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みんなでご飯食べてる謎の会
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『お風呂に入ったかたは、着替えを受けとるのを忘れずに』
とKCJ浜薔薇出張所、衛生班からのお知らせが貼られている。
「でも俺らにまで出るとは思わなかった」
建設などの現場のお仕事をし、お風呂を有料で借りに来ている方々のリーダーカズ坊は呟いた。
「カズ坊はやめてくれよ」
失礼しました、この人は浜薔薇のタモツ夫妻が小さい頃から髪を切っていたこともあり、所帯をもち、子供が大きくなってもそう呼ばれたりするのである。
話を戻そう。
何が出るか?って炊き出し?いや炊き出しはもう出ているし、有料で借りているから、一室解放して、そこまで食事を運んできてもらっているぐらいだよ。
そして九良は車があればここで休憩しても現場まですぐだしね。
じゃあ、何か。
「あれか、あそこで股引とかも配っているんだって?」
タモツが浜薔薇でいうが。
「惜しい!」
「近いですけどもね」
いわゆる中に着こんで冬もあったかなインナーの上下ですね。
「うちでも冬物を揃えるお客さん達が増えたな」
「そりゃあ、傑がいますからね」
「あれぐらいならば問題ないですよ」
浜薔薇の店内の置く、三人が休憩したり。
スタスタ
このようにケットシーのイツモが自由に闊歩することを許された場所である。
「そういえばイツモ、あれだろ、最近引っ越してきた子供に、お前魔物だなって言われただってな」
「先輩、それどこ情報ですか?」
「近所の、なんか転校生が来たっていってて、その子は猫アレルギーで、イツモが近づいても何も起きないから、さてはお前は魔物だなって言われたって」
イツモさん、その話を思い出して、しょうがないとは思いますが、結構それは傷つく顔をした。
「よく見るとイツモって、 わかりやすい顔をしてますね」
「こういうときは出るっていうか、うちでは出すんだよ、だがあれだ、ボスとかしているから、冷静でいなければならないっていうな」
幼少のみぎり、もしかしたら大きくなる前に死ぬかもしれない、そんな中、親が蘆根にどや?と押し付けた。
この頃蘆根はまだまだ修行した方がいいのではないかという葛藤と、浜薔薇をなんとかしなければならないという苦悩の時期でもあった。
それでもイツモにはたくさん愛情を与え、
愛情とは何かというのを教えたのである。
それゆえに。
にゃ~
「なんかここに来ると、いつもいるね」
浜薔薇の前を歩いていた人とだんだんと仲良くなっていた。
「でもバイトがあるから遊んでられないんだ、またね」
この子は忙しかった。
そうでなければ生活できなかったからだ。
そこに浜薔薇炊き出しが開始される。
だが、看板は未だに立ってはいないので、行列はあるが、何の列かもわからないし、この少年はバイト先がこっちなだけで、近所ですらなかった。
にゃ~
イツモは鳴いた。
するとぞろぞろと他の猫たちと。
「どうしましたか?イツモ様」
KCJの職員たちも現れた。
(イツモ様?)
「あっ、よろしければ今、カレーを作って、みんなで食べるので、どうです?」
「いえ、これからバイトなんで…」
それもあるが、金もない。
すると東司が。
「じゃあ、甘いものはどうですか?」
そういってラップに包んだたい焼きを紙袋に入るだけくれた。
「ここでこれからうちの団体が炊き出しやるで、もちろん無料ですね」
「えっ?無料」
「そうですよ、そのうち屋台なんかも出したいとはいってますが、炊き出しは無料で行いたいんですよね」
KCJもきちんと今後の展開を話すとは、この少年の人間性をイツモがきちんとチェックしていたからです。
「じゃあ、また来ます」
「大抵毎日昼はやります、それ以外の時間だと、冷凍とかそういうストックで対応しております、宣伝もお願いしますね」
バイト先に行く前にまだあたたかいたい焼きを食べたのは、未だによく覚えている。
「でも看板って未だにないんですよね」
炊き出ししてますよとか、そういうのをやっているとは本当にわからず、なんか昼になるとみんなでご飯食べている謎の会扱い。
「看板作るかって思ったら、ご近所のご婦人が…」
申し訳ないけども、マナーというか、変な人まで来るとせっかくの炊き出しも台無しになるから、そこの間口は狭くしてほしいの。
「最初はどうなるかと思いました、セオリーと違うから、でもね、これね、思ったよりもトラブル防止になるんですよ」
こんなところで炊き出しをしているっていうのも気づかないし。
「あちこちでフードバンクとか、そういったサービスは行われていますから、そういう意味では出張所の場合は、メインではなく、サブ扱いになると思います、そうなると、トラブルを予防した状態で運営するっていう方針をとれるんですよ」
それこそ近所の会社の人がご飯食べに来たり、時間になるとテイクアウトしていったりする。
「これで浜薔薇のファンクラブの人が、 我々がこういうことをしていくことで、どんなポジティブな効果があったのか教えてくれますからね」
「それは、結構他の支部ではえられない、生の意見だったりするんだよな」
生活苦になると、その話を人に言えないところがある。
「家電を買った、冷蔵庫がある生活が素晴らしいっていう話を聞いたら、それ知った整備が、それならうちで修理した冷蔵庫とかも安く譲渡しようか?っていう話をしてましたからね」
「これはまだ導入には色々あるんだよな」
「電気代を払える方と、ないなら、クーラーボックスで毎日保冷剤を出張所、衛生班から交換してもらえば、夏の間困らないかなっては思いますね」
こういった生のデータから、提案までもっていうまでにも、KCJの職員は。
「一度浜薔薇のファンクラブの方にも問い合わせですかね」
「だな」
出張所の職員はこの二人と、衛生班の専属チームが現在いるが、この書類の仕事に関しては、波里と東司が行っている。
この二人で提案書よく書けているなと、最初は支部で大丈夫か?と思われていたが。
「それこそ、15番さんとか、大公さんですよ」
あの二人、及びファンクラブの、仕事すんごいできる人たちが。
「問い合わせを出すと、もう提案書としてそのまま出せるものを作って返信してくるんですよ」
「仕事、できるとは聞いてましたけども、なんでKCJの情報管理が掴んでいない、それこそ動画でポロッといったことを調べて、ツリー作った後に、別にまとめ作ったりして」
「それでお仕事の方は大丈夫なんですか?って聞いたら」
お前は話が長いって言われるから、ここまで自由に作れることはないんだよね。
「それとも短い方がいい?って聞かれましたが、前提知識がない人が読むとしたら、あれで本当にちょうどいいというか、15番さんとか、あのぐらいできる人なら、他の社会問題とか解決できると思うんですよね」
「KCJの方で、もし転職する場合などで、関わった仕事として先方に書類出す場合は、こっちで作るからって言われてるぐらいですよ」
いや~耳掃除は少数派の趣味だから、大きいところいくと、絶対に気持ち悪いとか言う人いると思うんだよね。
だからこのままかなって。
「他者を理解できない、そんな人間関係が、実力者の定着をさせないって、それはそれで問題なような気がする」
「だな」
ここにカレーの匂いがしてきた。
「今日、カレーでしたっけ?」
「お寺の掃除を町会で朝からやってるから、その人たちにカレーと、たい焼きをこっちから出すんだって」
「ああ、それでですか」
たい焼きは寒くても固くならないモチッとしたもの、下校中の小学生ももらいに来るほど年中人気が高かった。
とKCJ浜薔薇出張所、衛生班からのお知らせが貼られている。
「でも俺らにまで出るとは思わなかった」
建設などの現場のお仕事をし、お風呂を有料で借りに来ている方々のリーダーカズ坊は呟いた。
「カズ坊はやめてくれよ」
失礼しました、この人は浜薔薇のタモツ夫妻が小さい頃から髪を切っていたこともあり、所帯をもち、子供が大きくなってもそう呼ばれたりするのである。
話を戻そう。
何が出るか?って炊き出し?いや炊き出しはもう出ているし、有料で借りているから、一室解放して、そこまで食事を運んできてもらっているぐらいだよ。
そして九良は車があればここで休憩しても現場まですぐだしね。
じゃあ、何か。
「あれか、あそこで股引とかも配っているんだって?」
タモツが浜薔薇でいうが。
「惜しい!」
「近いですけどもね」
いわゆる中に着こんで冬もあったかなインナーの上下ですね。
「うちでも冬物を揃えるお客さん達が増えたな」
「そりゃあ、傑がいますからね」
「あれぐらいならば問題ないですよ」
浜薔薇の店内の置く、三人が休憩したり。
スタスタ
このようにケットシーのイツモが自由に闊歩することを許された場所である。
「そういえばイツモ、あれだろ、最近引っ越してきた子供に、お前魔物だなって言われただってな」
「先輩、それどこ情報ですか?」
「近所の、なんか転校生が来たっていってて、その子は猫アレルギーで、イツモが近づいても何も起きないから、さてはお前は魔物だなって言われたって」
イツモさん、その話を思い出して、しょうがないとは思いますが、結構それは傷つく顔をした。
「よく見るとイツモって、 わかりやすい顔をしてますね」
「こういうときは出るっていうか、うちでは出すんだよ、だがあれだ、ボスとかしているから、冷静でいなければならないっていうな」
幼少のみぎり、もしかしたら大きくなる前に死ぬかもしれない、そんな中、親が蘆根にどや?と押し付けた。
この頃蘆根はまだまだ修行した方がいいのではないかという葛藤と、浜薔薇をなんとかしなければならないという苦悩の時期でもあった。
それでもイツモにはたくさん愛情を与え、
愛情とは何かというのを教えたのである。
それゆえに。
にゃ~
「なんかここに来ると、いつもいるね」
浜薔薇の前を歩いていた人とだんだんと仲良くなっていた。
「でもバイトがあるから遊んでられないんだ、またね」
この子は忙しかった。
そうでなければ生活できなかったからだ。
そこに浜薔薇炊き出しが開始される。
だが、看板は未だに立ってはいないので、行列はあるが、何の列かもわからないし、この少年はバイト先がこっちなだけで、近所ですらなかった。
にゃ~
イツモは鳴いた。
するとぞろぞろと他の猫たちと。
「どうしましたか?イツモ様」
KCJの職員たちも現れた。
(イツモ様?)
「あっ、よろしければ今、カレーを作って、みんなで食べるので、どうです?」
「いえ、これからバイトなんで…」
それもあるが、金もない。
すると東司が。
「じゃあ、甘いものはどうですか?」
そういってラップに包んだたい焼きを紙袋に入るだけくれた。
「ここでこれからうちの団体が炊き出しやるで、もちろん無料ですね」
「えっ?無料」
「そうですよ、そのうち屋台なんかも出したいとはいってますが、炊き出しは無料で行いたいんですよね」
KCJもきちんと今後の展開を話すとは、この少年の人間性をイツモがきちんとチェックしていたからです。
「じゃあ、また来ます」
「大抵毎日昼はやります、それ以外の時間だと、冷凍とかそういうストックで対応しております、宣伝もお願いしますね」
バイト先に行く前にまだあたたかいたい焼きを食べたのは、未だによく覚えている。
「でも看板って未だにないんですよね」
炊き出ししてますよとか、そういうのをやっているとは本当にわからず、なんか昼になるとみんなでご飯食べている謎の会扱い。
「看板作るかって思ったら、ご近所のご婦人が…」
申し訳ないけども、マナーというか、変な人まで来るとせっかくの炊き出しも台無しになるから、そこの間口は狭くしてほしいの。
「最初はどうなるかと思いました、セオリーと違うから、でもね、これね、思ったよりもトラブル防止になるんですよ」
こんなところで炊き出しをしているっていうのも気づかないし。
「あちこちでフードバンクとか、そういったサービスは行われていますから、そういう意味では出張所の場合は、メインではなく、サブ扱いになると思います、そうなると、トラブルを予防した状態で運営するっていう方針をとれるんですよ」
それこそ近所の会社の人がご飯食べに来たり、時間になるとテイクアウトしていったりする。
「これで浜薔薇のファンクラブの人が、 我々がこういうことをしていくことで、どんなポジティブな効果があったのか教えてくれますからね」
「それは、結構他の支部ではえられない、生の意見だったりするんだよな」
生活苦になると、その話を人に言えないところがある。
「家電を買った、冷蔵庫がある生活が素晴らしいっていう話を聞いたら、それ知った整備が、それならうちで修理した冷蔵庫とかも安く譲渡しようか?っていう話をしてましたからね」
「これはまだ導入には色々あるんだよな」
「電気代を払える方と、ないなら、クーラーボックスで毎日保冷剤を出張所、衛生班から交換してもらえば、夏の間困らないかなっては思いますね」
こういった生のデータから、提案までもっていうまでにも、KCJの職員は。
「一度浜薔薇のファンクラブの方にも問い合わせですかね」
「だな」
出張所の職員はこの二人と、衛生班の専属チームが現在いるが、この書類の仕事に関しては、波里と東司が行っている。
この二人で提案書よく書けているなと、最初は支部で大丈夫か?と思われていたが。
「それこそ、15番さんとか、大公さんですよ」
あの二人、及びファンクラブの、仕事すんごいできる人たちが。
「問い合わせを出すと、もう提案書としてそのまま出せるものを作って返信してくるんですよ」
「仕事、できるとは聞いてましたけども、なんでKCJの情報管理が掴んでいない、それこそ動画でポロッといったことを調べて、ツリー作った後に、別にまとめ作ったりして」
「それでお仕事の方は大丈夫なんですか?って聞いたら」
お前は話が長いって言われるから、ここまで自由に作れることはないんだよね。
「それとも短い方がいい?って聞かれましたが、前提知識がない人が読むとしたら、あれで本当にちょうどいいというか、15番さんとか、あのぐらいできる人なら、他の社会問題とか解決できると思うんですよね」
「KCJの方で、もし転職する場合などで、関わった仕事として先方に書類出す場合は、こっちで作るからって言われてるぐらいですよ」
いや~耳掃除は少数派の趣味だから、大きいところいくと、絶対に気持ち悪いとか言う人いると思うんだよね。
だからこのままかなって。
「他者を理解できない、そんな人間関係が、実力者の定着をさせないって、それはそれで問題なような気がする」
「だな」
ここにカレーの匂いがしてきた。
「今日、カレーでしたっけ?」
「お寺の掃除を町会で朝からやってるから、その人たちにカレーと、たい焼きをこっちから出すんだって」
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