END-GAME

孤高

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一期

第12話「新手」

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奏太「あいつなんだったんだろーな。通してくれてもいいじゃんか」

魁斗「だな。でも色々理由があるだろうよ、まぁ今日はゆっくり休もうぜ」

愛理「そうね、泊まるところは前と同じとこでいいわよね?」

鶫「賛成!花ちゃーん?」

鶫がにやけながらこちらを向いてくる

花「うっ…やめてよねー」

魁斗「どうした?」

花「なんでもないよ」

鶫と一緒にお風呂に入るのはあれ以来トラウマになった

そしてその宿泊先でみんなお風呂に入り明日の準備をして就寝に入ったところ、私は一人でもう一度スカイロードへ向かった、
そして門の前に辿り着くとまた雷が落ちてきた

ヴァーチェ「またお前か、なにしにきた」

花「ここを通らせてもらいます」

ヴァーチェ「それはできない、実力が低すぎる」

花「集という人がここにきませんでしたか?」

ヴァーチェ「悪いが知らないな。ここにきた奴らはみんな帰らせてるからな」

花「なぜ帰らせてるんですか?」

ヴァーチェ「ここの先はまるでレベルが違う、入ったら即死亡するかもしれないからな、ここで見てやってるんだ」

花「じゃあ…私と勝負して勝ったら通らせてもらってもいいですか?」

ヴァーチェ「いいだろう、勝てたらな。まいったと言わせたら勝ちだ。いいな?」

花「はい」

花は腰にさしていたレイピアをとる
ヴァーチェは片手剣で雷属性だろう
私は風属性、あまりいい相性ではない

ヴァーチェ「いくぞ」

そういうとヴァーチェは消えた
今回は戦闘態勢に入っていたので姿はなんとか見えたヴァーチェの一撃をとめた

ヴァーチェ「ほほう、やるな」

花はヴァーチェと同じぐらいの速度で移動し
ヴァーチェの右肩を突こうとした、

花「はぁっ!」

ヴァーチェは片手剣でガードする
ギャリンという音が響いた
ほぼ互角といってもいいだろう
花はスピードとカウンター型、
スピードに長けていた

ヴァーチェ「いいじゃないか、だが少しスピードをあげるぞ」

しっかり見ていたはずなのに目の前から消えた
黒い影が下に映る、上だ!
なんとか気づきガードするが少しかすり傷を負った

花「はぁ…はぁ…」

ヴァーチェ「戦ってきたプレイヤーの中ではよく頑張った方だ、だが出直しだな」

ヴァーチェは一瞬にして後ろに回り込み私の首に雷の手刀をうった、私は気絶してしまった

ヴァーチェ「こいつ…一段階スキル解放しなかったな…」

そう、ヴァーチェは常時スキルを解放していたが、花はしていなかった
ヴァーチェの一段階スキル解放の能力、ライトニングアクセル、スピードと空を飛べるようになり体に雷が纏うようになる、

そして後ろに黒い男性プレイヤーが現れる

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