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三章
682話
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ちなみに戦い終わった後、演習場の外周りにセッティングされたキッチン馬車や焼き台にて、おやつを食べれる権が発生しているので、みんな団体戦も個人戦も出場希望者が多い。
グレーデン家の料理長が振る舞ってくれるから余計に。
なんかね?料理だけじゃなくてルルゥも人気みたいよ。
隊長など長が付く人たちはシード権があるのに個人戦も初戦から出ようとしたり。
若い子の目を摘んじゃダメなのよ。
「夜の宴でたっぷり食べれるので我慢するのよ?」
「しゅるのよ?」
カリナ夫人とユーリアさまに言われちゃうと大人しく引き下がって。
美味しい匂いが漂ってる中、理性を保つの辛いね。
ユーリアさまはカリナ夫人の仕草まで真似てるのが可愛いんだけど、のちにアンゼリカさまに似るとしたら、どんな感じに成長するのか、楽しみで仕方ない。
普段は深窓の令嬢で、戦場では猛獣って言うのもアリだと思うんだ。
でもジジバカなルシードさまが戦場に出るのを許すかなぁ?
個人戦は勝ち抜き戦で、問答無用のくじ選出で対戦相手が決まる。
新人と歴戦の猛者に当たると半泣きで挑む。
勝負の世界で情けは本人にとって恥なので手加減はない。
仲間の声援を受けて果敢に立ち向かう姿は涙を誘う。
狐がライオンに立ち向かうような感じ。
でもそう思っちゃうのが負けを確定させちゃうんで、自分が勝てると思って戦わないと。
中堅だろうが古参だろうが個人差が激しいので、ちゃんと勝つ若手もいる。
実力勝負なのだ。
さすがに演習で命まではかけてないので、ボクシングやプロレスを応援するような高揚感、命懸けの緊張感に似てる気がする。
スケールは大きいけど。
グレーデンの演習はもうちょっと土臭い。
リュフェリーは会場になってるこの舞台がちゃんとした建築物なので、コロッセオとかで観戦している気分って言うのかな。
グレーデンは野外フェスで、リュフェリーはドームライブ?
隊長クラスの対戦が始まった。
勝ち上がった人たちは休憩でおやつを食べて充電してきたあとだ。
ハンメルさまがアモンさんと当たった。
アモンさんとチェイスさんは元隊長クラスなので一応シード権で最終戦参加だ。
「おぃー、楽隠居で鈍ったとか言うなよー」
リュフェリー側の中堅からヤジが入る。
「バッカ!俺はちゃんと仕事をしてるんだよ」
「おーおー、口だけじゃねぇって見せてくれ」
体格差はアモンさんが大きい。
「今日は運が悪すぎる」
ハンメルさまが半泣きだ。
「おーーーじーーーーさーーまーー」
マクソンもお祖父様もいない場面だとちゃんと応援してくれる姪っ子だ。
ハンメルさまが復活した。
「アミョンはマクソンほどじゃないけれどバインだったのでしゅ。もっとバイィンとなるとちゅよくなれましゅね」
いつの間に胸板チェックを!
「おじーさまはほしょしゅぎでしゅ」
全然ダメって感じで肩をすくめて首を振った六歳。
予言だったのか、アモンさんの勝ちだった。
「ボーーーン!腕周り鍛えましょうぜー」
「いや全身だろーが」
追い討ちをかける中堅たち。鬼か。
次はセリウスさまがリュフェリーの第二部隊長に当たった。
体格はほぼ互角で魔法の扱いの差でセリウスさまの勝ちだった。
何戦か挟んで、チェイスさんがルシードさまに当たって、ヤケクソだった。
「おじいしゃまはしゅごいのれす」
むっふーと嬉しそうにはしゃぐユーリアさまをカリナ夫人が、
「うふふ、まだまだお父様も勝てませんからね」
って、ユーリアさまを撫でる。
「おじーーーいさまーーー!!!」
「ユーリアーーー、勝利をささげるよぉ!!」
ガクーッとなりそうなジジバカな返事に、チェイスさんがやりにくそう。
万が一、勝てたとしてもすごい空気になるよ。
だけど、お義父さまと同じく辺境三家のトップだったお方だ。
チェイスさんの攻撃を軽くいなして、ちょっと揉んでやってる感じで楽しそうにして、あっという間に勝負アリだよ。
これは気の毒。
ジュリアスさまは、マクソンと当たった。
ユーリアさまと私の熾烈な応援合戦が始まった。
魔法アリなのに二人とも剣と肉体勝負で。
パワー全開なのでめっちゃ暴風警報だよ。
いつの間にか戻っていたハンメルさまとセリウスさまが、魔法障壁を張ってくれた。
「舞台場周りにも張られてるけど一応ねー」
ジュリアスさまもマクソンも楽しそうに応戦してる。
「アテクチ、もっと近くでおうえんしたいでしゅのに」
それはさすがに危険だよ。
勝負は接戦で、膠着状態だったんだけど、マクソンが一瞬足を庇って勝負が付いた。
「あー、なるほどー」
「あれだけ力押しだと持たないか」
ユーリアさまがガーンとなってるのをカリナ夫人が背をポンポンとして。
「ほら、労いに行きましょう」
「はい・・・」
抱き上げてこの場を離れた。
「マクソンは引退理由は故障じゃないんだけど、昨年膝を痛めたんだ」
これは、アレか。ユーリアさまを庇った時とか言う感じの。
「何もないところで転けて膝を割ったんだよ」
なんそれ!!!!??
でもあれか、六十前あり得るのか・・・。
猛者がうっかりコケてって。
切ない気持ちになったよ。
グレーデン家の料理長が振る舞ってくれるから余計に。
なんかね?料理だけじゃなくてルルゥも人気みたいよ。
隊長など長が付く人たちはシード権があるのに個人戦も初戦から出ようとしたり。
若い子の目を摘んじゃダメなのよ。
「夜の宴でたっぷり食べれるので我慢するのよ?」
「しゅるのよ?」
カリナ夫人とユーリアさまに言われちゃうと大人しく引き下がって。
美味しい匂いが漂ってる中、理性を保つの辛いね。
ユーリアさまはカリナ夫人の仕草まで真似てるのが可愛いんだけど、のちにアンゼリカさまに似るとしたら、どんな感じに成長するのか、楽しみで仕方ない。
普段は深窓の令嬢で、戦場では猛獣って言うのもアリだと思うんだ。
でもジジバカなルシードさまが戦場に出るのを許すかなぁ?
個人戦は勝ち抜き戦で、問答無用のくじ選出で対戦相手が決まる。
新人と歴戦の猛者に当たると半泣きで挑む。
勝負の世界で情けは本人にとって恥なので手加減はない。
仲間の声援を受けて果敢に立ち向かう姿は涙を誘う。
狐がライオンに立ち向かうような感じ。
でもそう思っちゃうのが負けを確定させちゃうんで、自分が勝てると思って戦わないと。
中堅だろうが古参だろうが個人差が激しいので、ちゃんと勝つ若手もいる。
実力勝負なのだ。
さすがに演習で命まではかけてないので、ボクシングやプロレスを応援するような高揚感、命懸けの緊張感に似てる気がする。
スケールは大きいけど。
グレーデンの演習はもうちょっと土臭い。
リュフェリーは会場になってるこの舞台がちゃんとした建築物なので、コロッセオとかで観戦している気分って言うのかな。
グレーデンは野外フェスで、リュフェリーはドームライブ?
隊長クラスの対戦が始まった。
勝ち上がった人たちは休憩でおやつを食べて充電してきたあとだ。
ハンメルさまがアモンさんと当たった。
アモンさんとチェイスさんは元隊長クラスなので一応シード権で最終戦参加だ。
「おぃー、楽隠居で鈍ったとか言うなよー」
リュフェリー側の中堅からヤジが入る。
「バッカ!俺はちゃんと仕事をしてるんだよ」
「おーおー、口だけじゃねぇって見せてくれ」
体格差はアモンさんが大きい。
「今日は運が悪すぎる」
ハンメルさまが半泣きだ。
「おーーーじーーーーさーーまーー」
マクソンもお祖父様もいない場面だとちゃんと応援してくれる姪っ子だ。
ハンメルさまが復活した。
「アミョンはマクソンほどじゃないけれどバインだったのでしゅ。もっとバイィンとなるとちゅよくなれましゅね」
いつの間に胸板チェックを!
「おじーさまはほしょしゅぎでしゅ」
全然ダメって感じで肩をすくめて首を振った六歳。
予言だったのか、アモンさんの勝ちだった。
「ボーーーン!腕周り鍛えましょうぜー」
「いや全身だろーが」
追い討ちをかける中堅たち。鬼か。
次はセリウスさまがリュフェリーの第二部隊長に当たった。
体格はほぼ互角で魔法の扱いの差でセリウスさまの勝ちだった。
何戦か挟んで、チェイスさんがルシードさまに当たって、ヤケクソだった。
「おじいしゃまはしゅごいのれす」
むっふーと嬉しそうにはしゃぐユーリアさまをカリナ夫人が、
「うふふ、まだまだお父様も勝てませんからね」
って、ユーリアさまを撫でる。
「おじーーーいさまーーー!!!」
「ユーリアーーー、勝利をささげるよぉ!!」
ガクーッとなりそうなジジバカな返事に、チェイスさんがやりにくそう。
万が一、勝てたとしてもすごい空気になるよ。
だけど、お義父さまと同じく辺境三家のトップだったお方だ。
チェイスさんの攻撃を軽くいなして、ちょっと揉んでやってる感じで楽しそうにして、あっという間に勝負アリだよ。
これは気の毒。
ジュリアスさまは、マクソンと当たった。
ユーリアさまと私の熾烈な応援合戦が始まった。
魔法アリなのに二人とも剣と肉体勝負で。
パワー全開なのでめっちゃ暴風警報だよ。
いつの間にか戻っていたハンメルさまとセリウスさまが、魔法障壁を張ってくれた。
「舞台場周りにも張られてるけど一応ねー」
ジュリアスさまもマクソンも楽しそうに応戦してる。
「アテクチ、もっと近くでおうえんしたいでしゅのに」
それはさすがに危険だよ。
勝負は接戦で、膠着状態だったんだけど、マクソンが一瞬足を庇って勝負が付いた。
「あー、なるほどー」
「あれだけ力押しだと持たないか」
ユーリアさまがガーンとなってるのをカリナ夫人が背をポンポンとして。
「ほら、労いに行きましょう」
「はい・・・」
抱き上げてこの場を離れた。
「マクソンは引退理由は故障じゃないんだけど、昨年膝を痛めたんだ」
これは、アレか。ユーリアさまを庇った時とか言う感じの。
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切ない気持ちになったよ。
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