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最後の戦い(3)
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「あら、みんないらっしゃい。今日はどうしたの? さあ中に入って」
「突然お邪魔して申し訳ございません。今日はクロムさんのご両親にご報告したいことがありまして来ました」
シャルルの言葉に両親は首をはてなと傾けていた。いやいやいや、シャルルさんや、いきなり過ぎませんかね? 俺にも心の準備というものがあるんですよ?
両親の視線が俺に注がれているが未だ心の準備が纏まっておらず、上手く言葉が出てこない。それを見兼ねた皆が普段の学園生活の話を両親に聞かせてくれていた。
主に俺の学園での女子生徒からの人気の話をしていた。それを聞いた両親もきゃーとかずるいぞなどなど感想が零れ出ていた。ん? 父さんの感想何かおかしくなかった?
そんな話をしていると突然母さんが思い付いたかのように話題を振ったのだが、その内容は爆弾以外の何物でもなかった。
「それで? 色んな子にモテモテのクロムちゃんを好きなのは他の子だけなのかしら? この中にもいるんじゃないの?」
「げぇっ……」
母さんの言葉に俺はあられもない言葉が出てしまったが、周囲の女性陣はにやりと笑みを浮かべていた。
「私はクロムっちのこと好きですよ!」
ワカツキが母さんの言葉に躊躇なく告白した。その発言に他の女性陣はしてやられたという顔つきになり各々告白合戦が繰り広げられていた。
「私は好きという気持ちはわからないが、クロムのことは他の男とは違う何かを感じています」
「私もクロムさんをお慕いしております。この中の誰よりも」
皆の気持ちを初めて知った俺は驚愕とそれにも勝る嬉しさと恥ずかしさで全身が真っ赤になっているのが自身の体温を通して伝わってくる。嘘だろ⁉ 皆が俺のことを好きなんて、全く気付かなかった……。好きと言ってもライクであってラブではないだろ? だけどお慕いしてるってルミナスは言っていたし、え、俺こんなにモテてたの⁉
「キャー! クロムちゃんモテモテじゃないの! こんなに可愛い子から告白されるなんて、凄いわ! お母さんも鼻が高いわ」
母さんは皆の想いを聞いてかなりはしゃいでいた。父さんに関してはナグモと共に俺を睨み付けていた。なんやかんやこの二人気が合うんだよな。
そんな喧騒の中、シャルルは全身を震わせて何かを抗議したいように見えた。そして我慢の限界が訪れたのか、机をバン! と叩きながら立ち上がり顔を赤らめながら、声を大にして言葉を発した。
「皆さん! クロムさんは私の恋人です! 手出しは禁止します!」
「……」
突然のシャルルの告白に周囲は言葉を失った。ルミナスたちは意図してシャルルを呷っていたのかもしれないが、その事実を知らない両親は少しの沈黙の中俺とシャルルを見比べながら何かを思っているのか、口をパクパクしながら動揺していた。
「「な、なんですって⁉」」
「お、おいクロム。シャルル王女とこ、こ、恋人って本当なのか⁉」
「ク、ク、クロムちゃん、シャルル王女様と、お、お、王族の方とお付き合いしてるって本当なの⁉」
「……あぁ。その、なんだ。シャルルとは恋人になってはいるが……」
そこで言葉を区切り、今回の選考会を受けるに至った話と国王に謁見した経緯について話をした。
「まさか、あの四国祭に選ばれたのか⁉ 凄い事だぞ! この国の代表に我が子が選ばれるなんて……」
「本当にクロムちゃんは天才ね! それじゃあシャルル王女様と無事にお付き合いするためにその大会に出て優勝すれば正式にお付き合いできるのね!」
そして、まずはその選考会選出と取り敢えず暫定的ではあるが俺とシャルルの交際を祝う宴が簡易ではあるが開かれた。
宴が終わりを迎え、皆を転移にて送り届けた。今回は争い事も無くシャルルとルミナスが大人の対応を取り、俺の両隣にはワカツキとルイネが居た。
皆を無事に送り終えた俺は自宅にて両親と色んな事柄を話していた。
「まさか、クロムがシャルル王女とお付き合いしているとは思わなかった。決め手は何だったんだ?」
「うーん、決め手はあの魔人襲撃の時かな? 俺の力の一端を見せた時、みんなが俺を拒絶していたんだ。それを見て俺は学園を去ろうとしていたんだけど、それをシャルルが引き留めてくれたんだ。それだけじゃない、入学試験の時思い返せばシャルルがいつも俺の傍に居てくれたんだ」
「ロマンティックな成り染めね。キュンキュンしちゃうわ」
「クロム。本気でシャルル王女とお付き合いをするつもりなんだな? 王族とお付き合いする覚悟が本当にあるんだな?」
「二人には迷惑かけると思う。だけど俺はシャルルを本気で特別に思ってるし、何より他の男にシャルルを奪われたくない」
俺の言葉に両親はおぉ、などと感慨に耽っている様子だった。勢いで言葉を紡いだが思い返すと恥ずかしさで今にも悶えそう。
「迷惑だなんて考えるな。我が子が幸せになれるなら親は全力で応援するに決まっているだろ? まあ国王に謁見することがあればかなり緊張するけど、きっと大丈夫だ」
「そうよ、クロムちゃんが選んだ相手だし、私たちもシャルル王女様をもう知っている。この二人なら幸せな家庭が築けると思うわ。最大の壁が立ちはだかるけどクロムちゃんなら乗り越えて見せるわよね?」
「あぁ、もちろんだ。必ず乗り越えて見せる」
両親との会話も終わり、一人お気に入りの場所にて修練を行っていた。すると、唐突に通信(テレパシー)を受信した。相手はシャルルだった。
「ごめんなさい。こんな遅くに、なんだか急に声が聞きたくなって……」
「大丈夫だ、わざわざありがとう。俺も声が聞けて嬉しいよ」
「ねえ、クロム? 本当に四国祭で優勝できる?」
「わからない。出場者のレベルがどれだけのものか測りかねない。だがどんな手を使ってでも勝ちにいくよ。シャルルとの交際を認めてもらわなければ」
「そうですね、お父様は無茶苦茶してくるから本当に困ったものよね……」
「仕方ないさ、可愛い愛娘だからな」
「そろそろ子離れしてもらいたいものです」
「あぁ……、俺もそれは思う。俺の両親も何時子離れできるのか……」
そこから時間にして一時間程度会話をしていた。そしてその会話も区切りよく終了した。
「では、おやすみなさい」
「あぁ。おやすみ」
シャルルとの会話が終わり、再び修練を開始した。修練の内容も転生前に戻し影の世界にて十影雄と修練を積んだ。
「突然お邪魔して申し訳ございません。今日はクロムさんのご両親にご報告したいことがありまして来ました」
シャルルの言葉に両親は首をはてなと傾けていた。いやいやいや、シャルルさんや、いきなり過ぎませんかね? 俺にも心の準備というものがあるんですよ?
両親の視線が俺に注がれているが未だ心の準備が纏まっておらず、上手く言葉が出てこない。それを見兼ねた皆が普段の学園生活の話を両親に聞かせてくれていた。
主に俺の学園での女子生徒からの人気の話をしていた。それを聞いた両親もきゃーとかずるいぞなどなど感想が零れ出ていた。ん? 父さんの感想何かおかしくなかった?
そんな話をしていると突然母さんが思い付いたかのように話題を振ったのだが、その内容は爆弾以外の何物でもなかった。
「それで? 色んな子にモテモテのクロムちゃんを好きなのは他の子だけなのかしら? この中にもいるんじゃないの?」
「げぇっ……」
母さんの言葉に俺はあられもない言葉が出てしまったが、周囲の女性陣はにやりと笑みを浮かべていた。
「私はクロムっちのこと好きですよ!」
ワカツキが母さんの言葉に躊躇なく告白した。その発言に他の女性陣はしてやられたという顔つきになり各々告白合戦が繰り広げられていた。
「私は好きという気持ちはわからないが、クロムのことは他の男とは違う何かを感じています」
「私もクロムさんをお慕いしております。この中の誰よりも」
皆の気持ちを初めて知った俺は驚愕とそれにも勝る嬉しさと恥ずかしさで全身が真っ赤になっているのが自身の体温を通して伝わってくる。嘘だろ⁉ 皆が俺のことを好きなんて、全く気付かなかった……。好きと言ってもライクであってラブではないだろ? だけどお慕いしてるってルミナスは言っていたし、え、俺こんなにモテてたの⁉
「キャー! クロムちゃんモテモテじゃないの! こんなに可愛い子から告白されるなんて、凄いわ! お母さんも鼻が高いわ」
母さんは皆の想いを聞いてかなりはしゃいでいた。父さんに関してはナグモと共に俺を睨み付けていた。なんやかんやこの二人気が合うんだよな。
そんな喧騒の中、シャルルは全身を震わせて何かを抗議したいように見えた。そして我慢の限界が訪れたのか、机をバン! と叩きながら立ち上がり顔を赤らめながら、声を大にして言葉を発した。
「皆さん! クロムさんは私の恋人です! 手出しは禁止します!」
「……」
突然のシャルルの告白に周囲は言葉を失った。ルミナスたちは意図してシャルルを呷っていたのかもしれないが、その事実を知らない両親は少しの沈黙の中俺とシャルルを見比べながら何かを思っているのか、口をパクパクしながら動揺していた。
「「な、なんですって⁉」」
「お、おいクロム。シャルル王女とこ、こ、恋人って本当なのか⁉」
「ク、ク、クロムちゃん、シャルル王女様と、お、お、王族の方とお付き合いしてるって本当なの⁉」
「……あぁ。その、なんだ。シャルルとは恋人になってはいるが……」
そこで言葉を区切り、今回の選考会を受けるに至った話と国王に謁見した経緯について話をした。
「まさか、あの四国祭に選ばれたのか⁉ 凄い事だぞ! この国の代表に我が子が選ばれるなんて……」
「本当にクロムちゃんは天才ね! それじゃあシャルル王女様と無事にお付き合いするためにその大会に出て優勝すれば正式にお付き合いできるのね!」
そして、まずはその選考会選出と取り敢えず暫定的ではあるが俺とシャルルの交際を祝う宴が簡易ではあるが開かれた。
宴が終わりを迎え、皆を転移にて送り届けた。今回は争い事も無くシャルルとルミナスが大人の対応を取り、俺の両隣にはワカツキとルイネが居た。
皆を無事に送り終えた俺は自宅にて両親と色んな事柄を話していた。
「まさか、クロムがシャルル王女とお付き合いしているとは思わなかった。決め手は何だったんだ?」
「うーん、決め手はあの魔人襲撃の時かな? 俺の力の一端を見せた時、みんなが俺を拒絶していたんだ。それを見て俺は学園を去ろうとしていたんだけど、それをシャルルが引き留めてくれたんだ。それだけじゃない、入学試験の時思い返せばシャルルがいつも俺の傍に居てくれたんだ」
「ロマンティックな成り染めね。キュンキュンしちゃうわ」
「クロム。本気でシャルル王女とお付き合いをするつもりなんだな? 王族とお付き合いする覚悟が本当にあるんだな?」
「二人には迷惑かけると思う。だけど俺はシャルルを本気で特別に思ってるし、何より他の男にシャルルを奪われたくない」
俺の言葉に両親はおぉ、などと感慨に耽っている様子だった。勢いで言葉を紡いだが思い返すと恥ずかしさで今にも悶えそう。
「迷惑だなんて考えるな。我が子が幸せになれるなら親は全力で応援するに決まっているだろ? まあ国王に謁見することがあればかなり緊張するけど、きっと大丈夫だ」
「そうよ、クロムちゃんが選んだ相手だし、私たちもシャルル王女様をもう知っている。この二人なら幸せな家庭が築けると思うわ。最大の壁が立ちはだかるけどクロムちゃんなら乗り越えて見せるわよね?」
「あぁ、もちろんだ。必ず乗り越えて見せる」
両親との会話も終わり、一人お気に入りの場所にて修練を行っていた。すると、唐突に通信(テレパシー)を受信した。相手はシャルルだった。
「ごめんなさい。こんな遅くに、なんだか急に声が聞きたくなって……」
「大丈夫だ、わざわざありがとう。俺も声が聞けて嬉しいよ」
「ねえ、クロム? 本当に四国祭で優勝できる?」
「わからない。出場者のレベルがどれだけのものか測りかねない。だがどんな手を使ってでも勝ちにいくよ。シャルルとの交際を認めてもらわなければ」
「そうですね、お父様は無茶苦茶してくるから本当に困ったものよね……」
「仕方ないさ、可愛い愛娘だからな」
「そろそろ子離れしてもらいたいものです」
「あぁ……、俺もそれは思う。俺の両親も何時子離れできるのか……」
そこから時間にして一時間程度会話をしていた。そしてその会話も区切りよく終了した。
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