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クレセントゾンビ
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仕事が早く終わったので、ベストフレンドの湯に行く。
平日の午後なので、ゆっくりとお湯を堪能できる。
体をしっかりと洗った後、大浴場へ、ここでいろんなお湯を試しながら、次は何に行こうかと、さっぱり湯30度に長風呂しながら考える。
ゆで卵のような臭いがした。
ベストフレンドの湯はもう少しすると食事処をリフォームし新設するそうだ。
なんでも店長は、浜薔薇のキッチンカーに出店していた人で、ベストフレンドの湯も、キッチンカーをレンタルした店主もちょうど良かったそうな。
(あ~これか)
自分の夏でも不調の原因、もしくは体温計ると高確率でエラーが出る理由、冷え性が改善された掌を彼はじっと見ていた。
白い肌が内側から赤くなっている。
これがもしも普段から流れていたのならば、さっき温泉に入湯する際の。
「すいません、お客さん、もっと近づいてもらえますか?」
エラー
「ちょっと前髪あげてもらえますか?」
エラー
「あれ、おかしいな」
スタッフが壊れたのかもしれない?と思って、近づくと。
『どうぞ、お通りください』
スタッフの体温には反応した。
「あっ、その機械、体温低い人には反応しないから」
他のスタッフが一言つけくわえられて、通ることになった。
ちなみに35°でした(わかりにくいので、こちらから神の目でアナライズしました)
この体温の低さで、腰痛と肩こりには苦しんでいるところを、浜薔薇に行き。
「腕が鳴るぜ」
蘆根がストレッチした後にマッサージしてくれたところ、寝起きがまるで違ったのだ。
「マッサージすごい」
それから彼はお風呂上がりになればマッサージをするようにしている。
浜薔薇に毎回お願いしたいところだが、いつもは自分で行っている。
蘆根からは自分でできるようにと冊子を渡され、それを見ながら、今ではやることは頭の中に入っているから、温泉上がりだと、服を着る前にクリームを塗って、服を着たあと膝から下と、肘から手指までをマッサージしていた。
(ただね、毎回思うんだよ)
これははたしてあっているのか?というやつだ。
(こう、蘆根さんのマッサージというこは、グッ!と来たら、あああああ!になるんだけども、自分でやってもあああああ!にならないんだよな)
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「浜薔薇のお客さんってマッサージ好きだけども、するのも上手くなっていきそう」
「真面目にやっている人はうまいと思いますよ」
だんだんと力加減がわかってくるので、ほぐせるようになるのだ。
「それびゃあ、そのうち浜薔薇に来ないで、自分でやるようになるか、商売敵として独立しちゃうんじゃないの?」
「それはそれでめでたいんじゃないですかね」
「蘆根さんったら、懐広いね」
「そこまで熱心に覚えようとしてくれるなら、ありがたいことですし、仕事になるなら、手に職をつけるという意味ではいいんじゃないですかね、俺が疲れたら頼みに行きますよ」
「私は王子が羨ましいよ、蘆根さんのマッサージ毎日受けてるんでしょ」
「そうですね、いきなりとことこやってきて、目の前でゴロンって来ますね」
そこでマッサージをする。
「イツモの奴、日中はパトロールで忙しくて」
「何この辺、そんなに物騒なの?」
「犯罪というより、カラスですね」
「そういえば今、危ないんでしょ、人が襲われたって」
「そうそうそれです、町内でもごみを出すときにカラスが来て、恐怖を感じたっていってまして」
明らかに鳴き方と、間合いがおかしかったので、襲われると本能的に感じるぐらいだそうだ。
「そっからですね、イツモがパトロールしだしたの」
町内会が縄張りのようなもんなので、友好的な関係にある町内の人たちに何かをするのは許さんと。
「ごみの被害が全くなくなったそうですが、その分イツモは疲れて帰ってきてます」
「う~ん、マッサージされて羨ましいと思ったが、毎日警備とかしてるなら、マッサージは必要だよね、王子が負けたら、ごみの被害がひどくなるってことだから」
その点については、ネズミ処理をしている葵岡も対策に乗り出そうとしていた。
「葵岡さん、いますか?」
東司である。
「河童山から連絡なんですけども、こういうのがいたって」
遠くから撮影されているがゾンビである。
「えっ?この時期自壊しちゃうでしょ」
真夏日になると、崩れ落ちるよ。
「それがここ見てくださいよ」
「ヒレ?あれ、これ、サメのヒレに似ているな」
「ヒレらしいですよ」
「えっ?何、ということは、ゾンビがアンモニアの力で腐りにくくなって闊歩しているわけ?」
「ゾンビ特有の臭いではなく、アンモニア臭はあったそうなので、おそらくそうなのでは」
「なるほど、このクレセントゾンビくんは、僕がさっさと捕獲または駆逐しよう」
「クレセントゾンビ?」
「これホホジロの尾ビレ、三日月が特徴だから」
そういってガタガタと、魔法を使うための補助具の準備をする。
「お供しますよ」
「あっ?そう、それなら荷物そんなにいらないね、じゃあ、運転よろしく頼むよ」
ゾンビが苦手な波里さんは今回は遠慮するそうです。
平日の午後なので、ゆっくりとお湯を堪能できる。
体をしっかりと洗った後、大浴場へ、ここでいろんなお湯を試しながら、次は何に行こうかと、さっぱり湯30度に長風呂しながら考える。
ゆで卵のような臭いがした。
ベストフレンドの湯はもう少しすると食事処をリフォームし新設するそうだ。
なんでも店長は、浜薔薇のキッチンカーに出店していた人で、ベストフレンドの湯も、キッチンカーをレンタルした店主もちょうど良かったそうな。
(あ~これか)
自分の夏でも不調の原因、もしくは体温計ると高確率でエラーが出る理由、冷え性が改善された掌を彼はじっと見ていた。
白い肌が内側から赤くなっている。
これがもしも普段から流れていたのならば、さっき温泉に入湯する際の。
「すいません、お客さん、もっと近づいてもらえますか?」
エラー
「ちょっと前髪あげてもらえますか?」
エラー
「あれ、おかしいな」
スタッフが壊れたのかもしれない?と思って、近づくと。
『どうぞ、お通りください』
スタッフの体温には反応した。
「あっ、その機械、体温低い人には反応しないから」
他のスタッフが一言つけくわえられて、通ることになった。
ちなみに35°でした(わかりにくいので、こちらから神の目でアナライズしました)
この体温の低さで、腰痛と肩こりには苦しんでいるところを、浜薔薇に行き。
「腕が鳴るぜ」
蘆根がストレッチした後にマッサージしてくれたところ、寝起きがまるで違ったのだ。
「マッサージすごい」
それから彼はお風呂上がりになればマッサージをするようにしている。
浜薔薇に毎回お願いしたいところだが、いつもは自分で行っている。
蘆根からは自分でできるようにと冊子を渡され、それを見ながら、今ではやることは頭の中に入っているから、温泉上がりだと、服を着る前にクリームを塗って、服を着たあと膝から下と、肘から手指までをマッサージしていた。
(ただね、毎回思うんだよ)
これははたしてあっているのか?というやつだ。
(こう、蘆根さんのマッサージというこは、グッ!と来たら、あああああ!になるんだけども、自分でやってもあああああ!にならないんだよな)
『ここは浜薔薇の耳掃除です』
「浜薔薇のお客さんってマッサージ好きだけども、するのも上手くなっていきそう」
「真面目にやっている人はうまいと思いますよ」
だんだんと力加減がわかってくるので、ほぐせるようになるのだ。
「それびゃあ、そのうち浜薔薇に来ないで、自分でやるようになるか、商売敵として独立しちゃうんじゃないの?」
「それはそれでめでたいんじゃないですかね」
「蘆根さんったら、懐広いね」
「そこまで熱心に覚えようとしてくれるなら、ありがたいことですし、仕事になるなら、手に職をつけるという意味ではいいんじゃないですかね、俺が疲れたら頼みに行きますよ」
「私は王子が羨ましいよ、蘆根さんのマッサージ毎日受けてるんでしょ」
「そうですね、いきなりとことこやってきて、目の前でゴロンって来ますね」
そこでマッサージをする。
「イツモの奴、日中はパトロールで忙しくて」
「何この辺、そんなに物騒なの?」
「犯罪というより、カラスですね」
「そういえば今、危ないんでしょ、人が襲われたって」
「そうそうそれです、町内でもごみを出すときにカラスが来て、恐怖を感じたっていってまして」
明らかに鳴き方と、間合いがおかしかったので、襲われると本能的に感じるぐらいだそうだ。
「そっからですね、イツモがパトロールしだしたの」
町内会が縄張りのようなもんなので、友好的な関係にある町内の人たちに何かをするのは許さんと。
「ごみの被害が全くなくなったそうですが、その分イツモは疲れて帰ってきてます」
「う~ん、マッサージされて羨ましいと思ったが、毎日警備とかしてるなら、マッサージは必要だよね、王子が負けたら、ごみの被害がひどくなるってことだから」
その点については、ネズミ処理をしている葵岡も対策に乗り出そうとしていた。
「葵岡さん、いますか?」
東司である。
「河童山から連絡なんですけども、こういうのがいたって」
遠くから撮影されているがゾンビである。
「えっ?この時期自壊しちゃうでしょ」
真夏日になると、崩れ落ちるよ。
「それがここ見てくださいよ」
「ヒレ?あれ、これ、サメのヒレに似ているな」
「ヒレらしいですよ」
「えっ?何、ということは、ゾンビがアンモニアの力で腐りにくくなって闊歩しているわけ?」
「ゾンビ特有の臭いではなく、アンモニア臭はあったそうなので、おそらくそうなのでは」
「なるほど、このクレセントゾンビくんは、僕がさっさと捕獲または駆逐しよう」
「クレセントゾンビ?」
「これホホジロの尾ビレ、三日月が特徴だから」
そういってガタガタと、魔法を使うための補助具の準備をする。
「お供しますよ」
「あっ?そう、それなら荷物そんなにいらないね、じゃあ、運転よろしく頼むよ」
ゾンビが苦手な波里さんは今回は遠慮するそうです。
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