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三章
450話
ふわふわさん、好みがうるさいのか食べ物や飲み物が消えちゃう人が決まってる。
「俺のも遠慮なくどうぞー!」
逆に持ってってくれと騒いでたりする。
ポムとティムは見えてるから、奪われそうになると尻尾を膨らませて怒ってる。いっぱいあるから!いつに食べてるんだから許してあげて!!
アズライトが食べるパバブ盛りは不人気。
でもちょいちょい消えるみたいなので呑兵衛な子もいるのかも。
「うふふ、お菓子がこんなに消えるのは初めて見たわぁ」
「そうさねぇ、酒も消えるってことは生まれたて精霊ばかりじゃなさそうだねぇ」
お義母さまとお祖母様はもう甘いものを山盛り食べてる。
精霊は生まれたての子は甘いのや果物が好きで、育って来て自我が生まれかけてる子は甘いのと酒が好きなんだって。
私の酒蔵で作ったのが一番消えてるのでちょっと嬉しい。
「ルーデウス、肝と心臓も焼け~」
スピネルさんとザイルさんがルルゥにサーペントの追加と肝と心臓をおねだりしてる。
「あいつら、必要以上に元気になってどうすんだろねぇ、魔の森で徹夜でもしたいのかね」
下ネタじゃなくて本当に元気になって暴れたいんだ~!!
「うふふ、たまに旦那さま連れて行っちゃうのよぉ」
あらら、お義父さままで連れて。
「今のグレーデンの治安だと発散しがいがないみたいですわねぇ?」
なんと!
「ふん、ダンジョンにいれば毎日相当な獲物が出てくるからね」
どんだけ戦いたいのか。
「ルークはお祖父様たちとの方が気が合うんだ」
ジュリアスさまが笑いながら言う。ルークってば見た目を裏切るバトルジャンキーだよ。
そういえば、ルークってば、普通にルルゥの焼き場にいるなぁ。サーペント焼けるの待ち。
ニーナといても良いのにねぇ?
「リーシャちゃん、これも食べない~?」
「こっちも美味しいよー」
セリウスさまとクラウスさまが珍しくほろ酔いだ。私とジュリアスさまに謎の塊を持って来た。
これはなんだろう。
鑑定したら食べたくなくなる気がする。
「お~、これはプチプチ感が良いんだよ」
「とろーりと甘いんだよ」
お祖母様が口に入れてプチプチ鳴らして、クラウスさまが私の口に持ってくる。
ジュリアスさまがそれを受け取って半分私の口に入れた。
んー?確かにほんのり甘くてクリーミー。
「森の卵だよー」
あれ、怖いヤツじゃないらしい。
木の影にかたまって生えてる苔みたいな存在らしい。
何かの虫の卵とかかもしれないけど、知らぬが仏。
美味しい何かって思えば問題なし!!なし!!
「あ。あっちにスパイダー焼いてるよー、兄さん行こう~」
クラウスさまがセリウスさまを引っ張って行っちゃった。
「リーシャも食べるか?」
「先にピザ食べます」
モノが何かが分かってるもの食べよう。
チーズたっぷり離れで採れた果物たっぷりデザートピザ!!
「スッゲェ!!」
「良いぞぉ!」
突然野太い声援が始まったと思ったら、アズライトがちょっと大きくなって、さらにマギー先生とロジャー先生が酒樽に抱きついて、飲み勝負を始めてた。
ドラゴンに勝負を挑むとか。
でもチェイスさんとマルゴさんまで参戦して、そのうち「俺も」とかみんな混ざって勝負どころじゃなくなった。
「あいつらは絡まないから良いけどねぇ」
「二日酔いもしませんしねぇ」
「二日酔いってなんだい?」
なんと、二日酔いと言う概念がなかった。
アルコール分解能力高いのかな。
「リーシャ、お祖母様もウワバミだ。真に受けたらいけないよ。チェイスやマルゴあたりは明日真っ青になってるだろう」
ええ!!
グレーデンの家族がお酒に強いだけだった。
「よーし、わしがデッカいピザを焼こうぞぅ」
何故か石窯を大きく作り直して大騒ぎを始めてお義父さまとドーリーさん。
「ほら、酔ってるだろう?」
お義父さまはいつもあんなテンションな気もする?
「何ぃ!じゃぁ俺はもっとでかいのを焼くぞー」
お祖父様まで言い出すと他のおっちゃん騎士たちも窯を作り始めた。
みんな平和になってる実感が出て来て嬉しいんだろうって。
今度は別の場所が盛り上がり始めた。
ポムとティムが加護の舞を始めちゃったらしい。
ふわふわがいっぱい集まってるぞ。やばそう。
踊り好きなオッチャンたちが周りでポムとティムに合わせ始めちゃった。
「はは、これはもう朝までだなぁ」
今夜ばかりは日を跨ぐまで私も起きてて良いらしい。
みんなで一緒に一つ年を重ねる。
なんかカウントダウンみたいだなぁ。
酒飲み勝負とピザ大会?そして舞を踊ってるチームとで大盛り上がりな中、空がキラキラ。
遠くの方の空もキラキラしてるので国中の精霊たちがお供えのお礼として祝福を降らせてくれてるんだろう。
「ああ、こんなに煌びやかになったのは初めて見るぞ」
「大盤振る舞いねぇ」
今夜の煌めきが多ければ多いほど精霊の恩恵が広がって、明日の朝陽が美しいれば美しいほどレイドラ神の恩恵があるということらしい。
美しさの基準は誰が判定してるんだろう?神官??
「俺のも遠慮なくどうぞー!」
逆に持ってってくれと騒いでたりする。
ポムとティムは見えてるから、奪われそうになると尻尾を膨らませて怒ってる。いっぱいあるから!いつに食べてるんだから許してあげて!!
アズライトが食べるパバブ盛りは不人気。
でもちょいちょい消えるみたいなので呑兵衛な子もいるのかも。
「うふふ、お菓子がこんなに消えるのは初めて見たわぁ」
「そうさねぇ、酒も消えるってことは生まれたて精霊ばかりじゃなさそうだねぇ」
お義母さまとお祖母様はもう甘いものを山盛り食べてる。
精霊は生まれたての子は甘いのや果物が好きで、育って来て自我が生まれかけてる子は甘いのと酒が好きなんだって。
私の酒蔵で作ったのが一番消えてるのでちょっと嬉しい。
「ルーデウス、肝と心臓も焼け~」
スピネルさんとザイルさんがルルゥにサーペントの追加と肝と心臓をおねだりしてる。
「あいつら、必要以上に元気になってどうすんだろねぇ、魔の森で徹夜でもしたいのかね」
下ネタじゃなくて本当に元気になって暴れたいんだ~!!
「うふふ、たまに旦那さま連れて行っちゃうのよぉ」
あらら、お義父さままで連れて。
「今のグレーデンの治安だと発散しがいがないみたいですわねぇ?」
なんと!
「ふん、ダンジョンにいれば毎日相当な獲物が出てくるからね」
どんだけ戦いたいのか。
「ルークはお祖父様たちとの方が気が合うんだ」
ジュリアスさまが笑いながら言う。ルークってば見た目を裏切るバトルジャンキーだよ。
そういえば、ルークってば、普通にルルゥの焼き場にいるなぁ。サーペント焼けるの待ち。
ニーナといても良いのにねぇ?
「リーシャちゃん、これも食べない~?」
「こっちも美味しいよー」
セリウスさまとクラウスさまが珍しくほろ酔いだ。私とジュリアスさまに謎の塊を持って来た。
これはなんだろう。
鑑定したら食べたくなくなる気がする。
「お~、これはプチプチ感が良いんだよ」
「とろーりと甘いんだよ」
お祖母様が口に入れてプチプチ鳴らして、クラウスさまが私の口に持ってくる。
ジュリアスさまがそれを受け取って半分私の口に入れた。
んー?確かにほんのり甘くてクリーミー。
「森の卵だよー」
あれ、怖いヤツじゃないらしい。
木の影にかたまって生えてる苔みたいな存在らしい。
何かの虫の卵とかかもしれないけど、知らぬが仏。
美味しい何かって思えば問題なし!!なし!!
「あ。あっちにスパイダー焼いてるよー、兄さん行こう~」
クラウスさまがセリウスさまを引っ張って行っちゃった。
「リーシャも食べるか?」
「先にピザ食べます」
モノが何かが分かってるもの食べよう。
チーズたっぷり離れで採れた果物たっぷりデザートピザ!!
「スッゲェ!!」
「良いぞぉ!」
突然野太い声援が始まったと思ったら、アズライトがちょっと大きくなって、さらにマギー先生とロジャー先生が酒樽に抱きついて、飲み勝負を始めてた。
ドラゴンに勝負を挑むとか。
でもチェイスさんとマルゴさんまで参戦して、そのうち「俺も」とかみんな混ざって勝負どころじゃなくなった。
「あいつらは絡まないから良いけどねぇ」
「二日酔いもしませんしねぇ」
「二日酔いってなんだい?」
なんと、二日酔いと言う概念がなかった。
アルコール分解能力高いのかな。
「リーシャ、お祖母様もウワバミだ。真に受けたらいけないよ。チェイスやマルゴあたりは明日真っ青になってるだろう」
ええ!!
グレーデンの家族がお酒に強いだけだった。
「よーし、わしがデッカいピザを焼こうぞぅ」
何故か石窯を大きく作り直して大騒ぎを始めてお義父さまとドーリーさん。
「ほら、酔ってるだろう?」
お義父さまはいつもあんなテンションな気もする?
「何ぃ!じゃぁ俺はもっとでかいのを焼くぞー」
お祖父様まで言い出すと他のおっちゃん騎士たちも窯を作り始めた。
みんな平和になってる実感が出て来て嬉しいんだろうって。
今度は別の場所が盛り上がり始めた。
ポムとティムが加護の舞を始めちゃったらしい。
ふわふわがいっぱい集まってるぞ。やばそう。
踊り好きなオッチャンたちが周りでポムとティムに合わせ始めちゃった。
「はは、これはもう朝までだなぁ」
今夜ばかりは日を跨ぐまで私も起きてて良いらしい。
みんなで一緒に一つ年を重ねる。
なんかカウントダウンみたいだなぁ。
酒飲み勝負とピザ大会?そして舞を踊ってるチームとで大盛り上がりな中、空がキラキラ。
遠くの方の空もキラキラしてるので国中の精霊たちがお供えのお礼として祝福を降らせてくれてるんだろう。
「ああ、こんなに煌びやかになったのは初めて見るぞ」
「大盤振る舞いねぇ」
今夜の煌めきが多ければ多いほど精霊の恩恵が広がって、明日の朝陽が美しいれば美しいほどレイドラ神の恩恵があるということらしい。
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