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三章
212話 お義母さまのお見舞い ★
お昼寝から目が覚めたらにがニーナが側にいてくれた。
「……ニーナ、私は王都のころからフラフラしてたの?」
ニーナは一呼吸置いて話し始めた。
「リーシャさまは数年前からかなり栄養状態がお悪く、今思えば魔力循環のこともあったようですが、今にも倒れそうな風情でした。学園に通われる程度にはなんとか体力を維持しておられましたがもう限界だろうとマーベルハント家にご相談を入れた頃に陛下からのあの召喚があったのです」
悔恨の念があるのだろう、辛そうな顔で滔々と語る。
あの頃のことはご飯が少なかったのと王都の魔素の薄さに私の体が合わなさすぎたせいだからニーナのせいじゃないよ。
「オレイユ家を出てこの辺境伯領に向かう途中で少し貧血気味のような状況になられたと感じましたがサーキス卿が滋養のある食事を取れるよう差配してくださったのです」
その頃は私(メグミ)がリーシャになっちゃってビックリ状態だったから体調とか二の次だったかも?
「このグレーデン家に到着されました時に軽くふらつておられるように感じました。ロジャー先生に診ていただいたとき、魔素酔いと魔力循環の矛盾、栄養失調が重なっているとのことで、こちらの環境に慣れれば落ち着いていくだろうと皆様が見守るようにとなったのです」
魔力循環と栄養失調は聞いてたけど、魔素酔いは初めて聞いたかな。
だがらジュリアスさま、魔力が強すぎのお肉とかは少しにしてくれてたんだね。
「婚姻式の頃には回復なさって、ふらつきも改善傾向にあると感じました。この家の方々はやはり最初の栄養失調状態のリーシャさまのイメージが強すぎてなかなか払拭出来ないのだと思います」
過保護と心配性なんじゃなくてそうならざるえなかったのね。申し訳なし。
今回のダウンでまた降り出しかも。
「ロジャー先生は今回の不調は魔力回路が整ったことで好転反応が出たのではと仰ってましたので、今後は良くなられるはずです」
おお~!だといいな。
コンコン!
「リーシャちゃん、起きてるかしら?」
ノックのあとにお義母さまの声が聞こえた。
「はぁい~!」
起きてお出迎えしようと思ったらニーナがサクッと迎え入れて。
「あら~、起きないでちょうだい」
お義母さまがズンズンっとベッドまでやってきてベッドサイドに横座りした。
「具合はどう?」
「大丈夫です」
お義母さまが私のおでこや首筋に触れる。ジュリアスさまと一緒の仕草で親子だなぁってほっこりする。
「ルルゥが果物でゼリーを作ってくれたわよぅ」
メイド長のマリアがティーワゴンで運んできてくれた。
「一緒に食べましょう」
そう言うと私を抱っこして座ってサイドテーブルに並べたゼリーで餌付け。
「うふふ、久しぶりに抱っこできたわね~。ジュリアスったら変わってくれないのだものぅ」
これは過保護なんじゃなくてアレだ。孫とかお人形を可愛がりたいヤツだ。体調が良くなっても本物の孫か何かが現れないとずっとこうだ!
嫌じゃないけど。
「気分にムラがあると聞いたわよ。月の障りが重いほうなのかしらねぇ。ほんと煩わしいわよねぇ、うんざりしちゃうからジュリアスにたくさん八つ当たりなさいねぇ」
にゅあー!自分の機嫌で人に当たるタイプになるのは嫌だなぁ。理不尽だもの。
って今にところきてないっぽいけど、数日内に来ちゃうのかな。
ここに来てからまだ一回しか来てないからよくわかんないや。
「リーシャちゃんに効くかわからないけど気分が塞いじゃう時用のお茶をニーナに預けておくから試してみてねぇ。私も若い頃は貧血になるし気持ち悪いし大変だったのよぉ~」
ゼリーを私の口に入れては自分の分もしっかり食べてる。
「そう言えば、言わない方かいいと思うんだけど隠してて後で知るのも気分が悪いだろうから伝えておくわね。イダルンダ・オレイユとキミー・オレイユからお手紙が来てるわぁ。読みたい?」
げ。刑が執行中らしいから保釈金とか援助しろとかかな。何も思い入れもないし、そもそも伯父と従姉で、ぶっちゃけ他人だしなぁ。
「捨ててください!」
万が一謝罪とかでも要らないね。
「あとねぇ、リーシャちゃんに釣書や恋文が来てるんだけどぅ」
!!!!!!!?????
「私、結婚してますよね⁉」
もしかして形だけだった⁉
「何だかねぇ、家宛にも王命で預かってるだけだろうとかジュリアスとは結婚生活は無理だろうとかふざけたことが書かれてるのよぉ」
何だそれ。
「うふふ、グレーデン家は気を使う必要がない扱いなのかしらねぇ」
無謀すぎる阿呆はどこの人だろ。
「私、ジュリアスさまと離婚しないので全部捨ててください」
返事する必要もないでしょ。
「そうよねぇ?なぜウチの可愛いリーシャちゃんを他所にあげなくちゃいけないのかしらねぇ」
あ、結構怒ってらっしゃる。とてもいい笑顔です。……全力で潰しそうだな。そのお家の方々。
「まぁ、そう言う事柄があるってだけ意識の隅っこにおいておいてね」
多分、釣書は私の魔道具かカイダールお父さまの特効薬の利権とかかな。
グレーデン家に睨まれてでも欲しい理由なんだろね。
もしかして合法ロリ狙いなジジイとかだったら嫌かも。
「体調良さそうならジュリアスたちの出迎えに行くかしらぁ?」
「行きます!」
無自覚症状で寝まくってるのってつまんないもんね。
「じゃぁ行きましょう」
お義母さまが私を力強く抱き上げて抱っこで運んでもらっちゃった。
まだまだ抱っこから解放される気配なしだね。
「おかえり」
「お帰りなさい」
心配性の旦那様は私を見るなりダッシュしてきて抱きしめてくれたよ。
「……ニーナ、私は王都のころからフラフラしてたの?」
ニーナは一呼吸置いて話し始めた。
「リーシャさまは数年前からかなり栄養状態がお悪く、今思えば魔力循環のこともあったようですが、今にも倒れそうな風情でした。学園に通われる程度にはなんとか体力を維持しておられましたがもう限界だろうとマーベルハント家にご相談を入れた頃に陛下からのあの召喚があったのです」
悔恨の念があるのだろう、辛そうな顔で滔々と語る。
あの頃のことはご飯が少なかったのと王都の魔素の薄さに私の体が合わなさすぎたせいだからニーナのせいじゃないよ。
「オレイユ家を出てこの辺境伯領に向かう途中で少し貧血気味のような状況になられたと感じましたがサーキス卿が滋養のある食事を取れるよう差配してくださったのです」
その頃は私(メグミ)がリーシャになっちゃってビックリ状態だったから体調とか二の次だったかも?
「このグレーデン家に到着されました時に軽くふらつておられるように感じました。ロジャー先生に診ていただいたとき、魔素酔いと魔力循環の矛盾、栄養失調が重なっているとのことで、こちらの環境に慣れれば落ち着いていくだろうと皆様が見守るようにとなったのです」
魔力循環と栄養失調は聞いてたけど、魔素酔いは初めて聞いたかな。
だがらジュリアスさま、魔力が強すぎのお肉とかは少しにしてくれてたんだね。
「婚姻式の頃には回復なさって、ふらつきも改善傾向にあると感じました。この家の方々はやはり最初の栄養失調状態のリーシャさまのイメージが強すぎてなかなか払拭出来ないのだと思います」
過保護と心配性なんじゃなくてそうならざるえなかったのね。申し訳なし。
今回のダウンでまた降り出しかも。
「ロジャー先生は今回の不調は魔力回路が整ったことで好転反応が出たのではと仰ってましたので、今後は良くなられるはずです」
おお~!だといいな。
コンコン!
「リーシャちゃん、起きてるかしら?」
ノックのあとにお義母さまの声が聞こえた。
「はぁい~!」
起きてお出迎えしようと思ったらニーナがサクッと迎え入れて。
「あら~、起きないでちょうだい」
お義母さまがズンズンっとベッドまでやってきてベッドサイドに横座りした。
「具合はどう?」
「大丈夫です」
お義母さまが私のおでこや首筋に触れる。ジュリアスさまと一緒の仕草で親子だなぁってほっこりする。
「ルルゥが果物でゼリーを作ってくれたわよぅ」
メイド長のマリアがティーワゴンで運んできてくれた。
「一緒に食べましょう」
そう言うと私を抱っこして座ってサイドテーブルに並べたゼリーで餌付け。
「うふふ、久しぶりに抱っこできたわね~。ジュリアスったら変わってくれないのだものぅ」
これは過保護なんじゃなくてアレだ。孫とかお人形を可愛がりたいヤツだ。体調が良くなっても本物の孫か何かが現れないとずっとこうだ!
嫌じゃないけど。
「気分にムラがあると聞いたわよ。月の障りが重いほうなのかしらねぇ。ほんと煩わしいわよねぇ、うんざりしちゃうからジュリアスにたくさん八つ当たりなさいねぇ」
にゅあー!自分の機嫌で人に当たるタイプになるのは嫌だなぁ。理不尽だもの。
って今にところきてないっぽいけど、数日内に来ちゃうのかな。
ここに来てからまだ一回しか来てないからよくわかんないや。
「リーシャちゃんに効くかわからないけど気分が塞いじゃう時用のお茶をニーナに預けておくから試してみてねぇ。私も若い頃は貧血になるし気持ち悪いし大変だったのよぉ~」
ゼリーを私の口に入れては自分の分もしっかり食べてる。
「そう言えば、言わない方かいいと思うんだけど隠してて後で知るのも気分が悪いだろうから伝えておくわね。イダルンダ・オレイユとキミー・オレイユからお手紙が来てるわぁ。読みたい?」
げ。刑が執行中らしいから保釈金とか援助しろとかかな。何も思い入れもないし、そもそも伯父と従姉で、ぶっちゃけ他人だしなぁ。
「捨ててください!」
万が一謝罪とかでも要らないね。
「あとねぇ、リーシャちゃんに釣書や恋文が来てるんだけどぅ」
!!!!!!!?????
「私、結婚してますよね⁉」
もしかして形だけだった⁉
「何だかねぇ、家宛にも王命で預かってるだけだろうとかジュリアスとは結婚生活は無理だろうとかふざけたことが書かれてるのよぉ」
何だそれ。
「うふふ、グレーデン家は気を使う必要がない扱いなのかしらねぇ」
無謀すぎる阿呆はどこの人だろ。
「私、ジュリアスさまと離婚しないので全部捨ててください」
返事する必要もないでしょ。
「そうよねぇ?なぜウチの可愛いリーシャちゃんを他所にあげなくちゃいけないのかしらねぇ」
あ、結構怒ってらっしゃる。とてもいい笑顔です。……全力で潰しそうだな。そのお家の方々。
「まぁ、そう言う事柄があるってだけ意識の隅っこにおいておいてね」
多分、釣書は私の魔道具かカイダールお父さまの特効薬の利権とかかな。
グレーデン家に睨まれてでも欲しい理由なんだろね。
もしかして合法ロリ狙いなジジイとかだったら嫌かも。
「体調良さそうならジュリアスたちの出迎えに行くかしらぁ?」
「行きます!」
無自覚症状で寝まくってるのってつまんないもんね。
「じゃぁ行きましょう」
お義母さまが私を力強く抱き上げて抱っこで運んでもらっちゃった。
まだまだ抱っこから解放される気配なしだね。
「おかえり」
「お帰りなさい」
心配性の旦那様は私を見るなりダッシュしてきて抱きしめてくれたよ。
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