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本編
受け入れるのも受け流すのも生きる知恵
アーバンに帰る途中にルージュやアッシュ、ランドに状況を説明したら、
「戻ってシルバーリーフ殿をケしてきます」
って何かやばいこと言い出すものだから説得に大変だった。
3人とも私の学園生活に付き添ってくれていたから友人関係も把握してるし、レイは身分関係なく接していたから、それなりに3人とも仲がいい。カーマインも含めてだけど。
渋々と言った感じで納得してくれたけど、やっぱり失恋してすぐ身近でって言うのはダメかしらね?
条件が私的には良いのだけど。
恋は破れても仕事は残ってて、その仕事を好きに続けても良いって言う相手が現れたら乗っておくでしょう。
屋敷に戻るとカーマインやメイド達が出迎えてくれる。着替えをしてくる間にお父様達に話があると伝言を頼んだ。
ダイニングに行くと家族全員揃っていてお父様のお顔が中心にぎゅっと集まっていた!
後に控えているカーマインも心なしか青い。ルージュに報告されちゃったかな。
「お父様。お聞きの様ですが、レイニード・シルバーリーフ様からプロポーズされましたわ。お受けしたいと思っております」
兄様もお母様も呆れてらっしゃるかしら?
「別に今すぐ結婚だとか焦らなくとも良いんだよ?」
他の領地というか国が落ち着いてきたらうるさくなるから急ぎますよ!
「レイニードはアーバンに拠点を構えても良いと言ってくれましたし、仕事に口出しをしないとも言ってくれましたの」
「ん?」
「婿入りで良いそうなのですが反対ですか?」
お父様も兄様も同じ角度で首を傾げている。変なところがそっくりだわ。
貴族家の三男だと親に爵位を譲ってもらう当てが無ければ、自力で得るか婿入りと言った感じだからレイニードも基本はそういう予定だったと思う。私は兄様がいるので後継じゃないし、爵位は貰えなくもないけど別にどっちでもって思っていた。
「うむむ。婿入りならありか?」
「イヤイヤとか適当に決めたとかじゃないのか?」
心配してくれてるのは嬉しいけど過保護だよー。
「シルバーリーフに行くか~。結納は酒か?」
もう少しマシな手土産~!
元々仲良しだけどシルバーリーフとアーバンが縁戚になるのは結構政治的に大きい。
本人達は至って気楽な婚姻だけど、他の脱王都組の新共和国の方々は裏で歯噛みするかも。
先触れを出すことにしてお父様とシルバーリーフに申し込みに行くことになった。兄様とお母様はお留守番で。
部屋に戻る途中にスッとカーマインが後ろに寄り共に部屋に入る。
「お嬢様」
「反対する?」
まだ恋心が疼く。肯定して欲しいけどして欲しくない。
「反対はできません。あの方を私は苦手ですが悪い方ではないですし、貴女を大切にしてくださると確信できますから」
「・・・そう」
カーマインはあくまでも執事で従僕である事に重きを置くのね。
「私にずっと仕えてくれるのね?」
「はい」
「どんな時でも?私が酷いことしても?」
「はい」
「酷いことや悪いことは止めなさいよ」
思わず突っ込んでしまう私は小心者ね。
「止めません。お嬢様の望みはどんな事であっても叶えるのが私の役目です」
「ダメな従者ね」
カーマインが片膝をついて指先に忠誠の口付けをしてくれる。
妻にはしてくれなかったのに「全て叶える」なんて嘘つきのくせに。
側に控えるルージュやアッシュ、ランドまで膝をついている。
完全に主人と従者に線を引かれているのは寂しいものよ。
でも絶対裏切らないと信頼できる者がいるのはありがたいこと。
こんな重い従僕たちが控えてる私の婿になんて耐えてくれそうなのはレイしかいなそう。
レイが申し出てくれて良かったのね。
仮に適当に探して結婚してたら、執事と不貞を疑われたり仕事を疑われたりしそうだもの。
カーマインのバカ。受け入れてくれてたらもっと気楽だったかもしれないのに!
結果的に私も家もシルバーリーフ家も悪くない話になるけど。
とりあえず婚姻後の新居と研究用の離れを立てる場所を選定しなくちゃ。
おじさま達にも贈り物を用意しよう。
「戻ってシルバーリーフ殿をケしてきます」
って何かやばいこと言い出すものだから説得に大変だった。
3人とも私の学園生活に付き添ってくれていたから友人関係も把握してるし、レイは身分関係なく接していたから、それなりに3人とも仲がいい。カーマインも含めてだけど。
渋々と言った感じで納得してくれたけど、やっぱり失恋してすぐ身近でって言うのはダメかしらね?
条件が私的には良いのだけど。
恋は破れても仕事は残ってて、その仕事を好きに続けても良いって言う相手が現れたら乗っておくでしょう。
屋敷に戻るとカーマインやメイド達が出迎えてくれる。着替えをしてくる間にお父様達に話があると伝言を頼んだ。
ダイニングに行くと家族全員揃っていてお父様のお顔が中心にぎゅっと集まっていた!
後に控えているカーマインも心なしか青い。ルージュに報告されちゃったかな。
「お父様。お聞きの様ですが、レイニード・シルバーリーフ様からプロポーズされましたわ。お受けしたいと思っております」
兄様もお母様も呆れてらっしゃるかしら?
「別に今すぐ結婚だとか焦らなくとも良いんだよ?」
他の領地というか国が落ち着いてきたらうるさくなるから急ぎますよ!
「レイニードはアーバンに拠点を構えても良いと言ってくれましたし、仕事に口出しをしないとも言ってくれましたの」
「ん?」
「婿入りで良いそうなのですが反対ですか?」
お父様も兄様も同じ角度で首を傾げている。変なところがそっくりだわ。
貴族家の三男だと親に爵位を譲ってもらう当てが無ければ、自力で得るか婿入りと言った感じだからレイニードも基本はそういう予定だったと思う。私は兄様がいるので後継じゃないし、爵位は貰えなくもないけど別にどっちでもって思っていた。
「うむむ。婿入りならありか?」
「イヤイヤとか適当に決めたとかじゃないのか?」
心配してくれてるのは嬉しいけど過保護だよー。
「シルバーリーフに行くか~。結納は酒か?」
もう少しマシな手土産~!
元々仲良しだけどシルバーリーフとアーバンが縁戚になるのは結構政治的に大きい。
本人達は至って気楽な婚姻だけど、他の脱王都組の新共和国の方々は裏で歯噛みするかも。
先触れを出すことにしてお父様とシルバーリーフに申し込みに行くことになった。兄様とお母様はお留守番で。
部屋に戻る途中にスッとカーマインが後ろに寄り共に部屋に入る。
「お嬢様」
「反対する?」
まだ恋心が疼く。肯定して欲しいけどして欲しくない。
「反対はできません。あの方を私は苦手ですが悪い方ではないですし、貴女を大切にしてくださると確信できますから」
「・・・そう」
カーマインはあくまでも執事で従僕である事に重きを置くのね。
「私にずっと仕えてくれるのね?」
「はい」
「どんな時でも?私が酷いことしても?」
「はい」
「酷いことや悪いことは止めなさいよ」
思わず突っ込んでしまう私は小心者ね。
「止めません。お嬢様の望みはどんな事であっても叶えるのが私の役目です」
「ダメな従者ね」
カーマインが片膝をついて指先に忠誠の口付けをしてくれる。
妻にはしてくれなかったのに「全て叶える」なんて嘘つきのくせに。
側に控えるルージュやアッシュ、ランドまで膝をついている。
完全に主人と従者に線を引かれているのは寂しいものよ。
でも絶対裏切らないと信頼できる者がいるのはありがたいこと。
こんな重い従僕たちが控えてる私の婿になんて耐えてくれそうなのはレイしかいなそう。
レイが申し出てくれて良かったのね。
仮に適当に探して結婚してたら、執事と不貞を疑われたり仕事を疑われたりしそうだもの。
カーマインのバカ。受け入れてくれてたらもっと気楽だったかもしれないのに!
結果的に私も家もシルバーリーフ家も悪くない話になるけど。
とりあえず婚姻後の新居と研究用の離れを立てる場所を選定しなくちゃ。
おじさま達にも贈り物を用意しよう。
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