ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

文字の大きさ
61 / 787
一章

59話 親族集合。とってもパワフルです!★

 あう~。
 ジュリアスさまもお義母さまもお義父さまもセリウスさまもクラウスさまも。
 アラン、ジェイク、サラとメル、サーキスさまも。
 ハロルドやセバスチャンまで。
 みんながじっとり見てくるやーん。
「別にアイテムボックスみたいに時空魔法で出来てる空間で大した事ないんです・・・よ?」
「・・・⁉」
 あれ?何故かみんな顎が外れそう。
「・・・今その隠し部屋はどうなっている?」
「自分の研究室も頂いてるので必要なくってまだ設置してないです」
 隠し部屋の中で研究しないならほぼ保管庫だしね。今は荷物全部アイテムボックスに入ってるけど。魔導書や錬金道具が主であとは謎な魔道具と資材が雑多に。お母さまの遺したものの全容は把握できてない。
「それはリーシャ以外は入れるのか?」
「許可したら入れまするけどほぼ荷物置きだから面白くないですよ?」
 みんながしばらく考え込んだ。

「うーん。部屋を作ったら、ニーナと俺だけでも許可してくれないか?リーシャが篭ったまま出て来ないかもと心配してしまうからな」
 ジュリアスさまがそう言うとお義父さまやセリウスさま達が「ずる~い」って声を上げるけど、誰でも入れたら隠し部屋じゃないし、魔力が安定しなくなって維持できなそうだからダメ。
「・・・触ったら危ないものもあるのでニーナだけで良いですか?」
 ジュリアスさまが信用できないとかじゃないんだけど、魔力の質が違いすぎて魔力の濃いグレーデン一家は無理かなって思う?
 ニーナもそこそこ強い魔力を持っているけど系統が私と近いから誰か入れるならニーナかなぁって判断なの。
「・・・誰も入れないとかよりは良い」
 とりあえず妥協してくれたっぽいのでホッとしたよ。
「壁に設置する魔石で声掛けは出来るようにするんで籠りきらないですから」
 やっと納得してくれてお話しおしまい。
「大旦那さま、旦那さま、お客様方が到着なさいました」
 ハロルドが伝えに来たのでみんなで玄関ホールに出ました。

 お義父さまの系列のグレーデン一族なマッスルズとお義母さまの系列のファビュラスな面々で視界がえらいことになるよ!
 お子様達がワラワラとあちこちに興味津々な様子です。屋敷内で鬼ごっこが始まっちゃうかなと心配したけど貴族のお子様達なのでそこまで行動的じゃないみたい。
 皆さんと軽い挨拶とハグを交わしてから、大広間に移動です。人数が多いから食堂は無理で、夜会風にブッフェスタイル。
と言ってもテーブルも椅子もかなり用意してあるのでまったりできる。
 子供たち用のテーブル席ももちろんあるよ。

 ジュリアスさまが改めて婚姻式に足を運んでくれてお祝いをしてくれたお礼を言って乾杯!お食事会の始まりです。
 私はジュリアスさまと一緒に顔を覚えてもらうためにご挨拶です。
「本当に可愛らしいお嬢さんね。ジュリアスったらやっとお嫁さんもらえて良かったわね~」
「あの美味い食事を考えたって?」
 皆さん気さくでちびっ子な私を微妙な目で見ることもなく、ニコニコと可愛がってくれます。貴族特有な?慇懃無礼さとか社交辞令とか遠回しにジャブとかそんな気配がないです(え、偏見?漫画の見過ぎ?失礼しました~)。

「うちの連中は間怠っこしいことが嫌いなんだ」
 あれ?ジュリアスさま、心読んだ?!
「色々不安だったんだろう?」
って、頭ポンポンしてくれました。

「まぁ~あ!!スノウリリィーに聞いてはいたけど仲良しさんねぇ!」
 この方はお義母さまのお姉様のマールベリーさま。お義母さまによく似てるけどさらに迫力が追加されてるの!ゴージャス!!
「お式のドレス、素敵だったわよー!!可愛いあなたの可憐さをよく引き出した洗練されたお衣装だったわ!!」
 めっちゃ褒められてお尻がこそばゆい!
「お姉様!そうでしょう!今着てるドレスもみんなリーシャちゃんがアイデアを出してくれたのよ!」
「まぁあ!その胸元のお花もそうなの⁉」
 お義母さまの胸元には摘み細工っぽくリボンで作ったバラのモチーフがたっぷり使われて華やかです。
 ものすごい圧を感じる迫力満点なお二人にジュリアスさまもタジタジ。
「これはなんだ!」
 え?どうしたのって声の方を見たら、お料理を持ったまま固まってるおじさま。
「おお!美味いだろう!」
 どうやらお義父さまの弟がお料理に感動しているらしい。身内ばかりの席なので、味の調整なしの普段どおりの味付けに戻っているので、お式の後のパーティよりさらに衝撃を受けたみたい。

 さすがお義父さまの兄弟。声が大きいし、身体もおっきい。素晴らしい筋肉をお持ちだよ!
 お子様達も嬉しそうにたくさん食べてくれる。
 メイミーちゃんもラーシュくんもクラウスさまのお膝に乗って可愛く悶えながらお菓子を食べてる。クラウスさま、役得~!
「おい!お前、おじさんに飽きたら俺が嫁にもらってやるからな!」
 両手にいっぱいお菓子を持ってお口いっぱいにお肉を詰め込んでいるアンドリューくん(10)に公開プロポーズをされましたでござる!












感想 6

あなたにおすすめの小説

【完結】憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。 日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

【完結】旦那様、どうぞ王女様とお幸せに!~転生妻は離婚してもふもふライフをエンジョイしようと思います~

魯恒凛
恋愛
地味で気弱なクラリスは夫とは結婚して二年経つのにいまだに触れられることもなく、会話もない。伯爵夫人とは思えないほど使用人たちにいびられ冷遇される日々。魔獣騎士として人気の高い夫と国民の妹として愛される王女の仲を引き裂いたとして、巷では悪女クラリスへの風当たりがきついのだ。 ある日前世の記憶が甦ったクラリスは悟る。若いクラリスにこんな状況はもったいない。白い結婚を理由に円満離婚をして、夫には王女と幸せになってもらおうと決意する。そして、離婚後は田舎でもふもふカフェを開こうと……!  そのためにこっそり仕事を始めたものの、ひょんなことから夫と友達に!? 「好きな相手とどうやったらうまくいくか教えてほしい」 初恋だった夫。胸が痛むけど、お互いの幸せのために王女との仲を応援することに。 でもなんだか様子がおかしくて……? 不器用で一途な夫と前世の記憶が甦ったサバサバ妻の、すれ違い両片思いのラブコメディ。 ※5/19〜5/21 HOTランキング1位!たくさんの方にお読みいただきありがとうございます ※他サイトでも公開しています。 【無断転載・AI利用禁止 / No Unauthorized Use or AI Training】 本作品の無断転載・複製・AI学習利用を禁じます。 Unauthorized reproduction or use for AI training is strictly prohibited. © 魯恒凛 / RoKourin

白い結婚のまま、旦那様は薔薇のような美人に夢中になりました

柴田はつみ
恋愛
伯爵令嬢リディアは、美貌で有名な侯爵レオンハルトに嫁いだ。 けれど結婚して二年、夫婦は一度も結ばれないまま――白い結婚だった。 それでも旦那様は優しかった。 冷たいわけではない。気づかいの言葉も、穏やかな笑顔もくれる。 だからリディアは、愛されてはいなくても、いつか少しは夫婦になれるのではないかと信じていた。 そんなある日、彼女は知ってしまう。 旦那様が薔薇の君と呼ばれる絶世の美女に心を奪われていることを。 彼が触れなかったのは私にだけだったのだと。 都合のいい奥方として、役に立っていたと悟る 静かに離縁を決意したリディアは、実家へ戻ったあと、女子学院で働き始める。 すると侯爵夫人時代には当たり前だった実務のすべてが、外では驚くほど必要とされていた。 感謝され、認められ、自分の足で立ち始めた彼女は、少しずつ見違えるほど美しくなっていく

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

『お前の針仕事など誰でもできる』——なら社交界のドレスの裏地を、めくってごらんなさい

歩人
ファンタジー
「地味な針仕事しかできない令嬢は要らない」——公爵家の嫡男にそう言い渡された伯爵令嬢ティナは、 裁縫道具だけを持って屋敷を出た。その翌週、社交界が凍りつく。王妃の夜会服も、公爵令嬢の舞踏会 ドレスも、第一王女の外交用ローブも——仕立てた職人が消えたのだ。しかもティナが十年かけて縫った 全てのドレスの裏地には、二重縫いで隠された署名が残されていて——。 辺境の小さな仕立て屋で穏やかに暮らすティナの元に、王都から使者がやってくる。

異世界転生ファミリー

くろねこ教授
ファンタジー
辺境のとある家族。その一家には秘密があった?! 辺境の村に住む何の変哲もないマーティン一家。 アリス・マーティンは美人で料理が旨い主婦。 アーサーは元腕利きの冒険者、村の自警団のリーダー格で頼れる男。 長男のナイトはクールで賢い美少年。 ソフィアは産まれて一年の赤ん坊。 何の不思議もない家族と思われたが…… 彼等には実は他人に知られる訳にはいかない秘密があったのだ。

誘拐された公爵令嬢ですが、なぜか皇帝に溺愛されています』

富士山麓
恋愛
舞踏会で王太子から婚約破棄を告げられそうになった瞬間―― 目の前に現れたのは、馬に乗った仮面の皇帝だった。 そのまま攫われた公爵令嬢ビアンキーナは、誘拐されたはずなのに超VIP待遇。 一方、助けようともしなかった王太子は「無能」と嘲笑され、静かに失墜していく。 選ばれる側から、選ぶ側へ。 これは、誰も断罪せず、すべてを終わらせた令嬢の物語。