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シャンプーの前ではみな平等
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シャンプーの動画を撮影することになったんですよ。
「それで誰が動画のモデルに、シャンプーするのは浜薔薇の蘆根さんで…」
あんなシャンプー見たら、俺も今の腕を試したくなったんだ。
この蘆根が言う、あんなとは、先日のマスク ド シャンプーのアンセルモさんと、受け継がれし魂のイホ デ ニコラスの来店のことである。
「募集をかけたら、シャンパーはシャンプー好きだからシャンパーであることを忘れてましたね」
時間を合わせられるなら、全員が参加したいと、ハイハイハイハイ、私やります!と熱烈アピール合戦になった。
「そうなるとね、みんな自分でやりたいものだから、得意なことで決めようっていってくるの」
野球だ、サッカーだ、ビリヤードだ、ラテン語のスペル対決だなど。
「シャンパー分裂の危機にまで陥りましたからね」
あの高潔なシャンパー達が争っているということで、ファンクラブ内でも動揺が走ったほどである。
「だったらもう蘆根さん達に任せようと思いました」
ルールはもちろん簡単である。
疲れすぎてシャンプーが必要なシャンパーをKCJの協力で確保するという、いつものアレである。
なんかさ…嫌になってきたな。
それでこの雨でしょ?傘持ってくれば良かった。
憂鬱な気分の彼に、遠くから黄色の車体が近づいていった。
シャカシャシャカ
音ともに気がついた。
あれ?なんだを
シャカシャシャカ
今、何が起きているんだ?
ガーゼ越しのため何が起きているのか反応が遅れたが、このガーゼは…自分は今、シャンプーをされていると。
でもさ、放っておいてほしいんだよね。
こういう時って、一人で浸りたいっていうか。
シャカシャシャカ
はぁ~僕以外にもシャンプーされたい人いると思うんだよね。
シャカシャシャカ
本日のシャンプーは「んほっミルク ふれっしゅスクィーズ」メーカー協賛のトリートメント付きでお届けします。
ニヤリ
蘆根がシャンプー中に笑顔になったが、どう考えても何か企んでますよね、悪党の笑顔である。
このお客さんはシャンプーされる前に、エステでも使われるスチームミストによって、頭皮の毛穴をしっかりと開かれていた。
髪の中が蒸しっとしちゃう今日の気温、溜まっている疲れと皮脂はシャカシャシャカ音とともに流されていく。
先程までのひねくれていた考えも、その音と共に流されたのか、表情も変わり、顔が重力に負けてきた。
キュ!
最後に耳の後ろのツボを押されると、口の中に唾液が増えたのだが、当人は寝落ちしているのでそれを感じることもない。
トリートメントはAとBを混ぜ合わせて使うタイプ、一回分づつ放送されており、パッケージを開けると混ざって出てくるが、蘆根は一度全部だし、しっかりと混ぜてから塗布する。
このトリートメントはすごい、そしてこの髪の荒れ具合、目覚めたときに手櫛をかければその質感に驚くことだろう。
五分浸透させるために休ませ、そこから洗い流す、素晴らしい艶である、これは是非ともシャンパーというくくりではなく、全人類に教えたいシャンプーといえた。
目が覚めると、そこは別世界だった。
異世界転移というのとか、そういうのではなく、目の前の世界が違って見える。
ありがとう、蘆根さん、僕にシャンプーしてくれて、自分じゃどうしようもない状態になっていたことに気がつかなかった。
ああ、なんて人生は素晴らしいのだろう。
この世に悲しいこと、辛いことがある人たちがいるのならば、是非とも浜薔薇を、シャンプーを勧めたい。
シャンプーの前ではみな平等なんだ!
「それで誰が動画のモデルに、シャンプーするのは浜薔薇の蘆根さんで…」
あんなシャンプー見たら、俺も今の腕を試したくなったんだ。
この蘆根が言う、あんなとは、先日のマスク ド シャンプーのアンセルモさんと、受け継がれし魂のイホ デ ニコラスの来店のことである。
「募集をかけたら、シャンパーはシャンプー好きだからシャンパーであることを忘れてましたね」
時間を合わせられるなら、全員が参加したいと、ハイハイハイハイ、私やります!と熱烈アピール合戦になった。
「そうなるとね、みんな自分でやりたいものだから、得意なことで決めようっていってくるの」
野球だ、サッカーだ、ビリヤードだ、ラテン語のスペル対決だなど。
「シャンパー分裂の危機にまで陥りましたからね」
あの高潔なシャンパー達が争っているということで、ファンクラブ内でも動揺が走ったほどである。
「だったらもう蘆根さん達に任せようと思いました」
ルールはもちろん簡単である。
疲れすぎてシャンプーが必要なシャンパーをKCJの協力で確保するという、いつものアレである。
なんかさ…嫌になってきたな。
それでこの雨でしょ?傘持ってくれば良かった。
憂鬱な気分の彼に、遠くから黄色の車体が近づいていった。
シャカシャシャカ
音ともに気がついた。
あれ?なんだを
シャカシャシャカ
今、何が起きているんだ?
ガーゼ越しのため何が起きているのか反応が遅れたが、このガーゼは…自分は今、シャンプーをされていると。
でもさ、放っておいてほしいんだよね。
こういう時って、一人で浸りたいっていうか。
シャカシャシャカ
はぁ~僕以外にもシャンプーされたい人いると思うんだよね。
シャカシャシャカ
本日のシャンプーは「んほっミルク ふれっしゅスクィーズ」メーカー協賛のトリートメント付きでお届けします。
ニヤリ
蘆根がシャンプー中に笑顔になったが、どう考えても何か企んでますよね、悪党の笑顔である。
このお客さんはシャンプーされる前に、エステでも使われるスチームミストによって、頭皮の毛穴をしっかりと開かれていた。
髪の中が蒸しっとしちゃう今日の気温、溜まっている疲れと皮脂はシャカシャシャカ音とともに流されていく。
先程までのひねくれていた考えも、その音と共に流されたのか、表情も変わり、顔が重力に負けてきた。
キュ!
最後に耳の後ろのツボを押されると、口の中に唾液が増えたのだが、当人は寝落ちしているのでそれを感じることもない。
トリートメントはAとBを混ぜ合わせて使うタイプ、一回分づつ放送されており、パッケージを開けると混ざって出てくるが、蘆根は一度全部だし、しっかりと混ぜてから塗布する。
このトリートメントはすごい、そしてこの髪の荒れ具合、目覚めたときに手櫛をかければその質感に驚くことだろう。
五分浸透させるために休ませ、そこから洗い流す、素晴らしい艶である、これは是非ともシャンパーというくくりではなく、全人類に教えたいシャンプーといえた。
目が覚めると、そこは別世界だった。
異世界転移というのとか、そういうのではなく、目の前の世界が違って見える。
ありがとう、蘆根さん、僕にシャンプーしてくれて、自分じゃどうしようもない状態になっていたことに気がつかなかった。
ああ、なんて人生は素晴らしいのだろう。
この世に悲しいこと、辛いことがある人たちがいるのならば、是非とも浜薔薇を、シャンプーを勧めたい。
シャンプーの前ではみな平等なんだ!
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