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三期
第20話「メール」
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そして数日が経ち、クリスマスも近くなった頃こちらのゲームの世界でも雪が降り出した
そして気温も低くなり元いた世界のようだった
集「ん、メールだ…誰からだろう…」
「【GMより】やぁ諸君、久しぶりだね、クリスマスに近くなったから冬をモチーフにクリスマスを楽しんでもらおうと世界を変えてみたんだ、楽しんでいただければ嬉しい、そして僕からのクリスマスプレゼントを渡しておこう」
メールを読み終わったあと、アイテムにクラッカーが一本追加されていた
集「なんだこれ…」
と、思いクラッカーの紐を引っ張ってみる、と同時に花が部屋に入ってきた
パァンという効果音に
花「わぁ!!」
驚いたようだ、これは笑いを堪えられなかった
花は両手にお菓子を持ちながらソファーの上に座ってじーっと私の顔を見てくる
集「ど、どうしたの?」
花「しゅうにお菓子あげないから。」
さっきのクラッカーがお気に召さなかったようだ、まぁお菓子くれなくてもいいけどさ…
花はムスッとしてしまい、顔を合わせてくれない、のでここは花に乗せられあげよう
集「さっきのはごめん!わざとじゃなかったんだ一個でいいからお願い!」
…恥ずかしい。私はこんなこと言う性格じゃないはず
闇の集『弱いなお前』
集『うるさい』
時々でてくるもう一人の私
邪魔してくるのだが、最近はいい人に見えてきた
人といっても、私なのだが
花「本当?」
集「本当本当」
両手を合わせてお願いする
すると花は顔を緩ませて
花「じゃあこれあげる。」
花は手にイチゴ味の飴を乗せて差し出してきた
集「ありがとう」
一体どこから持ってきたのか、というのはさておき、イチゴ味はどこか懐かしいような感じがした
花「おいしい?」
集「うん、甘いね」
GM、こんな危険な世界に連れてきてクリスマスイベントなんて作って、こっちにとっては嬉しいが、考えてみるとやはりGMは狂っている
私はこの子を絶対元の世界に返す、どんなことをしても。花がいなくなったら私は生きていけない。
花「しゅう?」
思わず花の手を強く握っていた
集「なんでもないよ」
苦笑いしてみる
花「私はいなくならないよ?」
まるで見透かされたように、花は言った
そして気温も低くなり元いた世界のようだった
集「ん、メールだ…誰からだろう…」
「【GMより】やぁ諸君、久しぶりだね、クリスマスに近くなったから冬をモチーフにクリスマスを楽しんでもらおうと世界を変えてみたんだ、楽しんでいただければ嬉しい、そして僕からのクリスマスプレゼントを渡しておこう」
メールを読み終わったあと、アイテムにクラッカーが一本追加されていた
集「なんだこれ…」
と、思いクラッカーの紐を引っ張ってみる、と同時に花が部屋に入ってきた
パァンという効果音に
花「わぁ!!」
驚いたようだ、これは笑いを堪えられなかった
花は両手にお菓子を持ちながらソファーの上に座ってじーっと私の顔を見てくる
集「ど、どうしたの?」
花「しゅうにお菓子あげないから。」
さっきのクラッカーがお気に召さなかったようだ、まぁお菓子くれなくてもいいけどさ…
花はムスッとしてしまい、顔を合わせてくれない、のでここは花に乗せられあげよう
集「さっきのはごめん!わざとじゃなかったんだ一個でいいからお願い!」
…恥ずかしい。私はこんなこと言う性格じゃないはず
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時々でてくるもう一人の私
邪魔してくるのだが、最近はいい人に見えてきた
人といっても、私なのだが
花「本当?」
集「本当本当」
両手を合わせてお願いする
すると花は顔を緩ませて
花「じゃあこれあげる。」
花は手にイチゴ味の飴を乗せて差し出してきた
集「ありがとう」
一体どこから持ってきたのか、というのはさておき、イチゴ味はどこか懐かしいような感じがした
花「おいしい?」
集「うん、甘いね」
GM、こんな危険な世界に連れてきてクリスマスイベントなんて作って、こっちにとっては嬉しいが、考えてみるとやはりGMは狂っている
私はこの子を絶対元の世界に返す、どんなことをしても。花がいなくなったら私は生きていけない。
花「しゅう?」
思わず花の手を強く握っていた
集「なんでもないよ」
苦笑いしてみる
花「私はいなくならないよ?」
まるで見透かされたように、花は言った
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