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連載
エンカウントに次ぐエンカウント
荒野エリアを自分は駆けていた。が、目に入ってくるのは開封されてしまっている宝箱と変わり映えのない風景のみ。《危険察知》にも反応はない……時々見つかる洞窟はちゃんと中に入ってチェックしているが、残念ながらターゲットを見つけることが出来ていない。洞窟の中にあった宝箱は、開いている物もあったが開いていない物もあった。
(それにしても、全く見つからんなぁここのエリアにいると思われるグラッドパーティの人……もしかすると、ここの宝箱の開封率から考えて鍵が見つかったのってこのエリア? で、もう他のエリアに移動してしまっている?)
可能性はかなり高いだろう……洞窟の中以外の宝箱はほとんど開封されていた。この見通しのよさで目でも《危険察知》でも見つけられないとなれば、ここにはもういないと考えてもいいかもしれない。あまり一つの場所の固執してしまうと、全体を取り逃がす事になる。なので次のエリアに向かうべく、移動を始めようとしたまさにその瞬間だった。
『ジャングルエリアにて、捕まっていたプレイヤーが解放されました』
と言うインフォが耳に届いたのは。当然自分はジャングルに取って返す。今ならジャングルに捕まえたゼッドと解放した誰かがいる事は確定している。上手く行けば、二人一気に捕まえられるかもしれない。なので荒野から再びジャングルエリアに突入。全力で走っていると、《危険察知》に待ちかねていた反応が。反応は二つある、ここからそう遠くない場所にゼッドと誰かがいる。
そうして反応がある場所に駆け寄ると、かなり近くに来た所で《危険察知》に映っていた反応が消えた。だが、今回はかなり近づ行けているので場所のあたりは付いている。《危険察知のレーダーから身を隠せる手段がある事は初回のゼッドとのやり取りで分かっていたので、どの付近で反応が消えたのかをちゃんと記憶しておいたのだ。
そのまま現場に走り寄り、付近にある木や転がっている大きめの石などに対して八岐の月で矢を乱れ討った。ここら辺りで反応が消失した以上、瞬間的に移動できるアイテムを拾っていないのなら必ずいる。逆に居なければそう言うレアアイテムを使うという手札を切ったと言う事が分かる為、他のエリアに向かって走るだけだ。そして今回は──
「無茶苦茶しやがる!」「おわっと!? やっぱり隠れるのが遅かったかなー?」
どうやらゼッドを助けに来たのは魔法使いのガルだったようだ。自分の放った矢を二人とも避けたが、回避のため大きく動いたために偽装が解けた。が、二人ともすぐさま戦闘態勢を取った。どうやら、二人いると言う事で自分と戦う様だ。これはおそらく前もって話を決めていたのだろう。
それを証明するかのように、ガルから自分に向けて火、氷、雷、光のランス系魔法が自分に向かって飛んできた。さらにそれらの魔法を盾としてゼッドが槍を構えて突っ込んでくるのも見えた。その攻撃に対して自分の答えは……魔法もその後に突っ込んできたゼッドも前方に《大跳躍》を使う事で飛び越えて魔法を放った後のガルを八岐の月で狙い撃つという行動だった。
「なに!?」「わぁ!?」
頭上を越えられたゼッドの驚きの声と狙われたガルの慌てた声がほぼ同時に耳に届く。しかしガルもさすがと言った所で……慌てながらも複数の魔法の盾を一瞬で生成、矢の勢いを殺された。そして矢の勢いが殺された為にガルの回避が間に合ってしまった──のは読み通り。グラッドパーティの一員をたった一本の矢で射殺せるなんてお気楽な考えはもっていない。再び自分は矢を番えて──
「《ツインファングアロー》!」
アーツのツインファングアローをガルの回避行動先に向けて放つ。その二本の矢はガルの体を喰い破るように飛び──だが、回避された。ガルが《ウィンドブースター》よりも数倍速い速度で横っ飛びしたのだ。が、体勢が整っていない状態でそんな急激な速度を出したものだから、ガルは上手く着地できずに地面を転がる。今度こそ好機、だが当然自分の動きを阻止しようとゼッドが動く。
「おおおおおおおりゃあ!」
自分の背後から大きな声をあげながら突撃してきたのは、恐らく地面を転がって回避行動がとりにくい状態にあるガルから少しでも自分に対して気を引くつもりでやったのだろう。攻撃を当てるためではなく、ガルへの攻撃を中断させる事を最優先した行為と言える。だが、これもこっちにとっては予想の範疇と言うか、むしろそうなるように仕向けた所がある。
《危険察知》と気配からどのあたりに突っ込んでくるかを予測。そして姿勢を低くして突撃してきたゼッドに対して遠慮なしの足払い。ゼッドは反応できず宙に舞った後に顔面から地面にダイブする形となった。すかさず腰に戻していたレパードを抜き、ゼッドの首を飛ばすべく駆けだした瞬間、目の前に黄色の煙が漂う……とっさに息を止めようとしたが間に合わなかった。体がマヒして動かなくなる。これ、恐らくガルが自分に向かってアイテムを投げたんだなと理解する。
「今のうちに逃げるよ!」「攻撃のチャンスじゃねえのか?」「一回でもこのアイテムだと一回でもこっちが攻撃を当てたら、その瞬間麻痺が解けちゃうんだよ! 今のルール上一撃でアースを倒すなんて絶対無理なんだから、ここは逃げの一手だよ!」「分ったよ畜生! 逃げるしかねえなんて屈辱だ!」
そんなやり取りをしながら、ガルとゼッドが走り出していくのを麻痺のせいで全く動けない自分は見送る事しかできなかった。麻痺は大体三〇秒ぐらいで自然に解けたが、当然ガルもゼッドも《危険察知》の範囲外まで逃亡する事に成功してしまっている。最後で読み違えたか……あそこはゼッドではなくガルを先に落とすべきったんだな。こちらを一瞬で麻痺させてくるアイテムを持っていたのは完全に誤算だった。
(が、相手の札をまた一枚知れたから良しとしよう。ならばここからどう動くか……自分がジャングルで麻痺してたのは当然他の面子にも伝えられていただろうし……ならば、ここは草原を突っ切って反対側にある市街地を攻めてみるか)
そう決めて、再び自分は駆けだした。草原を突っ切って市街地に向かう──予定だったのだがここで予想外のエンカウント。理由は分からないが何故か草原エリアに……グラッドがいた。当然自分はグラッドを捕まえるべく急接近した。ある程度距離が詰まったところでグラッドもこちらに気が付いた。
「みぃつけたああああ!」「ハア!? 何でアースがここに居やがるんだよ!?」
あいさつ代わりの飛び蹴りを放ったが、グラッドは盾でこの飛び蹴りを受け流した。その直後、グラッドが変身する。獣人連合で見せた、ありとあらゆる武器を使うエルフの姿になった。変身したと言う事は、真っ向勝負をするつもりかな? なんにせよ、こちらにとってもグラッドの変身時の力を知れるいい機会だ。乗らない理由がない。
「ち、また戦うタイミングじゃねえんだがそうも言ってられねえ。アース、付き合ってもらうぞ!」
もちろん付き合うさ。繰り返すがこの練習で重要なのはルールの把握と相手の札を知る事だ。その大きな手札の一つを見せてくれるというのだから、付き合わないという選択肢は存在しない。
「もちろん、背を向けるような事はしない。いくぞ!」
こうして、突如草原エリアで自分とグラッドの戦いが勃発した。グラッドの手札を、たっぷりと味わういい機会だ……こちらも遠慮なしで行かせてもらうことにしよう。
(それにしても、全く見つからんなぁここのエリアにいると思われるグラッドパーティの人……もしかすると、ここの宝箱の開封率から考えて鍵が見つかったのってこのエリア? で、もう他のエリアに移動してしまっている?)
可能性はかなり高いだろう……洞窟の中以外の宝箱はほとんど開封されていた。この見通しのよさで目でも《危険察知》でも見つけられないとなれば、ここにはもういないと考えてもいいかもしれない。あまり一つの場所の固執してしまうと、全体を取り逃がす事になる。なので次のエリアに向かうべく、移動を始めようとしたまさにその瞬間だった。
『ジャングルエリアにて、捕まっていたプレイヤーが解放されました』
と言うインフォが耳に届いたのは。当然自分はジャングルに取って返す。今ならジャングルに捕まえたゼッドと解放した誰かがいる事は確定している。上手く行けば、二人一気に捕まえられるかもしれない。なので荒野から再びジャングルエリアに突入。全力で走っていると、《危険察知》に待ちかねていた反応が。反応は二つある、ここからそう遠くない場所にゼッドと誰かがいる。
そうして反応がある場所に駆け寄ると、かなり近くに来た所で《危険察知》に映っていた反応が消えた。だが、今回はかなり近づ行けているので場所のあたりは付いている。《危険察知のレーダーから身を隠せる手段がある事は初回のゼッドとのやり取りで分かっていたので、どの付近で反応が消えたのかをちゃんと記憶しておいたのだ。
そのまま現場に走り寄り、付近にある木や転がっている大きめの石などに対して八岐の月で矢を乱れ討った。ここら辺りで反応が消失した以上、瞬間的に移動できるアイテムを拾っていないのなら必ずいる。逆に居なければそう言うレアアイテムを使うという手札を切ったと言う事が分かる為、他のエリアに向かって走るだけだ。そして今回は──
「無茶苦茶しやがる!」「おわっと!? やっぱり隠れるのが遅かったかなー?」
どうやらゼッドを助けに来たのは魔法使いのガルだったようだ。自分の放った矢を二人とも避けたが、回避のため大きく動いたために偽装が解けた。が、二人ともすぐさま戦闘態勢を取った。どうやら、二人いると言う事で自分と戦う様だ。これはおそらく前もって話を決めていたのだろう。
それを証明するかのように、ガルから自分に向けて火、氷、雷、光のランス系魔法が自分に向かって飛んできた。さらにそれらの魔法を盾としてゼッドが槍を構えて突っ込んでくるのも見えた。その攻撃に対して自分の答えは……魔法もその後に突っ込んできたゼッドも前方に《大跳躍》を使う事で飛び越えて魔法を放った後のガルを八岐の月で狙い撃つという行動だった。
「なに!?」「わぁ!?」
頭上を越えられたゼッドの驚きの声と狙われたガルの慌てた声がほぼ同時に耳に届く。しかしガルもさすがと言った所で……慌てながらも複数の魔法の盾を一瞬で生成、矢の勢いを殺された。そして矢の勢いが殺された為にガルの回避が間に合ってしまった──のは読み通り。グラッドパーティの一員をたった一本の矢で射殺せるなんてお気楽な考えはもっていない。再び自分は矢を番えて──
「《ツインファングアロー》!」
アーツのツインファングアローをガルの回避行動先に向けて放つ。その二本の矢はガルの体を喰い破るように飛び──だが、回避された。ガルが《ウィンドブースター》よりも数倍速い速度で横っ飛びしたのだ。が、体勢が整っていない状態でそんな急激な速度を出したものだから、ガルは上手く着地できずに地面を転がる。今度こそ好機、だが当然自分の動きを阻止しようとゼッドが動く。
「おおおおおおおりゃあ!」
自分の背後から大きな声をあげながら突撃してきたのは、恐らく地面を転がって回避行動がとりにくい状態にあるガルから少しでも自分に対して気を引くつもりでやったのだろう。攻撃を当てるためではなく、ガルへの攻撃を中断させる事を最優先した行為と言える。だが、これもこっちにとっては予想の範疇と言うか、むしろそうなるように仕向けた所がある。
《危険察知》と気配からどのあたりに突っ込んでくるかを予測。そして姿勢を低くして突撃してきたゼッドに対して遠慮なしの足払い。ゼッドは反応できず宙に舞った後に顔面から地面にダイブする形となった。すかさず腰に戻していたレパードを抜き、ゼッドの首を飛ばすべく駆けだした瞬間、目の前に黄色の煙が漂う……とっさに息を止めようとしたが間に合わなかった。体がマヒして動かなくなる。これ、恐らくガルが自分に向かってアイテムを投げたんだなと理解する。
「今のうちに逃げるよ!」「攻撃のチャンスじゃねえのか?」「一回でもこのアイテムだと一回でもこっちが攻撃を当てたら、その瞬間麻痺が解けちゃうんだよ! 今のルール上一撃でアースを倒すなんて絶対無理なんだから、ここは逃げの一手だよ!」「分ったよ畜生! 逃げるしかねえなんて屈辱だ!」
そんなやり取りをしながら、ガルとゼッドが走り出していくのを麻痺のせいで全く動けない自分は見送る事しかできなかった。麻痺は大体三〇秒ぐらいで自然に解けたが、当然ガルもゼッドも《危険察知》の範囲外まで逃亡する事に成功してしまっている。最後で読み違えたか……あそこはゼッドではなくガルを先に落とすべきったんだな。こちらを一瞬で麻痺させてくるアイテムを持っていたのは完全に誤算だった。
(が、相手の札をまた一枚知れたから良しとしよう。ならばここからどう動くか……自分がジャングルで麻痺してたのは当然他の面子にも伝えられていただろうし……ならば、ここは草原を突っ切って反対側にある市街地を攻めてみるか)
そう決めて、再び自分は駆けだした。草原を突っ切って市街地に向かう──予定だったのだがここで予想外のエンカウント。理由は分からないが何故か草原エリアに……グラッドがいた。当然自分はグラッドを捕まえるべく急接近した。ある程度距離が詰まったところでグラッドもこちらに気が付いた。
「みぃつけたああああ!」「ハア!? 何でアースがここに居やがるんだよ!?」
あいさつ代わりの飛び蹴りを放ったが、グラッドは盾でこの飛び蹴りを受け流した。その直後、グラッドが変身する。獣人連合で見せた、ありとあらゆる武器を使うエルフの姿になった。変身したと言う事は、真っ向勝負をするつもりかな? なんにせよ、こちらにとってもグラッドの変身時の力を知れるいい機会だ。乗らない理由がない。
「ち、また戦うタイミングじゃねえんだがそうも言ってられねえ。アース、付き合ってもらうぞ!」
もちろん付き合うさ。繰り返すがこの練習で重要なのはルールの把握と相手の札を知る事だ。その大きな手札の一つを見せてくれるというのだから、付き合わないという選択肢は存在しない。
「もちろん、背を向けるような事はしない。いくぞ!」
こうして、突如草原エリアで自分とグラッドの戦いが勃発した。グラッドの手札を、たっぷりと味わういい機会だ……こちらも遠慮なしで行かせてもらうことにしよう。
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