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二期
第17話「和解」
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ティル「あなた達…団長をどこに!」
集「もうすぐ来ると思います」
ヘブンズ「どうやって逃げるか…」
飛ぶという方法もあるが、弓、銃をもっているプレイヤーもいる、飛んだ瞬間蜂の巣になるだろう。
「ソル!!お前らは大人しく降参しろ!!」
「罪人がいつまでも抵抗するな!!」
ヴァーチェ「酷い言われようだな」
意を決して話し合いで解決できないかと、前に出る。
集「皆さん、団長の弟を殺したのは僕です。だから僕をどうしようと構いません。ですが、彼らには罪はありません、僕にあります。彼らには手を出さないと、お願いします。」
あたりが静まりかえる。
そしてその時。
「う、う、うわぁぁ!!!」
「馬鹿お前!」
団員の1人が弓矢を集に向かって打つ、
それを集は避けず、腹部に当たり、貫通。
集「………。」
口から血が流れる。
後ろにいるヴァーチェ達が叫んでいるのが聞こえる。
花「ゆる…さない」
剣を抜き前に出る、それをクラダスが止める
花「クラダスさん、しゅうが!」
クラダス「わかってます、でも、団長の決意を踏みにじることはしてはいけない」
集はなにも言わず、何もなかったかのように立っていた。
セリウス「みんな、聞いてくれ」
集の隣にセリウスが現れた。
セリウス「俺が、間違っていたようだ。ソルは何も悪くない、悪いのは、恨みに飲まれた俺だ。命の恩人を悪人扱いした俺を、どうか許してはくれないか」
「セリウスさん…それは…」
ティル「団長…」
周りの団員がざわつく
ヴァーチェ「まぁなんつうかよ、和解したってことで本部返してくんねぇかな」
ヘブンズ「だな、どうかなセリウスさんよ」
セリウス「あぁ…もちろん」
深々と反省したようで、本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
これでやっと、とりあえず平和が戻ってくる
花「しゅう!」
立ち尽くしている集に駆け寄る
集「花…」
腹から血が止まっていない、
力が抜けてその場に倒れこむ
集「はは…なんにもしてないけど、疲れたよ…」
花が刺さっている弓矢を優しく抜くと
傷に手を当てる
花「治癒」
傷に光が集まってくると傷が癒されていく
集「これは…」
花「回復魔法、使えてよかった…」
集「ありがとう、花」
微笑む花の頬に手を当てた。
集「もうすぐ来ると思います」
ヘブンズ「どうやって逃げるか…」
飛ぶという方法もあるが、弓、銃をもっているプレイヤーもいる、飛んだ瞬間蜂の巣になるだろう。
「ソル!!お前らは大人しく降参しろ!!」
「罪人がいつまでも抵抗するな!!」
ヴァーチェ「酷い言われようだな」
意を決して話し合いで解決できないかと、前に出る。
集「皆さん、団長の弟を殺したのは僕です。だから僕をどうしようと構いません。ですが、彼らには罪はありません、僕にあります。彼らには手を出さないと、お願いします。」
あたりが静まりかえる。
そしてその時。
「う、う、うわぁぁ!!!」
「馬鹿お前!」
団員の1人が弓矢を集に向かって打つ、
それを集は避けず、腹部に当たり、貫通。
集「………。」
口から血が流れる。
後ろにいるヴァーチェ達が叫んでいるのが聞こえる。
花「ゆる…さない」
剣を抜き前に出る、それをクラダスが止める
花「クラダスさん、しゅうが!」
クラダス「わかってます、でも、団長の決意を踏みにじることはしてはいけない」
集はなにも言わず、何もなかったかのように立っていた。
セリウス「みんな、聞いてくれ」
集の隣にセリウスが現れた。
セリウス「俺が、間違っていたようだ。ソルは何も悪くない、悪いのは、恨みに飲まれた俺だ。命の恩人を悪人扱いした俺を、どうか許してはくれないか」
「セリウスさん…それは…」
ティル「団長…」
周りの団員がざわつく
ヴァーチェ「まぁなんつうかよ、和解したってことで本部返してくんねぇかな」
ヘブンズ「だな、どうかなセリウスさんよ」
セリウス「あぁ…もちろん」
深々と反省したようで、本当に申し訳なさそうに頭を下げた。
これでやっと、とりあえず平和が戻ってくる
花「しゅう!」
立ち尽くしている集に駆け寄る
集「花…」
腹から血が止まっていない、
力が抜けてその場に倒れこむ
集「はは…なんにもしてないけど、疲れたよ…」
花が刺さっている弓矢を優しく抜くと
傷に手を当てる
花「治癒」
傷に光が集まってくると傷が癒されていく
集「これは…」
花「回復魔法、使えてよかった…」
集「ありがとう、花」
微笑む花の頬に手を当てた。
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