実話/ソープにタダで通う裏技/男にモテるキャバクラ嬢の極意

匿名希望

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第3章

自衛隊

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 手錠をされた両手を前に掲げ、背筋を伸ばし、胸を張って堂々と歩きます。

 案内された検察庁の待合室も、また牢屋になっていました。

 ただ私達にとって幸運だったのは、4人が同じ牢屋に入れたことでした。

 留置施設という所は何もすることが無くてとても退屈な場所なのです。話し相手がいるだけでも随分と気が紛れます。

「いやぁ~。自衛隊を辞めてから俺の人生は狂いだしました」

 たわいもない雑談が始まります。口火を切ったのは、私の前に座っている3号室の20歳代後半の青年でした。

「あ、僕も自衛隊に体験入隊したことがあるよ」と私。

「僕もありますよ。なんか会社に入社したとき研修で……」

 マイクロバスに乗り込んだとき、一番後ろにいたメガネをかけた20歳代前半の学業成績が良さそうな感じのいい青年。彼は社会人経験者だったのですね。
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