上 下
61 / 271
第3章

護送④

しおりを挟む
 私は一番前の席に座るように指示されました。それから警察官が叫びます。

「バスの中では私語禁止!」

 これは留置者同士が、逃亡の相談をしないようにするためのものだと思われます。

 座席に座ると私の縄尻を持った警察官が私のシートベルトを締めてくれました。それから縄尻をシートベルトに結び付けます。

 これらは全てマニュアルがあるのでしょうね。警察官だって行政官。お役所のやることは全てマニュアル通りです。マニュアルさえ守っておけば、何か不祥事が起こっても自分が責任を負わなくて済みますから(笑)。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

雑多掌編集v2 ~沼米 さくらの徒然なる倉庫~

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:710pt お気に入り:6

あなたとは離婚させて頂きます

恋愛 / 完結 24h.ポイント:802pt お気に入り:349

とくいてん(特殊性癖系短編集)

BL / 連載中 24h.ポイント:518pt お気に入り:13

ヴィオレットの夢

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:50,645pt お気に入り:1,265

嫌われ変異番の俺が幸せになるまで

BL / 完結 24h.ポイント:18,619pt お気に入り:1,455

〜オメガは体力勝負⁉〜異世界は思ってたのと違う件

BL / 完結 24h.ポイント:426pt お気に入り:182

処理中です...