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三章
250話
ジュリアスさまがマギー先生にバシバシ背中を叩かれて何事かを耳打ちされてしどろもどろになってた。
これは流石に内容が私にもわかるな~。
って言うか旦那さまうぶうぶすぎない?
セリウスさまが隣で超嫌そうな顔してる。ご愁傷様です。兄貴の事情なんて聞きたくないよ。多分。
夕食はお義母さまがご一緒にって誘ったみたいだけど、マギー先生が若いもんと食べた方が楽しいとか言って騎士団にロジャー先生を引き摺って戻って行っちゃった。
「母上~マギー先生と食事は厳しいよー」
ってジト目でお義母さまを見てたよ。サバサバ系おばさんっぽいのにそんな怖いのかな?
ジュリアスさまの抱っこでお部屋にお着替えに戻ると無茶苦茶長いため息を吐いてベッドの端に座っちゃった。
「ジュリアスさま?」
「・・・マギー師が呼ばれたってことはロジャーの判断だろうが父上が逃亡するかもな」
おおおお!辺境の暴風竜が逃げちゃうくらいなんだ。
「苦手?」
「いや・・・腕は確かだしハッキリ物を言うのもここでは望ましいが怪我をしたらと思うとな」
傷口に消毒とか塩でも塗るんだろうか?
「まぁリーシャのためなら有難いことだ」
えー?ロジャー先生やサーキスさまよりおっかないならちょっと・・・。
ジュリアスさまが上着を脱いだらいつもはかいてない汗をかいてる。冷や汗!?
「俺の嫁が怖い嫁じゃなくて良かったな」
すごく小さな声で呟いてる。どんだけストレス!!
もしかしてここのイケメン勢、マギー先生アンゼリカさまたちとお義母さま、領地の肝っ玉母ちゃんたち見てビビっちゃって結婚できないとか?
しかも王都で絡んできたご令嬢は押せ押せ痴女とかだったし。
「よく分からないですけど、あんなに迫力は持てないと思います。でもかっこいい女性も良いと思うのでお義母さまみたいになりたいです」
「いや!今のままで良い」
えっー!お義母さまなら怖くはないよ。
今日はジュリアスさまがシャツも着替えてから食堂に向かうとお義母さまもセリウスさま、アンゼリカさまも席に着いてた。
「今日はビッグサンダーフロッグですってよぅ」
お義母さまがワクワクした感じで笑ってる。痺れ系が好きなのはもう慣れたけどフロッグかー。鳥食感っぽいなら良いかなぁ?
「珍しいのが出たんだな」
「アッガス寄りの魔の森に水場が出来てたんだよー」
「変動か」
「んー?環境はあんまり変わってなかったけど湿気があったかなー」
湿気が増したなら気候に変化起きてそうだけどな~?
「プッキュン!!」
「モッキュン!!」
ポムたちが厨房を覗いてるみたいで好みの料理があったのか嬉しげな声を出してる。
給仕さんたちがサラダやスープを運んできて、ニックスが運んできたのは池で釣ってきたギョンバイの刺身としゃぶしゃぶセットだ。
美味しい食べ方知ってる~。
『パバブ盛りと酒を所望する』
ギョンバイと一緒にクイっとしたいらしい。
うらやまー。
「アズライトにパバブをたくさんとお酒を出してあげて」
ちょうどフロッグの唐揚げを持って来てくれたベンにお願いする。
「リーシャにもホットワインを頼む」
「!?」
ジュリアスさまが突然頼んでくれた。
「まぁ温めたら酒っぽくなくなるが気分は上がるだろう?」
「あ、なら私もそれを」
アンゼリカさまも頼んだ。
「プキュ!」
「モキュ!」
どうやらポムたちも欲しいらしい。
酒入りお菓子で気を紛らわせてきたから久しぶりの酒じゃー!!アルコール飛んでるけどワインじゃー!!
「リーシャちゃん、嬉しそうだね~?」
「はい!!」
マギー先生が何か言ってくれたのかな?
嬉しくてウキウキしてるのが膝抱っこしてくれてるジュリアスさまにはバレバレだからか頭を撫で撫でしてくれた。
思わず胸元にスリスリしちゃうよね。
「うふふ、仲良しで良いわねぇ♡私もホットワインを頂くわ~」
「あ、じゃぁみんなで乾杯にしようー」
ってことでアズライト以外はホットワインを飲むことに。
「リーシャちゃんの健康を祝って~♬」
セリウスさまがそんな音頭を取って乾杯。
荒い味のワインだけどちゃんとワインの香りするし、フルーツとハーブも甘さと爽やかな香りを口の中に運んでくれる。
「おーいしい」
「モキュッ」
「プキュ」
ポムたちも私を真似てジーンってやってる。生意気~。
「たまにはこう言うのも良いわねぇ」
「久しぶりに飲んだ」
私は二杯で止められたけどセリウスさまとアンゼリカさまは途中からワインになって痺れ肉で楽しそうに酔っ払い。ちょっと切ないけど、今日の一杯(二杯だけど)はきっと忘れないよ。だってジュリアスさまの愛情だものね!
ちなみに痺れる肉はどんな種でも元気になっちゃう系だからジュリアスさまは控えめで私は一口だよ!徹底してる。
まだまだ焦る気はないらしい。それはそれでちょっと不満!
優しさだから甘んじて受け入れるけどさ~。
オヤツになったらアンゼリカさまはお義母さまと対抗心なのかすごい量のケーキを食べてた。お義母さまもだけど食後のお腹周りに変化がないのはどう言う仕組みなんだろうね。
食後に厨房に寄ってビヤの実を一樽分、実と種に分けておいて欲しいって言ったら若いコックさんたちは「ビヤァ!?」ってなってたけど、ニックスとベンは「新作ですか?」って張り切ってくれた。いやー?ピクルスの追加とちょっと種を試してみたいんだよー。
お酒の解禁が近そうだし、浴びるようには無理だろうから質を求めるために蒸留機でも作って、甘酒の木とか米から酒が出来ないかチャレンジしよう。薬草酒も良いよね!
お部屋に戻って、お風呂にって思ったらニーナとサラとメルが久しぶりにってスペシャルなエステを施してくれたけど、期待されるようなことはないとまだ思うんだよ。
ジュリアスさまは案の定苦笑してたけど、いつもよりちょっとだけハグやキスが濃厚な程度で、普通に素敵な筋肉に包まれて快眠!
これは流石に内容が私にもわかるな~。
って言うか旦那さまうぶうぶすぎない?
セリウスさまが隣で超嫌そうな顔してる。ご愁傷様です。兄貴の事情なんて聞きたくないよ。多分。
夕食はお義母さまがご一緒にって誘ったみたいだけど、マギー先生が若いもんと食べた方が楽しいとか言って騎士団にロジャー先生を引き摺って戻って行っちゃった。
「母上~マギー先生と食事は厳しいよー」
ってジト目でお義母さまを見てたよ。サバサバ系おばさんっぽいのにそんな怖いのかな?
ジュリアスさまの抱っこでお部屋にお着替えに戻ると無茶苦茶長いため息を吐いてベッドの端に座っちゃった。
「ジュリアスさま?」
「・・・マギー師が呼ばれたってことはロジャーの判断だろうが父上が逃亡するかもな」
おおおお!辺境の暴風竜が逃げちゃうくらいなんだ。
「苦手?」
「いや・・・腕は確かだしハッキリ物を言うのもここでは望ましいが怪我をしたらと思うとな」
傷口に消毒とか塩でも塗るんだろうか?
「まぁリーシャのためなら有難いことだ」
えー?ロジャー先生やサーキスさまよりおっかないならちょっと・・・。
ジュリアスさまが上着を脱いだらいつもはかいてない汗をかいてる。冷や汗!?
「俺の嫁が怖い嫁じゃなくて良かったな」
すごく小さな声で呟いてる。どんだけストレス!!
もしかしてここのイケメン勢、マギー先生アンゼリカさまたちとお義母さま、領地の肝っ玉母ちゃんたち見てビビっちゃって結婚できないとか?
しかも王都で絡んできたご令嬢は押せ押せ痴女とかだったし。
「よく分からないですけど、あんなに迫力は持てないと思います。でもかっこいい女性も良いと思うのでお義母さまみたいになりたいです」
「いや!今のままで良い」
えっー!お義母さまなら怖くはないよ。
今日はジュリアスさまがシャツも着替えてから食堂に向かうとお義母さまもセリウスさま、アンゼリカさまも席に着いてた。
「今日はビッグサンダーフロッグですってよぅ」
お義母さまがワクワクした感じで笑ってる。痺れ系が好きなのはもう慣れたけどフロッグかー。鳥食感っぽいなら良いかなぁ?
「珍しいのが出たんだな」
「アッガス寄りの魔の森に水場が出来てたんだよー」
「変動か」
「んー?環境はあんまり変わってなかったけど湿気があったかなー」
湿気が増したなら気候に変化起きてそうだけどな~?
「プッキュン!!」
「モッキュン!!」
ポムたちが厨房を覗いてるみたいで好みの料理があったのか嬉しげな声を出してる。
給仕さんたちがサラダやスープを運んできて、ニックスが運んできたのは池で釣ってきたギョンバイの刺身としゃぶしゃぶセットだ。
美味しい食べ方知ってる~。
『パバブ盛りと酒を所望する』
ギョンバイと一緒にクイっとしたいらしい。
うらやまー。
「アズライトにパバブをたくさんとお酒を出してあげて」
ちょうどフロッグの唐揚げを持って来てくれたベンにお願いする。
「リーシャにもホットワインを頼む」
「!?」
ジュリアスさまが突然頼んでくれた。
「まぁ温めたら酒っぽくなくなるが気分は上がるだろう?」
「あ、なら私もそれを」
アンゼリカさまも頼んだ。
「プキュ!」
「モキュ!」
どうやらポムたちも欲しいらしい。
酒入りお菓子で気を紛らわせてきたから久しぶりの酒じゃー!!アルコール飛んでるけどワインじゃー!!
「リーシャちゃん、嬉しそうだね~?」
「はい!!」
マギー先生が何か言ってくれたのかな?
嬉しくてウキウキしてるのが膝抱っこしてくれてるジュリアスさまにはバレバレだからか頭を撫で撫でしてくれた。
思わず胸元にスリスリしちゃうよね。
「うふふ、仲良しで良いわねぇ♡私もホットワインを頂くわ~」
「あ、じゃぁみんなで乾杯にしようー」
ってことでアズライト以外はホットワインを飲むことに。
「リーシャちゃんの健康を祝って~♬」
セリウスさまがそんな音頭を取って乾杯。
荒い味のワインだけどちゃんとワインの香りするし、フルーツとハーブも甘さと爽やかな香りを口の中に運んでくれる。
「おーいしい」
「モキュッ」
「プキュ」
ポムたちも私を真似てジーンってやってる。生意気~。
「たまにはこう言うのも良いわねぇ」
「久しぶりに飲んだ」
私は二杯で止められたけどセリウスさまとアンゼリカさまは途中からワインになって痺れ肉で楽しそうに酔っ払い。ちょっと切ないけど、今日の一杯(二杯だけど)はきっと忘れないよ。だってジュリアスさまの愛情だものね!
ちなみに痺れる肉はどんな種でも元気になっちゃう系だからジュリアスさまは控えめで私は一口だよ!徹底してる。
まだまだ焦る気はないらしい。それはそれでちょっと不満!
優しさだから甘んじて受け入れるけどさ~。
オヤツになったらアンゼリカさまはお義母さまと対抗心なのかすごい量のケーキを食べてた。お義母さまもだけど食後のお腹周りに変化がないのはどう言う仕組みなんだろうね。
食後に厨房に寄ってビヤの実を一樽分、実と種に分けておいて欲しいって言ったら若いコックさんたちは「ビヤァ!?」ってなってたけど、ニックスとベンは「新作ですか?」って張り切ってくれた。いやー?ピクルスの追加とちょっと種を試してみたいんだよー。
お酒の解禁が近そうだし、浴びるようには無理だろうから質を求めるために蒸留機でも作って、甘酒の木とか米から酒が出来ないかチャレンジしよう。薬草酒も良いよね!
お部屋に戻って、お風呂にって思ったらニーナとサラとメルが久しぶりにってスペシャルなエステを施してくれたけど、期待されるようなことはないとまだ思うんだよ。
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