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三章
217話 ポムとティムとディディエのレベルアップ ★
新しいハーブがあったからルルゥ特製ブレンドがまた進化しそうだな。
って言うか..ルルゥって厨房にいつでも居るし、味の探求もやってて睡眠時間あるのかなぁ?
私はそろそろ離れに行ってもいいでしょう?ってニーナにお願いしてなんとか行けることになった。
久しぶりの離れ、埃が溜まってるかもと思ったけどちゃんとお掃除されてた。
そもそも私が掃除してたわけじゃない。普通にお掃除してもらってたわけだ。
なぜ離れにきたかと言えば、魔道具をね。
ちょっと忘れていたんだけどホットプレートを電気ストーブに応用するやつね。
火傷しないように安全装置も付けないとなのでまず見本を作ってから、あとは工房とかで量産して貰えるように設計図を用意する。
お世話になってる方達の分は私が作るし、一般向けよりは機能をつけるつもり。
温度調整と温風の強弱。魔石の消費が一般より多いけど、お祖父さまたちもホーン家の方達も費用は大丈夫だろうし。
ついでにお義母さまのご実家関係の人の分も。
設計図と素材だけ揃えば錬金術で一気にいける。
これは私の魔力回路の状況が変わったっていうことがはっきり実感出来たほど簡単に制作できた。
ちょっと凄すぎたので試しに下級ポーション作りをしてみた。
錬金釜に魔力を通したら明らかに以前より魔力量を調整しやすい。
なんてこった!
ヘドロポーションが出来ない!
元お父様に素敵な贈り物が出来ないYO!!
「リーシャさま?失敗なのですか?」
ニーナが心配そうに聞いてくれるけど、大成功が逆に大失敗に感じる日が来るなんて……
「成功だよ。今までで一番透き通って良い色合いでしょ?」
「ええ、きれいですね?」
怪訝そうに見てるけど、嬉しいけど嬉しくない……でもやっぱり嬉しいかもって複雑な気持ちなの。
アランたちにも手伝って貰ってポーションを瓶に入れてもらおうか……って。
ここで大切なことを思い出したよね。
私が作るポーション、上位互換しちゃう件。
今までの状況より調子が良くなった私が作っちゃったポーションはさて何等級でせう?
背中に冷や汗たっぷり出た。
どうしようか。
バレたらリックさまもサーキスさまは一体どんな顔しちゃうの⁉
わざとじゃないの!
誰か見てる時って約束もニーナとアランとジェイクもいたし!
「ニニニニ……ニーナァ!これポイです!!」
「「「ええ⁉」」」
「ヤババババ!」
顎がガクガクしちゃう。誰か助けて。
【鑑定】なんかしないもん!
しないったらしない!!
『主、それは要らぬなら我に飲ませるのだの』
「プキュ!」
「モキュ!」
「ピギャ!」
え⁉
いつの間にかいたアズライト。
ポムもティムもぶりっ子ポーズでおねだりしている。
訳もわかってなさそうなのにディディエも首を傾げ羽を胸元に出しておねだり。
証拠隠滅になる⁉
「そっか。何も問題ない時に飲んだらエナジードリンクみたいなものだよね!」
よし!みんなで飲もう!
アズライトたちには錬金釜からスープ皿になみなみと。
「アランたちも栄養ドリンク飲む?」
さりげなくコップを差し出してみる。
「え?それポーションですよね?」
誤魔化せなかった!
「かなり上等な感じですが」
く!アランたちはポーションに馴染みがあるからダメだった。
「下級ポーションを作ったの」
「下級ポーションはもう少し濃い色ですよ」
アランもジェイクも可哀想な子を見るように私を見てる。
ああ……断頭台が見える。
サーキスさまがブリザードなスマイルで鎌を落とすんだ。
『うむ、喉越し良く爽やかだの』
「プキュゥーン」
「モキューウン」
「ピギャギャ~」
美味しいらしい。
空気は読まないアズライトたちはおかわりを要求してニーナに注いでもらってる。
あれ?全部飲んでくれるの⁉
「プ⁉」
「モキュ⁉」
「ピギャーン!!」
いきなりポムたちがピカーっと光って、光が収まったら色艶がいいというか、ものすごいオーラが違う感じに。
なんで⁉
『ほう、レベルアップじゃの』
は⁉
『特級ポーションをどこにも異常がない状態で飲んだからの。その効能が能力向上に使われたようだの』
なんだってーー⁉
ちょ、待てよ!
特級ってなんだ⁉
使った素材のレア度からしてレシピが違うのに!
アズライトは光ってないじゃん⁉
『我はあの釜いっぱい飲んでも無理じゃの。次のレベルまで必要な経験値が果てしないからの』
それ相当レベルが高いんじゃ。
って普通にレベルアップがあるんだ。
「プッキューン!」
「モッキューン!」
ポムとティムが窓から外に魔力を放つと大きな風が吹いて、地面がちょっと揺らめいて木々がグンっと成長した。
ディディエは体が少し変わった。これってルルゥがしょんぼりしちゃうよね。成長を見逃したなんて。
あかん。これは報告しないと余計にヤバくなるやつ。
もう二度とポーションは作らないから許して欲しい。
って、アランがしれっと瓶詰めをしてる。
「これ以上はポムたちが暴走しちゃいますから片付けましょう」
『あ、下手な酒より美味いのにの……』
アズライトがしょんぼりしちゃった。私の方がかなり凹んでるけどね。
ああ~、無茶する気はなかったし、してもいないはずなのになぁ。
って言うか..ルルゥって厨房にいつでも居るし、味の探求もやってて睡眠時間あるのかなぁ?
私はそろそろ離れに行ってもいいでしょう?ってニーナにお願いしてなんとか行けることになった。
久しぶりの離れ、埃が溜まってるかもと思ったけどちゃんとお掃除されてた。
そもそも私が掃除してたわけじゃない。普通にお掃除してもらってたわけだ。
なぜ離れにきたかと言えば、魔道具をね。
ちょっと忘れていたんだけどホットプレートを電気ストーブに応用するやつね。
火傷しないように安全装置も付けないとなのでまず見本を作ってから、あとは工房とかで量産して貰えるように設計図を用意する。
お世話になってる方達の分は私が作るし、一般向けよりは機能をつけるつもり。
温度調整と温風の強弱。魔石の消費が一般より多いけど、お祖父さまたちもホーン家の方達も費用は大丈夫だろうし。
ついでにお義母さまのご実家関係の人の分も。
設計図と素材だけ揃えば錬金術で一気にいける。
これは私の魔力回路の状況が変わったっていうことがはっきり実感出来たほど簡単に制作できた。
ちょっと凄すぎたので試しに下級ポーション作りをしてみた。
錬金釜に魔力を通したら明らかに以前より魔力量を調整しやすい。
なんてこった!
ヘドロポーションが出来ない!
元お父様に素敵な贈り物が出来ないYO!!
「リーシャさま?失敗なのですか?」
ニーナが心配そうに聞いてくれるけど、大成功が逆に大失敗に感じる日が来るなんて……
「成功だよ。今までで一番透き通って良い色合いでしょ?」
「ええ、きれいですね?」
怪訝そうに見てるけど、嬉しいけど嬉しくない……でもやっぱり嬉しいかもって複雑な気持ちなの。
アランたちにも手伝って貰ってポーションを瓶に入れてもらおうか……って。
ここで大切なことを思い出したよね。
私が作るポーション、上位互換しちゃう件。
今までの状況より調子が良くなった私が作っちゃったポーションはさて何等級でせう?
背中に冷や汗たっぷり出た。
どうしようか。
バレたらリックさまもサーキスさまは一体どんな顔しちゃうの⁉
わざとじゃないの!
誰か見てる時って約束もニーナとアランとジェイクもいたし!
「ニニニニ……ニーナァ!これポイです!!」
「「「ええ⁉」」」
「ヤババババ!」
顎がガクガクしちゃう。誰か助けて。
【鑑定】なんかしないもん!
しないったらしない!!
『主、それは要らぬなら我に飲ませるのだの』
「プキュ!」
「モキュ!」
「ピギャ!」
え⁉
いつの間にかいたアズライト。
ポムもティムもぶりっ子ポーズでおねだりしている。
訳もわかってなさそうなのにディディエも首を傾げ羽を胸元に出しておねだり。
証拠隠滅になる⁉
「そっか。何も問題ない時に飲んだらエナジードリンクみたいなものだよね!」
よし!みんなで飲もう!
アズライトたちには錬金釜からスープ皿になみなみと。
「アランたちも栄養ドリンク飲む?」
さりげなくコップを差し出してみる。
「え?それポーションですよね?」
誤魔化せなかった!
「かなり上等な感じですが」
く!アランたちはポーションに馴染みがあるからダメだった。
「下級ポーションを作ったの」
「下級ポーションはもう少し濃い色ですよ」
アランもジェイクも可哀想な子を見るように私を見てる。
ああ……断頭台が見える。
サーキスさまがブリザードなスマイルで鎌を落とすんだ。
『うむ、喉越し良く爽やかだの』
「プキュゥーン」
「モキューウン」
「ピギャギャ~」
美味しいらしい。
空気は読まないアズライトたちはおかわりを要求してニーナに注いでもらってる。
あれ?全部飲んでくれるの⁉
「プ⁉」
「モキュ⁉」
「ピギャーン!!」
いきなりポムたちがピカーっと光って、光が収まったら色艶がいいというか、ものすごいオーラが違う感じに。
なんで⁉
『ほう、レベルアップじゃの』
は⁉
『特級ポーションをどこにも異常がない状態で飲んだからの。その効能が能力向上に使われたようだの』
なんだってーー⁉
ちょ、待てよ!
特級ってなんだ⁉
使った素材のレア度からしてレシピが違うのに!
アズライトは光ってないじゃん⁉
『我はあの釜いっぱい飲んでも無理じゃの。次のレベルまで必要な経験値が果てしないからの』
それ相当レベルが高いんじゃ。
って普通にレベルアップがあるんだ。
「プッキューン!」
「モッキューン!」
ポムとティムが窓から外に魔力を放つと大きな風が吹いて、地面がちょっと揺らめいて木々がグンっと成長した。
ディディエは体が少し変わった。これってルルゥがしょんぼりしちゃうよね。成長を見逃したなんて。
あかん。これは報告しないと余計にヤバくなるやつ。
もう二度とポーションは作らないから許して欲しい。
って、アランがしれっと瓶詰めをしてる。
「これ以上はポムたちが暴走しちゃいますから片付けましょう」
『あ、下手な酒より美味いのにの……』
アズライトがしょんぼりしちゃった。私の方がかなり凹んでるけどね。
ああ~、無茶する気はなかったし、してもいないはずなのになぁ。
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