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第3章
特殊なシーツ
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全員の歯磨きが終わると、これまたローテーションの順番通りに各部屋ごとに布団が置いてある収納庫から、貸し与えられている布団を自分の部屋に各自が運びます。
行動の自由が許される人数を制限しているのは、万が一、留置されている人が集団で脱走を試みたり、暴れたりした場合に、数人しかいない警察官では制御が出来なくなるために、絶えず人数を制限しているのでしょう。
私の場合は初日の夜は、留置場の人が用意してくれた布団に潜り込んだのですが、この日は新しい布団が用意されていました。
「シーツの使い方が特殊だから、どう使うか、同じ部屋の人に聞いて下さい」
警察官からはそう言われたものの、どうしたら良いのか分かりません。戸惑っていると師匠が私の布団にシーツをかけて下さいました。
シーツは袋状になっていて、その袋の中に布団を挿入するのです。
私も慌てて師匠を手伝いました。
行動の自由が許される人数を制限しているのは、万が一、留置されている人が集団で脱走を試みたり、暴れたりした場合に、数人しかいない警察官では制御が出来なくなるために、絶えず人数を制限しているのでしょう。
私の場合は初日の夜は、留置場の人が用意してくれた布団に潜り込んだのですが、この日は新しい布団が用意されていました。
「シーツの使い方が特殊だから、どう使うか、同じ部屋の人に聞いて下さい」
警察官からはそう言われたものの、どうしたら良いのか分かりません。戸惑っていると師匠が私の布団にシーツをかけて下さいました。
シーツは袋状になっていて、その袋の中に布団を挿入するのです。
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