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私たちだけモリモリ食べるのもなんなのでギルマスにも食べるように勧める。
「良い素材使ってるよなぁ」
「料理人の腕も良いだろう」
王宮の庭にある森で狩猟祭用に放してある鳥やウサギ、ヤギは宴の時にも使われる。
今回は主催が公爵だから公爵家の買ってきたものかもだけど。
王家主催の夜会は新鮮なお肉が出てくるって楽しみ。
貴族は魔獣をあまり表立って食べないらしいので、ドラゴン肉やビックベアを一流料理人に扱ってもらえないのは残念無念。
はたと気付いた。
「ギルマス、ギルマスやアウルのうちには料理人いる?」
貴族ですわ。貴族がいたんですわ。元?だけど。
「俺は地元がこっちじゃねぇから使用人は雇ってないぜ」
役立たず!!!Sランクのくせに人件費ケチってんのか!
「うちには実家から料理長の弟子がついてきてくれたので〈いる〉に入るか」
アウル!!!ただでさえ神々しいのに神に見える。
「料理人がどうした?」
「ここじゃ普通の素材しかないから、ドラゴン肉とかサーペント肉を腕のいい料理人に使ってもらって食べたい」
塩胡椒うまいよ。薬味で楽しめるよ。
でも焼き加減とかソースとか隠し味が!!
「お前なぁ。どっかの食堂借りるか、爺様んちでやればいいだろう」
ギルマスに呆れられた。
「お祖父様にドラゴン肉出したら親豚子豚が荒れるからめんどくさい」
アイツら、高い物ってだけで鼻息荒くして奪いそう。
それにおしゃれな味は私が作れないので勿体無いじゃん。
「あー、なぜドラゴン肉持ってるんだよ」
「以前討伐した分を保管してある」
ホワイトドラゴンだよ。皮欲しい。鱗欲しい。内臓は錬金術師に高く売れるし、肉はうまい。
討伐依頼の獲物じゃなかったから、総取りだし、嬉しかったな。
ただ目立つこと出来なかったから素材はほぼ死蔵だ。
「ドラゴンの肉を食べさせてくれるならウチでやりましょうか」
アウルのおかげでより上手いドラゴンステーキにありつけるようだ。やっふー!
「お前・・・普段絶対に人を寄せ付けないくせに」
「ドラゴン肉を売らずに食べるなんてバカみたいなことするのを楽しまずにいられるか?」
あれ?なんかディスられてない?
「ドラゴンは基本は大貴族がオークションで競るんだよ」
それって皮とか手元に残せないんでしょ。
呆れた感じで言うけど、討伐した時点でドラゴンを出したら私たち紐付きにされてたじゃん。嫌すぎる。
「レッドとかアースとかなら手放したけど。ホワイトだよ?鱗と皮取っときたいんだよ」
色の名付きはアースやアクア、フレイムとか属性の名付きより格下だけど、それでも価値があるからね。ブツブツ言うのはわかるけど、保身が一番大事だったんだもん。
「運良く遭遇して倒したんだから好きにして良いでしょ」
「そりゃそうだが、食べるってなぁ」
「じゃギルマスは呼ばないよ」
「なんでだよ」
ウダウダうるさいからじゃ!
「ははは、じゃぁ、酒と調味料やスパイスは良いのを用意させておく」
なんだって!アウル大好き!
スパイスは高い。
「アウル、好きかも」
ルカちゃん!肉頬張りながらアウルをうっとり見ないの!BでLなんてお姉ちゃんは・・・あれ?アウルとルカ、絵面が美しいな。姉さんはルカが本気なら許します。うぅ。
「リュカは肉で釣れるのか?リンクはケーキか?」
「リンクは手間のかかったケーキとショコラが好きだ」
ルカちゃんが私の情報を売っただと!?アウル、恐ろしいイケメン。
「それならうちのコックの得意分野だな。良かったな?」
あれ?もうアウルんちの子になろうかな。
あとコックさん肉おしゃれソースとスポンジケーキの膨らまし方とクッキーがサクサクになる方法を教えて欲しい。
「お前ら戻って来い!今夜はまだ夜会だ」
一番めんどくさそうなこと思い出させたな。
ギルマスは、以前うっかり分量間違えてできた味はクソまずいけど一週間頭もシモもギンギラリンなるポーションくれてやる。
寝てはいけない時にって言えば飲むよね♡
「そう言えば、夜のエスコートはお前ら双子でやるのか?」
「そうですね。兄と祖父も来るので選び放題」
「リュカは?」
「俺はずっとリンクについてる」
そうなるよね。
お互いが虫除け。
「リュカちゃんに好きな子ができたら私は悲しみつつ見送るからね」
「いねぇし。俺の気持ちはダンジョン踏破って決めてるんだ。付き合ってよ」
もちろん一緒にいられる限りずっと一緒。
他に何もなかったたら一緒にしぬ。
二人の人生が別つまで、お互いが一番大事。
「お前らリュカの方がしっかりして理性的で全部リュカに頼っているようでリンクが軸なんだな」
「そんなことないよ」
「お互いのやり良いようにしてる」
さすがにギルマスとアウルが一緒にいるとほとんど誰も寄ってこないんで、このまま祝宴が終わるまで食べてようかな。
酒も飲めちゃう。
二杯目に手を出したら、美味しいのに当たった。
「ドラゴン肉喰ったあとは何するんだ」
ギルマスがウィスキー片手に聞いてくる。
「一回領地帰って、家買ってからダンジョン制覇にでたい」
マートム家にはもう誰も手を出させないが、馬鹿が何するか読めないからちゃんと警備防犯に力入れたい。
「なるべく定期的に王都のギルド顔出せよー」
「外国のダンジョンも行きたいから気長にねー」
「アウル、こいつらに着いてってくんねえか?」
「パーティで?そりゃ相談しないとだな」
うんうん。リーダー権限で無理にみんな連れてくのダメだよ。
「おもしろそーだし良いけどね」
高ランク冒険者、目的がないときは面白そうなことに首を突っ込みがち?
「良い素材使ってるよなぁ」
「料理人の腕も良いだろう」
王宮の庭にある森で狩猟祭用に放してある鳥やウサギ、ヤギは宴の時にも使われる。
今回は主催が公爵だから公爵家の買ってきたものかもだけど。
王家主催の夜会は新鮮なお肉が出てくるって楽しみ。
貴族は魔獣をあまり表立って食べないらしいので、ドラゴン肉やビックベアを一流料理人に扱ってもらえないのは残念無念。
はたと気付いた。
「ギルマス、ギルマスやアウルのうちには料理人いる?」
貴族ですわ。貴族がいたんですわ。元?だけど。
「俺は地元がこっちじゃねぇから使用人は雇ってないぜ」
役立たず!!!Sランクのくせに人件費ケチってんのか!
「うちには実家から料理長の弟子がついてきてくれたので〈いる〉に入るか」
アウル!!!ただでさえ神々しいのに神に見える。
「料理人がどうした?」
「ここじゃ普通の素材しかないから、ドラゴン肉とかサーペント肉を腕のいい料理人に使ってもらって食べたい」
塩胡椒うまいよ。薬味で楽しめるよ。
でも焼き加減とかソースとか隠し味が!!
「お前なぁ。どっかの食堂借りるか、爺様んちでやればいいだろう」
ギルマスに呆れられた。
「お祖父様にドラゴン肉出したら親豚子豚が荒れるからめんどくさい」
アイツら、高い物ってだけで鼻息荒くして奪いそう。
それにおしゃれな味は私が作れないので勿体無いじゃん。
「あー、なぜドラゴン肉持ってるんだよ」
「以前討伐した分を保管してある」
ホワイトドラゴンだよ。皮欲しい。鱗欲しい。内臓は錬金術師に高く売れるし、肉はうまい。
討伐依頼の獲物じゃなかったから、総取りだし、嬉しかったな。
ただ目立つこと出来なかったから素材はほぼ死蔵だ。
「ドラゴンの肉を食べさせてくれるならウチでやりましょうか」
アウルのおかげでより上手いドラゴンステーキにありつけるようだ。やっふー!
「お前・・・普段絶対に人を寄せ付けないくせに」
「ドラゴン肉を売らずに食べるなんてバカみたいなことするのを楽しまずにいられるか?」
あれ?なんかディスられてない?
「ドラゴンは基本は大貴族がオークションで競るんだよ」
それって皮とか手元に残せないんでしょ。
呆れた感じで言うけど、討伐した時点でドラゴンを出したら私たち紐付きにされてたじゃん。嫌すぎる。
「レッドとかアースとかなら手放したけど。ホワイトだよ?鱗と皮取っときたいんだよ」
色の名付きはアースやアクア、フレイムとか属性の名付きより格下だけど、それでも価値があるからね。ブツブツ言うのはわかるけど、保身が一番大事だったんだもん。
「運良く遭遇して倒したんだから好きにして良いでしょ」
「そりゃそうだが、食べるってなぁ」
「じゃギルマスは呼ばないよ」
「なんでだよ」
ウダウダうるさいからじゃ!
「ははは、じゃぁ、酒と調味料やスパイスは良いのを用意させておく」
なんだって!アウル大好き!
スパイスは高い。
「アウル、好きかも」
ルカちゃん!肉頬張りながらアウルをうっとり見ないの!BでLなんてお姉ちゃんは・・・あれ?アウルとルカ、絵面が美しいな。姉さんはルカが本気なら許します。うぅ。
「リュカは肉で釣れるのか?リンクはケーキか?」
「リンクは手間のかかったケーキとショコラが好きだ」
ルカちゃんが私の情報を売っただと!?アウル、恐ろしいイケメン。
「それならうちのコックの得意分野だな。良かったな?」
あれ?もうアウルんちの子になろうかな。
あとコックさん肉おしゃれソースとスポンジケーキの膨らまし方とクッキーがサクサクになる方法を教えて欲しい。
「お前ら戻って来い!今夜はまだ夜会だ」
一番めんどくさそうなこと思い出させたな。
ギルマスは、以前うっかり分量間違えてできた味はクソまずいけど一週間頭もシモもギンギラリンなるポーションくれてやる。
寝てはいけない時にって言えば飲むよね♡
「そう言えば、夜のエスコートはお前ら双子でやるのか?」
「そうですね。兄と祖父も来るので選び放題」
「リュカは?」
「俺はずっとリンクについてる」
そうなるよね。
お互いが虫除け。
「リュカちゃんに好きな子ができたら私は悲しみつつ見送るからね」
「いねぇし。俺の気持ちはダンジョン踏破って決めてるんだ。付き合ってよ」
もちろん一緒にいられる限りずっと一緒。
他に何もなかったたら一緒にしぬ。
二人の人生が別つまで、お互いが一番大事。
「お前らリュカの方がしっかりして理性的で全部リュカに頼っているようでリンクが軸なんだな」
「そんなことないよ」
「お互いのやり良いようにしてる」
さすがにギルマスとアウルが一緒にいるとほとんど誰も寄ってこないんで、このまま祝宴が終わるまで食べてようかな。
酒も飲めちゃう。
二杯目に手を出したら、美味しいのに当たった。
「ドラゴン肉喰ったあとは何するんだ」
ギルマスがウィスキー片手に聞いてくる。
「一回領地帰って、家買ってからダンジョン制覇にでたい」
マートム家にはもう誰も手を出させないが、馬鹿が何するか読めないからちゃんと警備防犯に力入れたい。
「なるべく定期的に王都のギルド顔出せよー」
「外国のダンジョンも行きたいから気長にねー」
「アウル、こいつらに着いてってくんねえか?」
「パーティで?そりゃ相談しないとだな」
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