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お嬢さんは狭い場所が好きそうです
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温泉は体と心を癒すもの。
「ちょっとベストフレンドの湯を忘れないで、あなたのベストフレンドですよ」
さて、今回はホラー回でございますので、苦手な方はお帰りください。
東司は集合時間よりも早めに来たので、チェーンのカフェでちょっと休憩していようと思ったのである。
フッ
それが急に停電、間接照明もさっきまで流れていたオシャレなボサノバもない。
暗闇の中、非常灯だけがついているのだが…
(人の気配がない)
そしてだ。
ズズズズ…
非常灯の位置が天地関係なく動き出していた。
はい、このジャンルが好きな方々には大好物の時間ですよ。
「東司!無事ですか」
波里がすぐに合流した。
「どうなっているんだ?」
「ここですか?作っちゃいけない場所に使っちゃった系ですね、でも上手く抑えられていたんですが、昨今の人心が乱れるとき、色んなものの境もまた乱れるってやつで」
ちょっとはみ出ているらしいよ。
「俺らが原因を何とかした方がいいのか、それとも…」
「私たちの装備ではダメなんで、外に出る、救援の連絡する、外に出ようとしている最中に人に出会ったら、できるだけ避難させます」
「わかった」
このように先にある程度決めるのは大事である、特に東司ならば無理に探して、無理に原因に挑むということも考えられるし、東司自身でもそれはわかってるから、対応は波里に決めてもらう。
ザ~
階段を見つけたが水が流れている。
「行けなくもないが?」
「ああ、ちょっと待ってください…ああ、いますね、違う道を探しましょう、あそこから出てきてくれたらいいですが、お嬢さんは狭い場所が好きそうです」
靄がいったり来たりしてる。
「あれは無害です、さわらない限り、ですからさっさと行きましょ」
「じゃあ、あっちか?」
「そうなるでしょ、でも誘導されてますね、この道だと」
そこで波里の目が光る。
「ただそこに乗ってあげるほど、私は性格よくないので…」
浜薔薇出張所であるキャンピングカーが駐車場にいないので。
「あれ?波里さんたちは今日は休み?」
「事故に巻き込まれて、目撃者の調書受けてからなんで、午後から来るそうですよ」
連絡を受けた行政などの機関からやってきた捜査員に。
「まずは住所と氏名と生年月日と勤め先をお願いします」
「免許証と職員証でいいですか?」
「それではご提示お願いします」
捜査員がメモをとった後に。
「中の様子を出来るだけ詳しく教えていただけますか」
「いきなり停電があって、時間は…」
二人は無事に脱出したようです。
「お疲れ」
「そっちこそ」
「じゃあ、出発するぞ」
助手席に波里が乗る。
「いや~昨日浜薔薇でマッサージしてもらってよかった」
それはなんでかっていうと。
「ああ、桃若葉クリームか」
「そう、それです、あれでマッサージしてもらっているので、いつもより陽の気が充填されていたので無茶できましたよ」
例えるならボム三つ装備。
浜薔薇でおなじみの例のシャンプーメーカーの現行製品でありなかまら、一番古いものが桃若葉クリームである。
「ヴィーチェ先生もかなり使えるっていってたもんな」
化粧には元々魔除けの意味もあるが、かなり昔、桃若葉クリームは旅の僧侶が体に悪いものが入らないようにと子供たちに塗るように教えた。
それが悪霊などの効果があるとされ、道徳のために奨励された芝居、舞台で使われ始めた。
「それが江戸時代ぐらいですかね」
魔除けもありますかま、ひび、あかぎれ、乾燥肌の方におすすめします。
「こういうのまだまだ続くんでしょうね」
「戦闘職の奴等は、この緊張感清清しいとかいってたが」
「平和がいいに決まっているじゃないですか」
ポツポツ
雨が降ってきた。
「うっ」
「菊の香りがしますね、まだ我々を諦めてはいないようだ」
それでも離れるに従い、薄くなっていく。浜薔薇のある九良まで来ると、衛生班にまず顔を出すと。
「君たち災難だったね」
そういってヴィーチェがお神酒をまいてくれた。
ドドドドン!
車が衝突したような音がした、不思議なことにこんなに大きな音なのに、外にはまるで聞こえなかったそうだ。
「結構でかいのいたんですね」
散々な1日とも言えるのだが。
「しばらくこういうことが続くって言い渡されてますから、しゃうがないかな」
KCJの職員のハードな日々は始まっている。
「ちょっとベストフレンドの湯を忘れないで、あなたのベストフレンドですよ」
さて、今回はホラー回でございますので、苦手な方はお帰りください。
東司は集合時間よりも早めに来たので、チェーンのカフェでちょっと休憩していようと思ったのである。
フッ
それが急に停電、間接照明もさっきまで流れていたオシャレなボサノバもない。
暗闇の中、非常灯だけがついているのだが…
(人の気配がない)
そしてだ。
ズズズズ…
非常灯の位置が天地関係なく動き出していた。
はい、このジャンルが好きな方々には大好物の時間ですよ。
「東司!無事ですか」
波里がすぐに合流した。
「どうなっているんだ?」
「ここですか?作っちゃいけない場所に使っちゃった系ですね、でも上手く抑えられていたんですが、昨今の人心が乱れるとき、色んなものの境もまた乱れるってやつで」
ちょっとはみ出ているらしいよ。
「俺らが原因を何とかした方がいいのか、それとも…」
「私たちの装備ではダメなんで、外に出る、救援の連絡する、外に出ようとしている最中に人に出会ったら、できるだけ避難させます」
「わかった」
このように先にある程度決めるのは大事である、特に東司ならば無理に探して、無理に原因に挑むということも考えられるし、東司自身でもそれはわかってるから、対応は波里に決めてもらう。
ザ~
階段を見つけたが水が流れている。
「行けなくもないが?」
「ああ、ちょっと待ってください…ああ、いますね、違う道を探しましょう、あそこから出てきてくれたらいいですが、お嬢さんは狭い場所が好きそうです」
靄がいったり来たりしてる。
「あれは無害です、さわらない限り、ですからさっさと行きましょ」
「じゃあ、あっちか?」
「そうなるでしょ、でも誘導されてますね、この道だと」
そこで波里の目が光る。
「ただそこに乗ってあげるほど、私は性格よくないので…」
浜薔薇出張所であるキャンピングカーが駐車場にいないので。
「あれ?波里さんたちは今日は休み?」
「事故に巻き込まれて、目撃者の調書受けてからなんで、午後から来るそうですよ」
連絡を受けた行政などの機関からやってきた捜査員に。
「まずは住所と氏名と生年月日と勤め先をお願いします」
「免許証と職員証でいいですか?」
「それではご提示お願いします」
捜査員がメモをとった後に。
「中の様子を出来るだけ詳しく教えていただけますか」
「いきなり停電があって、時間は…」
二人は無事に脱出したようです。
「お疲れ」
「そっちこそ」
「じゃあ、出発するぞ」
助手席に波里が乗る。
「いや~昨日浜薔薇でマッサージしてもらってよかった」
それはなんでかっていうと。
「ああ、桃若葉クリームか」
「そう、それです、あれでマッサージしてもらっているので、いつもより陽の気が充填されていたので無茶できましたよ」
例えるならボム三つ装備。
浜薔薇でおなじみの例のシャンプーメーカーの現行製品でありなかまら、一番古いものが桃若葉クリームである。
「ヴィーチェ先生もかなり使えるっていってたもんな」
化粧には元々魔除けの意味もあるが、かなり昔、桃若葉クリームは旅の僧侶が体に悪いものが入らないようにと子供たちに塗るように教えた。
それが悪霊などの効果があるとされ、道徳のために奨励された芝居、舞台で使われ始めた。
「それが江戸時代ぐらいですかね」
魔除けもありますかま、ひび、あかぎれ、乾燥肌の方におすすめします。
「こういうのまだまだ続くんでしょうね」
「戦闘職の奴等は、この緊張感清清しいとかいってたが」
「平和がいいに決まっているじゃないですか」
ポツポツ
雨が降ってきた。
「うっ」
「菊の香りがしますね、まだ我々を諦めてはいないようだ」
それでも離れるに従い、薄くなっていく。浜薔薇のある九良まで来ると、衛生班にまず顔を出すと。
「君たち災難だったね」
そういってヴィーチェがお神酒をまいてくれた。
ドドドドン!
車が衝突したような音がした、不思議なことにこんなに大きな音なのに、外にはまるで聞こえなかったそうだ。
「結構でかいのいたんですね」
散々な1日とも言えるのだが。
「しばらくこういうことが続くって言い渡されてますから、しゃうがないかな」
KCJの職員のハードな日々は始まっている。
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