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第3章
君、素人だね
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新入りさんは自分が逮捕されたことを家族に知られることを、とても嫌がっていました。
そこで、私なりに懸命に知恵を絞ります。
「おそらく今夜、当番弁護士が貴方と面会するために来てくれるでしょうから、その時にどのくらいの期間、拘束されるのか『量刑相場』を聞いてみて下さい。貴方は罪を認めているのですか」
「はい。警察が来た時点で『君、素人だね。あんなやり方だと誰が犯人なのか直ぐに分かってしまうよ』って、言われまして。だから警察は僕がしたことを把握しているみたいだったので、今更ウソついてもしょうがないなぁと思って、自分がやったことは正直に話しました」
「え!? それって警察が、どうやって貴方が犯人だと判断したのか、分かりますか」
「いえ、それは捜査上の秘密だからと言って教えてもらえませんでした」
そこで、私なりに懸命に知恵を絞ります。
「おそらく今夜、当番弁護士が貴方と面会するために来てくれるでしょうから、その時にどのくらいの期間、拘束されるのか『量刑相場』を聞いてみて下さい。貴方は罪を認めているのですか」
「はい。警察が来た時点で『君、素人だね。あんなやり方だと誰が犯人なのか直ぐに分かってしまうよ』って、言われまして。だから警察は僕がしたことを把握しているみたいだったので、今更ウソついてもしょうがないなぁと思って、自分がやったことは正直に話しました」
「え!? それって警察が、どうやって貴方が犯人だと判断したのか、分かりますか」
「いえ、それは捜査上の秘密だからと言って教えてもらえませんでした」
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