ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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三章

440話

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 いつもの時間に戻ってきたのは、ジュリアスさまとお義父さまだけだった。
 セリウスさまたちやお祖父様たちは、各地の歓迎で夕食を頂いてくるそうだ。
 領民に好かれてる領主一家はすごいね。

「リーシャちゃん、マシュマロ~私も食べたいわぁ♡」

 お義母さまのおねだりに勝てるはずもない。
 女神さまに捧げるようなポーズで渡すよ。

「ご飯の後になさいなぁ」
「えー!だってぇ」
 前から思ってたけど、ルルゥとはなんか女友達みたいだよねぇ。

 ジュリアスさまにおかえりの突撃して抱き上げられて一緒にお部屋に。

「騎士団の連中も浮かれていた。最近はバーベキューの機会も増えてるのに祭は特別だな」
 精霊王の日は、なんだかんだ大事なんだね。
 王都では、教会に行ってお菓子や作物、お花をお供えして、壁に精霊への贈り物を飾って、屋台もいっぱい出て。
 そして夜はご馳走を食べる。
 
 今のグレーデンでは魔獣対策が良くなってるし、領民も小さいのならナタ飛ばして倒せるけど、数年前までは外に美味しいものを置くのはリスクは高すぎたらしい。
 お義父さまたちがいてもそんなに??って思うけど、今よりダンジョンや魔の森が多くて広かったんだって。
 それを縮小して今があるんだね。

「多分、アズライトの気配があるのも大きいぞ?」
「え!?」
 ジュリアスさまがお義父さまたちの強さに納得してると苦笑された。
 私の肩に乗ってたアズライトがフンって。

『我のナワバリに早々手を出すものはおらぬと言ったであろうに』
 えー、でもいっぱい飛行系が出たじゃんねぇ?
 不思議に思ったら尻尾で叩かれた。
『目的地がグレーデンではなかったであろう?』
 ああ~、敵意とかの問題かって心読まないでっってば。

『我のおかげもあるんだぞ!!』
 ジャスパーがアズライトに抗議した。
『そなたはまだ生まれたばかりであろうが。ひよっこめが』

 んー、尻尾で叩き合うのやめて。

「ここ間ほどではないが去年まではもう少し出てきてるものは多かった」
 そうなんだ。スライムとか大発生したけど、それより色々あったのかぁ。

「ポムとティムのおかげもあってだいぶ暮らしやすい土地になってきてるぞ」
 ポムとティムは勝手に居着いてる印象だから、自分が住み良くしてるのかも?
 どっちにしても助けられてるんだから、みんなに感謝だね。

『精霊王が喜んでるんだぞ。この地からどんどん信仰が広がれば嬉しいんだぞ』
 ジャスパーが言うと、ジュリアスさまがジャスパーのマズルをうにうにして。
「そうだな。感謝の気持ちが伝わるように広げないとな」

 マッチョなジュリアスさまと子猫ってなんか尊いなぁ。
 私なんか、イグアナみたいなトカゲだよ。
 トカゲも可愛いけど、ちょっとイカついよね。アズライト。

 食堂に向かうと、お祭りに出したいと言う料理がババーンと並んでた。
 今夜の夕食は試食込みなんだ。

 ポムとティムがスプーンとフォークを掲げて突撃準備だ。

 ジャスパーとアズライト、ディディエは手がカトラリーは使えないのでお世話係(くじ引き)がついた。

「当日の仕入れ状況でもお肉ちょっと変わるけれど、こんな感じよぉ~」

 テリッテリの鳥とかクリスマスみたいねぇ。
 ダチョウくらいのサイズで丸焼きって迫力だな。

 ピザも餃子も肉まんもある。
 この辺りは屋台にもいいね。

「ナードもいっぱいだから焼いて出そう」
 お祭りでナード(バナナ)だと!?
 ベンにこそっと話して、ナードにチョコをかけて食後に持ってきてほしいと伝えた。
 お値段的には屋台に出せないけど精霊への贈り物には良さげ。
 パイナップルもどきもあったな。
 凍らせて出したい。
 季節の移ろいがないグレーデンはなんでもありだ。

今日ばかりは私も自分で取り分けさせてもらって、こんもり。
 お義父さまが私を持ち上げてくれたりする。
 テーブルが高いからね。

 せっかく食べ放題なのに、お祖父様たちいないの残念って思ったらお祭りの日までこんな感じで色々作るって。
 毎日食べ放題状態!!

 体重増量チャンス?
 
 身長とお胸に反映してほしいなぁ。

 途中でデザート系が出始めるとお義母さまの歓声が響く。
 お祭り仕様のデザートはワクワクしちゃうね。

 チョコバナナを頬張るお義父さまはちょっと可愛い。
 バスケ漫画のゴリさんがバナナ咥えてるの想像しちゃう~☆
 多分ザイルさんとマルゴさんだとなお良し。

 精霊さんたち用と領民の子供たち用は可愛いクッキーやキャンディもある。

 お砂糖もふんだんに使えるんだ。
 場所は限られちゃうけど、綿菓子も出したいね。

 領地でもテンサイとサトウキビもどきは育つようになってきてるから早く安定供給出来るといいね。

 とうもろこしも爆裂種があんな大きさじゃなきゃ使えたんだけどな。
 訓練場でも爆発させて、キャラメルとかチョコつけて一粒ずつ出すのは出来るかな。

 子供達がクッション抱いてるくらいのサイズ。それしか食べれんやつ~。

 物凄い料理でいつもより人が少ないのに結構な勢いで料理が消えていってる。
 食べ放題システムやばいね!

 今夜からは使用人棟も騎士団棟もおんなじ感じで賄いが出るらしい。

 でもここの人たち太らないんだろうなぁ。

 不思議だねぇ。








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