END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第24話「助け」

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集「5段階スキル解放…炎拳…!!」

炎拳を発動して空を舞う。感染龍の頭の目の前まで飛んで行く。そして技のモーションに入ろうとしたその時、突然感染龍の頭が消える。

花「しゅう!危ないよ!!」

消えたんではない、姿勢を低くして回転し、荒々しい尻尾を振って当てにきていた。

集「力勝負か…」

わざと感染龍の回転している範囲内に入る、もちろん尾が飛んできた。それを両手で押さえて…。

集「うぉぉぉ!!!」

感染龍のスピードが落ちてきている、そう、集の押さえる強さの方が上なのだ。

ヴァーチェ「マ、マジかよ…あれ止めれんのか」

ヘブンズ「実力No. 1って称号は伊達じゃないからな」

動きが完全に止まり感染龍の動きを止める。

集「八夢紅蓮」

手に炎を集中させて、感染龍の腹部に手を当てると、手を当てた反対側から炎の柱が貫通した。

感染龍「ウァァァァ!!!!!」

これだ…内部にダメージを与える攻撃。
体では結晶の装甲があり意味がない。

集『まだ門が見えない…もっと深く…深く…』

感染龍のHPは少し減っただけ、だが僕の魔力は少ない、もうすぐ切れる。それまでに倒さなければこちらに勝機は見えなくなってくる。

集「はぁぁぁぁ!!!!」

地面に手を置き、炎を地中深くに送る。

タクト「何を…?」

感染龍はその隙に真上から足で踏み潰す。

集「ぐっぅぅ…」

片手で防ぐ、だが見てる側からして長くは持たないだろう。
そして地面から片手を離す。
両手で感染龍の足を支える。
すると手が使えなくなったことがいいことに、感染龍が自分の足にめがけてブレスを吐こうとしていた。

チャム「団長!!」

集『まだ…まだか…!!」

花「しゅう!」

感染龍がブレスを吐くと同時に花が飛び出した。

花「4段階スキル解放…我が身に纏えヴァルキリー」

花の4段階スキル、肉体強化、肉体変化系の能力。花が風に包まれる、すると段々と姿が見えなくなる。そして爆風が一気に解き放たれると、花の姿は一変しており、薄桃色の髪は靡き、白色の服、片手に3本ずつ持つレイピア。それは美しく、凛々しい。
ヴァーチェ達が花を確認できたのは爆風が解き放たれ、姿が一瞬見えた時。
次の瞬間花はヴァーチェ達の視界から消えた。

集「……くそ…」

動けない今、ブレスが真上から降ってくる。
その時、一つの影が地面に映る。

花「インフィニット」

花がレイピアでブレスを刺す。
インフィニット、それは一分間だけ一発の攻撃が10発と換算される。花の手には3本のレイピア、それにより花の1発の攻撃は30発になる。
花が感染龍のブレスを弾いた。
そのブレスは感染龍の顔に当たり、後ろによろける。

集「あ…ありがとう…花」

花「どういたしまして!」
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