END-GAME【日常生活編】

指導編

挑戦

ザム「やってみたいんです！お願いします」

ザムの目はやる気に満ちていた

「おいザムなに言ってんだよ」「無理に決まってるだろ」「冷静になれよ」

確かに普通に考えて無理だ。子供がレベル5に挑むということは先生クラスの強さを持っていなくてはいけないが

ザム「やってみなくちゃ、わからない」

その一言に心が動いた

花「………よし、わかったガイル先生、あの生徒にレベル5のモンスターお願いしてもらえませんか？」

ガイル「そ、それは危険すぎなので…許可できないですかね」

花「危なくなったら助けに行くので、大丈夫ですよ」

ガイル「…ならまぁ安心ですかね」

花「ありがとうございます！いいってさ、ザムくん」

ザム「やった！お願いします！」

ガイル「ザム、危険になったら逃げるんだぞ」

ザムは身構え、そしてモンスターシュミレーターからレベル5のモンスターが出される。一応ザムの持っている剣は花のレイピア、使いこなせるかが問題だ

ザム「やぁぁぁ！！！」

レベル5のモンスターに切りかかるが、やはり力の差が生じる。簡単に防がれ、相手の攻撃コンボが発動する、なんとか防御したがじめんにたおれてしまう

花「ザムくん！」

ザム「勝ってやる…スキル発動、ホーリーショット！！！」

花の剣のスキルだ、消費魔力は少ないが、レベル5のモンスターを屠るほどの威力はあった
モンスターは消滅してレベル5に勝つことができた

ザム「勝った…のかな？」

ガイル「うぉぉぉ！！ザムよくやった！！」

「すげぇよお前！」「おい、ちょっと待った、スキル発動ってなんだよ」

ザム「え？それはその」

ガイル「ちょっと武器見せてみろ、な！これはランクEXのハーピィブレイド…花さんの武器、なんで持ってるんだ！」

花「私がかしてあげたんです、武器を忘れたってことは許してあげてくれませんか…？」

またもや花の脳殺スマイルがここで決まった
先生の反応は

ガイル「天使……はっ！そ、そうですね、許すしか選択肢がないですね！」

少しなにを言ってるかわからないが、これで授業は終了した