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嫌な世界だ
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カラン
偶然だと思うが、この時飲んでいたアイスコーヒーのグラス、氷が音を立てたので…
「それでどうするのさ」
話し相手は話題を変えてきた。
「迷っているですよ」
「迷って?過去に踏ん切りをつけて、新しい生活を始める、これで決まりじゃないか」
そこで私はいやいやと首を振りながら。
「そう簡単なものでは、思ったよりも根深くてね」
「何かあったの?異世界帰還してから人が変わったかのようだけどもさ」
「あれはもう、人生観変わるしかないですよ、生きていくにはね」
「そんなに酷かったんだ」
「私が本調子ではないのはわかってるとは思いますが」
「それでも計画書は面白かったよ」
「それ作っているときもね、前より時間がかかったんですよ、もう魔方陣を見るのは嫌だな」
「何があったのさ」
「日本は安全なんだなって、暴力で言うことを聞かせようとする異世界因習村に招かれちゃって」
「それは…御愁傷様です」
「しかも帰ってきてから、その話がたまにこうして出そうになる、私には友達はいませんが」
「俺は?」
「友達でしたっけ?」
「フレンドのつもりよ」
「そうだったんだ」
「どういう風に思っていたのさ?」
「今は私がまとめた資料のアクセス権限について話をしなければならない前の段階の、雑談だったりするから、信用できる人間ではあるとは思いますよ、でも友達か、そんな風には見たことはなかった」
「こっちは友達だと思っていたのに、ショックだ」
「友情なんて幻想では?」
「あることはあるよ、ただ遠いところにあるだけだ」
「じゃあ、見たこともないのも頷けますね」
「しかし、ずいぶんと面白い資料のまとめ方しているね、これ本当なの?いや、本当だよな、これ」
「ビックリですよね、この可能性は私が発見したわけではありません、いや~敵に回すと本当に怖いですよ、KCJは」
「ケットシーたくさんいるんでしょ?」
「見たことあります?めっちゃ猫ですよ」
「猫だけども、猫じゃないんでしょ?」
「振る舞いが猫じゃないんですよね、ボスって感じ、縄張りを持つと、発展させるために生きるっていう説明は受けましたけどもね、すごい猫ですよ」
「猫好き?俺は好き」
「猫とは縁がない人生なのでわからないです」
「猫はいいよ、癒えるよ、にゃ~」
「なんでいきなりにゃ~なんていうんですか」
「可愛いだろう?」
「それはご自分がですか?」
「そういう趣味はないほうよ、でも資料は目を通させてもらうよ」
「しかし、嫌ですね、まさかとか、もしかしたらが低確率でも出てきちゃうなんて」
「本当にそうだよ」
「資料をちゃんと読んでいけば、最悪は回避出来るんじゃないかなって感じ」
「いいね、部外者は」
「いいえ、部外者じゃないですよ」
「そうなの?」
「この資料を集めているだけで、向こうは嫌でしょうね」
「そんなわけ…いや、あるか」
「態度が嫌なんですよ、こういう態度が、だからまあ…嫌でしょうねって思ってますが、はてはて、これから何が起きるんでしょ」
「何がね…そんなんもうどうだっていいところはある」
「おや、そこまで投げていいんですか」
「知るかっていいたいね」
「知るか…ですか」
「だって俺とは関係ないところでみんな起きてんじゃん」
「今動いてる人たちはみんなそうですよ、自分とは関係ないところで動いてる、そんな出来事が悪さをしようとしているから、独自に動いているが、その対策している、対策しようとしているところも気に入らないって感じですから」
「それどっかおかしくない」
「そういうもんでは?」
「嫌な世界だ」
「本当にそう、あっ、ここは払っておきます」
「また話そう」
「それが最後の言葉だったみたいな」
「そういう冗談やめてよ」
伝票を持ち、支払い、店の外にいる人間のそばを通るとき。
「どうか、あの方を守ってあげてください」
そういうと、了解しましたなのか会釈をしてくれた。
車が一台目の前に止まる。
「お疲れ様でした」
助手席から降りた男が、後部席のドアを開ける。
「ありがとう」
バタン
「どうでしたか?実りのある会話でしたか」
「どうだろうね、ただ顔が見たいと言ってたから、どういう風の吹きまわしかなとは思ったよ」
「気に入られたのではありませんか?」
「いや、それはない、あの人は気に入った人には子供のような態度を取るそだから」
「さようですか」
「うん、ただの興味だよ、それで動きはあったかな?」
「今のところは」
「なければ、次の段階まで気づかなければうちの勝ち、まあ、気づかれても、負けはないから、悪くない勝負だと今回は思っているよ」
権力やお金が集まるところにはこんな一癖も二癖もあるやつばっかりだ。
偶然だと思うが、この時飲んでいたアイスコーヒーのグラス、氷が音を立てたので…
「それでどうするのさ」
話し相手は話題を変えてきた。
「迷っているですよ」
「迷って?過去に踏ん切りをつけて、新しい生活を始める、これで決まりじゃないか」
そこで私はいやいやと首を振りながら。
「そう簡単なものでは、思ったよりも根深くてね」
「何かあったの?異世界帰還してから人が変わったかのようだけどもさ」
「あれはもう、人生観変わるしかないですよ、生きていくにはね」
「そんなに酷かったんだ」
「私が本調子ではないのはわかってるとは思いますが」
「それでも計画書は面白かったよ」
「それ作っているときもね、前より時間がかかったんですよ、もう魔方陣を見るのは嫌だな」
「何があったのさ」
「日本は安全なんだなって、暴力で言うことを聞かせようとする異世界因習村に招かれちゃって」
「それは…御愁傷様です」
「しかも帰ってきてから、その話がたまにこうして出そうになる、私には友達はいませんが」
「俺は?」
「友達でしたっけ?」
「フレンドのつもりよ」
「そうだったんだ」
「どういう風に思っていたのさ?」
「今は私がまとめた資料のアクセス権限について話をしなければならない前の段階の、雑談だったりするから、信用できる人間ではあるとは思いますよ、でも友達か、そんな風には見たことはなかった」
「こっちは友達だと思っていたのに、ショックだ」
「友情なんて幻想では?」
「あることはあるよ、ただ遠いところにあるだけだ」
「じゃあ、見たこともないのも頷けますね」
「しかし、ずいぶんと面白い資料のまとめ方しているね、これ本当なの?いや、本当だよな、これ」
「ビックリですよね、この可能性は私が発見したわけではありません、いや~敵に回すと本当に怖いですよ、KCJは」
「ケットシーたくさんいるんでしょ?」
「見たことあります?めっちゃ猫ですよ」
「猫だけども、猫じゃないんでしょ?」
「振る舞いが猫じゃないんですよね、ボスって感じ、縄張りを持つと、発展させるために生きるっていう説明は受けましたけどもね、すごい猫ですよ」
「猫好き?俺は好き」
「猫とは縁がない人生なのでわからないです」
「猫はいいよ、癒えるよ、にゃ~」
「なんでいきなりにゃ~なんていうんですか」
「可愛いだろう?」
「それはご自分がですか?」
「そういう趣味はないほうよ、でも資料は目を通させてもらうよ」
「しかし、嫌ですね、まさかとか、もしかしたらが低確率でも出てきちゃうなんて」
「本当にそうだよ」
「資料をちゃんと読んでいけば、最悪は回避出来るんじゃないかなって感じ」
「いいね、部外者は」
「いいえ、部外者じゃないですよ」
「そうなの?」
「この資料を集めているだけで、向こうは嫌でしょうね」
「そんなわけ…いや、あるか」
「態度が嫌なんですよ、こういう態度が、だからまあ…嫌でしょうねって思ってますが、はてはて、これから何が起きるんでしょ」
「何がね…そんなんもうどうだっていいところはある」
「おや、そこまで投げていいんですか」
「知るかっていいたいね」
「知るか…ですか」
「だって俺とは関係ないところでみんな起きてんじゃん」
「今動いてる人たちはみんなそうですよ、自分とは関係ないところで動いてる、そんな出来事が悪さをしようとしているから、独自に動いているが、その対策している、対策しようとしているところも気に入らないって感じですから」
「それどっかおかしくない」
「そういうもんでは?」
「嫌な世界だ」
「本当にそう、あっ、ここは払っておきます」
「また話そう」
「それが最後の言葉だったみたいな」
「そういう冗談やめてよ」
伝票を持ち、支払い、店の外にいる人間のそばを通るとき。
「どうか、あの方を守ってあげてください」
そういうと、了解しましたなのか会釈をしてくれた。
車が一台目の前に止まる。
「お疲れ様でした」
助手席から降りた男が、後部席のドアを開ける。
「ありがとう」
バタン
「どうでしたか?実りのある会話でしたか」
「どうだろうね、ただ顔が見たいと言ってたから、どういう風の吹きまわしかなとは思ったよ」
「気に入られたのではありませんか?」
「いや、それはない、あの人は気に入った人には子供のような態度を取るそだから」
「さようですか」
「うん、ただの興味だよ、それで動きはあったかな?」
「今のところは」
「なければ、次の段階まで気づかなければうちの勝ち、まあ、気づかれても、負けはないから、悪くない勝負だと今回は思っているよ」
権力やお金が集まるところにはこんな一癖も二癖もあるやつばっかりだ。
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