実姉をこんなにも好きになる筈がない~危うい僕の変愛ログ~

ちゃかぽこねお

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ep37:素敵なインストラクターに水泳を教わりたい

「あっ、はい。こんにちは・・・」
「今日は、お友達と来てたのね・・・。無料体験の参加で来たのかしら・・・?」
「えっ!?無料体験っ・・・?」

 急に素っ頓狂な声を上げて驚いたのは、拓海だった。
「月に一回無料で、ここの施設を使って頂くイベントが、ちょうど今日なんだけど、・・・それが目当てで来たのかと思ったの・・・」
「え、えーと、それって水泳・・・プールも・・・」
「もちろん。もし、持ってきていなくても水着はショップで売ってるし。ああ、人数制限があるからフロントで早めに申し込んだ方が良いわよ・・・。もちろん私も参加するわ」

 僕と拓海は、顔を見合わせた。先に声を上げたのは、拓海だった。
「優斗っ!!急ぐぞっ!!」
 僕らは、如月さんに、お礼を言い、ダッシュでカフェを飛び出し、フロントへ向かった。
「おいっ、さっきのインストラクターお前を知ってたみたいだけど、・・・すっげー美人だったなぁ!」
「知らないのか?オリンピックにも出場した如月さんだよ」
「あ~、だから見たことあるって思ったんだ・・・」

 定員まで、まだあと数人の空きがあったため、僕らはフロントで無料体験の申し込みを無事に済ませる事が出来た。
「楽しみだなぁ・・・。如月選手に水泳を教えてもらえるなんて・・・。それに水着姿も・・むふぅ・・・」
「おいおい、如月さんの水着姿は見られるかもしれないけど、参加者は大勢いるし、インストラクターは如月さんだけじゃないんだ。誰に教われるかは分からないぞ・・・?」
「そうかぁ・・・・・。まあ、彼女の水着姿が見られるなら・・・OK!」
 コイツ、さっきまで姉の水着姿を見たいって言ってたのに・・・。水着なら、誰でも良いのかよ。

 僕らは、売店で水着を手に入れ、意気揚々とプールへと向かった。競泳水着の購入は、痛い出費だったが、この後に待ち受ける素晴らしい体験の為の必要な課金と考えれば安い買い物である。
 プールの施設はとても広く、天井が高いので開放的な雰囲気だ。大きな高窓のお陰で、室内はとても明るかった。プールに居た人たちは、意外と高齢の方が多い印象だ。高齢の方々は、泳ぐというより、プールの中を歩いてる人が、多かった。

「おいっ?あの人の泳ぎ凄いなぁ・・・」
 拓海の目線の先に水飛沫を上げて豪快に泳ぐ独りの男性の姿があった。25メートルを泳ぎ切り、プールサイドへ上がった男性、以外にも高齢の男性だった。僕は、その姿に見覚えがあった。
「セキジイだ・・・」

「関根川さんをご存じ・・・?」
 その声に振り返ると、いつの間にか如月夢奈さんが、水着姿で僕の後ろに立っていた。その姿は、テレビで見た水着姿の彼女の何倍も魅力的に見えた。直視できない程の輝きを放っていた。

「如月さんっ!僕に教えてくださいっ!!」
 拓海が彼女に声を掛けた。彼は非常に積極的な変態だ。



 

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