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もしかして、倦怠期?
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暑いから髪の毛を巻いてツインテールにして、女の子らしいピンクのギンガムチェックで、裾がふりふりしたホルダーネックのワンピースを着た。
そして、リビングに行って、軽く朝食をつまんだ。週末だからか和樹さんはまだ寝ていた。起こそうとして、ベッドの上にのぼれば、手を引っ張られて布団の中に引きずりこたれた。
和樹さんとばちりと目があって、優しく唇をを奪われた。
「ぅ……………んっぁ…………んっうっ」
舌が中に入ってきて、口内を這いずりまわっていく。唇をきつく吸われて、和樹さんの胸をたたけば、すっと唇が離れていった。しかし、今度は強く抱きしめられてしまった。ジタバタするもやっぱり男性の力には敵わない。
「こら、暴れるなっ。わかった、起きるから」
解放されて、私は和樹さんを寝室に残して再びリビングに戻った。しばらくすると、和樹さんが着替えてリビングにやってきて、「コーヒー、いれて」と注文してきたので、さっそくコーヒーをいれるためにお湯を沸かし始める。コーヒーを淹れて、テーブルに置いて、再びキッチンへと戻る。いつもならば、そのままソファーに座るが、今日はなんだか少しイライラしてだめだ。
「あ、言い忘れてたけど今日白石達とガーデンパーティーに行くから。乃愛も一緒に行こうな」
「そういうの先に言ってよ」
少し強めの口調で言えば、「ああ、悪い」という声が聞こえた。そもそも、ガーデンパーティーとか言っても昼間からお酒飲むだけでしょう。そう思いながら、和樹さんについていくしかない。来いと言われたときは行くしかないのだ。けど、今日はそんな気分じゃなくてついつい口に出てしまう。
「出かける気分じゃないから和樹さん一人で行ってきて」
冷たく言えば、「わかった」という返事しか返ってこなかった。そのまま、和樹さんはガーデンパーティーに出かけてしまった。
***
「乃愛ちゃんが怒りっぽいって? 倦怠期だよ、それ」
白石に今朝のことを話せば、目を丸くしてそう言ってきた。ビールを一気に飲み干すと、後輩がもう一杯、持ってきてくれた。それを受け取って、再び白石を見れば、にやついていた。
「なんだよ」
「いや、乃愛ちゃんってお姫様体質だと思うから甘やかさないと。それに、結構乙女チックだから、セックスがタンパクすぎると飽きられちゃうぞ」
白石は俺に耳打ちすると、そういうことかと俺は納得してしまった。
―――……夫婦じゃなくて、恋人時代に戻ればいい。
そういえば、ずっと恋人時代のように乃愛を甘やかしたことなんてなかった気がする。週末にセックスをして、平日は構えないことが多い。
また俺はビールを飲み干すと、今度は白石が新しいビールを渡してきた。今日は十分に酔って帰ってもよさそうだ。
「水成先生の奥さんって、朝比奈乃愛ちゃんなんですかっ」
そう訊いてきた後輩に目を細めて、ああと答えると隣で白石がまたにやついた。後輩は、きらきらと瞳を輝かせながら俺を見てきた。
「今日、連れてこようかと思ったんだがどうも体調が悪いみたいで」
「え、そうなんっすか? 奥さん体調悪いなら水成先生、早く帰ったほうがいいですよ!」
「そうだよ、水成! 早く帰ったほうがいいよ。俺、タクシー呼ぶから」
そういうことで、俺は強制帰宅させられることになった。
そして、リビングに行って、軽く朝食をつまんだ。週末だからか和樹さんはまだ寝ていた。起こそうとして、ベッドの上にのぼれば、手を引っ張られて布団の中に引きずりこたれた。
和樹さんとばちりと目があって、優しく唇をを奪われた。
「ぅ……………んっぁ…………んっうっ」
舌が中に入ってきて、口内を這いずりまわっていく。唇をきつく吸われて、和樹さんの胸をたたけば、すっと唇が離れていった。しかし、今度は強く抱きしめられてしまった。ジタバタするもやっぱり男性の力には敵わない。
「こら、暴れるなっ。わかった、起きるから」
解放されて、私は和樹さんを寝室に残して再びリビングに戻った。しばらくすると、和樹さんが着替えてリビングにやってきて、「コーヒー、いれて」と注文してきたので、さっそくコーヒーをいれるためにお湯を沸かし始める。コーヒーを淹れて、テーブルに置いて、再びキッチンへと戻る。いつもならば、そのままソファーに座るが、今日はなんだか少しイライラしてだめだ。
「あ、言い忘れてたけど今日白石達とガーデンパーティーに行くから。乃愛も一緒に行こうな」
「そういうの先に言ってよ」
少し強めの口調で言えば、「ああ、悪い」という声が聞こえた。そもそも、ガーデンパーティーとか言っても昼間からお酒飲むだけでしょう。そう思いながら、和樹さんについていくしかない。来いと言われたときは行くしかないのだ。けど、今日はそんな気分じゃなくてついつい口に出てしまう。
「出かける気分じゃないから和樹さん一人で行ってきて」
冷たく言えば、「わかった」という返事しか返ってこなかった。そのまま、和樹さんはガーデンパーティーに出かけてしまった。
***
「乃愛ちゃんが怒りっぽいって? 倦怠期だよ、それ」
白石に今朝のことを話せば、目を丸くしてそう言ってきた。ビールを一気に飲み干すと、後輩がもう一杯、持ってきてくれた。それを受け取って、再び白石を見れば、にやついていた。
「なんだよ」
「いや、乃愛ちゃんってお姫様体質だと思うから甘やかさないと。それに、結構乙女チックだから、セックスがタンパクすぎると飽きられちゃうぞ」
白石は俺に耳打ちすると、そういうことかと俺は納得してしまった。
―――……夫婦じゃなくて、恋人時代に戻ればいい。
そういえば、ずっと恋人時代のように乃愛を甘やかしたことなんてなかった気がする。週末にセックスをして、平日は構えないことが多い。
また俺はビールを飲み干すと、今度は白石が新しいビールを渡してきた。今日は十分に酔って帰ってもよさそうだ。
「水成先生の奥さんって、朝比奈乃愛ちゃんなんですかっ」
そう訊いてきた後輩に目を細めて、ああと答えると隣で白石がまたにやついた。後輩は、きらきらと瞳を輝かせながら俺を見てきた。
「今日、連れてこようかと思ったんだがどうも体調が悪いみたいで」
「え、そうなんっすか? 奥さん体調悪いなら水成先生、早く帰ったほうがいいですよ!」
「そうだよ、水成! 早く帰ったほうがいいよ。俺、タクシー呼ぶから」
そういうことで、俺は強制帰宅させられることになった。
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