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三章
463話
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午後は離れ周りに畑にある野菜や果物のチェックをしようと出かけた。
ポムたちが自分達に手柄をドヤァとしつつ、あれが美味しくなってる、あっちも美味しいと身振り手振りで説明してくれる。
野菜の種類も増えた・・・?
「ねぇ、ニーナ、あの葉っぱはなぜ揺れてるのかしら?」
「ほんとですね?風はそこまで吹いてないですよねね」
なぜかあの一帯だけフラワーロックみたいな状態。
『ほぅ、ポムよ。マンドラゴラを植えたのかの?』
マンドラゴラー?
ポムはサムズアップみたいにしてるけど、錬金素材の抜くと死んじゃう伝説のやつ?
『あの頃合いで抜かないと脱走するの』
えええ!
野菜が脱走するの!?
『グレーデンでは良く根が捻じれている素材があるであろ?魔素がたっぷりの土地で育つから魔物化の直前のものじゃ、じゃからあのマンドラゴラはきっと生きが良いよの』
あのセクシー大根や人参もどきって寸前だったのか!!!???
ヤバい食材じゃん!
「抜いたら絶叫するんだよね?」
『そうさの、土の表面でぶった斬って息の根を止めてから収穫でも良いが鮮度が一気に落ちるの』
一気に落ちちゃうんだ。
錬金素材ならそのままにしたい。
「プッキュ」
「モッキュ」
『酒にしたいからぶった斬らないで欲しいらしいの』
それはまたとんでもなお酒だなぁ。
なんだっけ、神経毒とかなかったか?
「プッキュウウキュキュ」
「モッキュモキュモッキュ」
『他の薬草と混ぜたらいい塩梅らしいの』
そっかぁ。ならいいかなぁ?
『それ、ポムとティム、我が結界を張ってやるから一気に抜くがいいの』
土魔法で撹拌してる風魔法で土とマンドラゴラを分けて、一瞬で終わらせた。
ハイスペックだね。
引き抜かれて、風で踊っていたマンドゴラはこの世の終わりのような表情で、結界で外には聞こえなかったけど、多分物凄い絶叫してたよ。夢に出そう。
そしてなぜか一山プレゼントされた。
「プーーキュン!」
「モーーーキュン!」
フンスとポムとティムが山を指差す。
『性欲マシマシな栄養剤ができるそうだの』
えー、マシマシ素材ばっかりいらないかも。
『ポーションで済むが怪我の痛み止めや睡眠剤にもなる。取っておけば良いの』
そうね。素材としてはありがたいし、新鮮さも抜群だ。
「ありがとうね」
クッキーを出すとお尻フリフリ歓喜の舞をしてくれて、ニーナがニヨニヨしてる。
とりあえず、ポムたちのマンドラゴラも預かって、近くにいたケビンや他の庭師にポムたちの細い薬草とハーブを集めてもらって。
マイ酒蔵へ入る。
ほとんどが完成してたのでアランとジェイクに樽へ入れてもらう。
「いい香りすぎる」
「俺はもうエールが飲めない」
二人とも呑兵衛になって来てるようだ。合掌。
タンクの〈洗浄〉をして、ポムの指示でマンドラゴラと薬草、ハーブと入れて行く。
最後に二匹で何か舞を始めたので、人間が飲めないものになりそう。
『ほほう、我も飲みたいからの』
そう言って、多分水を霊水に変えちゃったね。
精霊王にマシマシになっていただくとして。
他のタンクは、日本酒とウオッカとワインが欲しいからそれ系になる素材を詰めた。
今から作ると多分、お宿の前日に行けないかな。
時間経過早めたタンクだけね。
「アラン、ジェイク、小瓶分だけだよ」
「「はーい」」
もちろんニーナにも。
手伝ってもらってるのと、表に出せない分の口止めでもある。
もちろん賄賂なくても口を割ることはないと信用してるけどね。
お酒に仕込みが済んだので、お宿での料理の試作をする。
アランとジェイクには訓練してもらって、ニーナだけお手伝い。
厨房に入ったからか、ポムもティムも興味津々で様子を伺ってる。
まずは汁物かな。
お出汁を取って、お魚使おう。
うん。お刺身~はあんまりだから半分は焼いたり炙ったりしないとかな。
酢の物と天ぷらと。
牛鍋とカニ・・・スパイダーの脚鍋。
ん!量がいるからなんでも旅館っぽいものを!
タケノコも手に入るし、わりとなんでも作れそう。
私のレパートリーはそこまでないので家庭料理に毛が生えた感じだけど、それっぽく。
見栄えが良くしたいのでカブっぽいのをカツラ剥きして野菜とお肉を巻いてちょっと茹でる。
彼氏には弁当くらいは作ったけど、あいつ多分食べずに捨ててたよね。八股じゃランチとかで時間作ったりもしてたでしょ!
夜も作ったりはしてたけど、時間なくて簡単なものだったし?
今はジュリアスさまのために好きなだけ凝ったり出来るし幸せだな。
まぁあんなのは思い出さなくて良し。
クミちゃんはよく休みに一緒に料理作ったりしてた。多分クミちゃんのが料理上手。
私は教わってた方だなぁ。
クミちゃん、私のスマホとPCと推し活グッズ、ちゃんと処理してくれたよね。信じてるからね。
マッチョがひしめく動画とかお母さんが見たら倒れちゃうよねぇ。
はぁ!全部こっちに持って来れたら良かったのに。
あ、でも今は天然ものマッチョを見放題が最高だから、グッズに未練はないかも。
魚の煮付け作ってたら、ちょっと思い出に浸っちゃった。
ポムたちが自分達に手柄をドヤァとしつつ、あれが美味しくなってる、あっちも美味しいと身振り手振りで説明してくれる。
野菜の種類も増えた・・・?
「ねぇ、ニーナ、あの葉っぱはなぜ揺れてるのかしら?」
「ほんとですね?風はそこまで吹いてないですよねね」
なぜかあの一帯だけフラワーロックみたいな状態。
『ほぅ、ポムよ。マンドラゴラを植えたのかの?』
マンドラゴラー?
ポムはサムズアップみたいにしてるけど、錬金素材の抜くと死んじゃう伝説のやつ?
『あの頃合いで抜かないと脱走するの』
えええ!
野菜が脱走するの!?
『グレーデンでは良く根が捻じれている素材があるであろ?魔素がたっぷりの土地で育つから魔物化の直前のものじゃ、じゃからあのマンドラゴラはきっと生きが良いよの』
あのセクシー大根や人参もどきって寸前だったのか!!!???
ヤバい食材じゃん!
「抜いたら絶叫するんだよね?」
『そうさの、土の表面でぶった斬って息の根を止めてから収穫でも良いが鮮度が一気に落ちるの』
一気に落ちちゃうんだ。
錬金素材ならそのままにしたい。
「プッキュ」
「モッキュ」
『酒にしたいからぶった斬らないで欲しいらしいの』
それはまたとんでもなお酒だなぁ。
なんだっけ、神経毒とかなかったか?
「プッキュウウキュキュ」
「モッキュモキュモッキュ」
『他の薬草と混ぜたらいい塩梅らしいの』
そっかぁ。ならいいかなぁ?
『それ、ポムとティム、我が結界を張ってやるから一気に抜くがいいの』
土魔法で撹拌してる風魔法で土とマンドラゴラを分けて、一瞬で終わらせた。
ハイスペックだね。
引き抜かれて、風で踊っていたマンドゴラはこの世の終わりのような表情で、結界で外には聞こえなかったけど、多分物凄い絶叫してたよ。夢に出そう。
そしてなぜか一山プレゼントされた。
「プーーキュン!」
「モーーーキュン!」
フンスとポムとティムが山を指差す。
『性欲マシマシな栄養剤ができるそうだの』
えー、マシマシ素材ばっかりいらないかも。
『ポーションで済むが怪我の痛み止めや睡眠剤にもなる。取っておけば良いの』
そうね。素材としてはありがたいし、新鮮さも抜群だ。
「ありがとうね」
クッキーを出すとお尻フリフリ歓喜の舞をしてくれて、ニーナがニヨニヨしてる。
とりあえず、ポムたちのマンドラゴラも預かって、近くにいたケビンや他の庭師にポムたちの細い薬草とハーブを集めてもらって。
マイ酒蔵へ入る。
ほとんどが完成してたのでアランとジェイクに樽へ入れてもらう。
「いい香りすぎる」
「俺はもうエールが飲めない」
二人とも呑兵衛になって来てるようだ。合掌。
タンクの〈洗浄〉をして、ポムの指示でマンドラゴラと薬草、ハーブと入れて行く。
最後に二匹で何か舞を始めたので、人間が飲めないものになりそう。
『ほほう、我も飲みたいからの』
そう言って、多分水を霊水に変えちゃったね。
精霊王にマシマシになっていただくとして。
他のタンクは、日本酒とウオッカとワインが欲しいからそれ系になる素材を詰めた。
今から作ると多分、お宿の前日に行けないかな。
時間経過早めたタンクだけね。
「アラン、ジェイク、小瓶分だけだよ」
「「はーい」」
もちろんニーナにも。
手伝ってもらってるのと、表に出せない分の口止めでもある。
もちろん賄賂なくても口を割ることはないと信用してるけどね。
お酒に仕込みが済んだので、お宿での料理の試作をする。
アランとジェイクには訓練してもらって、ニーナだけお手伝い。
厨房に入ったからか、ポムもティムも興味津々で様子を伺ってる。
まずは汁物かな。
お出汁を取って、お魚使おう。
うん。お刺身~はあんまりだから半分は焼いたり炙ったりしないとかな。
酢の物と天ぷらと。
牛鍋とカニ・・・スパイダーの脚鍋。
ん!量がいるからなんでも旅館っぽいものを!
タケノコも手に入るし、わりとなんでも作れそう。
私のレパートリーはそこまでないので家庭料理に毛が生えた感じだけど、それっぽく。
見栄えが良くしたいのでカブっぽいのをカツラ剥きして野菜とお肉を巻いてちょっと茹でる。
彼氏には弁当くらいは作ったけど、あいつ多分食べずに捨ててたよね。八股じゃランチとかで時間作ったりもしてたでしょ!
夜も作ったりはしてたけど、時間なくて簡単なものだったし?
今はジュリアスさまのために好きなだけ凝ったり出来るし幸せだな。
まぁあんなのは思い出さなくて良し。
クミちゃんはよく休みに一緒に料理作ったりしてた。多分クミちゃんのが料理上手。
私は教わってた方だなぁ。
クミちゃん、私のスマホとPCと推し活グッズ、ちゃんと処理してくれたよね。信じてるからね。
マッチョがひしめく動画とかお母さんが見たら倒れちゃうよねぇ。
はぁ!全部こっちに持って来れたら良かったのに。
あ、でも今は天然ものマッチョを見放題が最高だから、グッズに未練はないかも。
魚の煮付け作ってたら、ちょっと思い出に浸っちゃった。
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