるところだった。
「じゃ、じゃあ! 私今急いで準備してきますね!」
「うん、焦んなくていいからね」
「はい! ……あっ」
すると今度は悲しそうな顔になった。表情豊かで面白いなこの子は。
「どうしたの?」
「その、ご主人様……私、服を買いに行く服がありません……!」
この世の終わりみたいに絶望した様子で声を絞り出した。
なんだその初めてバイトに行く陰キャニートみたいな理由は……。
別にそのままでいい気もするけど、さすがに恥ずかしいのかな……。まあ隣にふつーの服を着た僕がいるわけだし、恥ずかしいか。
うーん、女性陣の服を借りようにもみんな出かけてるしな。
なら仕方ない。
「そしたら、嫌かもしれないけど僕の服着るかい? 男物でよければだけど。服買ったらすぐに着替えちゃえばいいしさ」
「ご、ご主人様のお召し物をですか!?」
セラミナは信じられないと言った様子で口に手をあてた。
「うん。この服なんだけど……あ、ごめん。まだ洗ってなかったみたいだ」
魔法の鞄から取り出した簡素なシャツとズボンからは、ほのかに人が着た匂いがする。さすがにルカぱんつほどの激臭ではないが、体臭っぽいのは残ってる。近所のコンビニに走っていって戻ってきたくらいの温もりを感じる。これをセラミナに着せるわけにはいかないな。
「ま、まだ洗ってない……?」
「うん。別に汚れてはないけど、やっぱりこれを着てもらうわけには……」
「大丈夫です! 問題ありません! ありがとうございます!」
「えっ」
「身支度整えてきます! ちょっとだけ待っていてください!」
彼女は返事するなり、僕の手から服を引ったくり、ぴゃーっと走り去ってしまったセラミナ。まあ、いいならいいんだけど。お尻がむちむちと揺れて非常に健全ですね。
もしかしてセラミナも僕と同じく匂いフェチなのだろうか。一連の動作が速かった。機を見るに敏だったね。僕は痴を見るにビンビンだけど。
そんなことを考えていると。、
「ご主人さまぁ……」
セラミナの蒸れ蒸れJK尻を見送っていたところに、マイアがやってきた。泣きそうな顔で重そうに身体を引きずっている。あ、いや、違うわ。おっぱいが重いんだ。僕は瞬時にすべきことを察する。
「も、もう限界ですぅ……」
「しばらく留守にしてごめんねマイア。僕の部屋に行こうか」
「はい……おちち、おちちがぁ……」
どたっぷん、どたっぷんと膨れ上がった超乳を両手で抱えるマイアを横から支える。
その様子を遠巻きに前かがみで見ていたスラムの少年を手招きした。すまんないたいけな少年の性癖を曲げてしまって。
「きみ、セラミナの部屋わかる?」
「え、あ、おう……じゃなくて、はい。分かります」
ちゃんと敬語に言い直した。偉いな。素直ないい子だね。ちんちんも正直なようだ。色っぽいマイアを見てぴょこ勃ちしている。
「僕も用ができちゃったから部屋で待つように言っといてくれるかい? そんなにすぐにはかからない。これ御駄賃ね」
「はい! おまかせください!」
お金をあげると興奮した様子で返事して、駆けていった。もしかしたら仕事をもらったから嬉しいのかもしれない。僕があのくらいの歳には、友達と一緒にうんこちんこ言って、鼻水垂らしてよくわからん花の蜜吸ってたよ。
聞き分けのいい子供な反面、もっと子供らしい生活を送ってほしいな、とも思う。なんか僕にできることがあればいいんだけどな。
「じゃ、マイアいこうか。あ、後ろからおっぱい持ってあげるよ」
「うぅ……助かりますぅ……んあっ」
びゅッ、じゅわっ。
後ろから抱え上げただけでマイアの服に乳臭い染みができた。これは楽しみだ。あんまり時間をかけられないけど堪能するとしよう。
---
「ふぅ、えがった。じゃあね、マイア行ってくるよ」
「い、いってらっしゃいませぇ……ご主人さまぁ……あふぃっ!」
びくびくんっ、とうつ伏せで腰が跳ねるマイア。
軽くお掃除フェラをしてもらったあと、動けないマイアのかわりに母乳の飛び散った部屋を拭き、彼女に布団をかけてあげて伸びをする。
「ん~すっきり!」
マイアはベッドの上で伸び切っている。おっぱいも横にだらんと広がって、見事なスライム垂れパイだ。一度大きく膨らむと戻りにくいのかもしれない。一応ブラジャーはしているようなのだが、小さすぎるようだ。
メス牛ミルク臭むんむんの部屋から出ると、空気がとてもさわやかに感じた。
(おかげで、騎乗位状態で洋梨長乳を吸いまくりながら、ゆるふわおまんこ堪能できたんだけどね)
マイアの雌穴は相変わらずのゆるふわで、ちんぽケースとして大変使い心地がいい。低刺激、中締付って感じ。普段使いとして最高の膣孔だ。
「あ、そうだ。こっちにベステルタを呼んでおかないと」
やっべ、立て続けに色々あって忘れてた。
『ベステルタ、遅れてごめんね。来てくれる?』
『遅かったわね。何かあった?』
『報告を受けたりしてたから、召喚するタイミングがなかったんだ。ごめんよ』
『そういうことなら仕方ないわね。今行くわ』
数秒後、いつもの演出と共に彼女が現れる。
「……すんすん。なんかミルク臭いわね」
「そ、そうかな?」
ベステルタはジト目で腰に手を当てる。ぶらんぶらん、とパープル爆乳が揺れた。
「バレバレよ。繁ったわね?」
「面目無い。マイアのお乳がはち切れそうで、搾乳してたんだ」
僕は搾精してもらっていたけど。
「ふん。まあいいわ。で? 私はどうすればいいのかしら」
「うーん、と言っても今日はセラミナっていう新しい奴隷と一緒に、買い物しながら各所に顔を出すだけなんだよね。ベステルタの力を借りることはないかも」
……あ、なんか面白くなさそうな表情をしている。
「ふーん?」
つーん、と腕を組んでそっぽを向いてしまった。
こんな時どんな顔すればいいかわからないの。
だから情けない顔で、平身低頭謝る。
「べすたん、ごめんよぉ。許してくれよぉ」
「……ふふ。なんてね、冗談よ。このくらいで嫉妬したりしないわ。ただ、ケイは色んな人に必要とされるんだなって思っただけ」
そう言ったベステルタは、なんとも言い難い、寂しそうで嬉しそうで、複雑な笑みを浮かべていた。
「お、おろろろーーーーん! そんな顔しないでくれええええ!」
「そんな顔って何よ。まったく、変なケイね。……そしたら、今日は迷宮の浅いところでも巡ってくるわね」
「え……一人で大丈夫?」
彼女、言葉が通じないのに平気なんだろうか。
「大丈夫よ。冒険者ギルドには何回か出入りしてるし、身ぶり手ぶりで伝わるわ。ま、無理だったら諦めて師匠に手合わせでもしてもらうわよ」
「フェイさん死んじゃうからほとほどにね」
「わかってるわよ。じゃ、行ってくるわね」
ベステルタは『ちゅ』と軽く僕にキスをして、その場から去った。
唇を触る。なんかベステルタのキスって、いつもドキドキするんだよな……。
喪失を感じさせるほろ苦テイスト。
僕もまだまだ子供ってことか。
13
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる