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最終試験(7)
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その言葉が終わると、スノウの体から途轍もない冷気が溢れ出ていた。危機感を感じた俺もすぐさまモード七つの大罪になり、様子を窺った。だが、ここで俺は選択ミスをしていた。あの状況で様子を窺っていたからこそ、スノウに魔法を出す準備をさせてしまっていた。
「氷創成魔法・氷の世界(アイスワールド)」
その魔法が発動すると、闘技場内が一面氷の世界と化した。そして、この氷の世界を作り上げた目論見がすぐに理解できた。
突如俺の背後から氷の槍が襲い、防御結界が二層も砕かれていた。魔力探知にもかからず俺の背後を攻撃してくるだと⁉ 術式を構築した形跡もない、これはかなりまずいな。スノウの攻撃が読めないのなら、未来を予知すればいいだけの話だ。そう思い、未来予知の魔眼を行使した。
「ほぅ? 魔眼も使えるのか、だが、どこまで防げるかな?」
その後もスノウの攻撃を未来予知の魔眼の効果で躱し続け、隙を見ては創造を使い弓矢で攻撃したり、双剣で転移して背後から攻撃したりをしているが、スノウの周囲には自動防御(オートガード)のようなものが発動していて、どの攻撃も防がれてしまう。更にその氷壁は並みの防御力ではなく、炎属性の武器での攻撃も、炎最上級魔法・クリムゾン・ファイアでさえもその氷壁を崩すことができなかった。ふむ、これは中々面倒な相手だな、転生前も防御だけは俺を上回る者は何人か居たが、こいつもその類の人間か……。面倒なんだよな、いっそこの時代にはない魔法で倒してしまおうか。いや、流石にそれだと俺の素性を怪しむ者も出るかもしれない。この手は無しだな。
打開策を思いあぐねていると、一つの原理的策を思い付いた。例え氷とはいえ水から生成されているのだから、この手は使えるかもしれない。
策を思い付くと同時に俺はスノウに水下級魔法・アクアを放った。そのアクアを自動防御が遮るがこれが狙いだ。すぐさま転移して、上空より神の裁き(ラグナロク)を放出した。
神の裁きがスノウの自動防御に遮られるが、どうやら俺の見立て通りこの攻撃は有効なようだ。先程まで傷一つ付かなかった氷壁に大きなひびが見受けられた。
今俺が用いた策は、電気分解だ。電気分解をより引き出すために、敢えて水を氷にかけ電気の通りを良くしたのだ。
効果を十分に得た俺は、一度に無数の神の裁きを放ち、やっとの思いでスノウの氷の世界を攻略した。
「見事だ。俺のこの技を攻略した奴はお前が初めてだ。だが、試験はまだ終わっていない」
奥の手を破られたスノウは、単調な攻撃に変わっていた。存外攻略されたのが精神面に影響を与えたのかもしれない。
そのチャンスを逃さないよう一気に畳みかけにいった俺の背後から殺気を感じ後ろを振り返ると、そこには今俺の目の前に居たはずのスノウがいつの間にか背後に周り、氷で造形した剣で俺に斬りかかろうとしていた。
スノウの攻撃を創造で顕現させた二本の短剣で受け止めた。こいつ、さっきより速くなっていないか⁉ その後もスノウの追撃は緩むことが無く、俺は防戦一方になっていた。魔法を上手く扱い、俺の背後に氷の壁を出し、退路を塞いだりこちらが斬りかかれば氷で作り上げた分身で欺いたりと、先の魔法による攻撃もかなり強力ではあったが、むしろ接近戦の方がどうやらこいつは得意なようだ。
このままでは埒が明かないので一度転移して距離を稼ぎ、弓矢にて牽制した。
だが、この近接戦もスノウの作戦らしく、またしてもスノウに大技を打たせてしまった。
「氷創成魔法・ニブルヘイム」
今までのどの魔法よりも強力な一撃を目の当たりにして、俺は自身の最強の防御魔法にて向かい打った。
「氷創成魔法・氷の世界(アイスワールド)」
その魔法が発動すると、闘技場内が一面氷の世界と化した。そして、この氷の世界を作り上げた目論見がすぐに理解できた。
突如俺の背後から氷の槍が襲い、防御結界が二層も砕かれていた。魔力探知にもかからず俺の背後を攻撃してくるだと⁉ 術式を構築した形跡もない、これはかなりまずいな。スノウの攻撃が読めないのなら、未来を予知すればいいだけの話だ。そう思い、未来予知の魔眼を行使した。
「ほぅ? 魔眼も使えるのか、だが、どこまで防げるかな?」
その後もスノウの攻撃を未来予知の魔眼の効果で躱し続け、隙を見ては創造を使い弓矢で攻撃したり、双剣で転移して背後から攻撃したりをしているが、スノウの周囲には自動防御(オートガード)のようなものが発動していて、どの攻撃も防がれてしまう。更にその氷壁は並みの防御力ではなく、炎属性の武器での攻撃も、炎最上級魔法・クリムゾン・ファイアでさえもその氷壁を崩すことができなかった。ふむ、これは中々面倒な相手だな、転生前も防御だけは俺を上回る者は何人か居たが、こいつもその類の人間か……。面倒なんだよな、いっそこの時代にはない魔法で倒してしまおうか。いや、流石にそれだと俺の素性を怪しむ者も出るかもしれない。この手は無しだな。
打開策を思いあぐねていると、一つの原理的策を思い付いた。例え氷とはいえ水から生成されているのだから、この手は使えるかもしれない。
策を思い付くと同時に俺はスノウに水下級魔法・アクアを放った。そのアクアを自動防御が遮るがこれが狙いだ。すぐさま転移して、上空より神の裁き(ラグナロク)を放出した。
神の裁きがスノウの自動防御に遮られるが、どうやら俺の見立て通りこの攻撃は有効なようだ。先程まで傷一つ付かなかった氷壁に大きなひびが見受けられた。
今俺が用いた策は、電気分解だ。電気分解をより引き出すために、敢えて水を氷にかけ電気の通りを良くしたのだ。
効果を十分に得た俺は、一度に無数の神の裁きを放ち、やっとの思いでスノウの氷の世界を攻略した。
「見事だ。俺のこの技を攻略した奴はお前が初めてだ。だが、試験はまだ終わっていない」
奥の手を破られたスノウは、単調な攻撃に変わっていた。存外攻略されたのが精神面に影響を与えたのかもしれない。
そのチャンスを逃さないよう一気に畳みかけにいった俺の背後から殺気を感じ後ろを振り返ると、そこには今俺の目の前に居たはずのスノウがいつの間にか背後に周り、氷で造形した剣で俺に斬りかかろうとしていた。
スノウの攻撃を創造で顕現させた二本の短剣で受け止めた。こいつ、さっきより速くなっていないか⁉ その後もスノウの追撃は緩むことが無く、俺は防戦一方になっていた。魔法を上手く扱い、俺の背後に氷の壁を出し、退路を塞いだりこちらが斬りかかれば氷で作り上げた分身で欺いたりと、先の魔法による攻撃もかなり強力ではあったが、むしろ接近戦の方がどうやらこいつは得意なようだ。
このままでは埒が明かないので一度転移して距離を稼ぎ、弓矢にて牽制した。
だが、この近接戦もスノウの作戦らしく、またしてもスノウに大技を打たせてしまった。
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