浜薔薇の耳掃除

Toki Jijyaku 時 自若

文字の大きさ
930 / 1,093

戦略冥婚

しおりを挟む
「今日はゆっくり出来るから、ゆっくりしたいな」
何て言うところに。
「領主様、約束はないのですが…」
「えっ?誰?」
「お父上です」
「お義父さまですか!」
お屋敷は騒然となりました。
「あぁ、ごめんね、急に…仕事で近くまで来たものでさ、会えたらいいかなって感覚できちゃったよ」
「父さん!」
「おぉ元気か!」
「お義父様!」
「息子がいつも…、なんかこれでは他人行儀でしたね。ごめんな、本当は前もって、出来れば母さんと来たかったんだが、とりあえず顔だけでもと思って」
「母さんは元気なの?」
「元気、元気…その…だ。お前が健康診断の数値が改善しましたって送ってきたものだからさ」
「うん、ごめん」
「私も結果をご実家に送られているとは思いませんでした」
「だって嬉しかったんだもん!」
「だもんじゃありません」
「そうだぞ、なんだろうなって、見たら、数値が改善?えっ?ずっと悪かったのか?ほら、私たちはそういうの聞かされてないものですからね、家内と二人で、これは本当に大丈夫なのかと、あの知らせが届いたときにな、すぐに飛んできたかったぐらいなんだからな」
そこで長女、娘の方に連絡したら、しっかりものである。まずは私の方で確認するから、落ち着いてほしいと話を預かった。
そしてすぐに直接会える息子一人を使者とした。
「数値は改善、疾患も他には確認されてないということを教えてもらって、ホッとしたぞ」
両親をホッとさせたあとに、姉からのお説教という形を取られた。
「しかし…本当にありがとうございます。あなたがうちの息子のお嫁さんに、うちの娘になってくれて本当に良かったと思います」
「いえ…私がその数値を治さなくても、旦那様は頭がいい御方なので、気づかれてたと思います」
「頭はいいとは親としても思いますが、その
~そういうところが抜けているというか、今回だってそうじゃありませんかね、数値改善しました!で喜んで私たちに手紙を送ってくるようなところとか」
「あっ、はい、そんなの自信を持って言えることではありませんから」
「そんなに大げさな~」
「お前は何もわかってない、うちの近所にもいただろう、朝起きたら、声を失ってたって、あれは血管から来てたんだって」
「そうだけどもさ」
「旦那様、いいですか、そういう病気は失ってから気づいてからでは遅いんですよ、旦那様が今一番失ってしまったら困るものを考えてください」
「失ったら困る…」
「あのな、こんな事は言いたくはないが、もうお前は独り身じゃないんだからな、領主という立場でもあるが、ここに嫁さんがいて、そのうち孫も生まれたりなんかしてって考えてみろ、その時、体が病のせいで…」
「それは嫌だね、絶対に嫌だ」
「すいませんね、こいつはこういう呑気なところがある」
「存じております」
「…こういうところが嫌いになったりはしませんか?」
「わかりません。ただ、普段はしっかりしてくれてますし、きちんと話をすれば止まってくれる方なので」
「…何かあったら、離婚してくれて構いませんから」
「ちょ、父さん!」
「お前な…この結婚は恋愛でも見合いでもないんだぞ」
「わかってるよ」
「だからこそ、こういう引き際があるんだ。お前はそれもわかってないのか」
「…」
「すいませんね、本当」
「奥様、失礼いたします。少しばかりお時間をいただけませんでしょうか?」
「ああ、私はちょっと離席しますね」
スカートを持って一礼した後に退室。
「…」
「…」
「ごめんなさい」
「それは私にいってどうするんだ」
「それはそうなんだけどもさ」
「あの子の事、相当気に入ってるんだな」
「そこはもう」
「だったら、真剣に守ってあげなさい、泣かせたりしないように」
「うん」
「そこはハイっていいなさいよ」
「いや、まだそこは…自信なくて、守りたいことは守りたいんだけどもね」
「そういう気持ちをわかってくれる子だから、好きになったんだろう?」
「うん、そう、あまり、僕は、話すのも得意じゃないからね」
「そうか…」
「正直、領主の仕事も、まさか僕に任せることは…っていう気持ちはないわけではないよ。ただね、しっかりと仕事はしている」
「気持ちも浮わついていたら、張り倒してたぞ」
「ごめんなさい」
「私はお前にとって父親だから、甘い部分はどうしてもある。世間の荒波に揉まれる経験がなければ、やっぱり一人立ちは出来ないからな、ただな、無理、無茶、無謀となれば話は別だから」
「はい」
「さっきの話だがな、お前は自信満々に結果を送ってきただろうが、母さんは泣きそうだった」
「ごめんなさい」
「育て方間違えたのかしらって」
「すいません」
「そんなことない、俺たちの自慢の息子さっていってやったさ」
「ありがとう」
「だからどうかそれをこれからも言わせてほしい」
「…」
ボタっ
領主の目から大粒の涙が落ちた。
「本当にごめんなさい」
「お前に病気が見つからなくて良かった、このまま長生きして、二人で仲良くやっていってほしい」
「それはもちろん、そのつもり」
「でもだ」
「うん」
「さっきも言った通り、この結婚は恋愛でも見合いでもないから、お前がどんなに好きで、別れたくなくても、結婚が意味がないものだったと思われたら、別れ話はきてしまうものなんだ」
「それはわかっています。だけども、受け入れたくもありません」
「どう頑張っているかは、さすがに私じゃわからないところもあるが、そういうところはサボったりすることはない、と私は思っているよ」
「彼女のお陰で、激務が改善されて、今まで手掛けることができなかった、教育とか、時間がかかることにも回せるようになってきました」
「それは良いことじゃないか?」
「はい、これは俺だけでは無理でしたね」
「向こうにばかり頼って、自分が頑張れなかったことをどう思ってる?」
「ちょっと頼りないかな~もっとこう頼られたいのはあるかもしれません」
「まぁ、そこは…その上手くやりなさいよ」
「そうなんですけどもね、父さんは母さんとは?」
「そこはだな」
「そこは?」
ここら辺が父息子である、クネクネ感が一緒!
そのまま一食を囲み、今度は母さんとも時間を作るという約束をして、領主の父は帰っていきました。


「お疲れ様」
「さすがにいきなりのお義父様には驚きましたが」
ベットにもたれ掛かるぐらい疲れた。
「ごめん、ごめん」
「いえ、貴方が悪いわけではないですよ」
「でもこれだと一度両家交えての食事会なんかはした方がいいかもしれないね」
「うちの場合はどうなるのかな」
妻は実の家族ではなく、親代わりのみなさんがそのまま親として立場を持っている。
「義父さん方や義母方さんのみなさんに手紙を送るといいんじゃないかな」
「そうなりますね。こういうのは私が決めることではないし」
早速お手紙を出したところ。
「立食パーティーみたいになりそう」
「あぁ、人数的に」
親代わりのみなさんに連絡をしたら、是非ともと全員返事を寄越し。
「後なんか、親代わりになりたい人がいると…」
「えっ?」
「いや、私もわからないですが、他のお父さまからこういうのは、後ろ楯になるから、増えるのは悪いことではないと一筆添えられてまして」
「それならその度に挨拶に行くよ、そして娘さんを私にください!って言います」
「あなた、それって本当に言ってたんですか?」
「言ってましたよ、そうすると神妙な顔して、緊張感が発生するんだよ」
確かに、仕事ぶりも人柄も言いとは聞いている、聞いているが、娘を嫁に出すとなれば…やっぱり話は別なのである。
「娘を持つ父親体験でもしているんですかね」
「何をいってるのさ、あれは間違いなく父親、母親だよ」
領主の妻となった彼女は、その前から働きぶりや、人格も知られていた。
「正直、他の娘が嫌がるような事も、あっ、じゃあ、やっておきますねっていうんだもん」
「そこはポイントが高いよね」
「俺が好きなのはこの話かな」
「えっ?何々、何か面白そうな話があるの?」
非常に厄介な役職を任されそうになった。
出来ればやりたくない。
ただ立場的にはお前しかいないだろう?そんな感じだ。
何とか逃げる手はないものか。
「あぁ、じゃあ、それならば私をお使いください、成功すれば儲けもの、失敗しても時間は稼げることでしょうから」
そう彼女は言い出した。
「そんなことはしたくはないな」
「でも他に手はあるのですか?」
「ない」
「ないならば是非ともに」
そこで汚れ役を彼女は引き受けて、自分はこういうことを引き起こしてしまうような人間です。ですから役職には相応しくありませんと目でわかりやすく見せたら…
「見事に話は流れましたとさ」
「…そういえば、なんであの人外れたんだろうなって思っていたんだけども、そういうことしてたんだ」
「あれは私しかできませんでしたからね」
「自信満々に言うことじゃないよ」
「そうかもしれませんがね、あのようなハズレくじ、責任を取らされるための役というのは、あまり面白い話ではありませんよ」
「君はそれを面白そうに言うが、心ある人ならば、それは傷になる、そこもわかってないんだもんな」
「それは道具として割りきればいいんですがね、あ~すいません、そんな顔しないでください」
「馬鹿じゃないの」
「はい、馬鹿です。切れる手札がこの身しかないのならば、そういう使い方をしました」
「遠巻きに見ているのならば楽しいよ、でも実際はどんなことになるのか、わかってない奴じゃないか。たまたま上手くいった、ただそれだけだし、君にしては、なんというか浅はかだ」
「そうですね」
「自虐的な行為だね」
「功を焦ってました」
「わかってるならいいよ」
「それがあれば、形になると」
「そうだね、そういう気持ちは俺もわかる」
「すいません」
「君のそういう部分はいつ変わったの?領主の妻という立場が決まった後?」
「いえ…」
「あぁ、その目でわかったよ。前の婚姻話が出た辺りか…」
「ええ、そうです」
「あの人は俺も知っているし、世間話をしたりはしてたけども、こういうのを見ると、どれだけあの時が幸せだったのか、すんごいわかる」
「申し訳ありません」
「いいよ、君は悪くない、その何というか」
「なんですか?」
「その幸せを奪ったのは僕ではないから」
「…」
「君を好きになればなるほどに、その話は深く刺さってくるんだよ。俺なら絶対に離さなかったなと思えば思うほどに、この辺は上手く言葉にならない」
「私は、その一ヶ所に留まれないと思ってます。それこそ実家を出たあの日からね」
「そういうのが苦手」
「落ち着かないですね。でも結果を求められるのならばそういうものですよ。良くても悪くても、次へ行くことになる」
「最終的には冥婚か、戦略冥姻、それこそ夫側の墓を守る、妻は独り身ではあるが気楽だっていうあれ」
「そうですね、人によっては相手が生きているかたではないから、問題があったとしても墓の下ということで、実家にいられない方なんかが希望することもあるかと」
「君はどうなの?」
「私はそこまでは…」
「そう、でも君はあまり人が好きではないと思ってるよ」
「それはそうですね。はい、そこは否定しません」
「僕のところに何で嫁に来たの?」
「何故ですかね」
「答えになってないよ」
「断れる立場ではありませんし」
「そうじゃなくてさ」
「旦那様は面白い人だな、心の闇に平気で触れてくる」
「だってそこは嘘をつけないじゃないか」
「はっはっ」
「でしょ?」
「そうですね」
「だから好きなんだよ、偽りようがない部分、そういう人の心に触れるのが凄く好き、ガラスケースに入れて、眺めたくなる」
「凄い、こんなこと他の人に言おうものならば、恐怖で身を強張らせますね」
「だよね!」
「普通の育ちでこうなっちゃうのか」
「なっちゃった」
「諦めて普通に生きるとかは?」
「ちょっと無理かもしれない」
「いいですか、旦那様、今のそれは人に見せるもんじゃありません」
「逆に君は、恐れたりしないものな」
「ビックリはしますよ」
「そうなの?」
「ただこう…旦那様って、心が壊れるほどの経験がないのに、そんな部分を持ってますからな」
「刺激的だよね」
「それで済ませないでくださいよ。…あなたはまだ戻れるんだから」
「戻ったら君がいないじゃん」
「私なんていない方がいいでしょ?」
「嫌だよ。もしそれでさ、俺はその後に、君が誰かに笑いかけたところを見たらさ、何かが割れて飛びでてきそうだよ」
「何が出てくるんですか?」
「嫉妬かな」
「嫉妬ですか」
「可愛い君にこうして触れるのは僕だけでいいんだよ」
「台詞が本当に色男だ」
「色男なのは台詞だけじゃないよ」
「知ってる」
「本当かな」
「ええ、まあ…その…ね…」
歯切れの悪さ。
「へぇ~そうなんだ」
領主はニコニコとする。
「あなたは素敵な人ですよ、外出先で、あなたの名前を呼ばれたときに、微笑みを浮かべたら、その何人かの女性はツボだったのかなって思うときはありますし」


あ~これは刺さりましたね。
ナイスインですね。
このまま調子を保ちたいところです。
風も味方につけられるのもその一つでしょうか!


「なんか実況が始まってない?」
「旦那様の動きは解説があるとよくわかりますからね」
「くっ、俺のプロがいる」
「それはちょっと見てみたいかも」
「君も十分に片足突っ込んでいると思うんだ」
「そうですかね」
「細かいところまで俺を見ている、今まで全部自分でやっていたところを、君が助けてくれるからね」
「そこがお仕事ですから」
「もうちょっとお仕事抜きにしてくれないかな、あまりにもお仕事モードだと、ちょっとね」
「なんです?気乗りしないとか」
「う~なんかこう、愛されてないのかなって感じちゃう」
「愛しておりますが?」
「…」
「…あっ」
「あらぁ」
「旦那様、今のは気のせいですよ」
「愛があるとね、領主子ちゃんはね、すんごいパワーが生まれるんだよ!」
「待って、なんかいきなり方向性がブレている」
「ブレてないです、ただちょっとこう、今なら何にでも挑める的な万能感が出てきちゃってて」
「それは後から、疲れが、体が限界を越えてますから、ダーメ」
「いや、でもさ、こういうことを言われたらね、そのね、嬉しくてね、はっはっはっはっ」
徹夜明けですか?ぐらいのテンションを見せる。
「落ち着いて」
「これが落ち着いてられるかよ」
「どうしたらいいんですか?」
「そりゃあもちろんね」
距離をつめられる。
しかし、ほっぺたを指で強くぷにっ。
「深呼吸」
スーハースーハー
「この距離だと、感じてしまうシャンプーの匂い」
「今日は寝るのを返上して仕事しますか?」
「いやぁぁぁ、お仕事いやぁぁぁ、もうかなり前倒して片付けているから、やることはそんなにないけども、いやぁぁぁぁ」
「何があなたにそうさせますか?」
「愛かな」
「はいはい」
「ちょっと、俺は愛しているけども、相手の反応がないと燃えない方なんだよね。こう、本当にこっちを見てくれているか心配になるじゃん」
「見てますよ」
「本当?」
「でも出来れば見たくない」
「何でさ」
「旦那様は男の人なので」
照れながら言うと、何かピンと来た。
「へぇ~、へぇ~」
そういって、妻をいくつかの方向から観察する。
「もう~」
「ちゃんと意識はしてくれてるのね」
「だから言いたくなかったのに」
こういうときに見せてくれる素、これでしか確かめることが出来ないものがあります。
一点の素心、彼女のうちにはそれが潜む。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...