実姉をこんなにも好きになる筈がない~危うい僕の変愛ログ~

ちゃかぽこねお

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ep20:女子とプールに行きたい

「お兄ちゃん、履けた?」
「・・・履けたよ」
 僕は、鍵を解錠し、ドアを開けた。

「履いてないじゃん・・・・・・」
「短パンの下に履いてるよ。・・・恥ずかしいんだよ」
「・・・そうか。実は、私も・・・」
 美咲は、Tシャツの胸元を指先で引っかけて下げると、濃紺の水着がチラリと見えた。
「お兄ちゃん、プール行こうよっ」
「こんな時間に営業してるプールなんてないだろ?」
 時刻は、22時を過ぎている。
「あるんだな、コレが。自転車で行けるからお兄ちゃん、アタシについて来てっ」

 外に出ると、満月から少し欠けた月の明かりが、夜を照らしていた。僕は久しぶりに乗る自転車のサドルを近くにあった雑巾で拭いてから座り、美咲の自転車を後ろから追った。美咲はアスカ駅の方向へ進んでいった。美咲の自転車は、駅の東口へ連絡する地下道へと進んだ。天井が低いので、頭を低くして、慎重に自転車を進めた。美咲は毎日この道を使っているたらしく、慣れているようだった。
 駅の東口へ出た美咲は、後ろを気にせずに、どんどん進んで行く。美咲の背中を追いかけていると、幼い頃の記憶が蘇った。美咲は足が速く、追いかけっこをすると、僕はいつも彼女の背中を追いかけていた気がする。そんなことを考えていると、アスカ東高校に到着した。

「こっちだよ。お兄ちゃん」
 美咲は学校の正門を通り過ぎ、校庭の前の道を真っすぐに進む。細い道の角を2回曲がり正門のちょうど反対側の裏門の前に到着した。美咲と僕は、自転車を降りた。横にずらして開けるタイプの鉄製の重量感のある門は、人が普通に通れるくらい空いていた。
「いつも裏門は空いてるんだ・・・。お兄ちゃん、こっちだよ」

 美咲は自転車を押して構内に入っていった。僕も彼女に並ぶようにして敷地内を進んでいった。体育館と校舎の間を抜けるように進むと、正面に校庭が広がっていた。右側の体育館の正面にプールがあり、手前に小さな小屋が見えた。
「手前の小屋が水泳部の部室。鍵が壊れてるから入れるよ」
 僕らは、部室へと入った。電気を点けると、ベンチと、縦長のロッカーが並んでいるのが見えた。美咲は、持っていたバッグをベンチに置くと、躊躇なくTシャツと短パンを脱ぎ、水着姿になった。久しぶりに見た美咲の水着姿は、記憶の中の少女のそれではなく、豊かに張り出した胸とヴォリューム感のあるヒップが魅力的な大人の身体へと成長を遂げていた。水泳で全身が鍛えられた彼女の肢体を、複雑な気持ちで眺めた。

「お兄ちゃん、・・・そんなに見つめないでよ・・・」
「水泳部の男子にも見られてるんだろう?見られ慣れてるんじゃないのか?」
「・・・お兄ちゃんは、特別だよ・・・」
「・・・特別・・・?」
「・・・っ・・・。先に行ってるからねっ?お兄ちゃんも早く来てね」
 美咲は勢い良く部室を飛び出し、ヴォリューム感のあるお尻を揺らしながらプールへと走って行った。


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