END-GAME【日常生活編】

孤高

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最終章

嫉妬

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ヘアピンを拾い後を追いかけたが、見つからない。なんで僕がこんなことをしているのか、自分でも不思議だ

集「まったく…どこに行ったんだよ…」

奏太「おっ集どうした」

集「奏太、霧崎花を見なかった?」

奏太「見てないけど…お前!集!まさか花さんに告」

集「なわけないだろ、ありがとう奏太」

奏太「お、おぅ」

そしてどこにも見当たらず、学校中を探し回ったがいなかった








花「ふぅ…」

花は更衣室でドレスから制服に着替えていた

「ちょっとあなた、霧崎花よね?」

花「あ、はい」

「こっちにきなさいな」

数人の女子生徒に乱暴に手を引っ張られる

花「ちょっと!やめてください…」

そして現在使われていない部屋に連れて行かれる
それを目撃したのだが

集「どうするか…」

いや、どのみち殺されはしないだろう
ただあの雰囲気からして嫌なことをされるのは確実。知り合いじゃなかったっぽいしなぁ
ので、助けないことを選択…

集「…………っ」

帰ろうと足を逆の方向に運ぼうとするが、動かない。なぜか、それは僕の心に助けなければという気持ちがあるから…なのか…
僕が部屋に入って助けようとしても、なにもできない…絶対に

集「っそれでも!」

足を連れ去られた部屋に進ませる

それでも、絶対できないとしても、状況を変えることはできる。相手は多数、こっちは少数、というか1人、言葉の勝負になる…か…それとも…
【暴力】という言葉が頭に浮かんだ

足が止まる

集「っあーくそぉ」

チキンだ…自分の未熟さに改めてうんざりする





「ずるいのよあんた、そんなに人気になって、なにがしたいわけ?」

花「え…なにも…」

「本当、退学になってほしいんだけど」

花「ん……」

「なに?泣くの?ここ使われてないから誰もこないわよ」






集「クソだな…」

これには怒りを覚える、部屋の外から聞こえるこの声。


そして反射的にドアを開けてしまう
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