ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

文字の大きさ
2 / 786
一章

1話 寝て起きたら別世界? ⭐︎

しおりを挟む
 

 やけ酒あおって帰宅して玄関で床にダイブしたまで記憶がある。しこたま飲んだ。

 付き合ってた彼氏が二股かましてたと思ったら実は八股かけてたとかどんだけよ? すごく元気だな!? とかくだ巻いて親友のクミちゃんにウザ絡みしまくって空いてる店が無くなったから帰宅した。
 クミちゃんはほぼ徹夜で仕事に向かった。

 マジでごめん。

 しかもそのまま友達が死んでしまうトラウマとかマジでごめんなさい。
 大好きだよ。いつも一緒にいてくれて楽しかったよって伝えられなくてツラい。   





 うううー、悲しいよーっていう気持ちが襲ってきて目が覚めた。
 え? 死んでごめんって何?
 ズキズキと頭痛がして手をこめかみに当てようとして気がついた。

 手が小さい。なんで?

 手を顔に当て、耳に当て、胸に当て、確認。
 お胸がプチサイズ!? なんかお腹がぽっこりしてる?
 って着てるものも部屋も見たことない。

 なんじゃこりゃぁぁあ!!!

 びっくりしてそのままベッドから落ちて後頭部をぶつけた。痛い。
  
 そしてこの体の持ち主の情報と自分自身の記憶が一気に脳内に流れてきてキャパオーバー。そのまま気絶した。



 再び起きた時、額に濡れタオルが置かれていた。(熱出してたらしい)
 さっきのは夢で元の22歳の魅惑のワガママボディ(誇張)に戻ってないかと期待したけど戻ってなかった。
 
 部屋を見渡すとそこそこ広いヨーロピアン? なお部屋。おっしゃれ~。
 でも、これでもこのお家の中では狭い方らしい。
 意識の中に流れてきた情報を整理すると、この体の持ち主はリーシャ・オレイユ16歳。
 男爵家の次女で放置プレイ系。
 
 父義母義姉がいる。母は亡くなってて義母は後妻さん。でも義姉は父の子。
 母が生きてる間っていうか? 結婚前から付き合ってた人? 浮気なの? 母の方が略奪婚なの? ...違うね。母は多分だけど、父を愛してる感じじゃなかったみたい。政略結婚的な感じかなぁ? 結婚しても元カノと別れなかったってこと? 男なんてって感じだよね...

 この家では、暴力的な虐待とかはないけれど、生活ランクが家族の何割も低く設定されているようだ。
 ご飯があるだけ幸せなのかもしれない。
 子供の頃の家庭教師なし、衣装は義姉のお下がり。
 学園には通っているけれど、貴族としてのマナーや一般以外は必要ないってことで習う科目を制限されているっぽい。

 侍女はニーナという美人さん一人。
 お風呂の準備や料理の配膳、身繕いなど最低限のお世話はしておかないと学園に通う時や結婚させる時に変な噂が出ても困るだろうということかな。
 義母は私にはほぼ無関心で、義姉はたまにうざめに絡んでくるくらい。
 無茶苦茶ひどくもないけれど居心地は悪い。

 この身体の持ち主、リーシャ本人はどうなったんだろ? 逃げ出したいほど辛かったのかなぁ? 16歳じゃ辛いか。
 あれ? 私が生まれ変わったリーシャ本人の可能性もあるのかなぁ。記憶が戻っちゃったとかで。

 これって同期の子やバイトの子が盛り上がってた異世界転生の世界とかってこと? 小耳に挟んだくらいでちょっとしかわかんないけど。
 母が持ってたナイル川に何度も流されちゃってとか、伯母が持ってた天の河は~とかの知識くらいでも生きていける?
 ん、漫画のどれもこれも記憶がほんのりしか無い。私は学園ラブ系漫画が好きだったから。
 あとボーイズのラブな。甘酸っぱい系も濃厚なのもオメガバースでもなんでもこいって言う腐れ具合。
 あ、指輪を捨てるのと魔法学校のやつなら一応全部レンタルで観た。

 この世界、魔法がある世界らしい。しかも自分も使えるみたいだ。
 だからって、どうしたもんかな? って状態だよ。

 私、ここで生きていけるのかな?

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

死に物狂いで支えた公爵家から捨てられたので、回帰後は全財産を盗んで消えてあげます 〜今さら「戻れ」と言われても、私は隣国の皇太子妃ですので〜

しょくぱん
恋愛
「お前のような無能、我が公爵家の恥だ!」 公爵家の長女エルゼは、放蕩者の父や無能な弟に代わり、寝る間も惜しんで領地経営と外交を支えてきた。しかし家族は彼女の功績を奪った挙句、政治犯の濡れ衣を着せて彼女を処刑した。 死の間際、エルゼは誓う。 「もし次があるのなら――二度と、あいつらのために働かない」 目覚めると、そこは処刑の二年前。 再び「仕事」を押し付けようとする厚顔無恥な家族に対し、エルゼは優雅に微笑んだ。 「ええ、承知いたしました。ただし、これからは**『代金』**をいただきますわ」 隠し金庫の鍵、領地の権利書、優秀な人材、そして莫大な隠し資産――。 エルゼは公爵家のすべてを自分名義に書き換え、着々と「もぬけの殻」にしていく。 そんな彼女の前に、隣国の冷徹な皇太子シオンが現れ、驚くべき提案を持ちかけてきて……? 「君のような恐ろしい女性を、独り占めしたくなった」 資産を奪い尽くして亡命した令嬢と、彼女を溺愛する皇太子。 一方、すべてを失った公爵家が泣きついてくるが、もう遅い。 あなたの家の金庫も、土地も、働く人間も――すべて私のものですから。

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

異世界で神の元カノのゴミ屋敷を片付けたら世界の秘密が出てきました

小豆缶
ファンタジー
父の遺したゴミ屋敷を片付けていたはずが、気づけば異世界に転移していた私・飛鳥。 しかも、神の元カノと顔がそっくりという理由で、いきなり死刑寸前!? 助けてくれた太陽神ソラリクスから頼まれた仕事は、 「500年前に別れた元恋人のゴミ屋敷を片付けてほしい」というとんでもない依頼だった。 幽霊になった元神、罠だらけの屋敷、歪んだ世界のシステム。 ポンコツだけど諦めの悪い主人公が、ゴミ屋敷を片付けながら異世界の謎を暴いていく! ほのぼのお仕事×異世界コメディ×世界の秘密解明ファンタジー

遊び人の令嬢が目を付けたのは、私の真面目な婚約者でした

おいどん
恋愛
子爵家の令嬢エリーネと伯爵家の次男のノルトが婚約を結んだのは、半年前だった。 真面目で優秀なノルトに相応しい婚約者であろうとするものの、エリーネには自信がなかった。 ある日、遊び人と噂の令嬢べルティーナとノルトが共にいるところを見てしまう。 「真面目クンは壁さえ破っちゃえばこっちのもんだからね〜」 「きっと、彼女の美しさに嫉妬しているのだわ…」 「…今度は、ちゃんと言葉にするから」

魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました

iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。 両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。 両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。 しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。 魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。 自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。 一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。 初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。 恋人になりたいが、年上で雇い主。 もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。 そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。 そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。 レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか? 両片思いのすれ違いのお話です。

処理中です...