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お前をサメにするんだ!
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浜薔薇の店頭に、新しいポスターが貼られました。
それはフィギュアスケートサメシングルの主役が浜薔薇の椅子に座り、シャンプーされてるものであった。
このポスターは浜薔薇が出資したこともあり、同じく出資したお店に個別に撮影されることになった。
ムシャムシャ
「それでは守秘義務にサインをしましたので、浜薔薇さん、ご説明ですが、サメシングルの主役、サメは一匹ではございません」
あのムシャムシャ食べているのが本体。
「残りの三匹はスタントしたり、宣伝したりの影武者です」
わかりやすいように1号から3号と背中にたすきをかけられている。
そのうちの、影武者3号を浜薔薇に呼んで、シャンプーポスターを撮影するという話なのだ。
「わかりました」
こうしてポスターは撮影されたのだが…
にゃ~
その次の日、朝早く遠くからイツモの声がする。
タモツはどうしたのかと起きて、鳴き声のする方に行くと。
玄関に誰かいる。
ライトをつけると浮かび上がるシルエットは…
「お前さん、サメかい?」
シルエットはビクッとして、頷いた。
「なんでぇなんでぇ」
鍵を開けるとサメが立っていた。
それはまだ薄暗い時間。
ゴソゴソ
ポシェットを下げていた。
スッ
よやくはないのでごめんなさい、しゃんぷーはたのめますか?
そこらメモをくれた。
タモツはしかめっ面をする。
「ああ、これは怒ってるんじゃねえよ、目がな、お~し、中に入ってくれ、空いているところに座ってくれ、今準備するよ」
そういってタモツも仕事着に急いで変える。
「はいよ、サメさん、あれだろ、映画スターっていうのも大変だな、ようやく空いた時間にうちの店に来てくれてありがとうよ」
シャンプー台の椅子に座ってもらう。
サメ肌は固く、人が触るとけがをする。
撮影にきた影武者3号は本体を学習したAI搭載、そして外皮も人が触っても怪我をしない、さめ肌の模倣素材でできている。
そのため洗うのは楽であったが。
「任しておきな」
タモツはこのサメをどう洗うべきか、直感が働いたという。
油をまず塗り、馴染ませると。
「いい感じだな」
やはりだ。
さわった感じでわかる。
ピンと立っていたザラザラが、油で柔らかくなった。
「んでもってだ」
こういう場合は強力な洗浄成分で洗うものではない、泡の力をきちんと使う。
河川サメの生態からしてもそれは利にかなっていた。
彼らは陸に上がっても乾燥せずにいられるのは、鮫肌が水中で水に溶け込んだ気泡をたくさん、それこそぎっしりと蓄えるから。
このため河川サメは日本では河川に住んでいるからという理由で、河川サメと名前をつけられたが、実際には砂漠地帯でもいけるし。
人間がうわ…今日はダメだっていう気温、熱中症が多発する日だって問題ないらしい。
そしてこの技術の応用が、たびたび登場し、サラマンダー手当てをもらうなどのきっかけになった、排熱ジェル、あの開発にも繋がった。
つまりあれはサラマンダーじゃないんだ、お前をサメにするんだ!
ざぁぁぁぁぁ
シャンプー後に洗い流された。
「おっ、すっきりしたみたいだな」
さっきまでとは目が違う、ぱっちりだ。
『シャンプーだい』
とかかれた袋を渡してきた。
お代を確認して。
「多いな」
子供料金で受け取り、飴をくれた。
「包みは自分であけれるか?」
シュル
器用にサメは包み紙をほどいて、パクッと食べてった。
「気を付けてな、また来なよ」
そういうとサメは驚いて、ちらっと見たあと、バイバイして帰っていく。
(どうやって帰るんだろうな、海は遠いと思うんだが)
角を曲がると、車のドアが開く音がして、そのまま走り出したようだ。
「もう一回寝るかな」
などといってタモツは仕事場の電気を消した。
シャ~
今日も暑く、タモツは庭先に水をまいていた。
「おはようございます」
蘆根とイツモがやってくる。
「はい、おはようさん」
スッ
イツモがじっとタモツを見て。
「はい、行ってらっしゃい」
そういわれると、パトロールのために塀を飛び越えていってしまった。
「毎日暑いからお前さんも気を付けてな」
「わかってますよ、でもあれでせね、この辺って暑い時期は酒を飲まないっていうのがあるんですね」
「体壊しやすくなるからよ、ちゃんと棚機のところにも行ってるだろう?」
「行ってます、行ってます」
棚機、ベストフレンドの湯のオーナーが棚機(たなばた)先代のときは七夕の湯、息子の代になってからベストフレンドの湯。
「改装したのが猛暑の言葉が広がる前ぐらいなんだけども」
あそこは湯が熱く、夏になると入りが悪かった。
「でもそれは体に熱が溜まっているからですね」
そんなわけで、体を洗った人から、アイシング用のバスタブに入ってもらう。
ぬるめのお湯に漬かったら、ここにあるレバーをガチャン。
ザザザザザザ
中から氷が流れてきて、タイマーが作動し始める。
「これで体の熱を逃してもらって」
これお高かったんじゃないですか?
「でも公衆浴場ですからね、クーラーとかないとダメなのに、そういう管理ができないで熱中症起こしてしまわれるのも困るので」
また浜薔薇ファンだとアイシング風呂サービスはあっちが有名だろう。
「アイシング入ります」
法被を着たスタッフ二人がが、山のように氷を運んで来て。
「ソイヤー」
「ソイヤー!」
とスコップで氷をバスタブに入れてくれる。
「普通のアイシング風呂より、これだと入った甲斐があるって思うんだよ」
お客さんには大好評です。
ベストフレンドの湯のオーナーは、これを浜薔薇の便乗商法ですとか、抱き合わせですとか、真顔で言うのだが。
「あれはただそういっているだけですよ」
傑からはなんでそんなことを言うのかな、独自のサービスで十分ファンを獲得できるのにな…なのだが。
「チャンスは掴めるときにムシる方です」
こうはいうけども、次のことを考えているオーナー
です。
それはフィギュアスケートサメシングルの主役が浜薔薇の椅子に座り、シャンプーされてるものであった。
このポスターは浜薔薇が出資したこともあり、同じく出資したお店に個別に撮影されることになった。
ムシャムシャ
「それでは守秘義務にサインをしましたので、浜薔薇さん、ご説明ですが、サメシングルの主役、サメは一匹ではございません」
あのムシャムシャ食べているのが本体。
「残りの三匹はスタントしたり、宣伝したりの影武者です」
わかりやすいように1号から3号と背中にたすきをかけられている。
そのうちの、影武者3号を浜薔薇に呼んで、シャンプーポスターを撮影するという話なのだ。
「わかりました」
こうしてポスターは撮影されたのだが…
にゃ~
その次の日、朝早く遠くからイツモの声がする。
タモツはどうしたのかと起きて、鳴き声のする方に行くと。
玄関に誰かいる。
ライトをつけると浮かび上がるシルエットは…
「お前さん、サメかい?」
シルエットはビクッとして、頷いた。
「なんでぇなんでぇ」
鍵を開けるとサメが立っていた。
それはまだ薄暗い時間。
ゴソゴソ
ポシェットを下げていた。
スッ
よやくはないのでごめんなさい、しゃんぷーはたのめますか?
そこらメモをくれた。
タモツはしかめっ面をする。
「ああ、これは怒ってるんじゃねえよ、目がな、お~し、中に入ってくれ、空いているところに座ってくれ、今準備するよ」
そういってタモツも仕事着に急いで変える。
「はいよ、サメさん、あれだろ、映画スターっていうのも大変だな、ようやく空いた時間にうちの店に来てくれてありがとうよ」
シャンプー台の椅子に座ってもらう。
サメ肌は固く、人が触るとけがをする。
撮影にきた影武者3号は本体を学習したAI搭載、そして外皮も人が触っても怪我をしない、さめ肌の模倣素材でできている。
そのため洗うのは楽であったが。
「任しておきな」
タモツはこのサメをどう洗うべきか、直感が働いたという。
油をまず塗り、馴染ませると。
「いい感じだな」
やはりだ。
さわった感じでわかる。
ピンと立っていたザラザラが、油で柔らかくなった。
「んでもってだ」
こういう場合は強力な洗浄成分で洗うものではない、泡の力をきちんと使う。
河川サメの生態からしてもそれは利にかなっていた。
彼らは陸に上がっても乾燥せずにいられるのは、鮫肌が水中で水に溶け込んだ気泡をたくさん、それこそぎっしりと蓄えるから。
このため河川サメは日本では河川に住んでいるからという理由で、河川サメと名前をつけられたが、実際には砂漠地帯でもいけるし。
人間がうわ…今日はダメだっていう気温、熱中症が多発する日だって問題ないらしい。
そしてこの技術の応用が、たびたび登場し、サラマンダー手当てをもらうなどのきっかけになった、排熱ジェル、あの開発にも繋がった。
つまりあれはサラマンダーじゃないんだ、お前をサメにするんだ!
ざぁぁぁぁぁ
シャンプー後に洗い流された。
「おっ、すっきりしたみたいだな」
さっきまでとは目が違う、ぱっちりだ。
『シャンプーだい』
とかかれた袋を渡してきた。
お代を確認して。
「多いな」
子供料金で受け取り、飴をくれた。
「包みは自分であけれるか?」
シュル
器用にサメは包み紙をほどいて、パクッと食べてった。
「気を付けてな、また来なよ」
そういうとサメは驚いて、ちらっと見たあと、バイバイして帰っていく。
(どうやって帰るんだろうな、海は遠いと思うんだが)
角を曲がると、車のドアが開く音がして、そのまま走り出したようだ。
「もう一回寝るかな」
などといってタモツは仕事場の電気を消した。
シャ~
今日も暑く、タモツは庭先に水をまいていた。
「おはようございます」
蘆根とイツモがやってくる。
「はい、おはようさん」
スッ
イツモがじっとタモツを見て。
「はい、行ってらっしゃい」
そういわれると、パトロールのために塀を飛び越えていってしまった。
「毎日暑いからお前さんも気を付けてな」
「わかってますよ、でもあれでせね、この辺って暑い時期は酒を飲まないっていうのがあるんですね」
「体壊しやすくなるからよ、ちゃんと棚機のところにも行ってるだろう?」
「行ってます、行ってます」
棚機、ベストフレンドの湯のオーナーが棚機(たなばた)先代のときは七夕の湯、息子の代になってからベストフレンドの湯。
「改装したのが猛暑の言葉が広がる前ぐらいなんだけども」
あそこは湯が熱く、夏になると入りが悪かった。
「でもそれは体に熱が溜まっているからですね」
そんなわけで、体を洗った人から、アイシング用のバスタブに入ってもらう。
ぬるめのお湯に漬かったら、ここにあるレバーをガチャン。
ザザザザザザ
中から氷が流れてきて、タイマーが作動し始める。
「これで体の熱を逃してもらって」
これお高かったんじゃないですか?
「でも公衆浴場ですからね、クーラーとかないとダメなのに、そういう管理ができないで熱中症起こしてしまわれるのも困るので」
また浜薔薇ファンだとアイシング風呂サービスはあっちが有名だろう。
「アイシング入ります」
法被を着たスタッフ二人がが、山のように氷を運んで来て。
「ソイヤー」
「ソイヤー!」
とスコップで氷をバスタブに入れてくれる。
「普通のアイシング風呂より、これだと入った甲斐があるって思うんだよ」
お客さんには大好評です。
ベストフレンドの湯のオーナーは、これを浜薔薇の便乗商法ですとか、抱き合わせですとか、真顔で言うのだが。
「あれはただそういっているだけですよ」
傑からはなんでそんなことを言うのかな、独自のサービスで十分ファンを獲得できるのにな…なのだが。
「チャンスは掴めるときにムシる方です」
こうはいうけども、次のことを考えているオーナー
です。
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