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それは怪談か何か?
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「今日はぬいぐるみを作ります」
という授業で、猫なんかが作りやすいといってたので、猫…ああ、なら身近な猫、猫ではないかもしれないが、猫のようなもの、イツモを思い出して、頑張って作るが。
「どんどん変わっていった」
猫なんだけども、イツモではなかった。
(まっ、いいか)
家に持って帰ることになって、尾花はそれを自分の部屋の、窓のそばにおいた。
特に気にせず、そのまま部屋から出て、ちょっとお腹が減ったと、冷蔵庫をあけて、あっ、ロールケーキあるじゃん、これを一切れもらいましょうと、皿にそのままのせていると。
ニャー
おっ、庭に猫いる。
なんだ?今日はあたたかいからか?
まあ、もうそろそろ、春だもんな…
ニャーニャー
ピョンピョンと猫が跳び跳ねる。
さっきと違う猫だ。
今日は猫多いな…なんて思っていたが…
「うわ!」
窓の外、屋根の上に猫がいっぱいた。
「何?これ?」
すると、屋根の上の猫たちは、窓際の猫しか見てなくて、尾花のびっくりした声とかにも全く逃げない。
シャ!
カーテンしめた。
(えっ?これは)
そこでぬいぐるみを見る。
(まさか、これか!)
怖かったのだが、そのぬいぐるみを窓から見えないところにそっと隠してから、カーテンをあけた。
「すると猫が一匹づつ帰っていくんです」
「それは怪談か何か?」
KCJの職員がそれを聞いたら、さすがに疑った。
「そういわれると思って持ってきました」
鞄からその猫のぬいぐるみを出して、キャンピングカーの窓に飾る。
「ただいま」
ここの浜薔薇にやってくるKCJの職員は二人いるのだが、もう一人がポスターを片手に戻ってきた。
「なんか、この辺で猫探しているっていってて、後で浜薔薇に頼もうかって、あっ、尾花くん、コーヒーとか紅茶何飲む?」
「じゃあ、紅茶で」
「だよね」
この戻ってきた職員さんは紅茶派で、ゴールデンルールを守るので、出してくれる紅茶はすこぶるうまい。
ニャーニャー
「あれ?イツモ様?」
ここら辺はケットシーのイツモの縄張りなので、猫はあまりいないので、猫の鳴き声といえばイツモとなるが。
「なんかいつもと鳴き方が」
そこで窓を覗くと、猫が集まる。
「何?餌でも撒いたの?」
ここでぬいぐるみの説明をすると。
「なんだろう、聞くまで本当?って思うが、明らかにぬいぐるみに来てるんだよな」
「でしょ?」
「じゃあ、この探している猫とか集まっていたりして」
そこで探している猫のポスターを広げると。
「似たのは来てるけども」
「でも痩せてない?」
「いや、それだって、室内に飼われているんだから、外では生きるの大変でしょ!」
猫の集団の中から、目当ての猫を確保!
「めっちゃ痛い」
「連絡するから待って!」
写真を撮影して、急いで連絡をしていくと。
「たぶんその子ではないかと、とりあえず保護だ!」
KCJの知己の獣医に行くことになりました。
「で結局、その猫だったと」
「あのぬいぐるみすごいですよ、見えるところに置くと集まってくるし」
ただし猫が触れる距離に置くと危険です。
「どうなるんですか?」
「自分の嫁だと思って、争いが始まります」
そこには人の入る余地などなく。
「おとなしいあの猫が、野生に!」
「あれは扱いを間違えると、争いの種になります」
「ちょっと失礼」
そういって蘆根はカット椅子に座る職員さんの顔の位置を、前髪が切りやすい角度に変えた。
「二センチぐらいでいいんですか?」
「そうですね、こういったらなんですけども、私はあんまりこういうの詳しくないんで、もう本当にここ何センチ、ここはこれぐらいって、蘆根さんに髪をお願いする前は、写真見せてこれと同じにしてくださいって」
自分のカットしてすぐの写真を見せてました。
「そういえばイツモ様の姿が見えませんが?」
「マッサージの練習ですね」
傑がイツモがごろんと寝転んでいる状態でブラッシングから始まる。
もうイツモは季節の変わり目を越えているので、毛は短くなっていた。
(あれ、普通の猫にも使えないかな)
その傑がいうアレとは、キャットドア、いや、ケットシードアにつけられた、トンネルのようなものである。
「少し、毛が抜けてきたな」
「春ですね」
「まあ、そうなんだが」
そういってケットシードアに何かをつけている、トンネルのように見える。
がちゃん。
「なんですか?」
「ここをイツモが通るとだな」
説明中にイツモはがケットシードアに入っていく、すると。
「あれ?」
「気づいたか!」
トンネルを通ったイツモがスッキリ!
「この中を通ると、抜け毛が一気にとれるんだ!」
そういって、トンネルをはずして、ぱかっと開けると、中からイツモの毛がごっそりだが。
「なっ!」
「これはすごい!」
そう話しているうちに、蘆根は毛のかたまりをひっくり返したり、開いたり手を動かしている。
「そして完成、イツモのぬいぐるみっていうか、このトンネルに入ると、そのままの形で毛がとれるからさ、おもしろいなっていじってみたら、本体がどういう形なのか、こうしてひっくり返したりすると戻せるのがわかったんだ」
「えっ?それはどういうこと!」
「だから」
説明はもらうが、あの毛のかたまりから、イツモ本体の形を起こすのはどうやってもわからなかった。
「ああ、そこでひっくり返すんだよ、戻さないと」
「わかりませんよ」
この技は蘆根にしかできないようです。
「そういえば美人の猫のぬいぐるみって、イツモは行きませんでしたけども、やはりケットシーだからなんですか?」
「ああ、そうみたいだぞ、えっ?おもちゃじゃんってわかるみたいなんだよ」
その美人の猫のぬいぐるみを覗きこみにイツモが来ると、ボスが来たと他の猫たちはぱぁぁぁぁといなくなる。
「僕には同じように見えますがね」
「やっぱ違うんじゃない?」
猫がニャーニャー集まっていたら、それは尾花の作ったぬいぐるみのせいかもしれません。
という授業で、猫なんかが作りやすいといってたので、猫…ああ、なら身近な猫、猫ではないかもしれないが、猫のようなもの、イツモを思い出して、頑張って作るが。
「どんどん変わっていった」
猫なんだけども、イツモではなかった。
(まっ、いいか)
家に持って帰ることになって、尾花はそれを自分の部屋の、窓のそばにおいた。
特に気にせず、そのまま部屋から出て、ちょっとお腹が減ったと、冷蔵庫をあけて、あっ、ロールケーキあるじゃん、これを一切れもらいましょうと、皿にそのままのせていると。
ニャー
おっ、庭に猫いる。
なんだ?今日はあたたかいからか?
まあ、もうそろそろ、春だもんな…
ニャーニャー
ピョンピョンと猫が跳び跳ねる。
さっきと違う猫だ。
今日は猫多いな…なんて思っていたが…
「うわ!」
窓の外、屋根の上に猫がいっぱいた。
「何?これ?」
すると、屋根の上の猫たちは、窓際の猫しか見てなくて、尾花のびっくりした声とかにも全く逃げない。
シャ!
カーテンしめた。
(えっ?これは)
そこでぬいぐるみを見る。
(まさか、これか!)
怖かったのだが、そのぬいぐるみを窓から見えないところにそっと隠してから、カーテンをあけた。
「すると猫が一匹づつ帰っていくんです」
「それは怪談か何か?」
KCJの職員がそれを聞いたら、さすがに疑った。
「そういわれると思って持ってきました」
鞄からその猫のぬいぐるみを出して、キャンピングカーの窓に飾る。
「ただいま」
ここの浜薔薇にやってくるKCJの職員は二人いるのだが、もう一人がポスターを片手に戻ってきた。
「なんか、この辺で猫探しているっていってて、後で浜薔薇に頼もうかって、あっ、尾花くん、コーヒーとか紅茶何飲む?」
「じゃあ、紅茶で」
「だよね」
この戻ってきた職員さんは紅茶派で、ゴールデンルールを守るので、出してくれる紅茶はすこぶるうまい。
ニャーニャー
「あれ?イツモ様?」
ここら辺はケットシーのイツモの縄張りなので、猫はあまりいないので、猫の鳴き声といえばイツモとなるが。
「なんかいつもと鳴き方が」
そこで窓を覗くと、猫が集まる。
「何?餌でも撒いたの?」
ここでぬいぐるみの説明をすると。
「なんだろう、聞くまで本当?って思うが、明らかにぬいぐるみに来てるんだよな」
「でしょ?」
「じゃあ、この探している猫とか集まっていたりして」
そこで探している猫のポスターを広げると。
「似たのは来てるけども」
「でも痩せてない?」
「いや、それだって、室内に飼われているんだから、外では生きるの大変でしょ!」
猫の集団の中から、目当ての猫を確保!
「めっちゃ痛い」
「連絡するから待って!」
写真を撮影して、急いで連絡をしていくと。
「たぶんその子ではないかと、とりあえず保護だ!」
KCJの知己の獣医に行くことになりました。
「で結局、その猫だったと」
「あのぬいぐるみすごいですよ、見えるところに置くと集まってくるし」
ただし猫が触れる距離に置くと危険です。
「どうなるんですか?」
「自分の嫁だと思って、争いが始まります」
そこには人の入る余地などなく。
「おとなしいあの猫が、野生に!」
「あれは扱いを間違えると、争いの種になります」
「ちょっと失礼」
そういって蘆根はカット椅子に座る職員さんの顔の位置を、前髪が切りやすい角度に変えた。
「二センチぐらいでいいんですか?」
「そうですね、こういったらなんですけども、私はあんまりこういうの詳しくないんで、もう本当にここ何センチ、ここはこれぐらいって、蘆根さんに髪をお願いする前は、写真見せてこれと同じにしてくださいって」
自分のカットしてすぐの写真を見せてました。
「そういえばイツモ様の姿が見えませんが?」
「マッサージの練習ですね」
傑がイツモがごろんと寝転んでいる状態でブラッシングから始まる。
もうイツモは季節の変わり目を越えているので、毛は短くなっていた。
(あれ、普通の猫にも使えないかな)
その傑がいうアレとは、キャットドア、いや、ケットシードアにつけられた、トンネルのようなものである。
「少し、毛が抜けてきたな」
「春ですね」
「まあ、そうなんだが」
そういってケットシードアに何かをつけている、トンネルのように見える。
がちゃん。
「なんですか?」
「ここをイツモが通るとだな」
説明中にイツモはがケットシードアに入っていく、すると。
「あれ?」
「気づいたか!」
トンネルを通ったイツモがスッキリ!
「この中を通ると、抜け毛が一気にとれるんだ!」
そういって、トンネルをはずして、ぱかっと開けると、中からイツモの毛がごっそりだが。
「なっ!」
「これはすごい!」
そう話しているうちに、蘆根は毛のかたまりをひっくり返したり、開いたり手を動かしている。
「そして完成、イツモのぬいぐるみっていうか、このトンネルに入ると、そのままの形で毛がとれるからさ、おもしろいなっていじってみたら、本体がどういう形なのか、こうしてひっくり返したりすると戻せるのがわかったんだ」
「えっ?それはどういうこと!」
「だから」
説明はもらうが、あの毛のかたまりから、イツモ本体の形を起こすのはどうやってもわからなかった。
「ああ、そこでひっくり返すんだよ、戻さないと」
「わかりませんよ」
この技は蘆根にしかできないようです。
「そういえば美人の猫のぬいぐるみって、イツモは行きませんでしたけども、やはりケットシーだからなんですか?」
「ああ、そうみたいだぞ、えっ?おもちゃじゃんってわかるみたいなんだよ」
その美人の猫のぬいぐるみを覗きこみにイツモが来ると、ボスが来たと他の猫たちはぱぁぁぁぁといなくなる。
「僕には同じように見えますがね」
「やっぱ違うんじゃない?」
猫がニャーニャー集まっていたら、それは尾花の作ったぬいぐるみのせいかもしれません。
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