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第3章
自分に不利になる事は言わない方が良いよ
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留置場の2号室に戻り、師匠や大将と一緒に夕食をとりました。私は検察官の取り調べを受けたときの内容を話しました。そしたら師匠が
「こういう所(留置場)では、『オウム真理教が行っていたテレフォンクラブでは、警察官も電話番をやっていた』なんて事は言わない方がいいよ。まず自分がここから早く出られることを考えるべきだよ」
と、私にとってはとても貴重なアドバイスをしてくれました。
ハッと我に返る私。
身体が軽くなった感覚をおぼえました。今までは信念を貫き、巨悪と闘う事ばかりを考えていたのですが。
「貴重なお話をありがとうございます。参考にさせて頂きます」
私は師匠に向かって丁寧にお辞儀をしました。
「こういう所(留置場)では、『オウム真理教が行っていたテレフォンクラブでは、警察官も電話番をやっていた』なんて事は言わない方がいいよ。まず自分がここから早く出られることを考えるべきだよ」
と、私にとってはとても貴重なアドバイスをしてくれました。
ハッと我に返る私。
身体が軽くなった感覚をおぼえました。今までは信念を貫き、巨悪と闘う事ばかりを考えていたのですが。
「貴重なお話をありがとうございます。参考にさせて頂きます」
私は師匠に向かって丁寧にお辞儀をしました。
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