浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

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歩き回ってチャリンチャリン

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「ばにら」「とってもミルク」
おっちゃんがKCJのおやつを追加購入する際にパッケージをデザインした、まあ、デザインしたといってもただ字を書いただけなのだが、これを他の人にも使えますと表示すると、そのデザインを利用したものが注文されるたびに、いくらかチャリンとデザイン料というやつが入るのであった。
「さすがはKCJさんやで!」
「立てばチャリン、座ればチャリン、歩き回ってチャリンチャリンやで」
デザイン利用料としては商品購入において割高になるというわけではないので、選ばれれば君もアイス富豪に!
「そないな美味しい話しはあるの?」
「ベストフレンドの、棚機さんもかなり商売手広いからな」
本人いわく便乗商売ですというが。
「ええもん見つけたな」
「そりゃあ、そうやろ、あそこはおっちゃんのファンのおっちゃんが多い」
サメちゃんに牛乳飲ませてやってくれと牛乳代を置いていく人や。
「次にサメはいつ来るんだね?」
大人気である。
なんか波長が合うのだろう。
それで棚機さん考えた、タモツの今までの歴史をここだけでしか読めないようにしたことで、浜薔薇ファンクラブが定期的に足を運ぶようになった。
だったら次は…でおっちゃんである。
今日のおっちゃんがロビーに貼り出され、その貼り出されたものを足を止めて読み。
(今日も元気にやっているじゃないか)
と思ったのか、このお客さん口元がほころんでいた。
そして小児科の支援もしているということで、アイスを売り出すと。
「アイスをもらえるかね」
「はい、何個にします?」
「今、全部で何個かね?」
「えっ?」
そこにあるだけ全部のお客さんが生まれました。
「最初驚いたんですけども…よく考えたら嬉しくて、在庫を多目に…でもそれも他のお客さんが来たら、買われちゃって、なんていうか、商売ってこれだからやめられんですわ」
ガッハッハッ
と最後台無しにしたが、そこまでの儲けはこのアイスにはない。
「正直ホッとしてます」
色々やってきたけども、手堅いヒットというのが一番ありがたい、流行問わず売れたりするからだ。
「前まで美味しい産地を勉強して、ここで楽しめるものをなんて考えてましたけども、今はKCJの山宮さんがいるから」
山宮を筆頭にする調理やあちこちの美味しいものについての整理をする情報がいるから。
「その人達が勧めるものがはずれないわけですから、そっちに任せることによって、他のことに力を入れれるようになったのはでかいですね、なんというか、商才の違いを見せつけられましたよ、私がやると在庫、無駄な部分が残ったりするけども、そういうのが残らないんですよ」
ワンストップソリューションとてもいえばいいのだろうか、それでも一般企業が導入する際には打ち合わせはする。
整備はそれを見て。
「あんな長い話をするとラーメン伸びますから」
と独自の逃げを見せたりするから、管理に追いかけられ、情報はできるだけ短くまとめようにしていた。
「ラーメン伸びますからって、大人の言い訳じゃないでしょ」
「でも美味しい時に、美味しいもの食べたいじゃないですかぁぁぁ」
本当に自由だな整備。
そこに対して管理のお金担当はあまり口を出さない。
「楽しいならいいんじゃないですか?別に悪いことはしてないし」
結構無関心といえる態度である。
だが。
「うちの親よりはいいですから」
「あれに比べたらね」
レベルの高い管理になると、趣味とかそういったものを持たずに、ただ利益計算などで一日を費やそうとするのだが。
ミャ!
トイレに行こうとしたときに支部内のケットシーに絡まれる。
ゴロン
さあ、もふるんだ。
人間不信に陥ったところに、ケットシーは巧みに入り込んでくるんですよ。
そういう意味ではやっぱりケットシーってすごいのかもしれない、個性の強い訳ありの優秀な人材でも、シーの前ではみなそれを感じさせないのだから。
こういった話もある。
あの人か、前職でお世話になったけども、気難しいから、どうなっちゃうんだろうか。
話し合いの参加者に知り合いの名前を見つけたが。
「すいません、ケットシーが中に入ってくるかもしれませんが、無害なので」
KCJだなと思っていたが。
会議が進み、踊り出すと。
モゾモゾ
ん?
テーブルの下から猫の手が延びている。
「ア~さん、どこから来たんですか」
扉は閉めていたはずだから、入ってきたらわかるだろうと思っていたが。
「いや、そこ、棚から出てきたよ」
ふっふっふっ、バカめ、中には入れないなら、先に入っていればいいじゃない。
その後も、シーが横切ったり、テーブルの上に転がったり、会議参加者にちょっかいだそうとして止められたり。
「今日は本当にすいませんでした」
たぶんこちらのことは覚えてないんじゃないかなと思ったが、会議のあとにわざわざ一言添えてくれた。
この人こういう人だったかな?
建物から出る際にパスを返すと、足に何かをもぞり。
「気に入られましたね」
「そう見たいですね」
まだちょっと小さいかな?
ケットシーに翻弄されるのならば、会議も楽しんだろうな。
KCJに転職したい!
「みなさんね、そうはいうけども、本当に応募来ないですからね」
だから戦闘未経験でサメのサダメと契約したノゾミが研修生として受け入れられたぐらいよ。
あまりにも応募者が来ないので、どんどん待遇がよくなっているKCJであなたも働きませんか?
要項はホームページとお近くの支部で配っております、年齢学歴不問、猫があまり好きでなくても、猫がいない職場もありますし、そこはフレキシブルに対応しますよ。
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