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魔法の一つも覚えておきゃ良かった
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研究員のコンさんが一度浜薔薇にご挨拶をといったのだが。
「挨拶よりもわかりあうことがあります」
そういって、浜薔薇で髪を切り、髭を剃り、シャンプーをしてもらい、マッサージを受けた。
「気づいてなかったけども、肩ガチガチだったんだな」
「椅子に気を付けた方がいいですかね」
こんな風にと安くて簡単に改善できる方法をいくつか教えてくれた。
「浜薔薇さんって、ちゃんと利…益は出てるか」
このメーカーのシャンプー売り上げ全国一位が浜薔薇である。
あまりコンさんは利益については詳しくはないが、教わった基本からは少し離れているように見えた。
「結局は人なんで、人が喜ぶ、ついてくる、価格も払いやすい辺りにすると、回転率が違うので」
「へぇ、そういうものなんだ」
「まあ、でも俺だけでは無理だったでしょうね」
「どういうところが?」
「人力でやってるので」
丁寧な仕事をすればするほど、対応できるお客さんは限られていく。
「ああ」
「成長して安定したのはやっぱり傑のおかげでしょうね」
スタイルコーディネートである。
「そんなに良いものなの?」
「いいと思いますよ、それをこの値段で?いいの?と、むしろスタイルコーディネートだけのお客さんもいますね」
今日は髪じゃなくて、スタイルコーディネートだけなの、それでもよろしいかしら?
女性に多い。
「この時期、日傘が出るんですよ」
「UVケアか」
「そうです、そうです、日傘、傘がたぶんうちだと一番出るんじゃないですかね」
傑さんが選んだ傘…お高いやつで、前にいってた人いるじゃないですか。
「あなたその傘どこでお買い求めに?」
って品の良さそうなご婦人に聞かれるって。
「聞かれましたよ、えっ?浜薔薇です」
「そのお店はどちらに?」
「傘屋さんじゃなくて、理容室で、私めは(キョドっているため敬語)あまりこういうセンスに自信はなく、ないのでこちらのお店に一式揃えてもらったりしております」
心臓ばくばくしながら訴えたという。
「傘が一番でるって以外だね、あちこちで廉価なものが販売していたりするのに」
「傑が言ってましたけども、あれは消耗品だそうです」
強風で折れたりもするし、そうでなくても傘を止める部分がボタンではないと、テープだと毛羽だって、日傘に使うと3ヶ月ぐらいで止めれなくなるそうだ。
「面白そうな話だね」
「それだと、ファンクラブのスタイルコーディネートのタグで読んでみるといいんじゃないですかね」
#スタイルコーディネート
で探してみてね。
『んほぉ(ゴリラのように)ミルク(格好よく)』
「昨日そういうことがあったんだが…」
「傘はね、奥が深いんですよ」
おっ、おっ、語っちゃう?語っちゃうのかい!
「今日の荷物で傘も届くで」
そこに配達されてきた。
「傘、多いんだな」
「シーズン前なんですよ、うちはここ時期と夏終わりに買います」
蘆根はそこまでは知らなかった。
「やっぱりいいものがそこに出るので」
傑から指定された品質、仕様、値段のものが並ぶ。
「えっ?これ、高くねえ?」
値段が廉価の傘の五倍ぐらいするものがあった。
「こういう掘り出し物もたまに出るので」
開いてチェックする。
「他の傘とはデザインがかぶらなかったり、前にも言いましたが、テープではなく、ボタン類で止めるものしか、スタイルコーディネートでは使わないので、でもこれブログ(ファンクラブ向け)に載せると、すぐに無くなるんですよね」
なので品物はお眼鏡にかかるものだとほぼ買う形になってるし。
「すいません!」
「波里さんですね、あっ、はい、中に来てもいいですよ」
波里なんかの場合は、浜薔薇の隣が仕事現場なので、スタイルコーディネートの品物が入荷すると見に来るのである。
「おはようございます」
「おはようございます、蘆根さん、傑さん、それで今日は何が」
「そうですね、波里さんが好みそうなのは、今日は靴下ですかね」
夏のコーディネートには抜群、見た目きれいだが糸の力で蒸れない涼!
「いいですね、これ」
「磨耗にも強いんで、おすすめですね」
「靴、今はスニーカーなんで、蒸れない靴下できれい目な奴、本当にいります、というか、早速購入してもいいですか?」
「どうぞ」
波里は春夏物の靴下を履いていたが、それは気に入ったものだったからだ、そうでなければ裸足でもいいぐらいの蒸し暑さはもう浜薔薇の周囲にはあった。
「これで今日も頑張りますよ」
履いた瞬間に涼しさがわかると、波里は急に元気でた。
「帰りに、今年ってどういうのが売ってるのかなって、見に行ったら、当たり前だけども傑さんが用意してくれた素材使ったもの売ってないんですよね」
予備も頼もうと決めた矢先に。
ぷぁ~んとした臭い。
「これはゾンビですか?」
「そうです、これはゾンビです」
英語の例文に使えそうな会話をしながら、波里と東司はアンデットと遭遇。
「魔法の一つも覚えておきゃ良かった」
ゾンビ汁で身に付けているものが汚れるたびに、波里はいつもそんなことをいう。
当然ゾンビ汁汚染されたものは廃棄処分になります。
「挨拶よりもわかりあうことがあります」
そういって、浜薔薇で髪を切り、髭を剃り、シャンプーをしてもらい、マッサージを受けた。
「気づいてなかったけども、肩ガチガチだったんだな」
「椅子に気を付けた方がいいですかね」
こんな風にと安くて簡単に改善できる方法をいくつか教えてくれた。
「浜薔薇さんって、ちゃんと利…益は出てるか」
このメーカーのシャンプー売り上げ全国一位が浜薔薇である。
あまりコンさんは利益については詳しくはないが、教わった基本からは少し離れているように見えた。
「結局は人なんで、人が喜ぶ、ついてくる、価格も払いやすい辺りにすると、回転率が違うので」
「へぇ、そういうものなんだ」
「まあ、でも俺だけでは無理だったでしょうね」
「どういうところが?」
「人力でやってるので」
丁寧な仕事をすればするほど、対応できるお客さんは限られていく。
「ああ」
「成長して安定したのはやっぱり傑のおかげでしょうね」
スタイルコーディネートである。
「そんなに良いものなの?」
「いいと思いますよ、それをこの値段で?いいの?と、むしろスタイルコーディネートだけのお客さんもいますね」
今日は髪じゃなくて、スタイルコーディネートだけなの、それでもよろしいかしら?
女性に多い。
「この時期、日傘が出るんですよ」
「UVケアか」
「そうです、そうです、日傘、傘がたぶんうちだと一番出るんじゃないですかね」
傑さんが選んだ傘…お高いやつで、前にいってた人いるじゃないですか。
「あなたその傘どこでお買い求めに?」
って品の良さそうなご婦人に聞かれるって。
「聞かれましたよ、えっ?浜薔薇です」
「そのお店はどちらに?」
「傘屋さんじゃなくて、理容室で、私めは(キョドっているため敬語)あまりこういうセンスに自信はなく、ないのでこちらのお店に一式揃えてもらったりしております」
心臓ばくばくしながら訴えたという。
「傘が一番でるって以外だね、あちこちで廉価なものが販売していたりするのに」
「傑が言ってましたけども、あれは消耗品だそうです」
強風で折れたりもするし、そうでなくても傘を止める部分がボタンではないと、テープだと毛羽だって、日傘に使うと3ヶ月ぐらいで止めれなくなるそうだ。
「面白そうな話だね」
「それだと、ファンクラブのスタイルコーディネートのタグで読んでみるといいんじゃないですかね」
#スタイルコーディネート
で探してみてね。
『んほぉ(ゴリラのように)ミルク(格好よく)』
「昨日そういうことがあったんだが…」
「傘はね、奥が深いんですよ」
おっ、おっ、語っちゃう?語っちゃうのかい!
「今日の荷物で傘も届くで」
そこに配達されてきた。
「傘、多いんだな」
「シーズン前なんですよ、うちはここ時期と夏終わりに買います」
蘆根はそこまでは知らなかった。
「やっぱりいいものがそこに出るので」
傑から指定された品質、仕様、値段のものが並ぶ。
「えっ?これ、高くねえ?」
値段が廉価の傘の五倍ぐらいするものがあった。
「こういう掘り出し物もたまに出るので」
開いてチェックする。
「他の傘とはデザインがかぶらなかったり、前にも言いましたが、テープではなく、ボタン類で止めるものしか、スタイルコーディネートでは使わないので、でもこれブログ(ファンクラブ向け)に載せると、すぐに無くなるんですよね」
なので品物はお眼鏡にかかるものだとほぼ買う形になってるし。
「すいません!」
「波里さんですね、あっ、はい、中に来てもいいですよ」
波里なんかの場合は、浜薔薇の隣が仕事現場なので、スタイルコーディネートの品物が入荷すると見に来るのである。
「おはようございます」
「おはようございます、蘆根さん、傑さん、それで今日は何が」
「そうですね、波里さんが好みそうなのは、今日は靴下ですかね」
夏のコーディネートには抜群、見た目きれいだが糸の力で蒸れない涼!
「いいですね、これ」
「磨耗にも強いんで、おすすめですね」
「靴、今はスニーカーなんで、蒸れない靴下できれい目な奴、本当にいります、というか、早速購入してもいいですか?」
「どうぞ」
波里は春夏物の靴下を履いていたが、それは気に入ったものだったからだ、そうでなければ裸足でもいいぐらいの蒸し暑さはもう浜薔薇の周囲にはあった。
「これで今日も頑張りますよ」
履いた瞬間に涼しさがわかると、波里は急に元気でた。
「帰りに、今年ってどういうのが売ってるのかなって、見に行ったら、当たり前だけども傑さんが用意してくれた素材使ったもの売ってないんですよね」
予備も頼もうと決めた矢先に。
ぷぁ~んとした臭い。
「これはゾンビですか?」
「そうです、これはゾンビです」
英語の例文に使えそうな会話をしながら、波里と東司はアンデットと遭遇。
「魔法の一つも覚えておきゃ良かった」
ゾンビ汁で身に付けているものが汚れるたびに、波里はいつもそんなことをいう。
当然ゾンビ汁汚染されたものは廃棄処分になります。
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