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第3章
差し入れ
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私は師匠のアドバイスを尊重しながらも、2冊だけ借りることにしました。
文庫本のタイトルだけが載っているリスト。そのタイトルの横に「2-9」と書き込みます。これは2号室の留置番号9番という意味です。2冊借りることにしたので2回、書き込みました。
すぐに警察官が、その2冊を持って来てくれました。表側の鉄格子の一部分にハガキ3枚分ぐらいの広さの小さな扉があって、その扉から文庫本を2冊、差し入れてくれました。留置場の警察官は、みんな親切ですね。言葉使いも丁寧で、かつ速攻で行動してくれますから。
ちなみに食事も先ほどの図書リストも、全て差し入れるものは、この扉を使うのが原則です。
文庫本のタイトルだけが載っているリスト。そのタイトルの横に「2-9」と書き込みます。これは2号室の留置番号9番という意味です。2冊借りることにしたので2回、書き込みました。
すぐに警察官が、その2冊を持って来てくれました。表側の鉄格子の一部分にハガキ3枚分ぐらいの広さの小さな扉があって、その扉から文庫本を2冊、差し入れてくれました。留置場の警察官は、みんな親切ですね。言葉使いも丁寧で、かつ速攻で行動してくれますから。
ちなみに食事も先ほどの図書リストも、全て差し入れるものは、この扉を使うのが原則です。
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