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ep36:姉の水着姿を覗き見したい
「あ~あ・・・つまんねぇなぁ・・・・・・」
僕と拓海は、昼休みの屋上に居た。いつからか、この時間だけ解放される屋上が二人の居場所となっていた。
「もう、俺はお前の家には行けないんだろ・・・?」
手すりにもたれ、遠くの景色を見つめながら拓海が言った。
「ごめん、俺が馬鹿正直に拓海に、下着をあげたって姉に話しちゃったから・・・。姉曰く、【ド変態】は、我が家に出入り禁止だって・・・ゴメン・・・」
「いや、それは、しょうがないさ・・・。だけどさ、・・・もう二度とあの笑顔の女神にあえないのは辛いなぁ・・・」
「・・・・・・」
「良いなぁ、お前は毎日あの人に会えて・・・」
なんだか、拓海が不憫に思えた。そして、姉の下着を自分が所持しているという負い目もあった。
「最近、姉がスポーツクラブに入会したんだ・・・。そこでなら、姉の姿を見る事ならできる・・・かも」
「えっ?本当か?」
「プールは、会員の人しか入れないけど、フロントまでなら外部者も入れるんだ。カフェが併設されてて・・・」
「ちょっと待て。・・・優斗の姉貴は、スポーツクラブで泳ぐのか・・・?」
「ああ、水泳を習うために入会したんだ。競泳水着も新調して・・・」
「ああ、マジか・・・」
拓海は、頭上を見上げた。
「・・・・・・見て見たい・・・・・・」
「えっ?」
拓海が僕に鋭い目線を向けた。
「女神の水着姿が見たい・・・っ!!」
類は友を呼ぶ・・・・・・。そんな言葉が僕の頭を駆け巡った。コイツも僕と同じで水着姿の女性が好きらしい。だからコイツの気持ちはよくわかる。拓海だけに姉の水着姿を見られるのは嫌だが、僕も見られるのなら構わない。拓海の言う『女神の水着姿』は、僕だって見たい。家でも見たが、プールで濡れた姉の姿を見て見たい。その気持ちは目の前に居る変態と一緒だ。
「分かった。方法を二人で考えよう」
週末、僕と拓海は、総合スポーツジム「センチュリーウィルビークラブ(SWC)」のカフェに居た。アイスコーヒーが入っていた二人のグラスは、両方とも既に氷だけになっていた。
「アルバイトは募集してないって・・・」
「ああ、・・・そもそも高校生のバイトは雇ってないらしい・・・」
「はぁ・・・・・・」
アルバイトとして働けば、プールも覗けるんじゃないかという計画は、泡のように簡単に消え、僕らは希望を失っていた。その時、誰かが、カフェに入店してきた。如月羅夢奈さんだった。如月さんは、僕の視線に気づくと僕らのテーブルに近づいてきた。
「君は、・・・この間の・・・」
僕と拓海は、昼休みの屋上に居た。いつからか、この時間だけ解放される屋上が二人の居場所となっていた。
「もう、俺はお前の家には行けないんだろ・・・?」
手すりにもたれ、遠くの景色を見つめながら拓海が言った。
「ごめん、俺が馬鹿正直に拓海に、下着をあげたって姉に話しちゃったから・・・。姉曰く、【ド変態】は、我が家に出入り禁止だって・・・ゴメン・・・」
「いや、それは、しょうがないさ・・・。だけどさ、・・・もう二度とあの笑顔の女神にあえないのは辛いなぁ・・・」
「・・・・・・」
「良いなぁ、お前は毎日あの人に会えて・・・」
なんだか、拓海が不憫に思えた。そして、姉の下着を自分が所持しているという負い目もあった。
「最近、姉がスポーツクラブに入会したんだ・・・。そこでなら、姉の姿を見る事ならできる・・・かも」
「えっ?本当か?」
「プールは、会員の人しか入れないけど、フロントまでなら外部者も入れるんだ。カフェが併設されてて・・・」
「ちょっと待て。・・・優斗の姉貴は、スポーツクラブで泳ぐのか・・・?」
「ああ、水泳を習うために入会したんだ。競泳水着も新調して・・・」
「ああ、マジか・・・」
拓海は、頭上を見上げた。
「・・・・・・見て見たい・・・・・・」
「えっ?」
拓海が僕に鋭い目線を向けた。
「女神の水着姿が見たい・・・っ!!」
類は友を呼ぶ・・・・・・。そんな言葉が僕の頭を駆け巡った。コイツも僕と同じで水着姿の女性が好きらしい。だからコイツの気持ちはよくわかる。拓海だけに姉の水着姿を見られるのは嫌だが、僕も見られるのなら構わない。拓海の言う『女神の水着姿』は、僕だって見たい。家でも見たが、プールで濡れた姉の姿を見て見たい。その気持ちは目の前に居る変態と一緒だ。
「分かった。方法を二人で考えよう」
週末、僕と拓海は、総合スポーツジム「センチュリーウィルビークラブ(SWC)」のカフェに居た。アイスコーヒーが入っていた二人のグラスは、両方とも既に氷だけになっていた。
「アルバイトは募集してないって・・・」
「ああ、・・・そもそも高校生のバイトは雇ってないらしい・・・」
「はぁ・・・・・・」
アルバイトとして働けば、プールも覗けるんじゃないかという計画は、泡のように簡単に消え、僕らは希望を失っていた。その時、誰かが、カフェに入店してきた。如月羅夢奈さんだった。如月さんは、僕の視線に気づくと僕らのテーブルに近づいてきた。
「君は、・・・この間の・・・」
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