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嵌められるものなら、嵌めてみろ
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星児の事務所には度々、様々な事情を抱えた者が連れて来られる。自分の欲の為に借金で首が回らなくなったような女から、他人に騙され借金まみれになってしまった女。ほとんどが、女なのだが。
事情はそれぞれだったが、大抵は星児が負債ごと買い受け自分の元で働かせるか、他に横流しにするか。現実は後者の方が多かった。自分の組織はまだそれほど大きくはなく、使う人間が少ない為に脇が甘い。女に逃げられ大損害を被る危険が高い為だ。
ただ、稀に、とんでもないお荷物を押し付けられる事もあった。
「この話を持ってきたのは誰だ」
ソファーに座り足を組み、タバコの煙を吐き出した星児は、隣で直立不動のまま動かない若い男に声を掛けた。
星児の低く不気味なまでに穏やかな口調は機嫌の悪い証拠だ。下手な態度に出ると、灰皿でも飛んで来かねない。
「敷島さんです!」
裏返りそうな声で、部下である別の若者が答えた。
「敷島、か」
チッと舌打ちしながら星児はタバコを灰皿に押し付けた。
目の前には二人の女がいた。
一人は四十代後半。妙に色が白く、唇だけが異様に赤い。異常な痩せ方をしておりずっと小刻みに手が震えている。
ヤク中だ。実際にはまだ三十代かもしんねーな。星児は心の中で舌打ちをした。
その女の隣に座るのは。
「お前、年は?」
星児は睨み付けるような上目遣いでその女に話しかけた。
「十五です」
凛とした声で、躊躇う事なくはっきりと答えた彼女に星児はハッとした。
あの日のみちると同い年だ。
しかし、ソファーに背筋を伸ばして座った彼女は、しっかりと星児を見据えている。真っ直ぐに前を見つめる瞳は強く聡明な色を湛えていた。
俺でも十五だなんて思わなかったぞ。
十八、九と言えばそう見えたのに、隠そうともせず潔く十五と応えた。
みちるなんてどっからどう見たってガキだったってのに、十八とかぬかしたよな。
星児の脳裏にあの日のみちるの姿が過り、一瞬目を閉じた。
「母娘か?」
「はい」
娘である少女が、年を答えた時と同じように毅然と答えた。
母親は背を丸くし、震える手を見つめたまま動かない。うわごとのように「くすり、くすり……」と呟いていた。
冗談じゃねぇ。うちはヤクにだけは絶対に手をつけねぇ。
こんな女どうしろって。しかも未成年の娘付き?
「前岡ぁ!」
「は、はい!」
ずっと星児の側に立たされていた男がいきなり名前を呼ばれ姿勢を正して返事をした。
「俺がいねー時に受けたナシだったよな!?」
「は、はい!」
前岡が恐る恐るソファーに座ったまま動かない星児の方を見た。
「ばかやろうっ!!」
背もたれに寄りかかったまま腕を組む星児の怒声が事務所に響き渡った。
「俺がいねー留守にまともに敷島のナシなんて聞くんじゃねぇ!」
「す、すみませんっ!」
滅多に声を荒げた事のない星児の怒鳴り声に、前岡はすっかり震え上がってしまった。
こんな母娘のセットなんざ、俺のツテじゃ何処にも流せねーよ。敷島の野郎、俺の留守に狙い定めやがって。
敷島、というのはヤミ金業をしている男だった。
度々星児の元に、どうにも金が返せなくなった女を連れて来ていたのだが、時折タチの悪いケースが紛れていた。その場合は大抵星児自身が突っぱねてきたのだが。
今回は自分のいない留守に、断る事の出来ない若い者を狙って押し付けるように置いていったという。
畜生。保さえ側にいれば。
ふと浮かんだ弱気な考えを首を振って搔き消す。星児が苛立たしげにタバコをくわえた時だった。
「セイジさん、ちょっと」
デスクの方で電話を取っていた別の男が、星児を呼んだ。タバコをくわえたまま、星児はそちらに顔を向けた。
「田崎さんからなんすけど」
受話器を持った男は困惑顔で星児を見ていた。
「田崎?」
訝しげな表情で星児はソファーから立ち上がり、デスクに歩み寄ると受話器を受け取った。
「よぉ、田崎のオッサン。俺なんかに何の用だ」
電話の向こうで、フンと男が笑う。
「相変わらずじゃねーか、剣崎。少しは年上を敬えや」
「生憎、俺は〝年長者は敬いましょー〟みてーな精神持ち合わせていないんでね。つーか、オッサン、敬われるような事してねーだろうが」
電話の相手は、田崎豪。都内に客席200を誇るキャバクラ数店舗、六本木に高級クラブを持つやり手だ。
不景気のご時世に大金を稼ぐ男。裏で大麻の栽培や密売に手を染めている事はこの界隈では周知の事実だった。
実年齢など誰も知らないが、確実に星児の一周り以上は上だ。
突っぱねた星児に田崎はクックと不気味に笑った。
「口では随分と威勢のいい事言ってるけどよ。お前、今すげぇ困った事になってんじゃねぇか?」
「なに?」
星児のこめかみがピクリと動いた。電話の向こうで不敵に笑う田崎の声が、星児の耳に不快に貼り付いた。
相手の出方を伺うように黙っている星児に田崎が低いトーンで話し始めた。まるで、地獄の底から響くような声で。
「お前んとこに押し付けられた母娘よ。俺が買い受けてやるよ」
やられた。
星児は奥歯をギリッと噛み締めた。
これは全てが最初から仕組まれた事だった。
以前から、田崎が自分を目の敵にしていることは勘付いていた。
田崎は俺を潰しにかかっている。
星児は、固唾を呑む。肚をくくった。
受けて立ってやろうじゃねぇか。
「条件はなんだ? オッサンがまさか慈善事業みてーな事するワケねーよな」
感情を押さえた声で静かに〝取引〟に応じる事を匂わせた。
「物分かりがいいじゃねーか」
ヒヒヒ……と笑いながら、田崎は〝条件〟を提示した。
「お前の持つシマの半分だよ」
「シマ? バカ言ってんじゃねーよ。俺はヤクザじゃねぇ。ミカジメ巻き揚げるようなシマはねーぞ」
ハハハハッと言う不快な笑い高笑いが耳を劈いた。
「お前、そんな理屈が俺に通用すると思ってるのか。まだケツの青いガキか?」
星児は持っていた受話器を床に叩きつけそうになるのをなんとか踏み止まった。唇を噛み、田崎の暴言を黙ってやり過ごす。
「お前、そこの街で随分と手広く商売やってんじゃねーか。なんでそんな堂々と商売やれてんだってハナシだよ。俺は優しいから、半分っつう情けをかけてやる。感謝しろよ」
嵌められるもんなら、嵌めてみろ。
†
事情はそれぞれだったが、大抵は星児が負債ごと買い受け自分の元で働かせるか、他に横流しにするか。現実は後者の方が多かった。自分の組織はまだそれほど大きくはなく、使う人間が少ない為に脇が甘い。女に逃げられ大損害を被る危険が高い為だ。
ただ、稀に、とんでもないお荷物を押し付けられる事もあった。
「この話を持ってきたのは誰だ」
ソファーに座り足を組み、タバコの煙を吐き出した星児は、隣で直立不動のまま動かない若い男に声を掛けた。
星児の低く不気味なまでに穏やかな口調は機嫌の悪い証拠だ。下手な態度に出ると、灰皿でも飛んで来かねない。
「敷島さんです!」
裏返りそうな声で、部下である別の若者が答えた。
「敷島、か」
チッと舌打ちしながら星児はタバコを灰皿に押し付けた。
目の前には二人の女がいた。
一人は四十代後半。妙に色が白く、唇だけが異様に赤い。異常な痩せ方をしておりずっと小刻みに手が震えている。
ヤク中だ。実際にはまだ三十代かもしんねーな。星児は心の中で舌打ちをした。
その女の隣に座るのは。
「お前、年は?」
星児は睨み付けるような上目遣いでその女に話しかけた。
「十五です」
凛とした声で、躊躇う事なくはっきりと答えた彼女に星児はハッとした。
あの日のみちると同い年だ。
しかし、ソファーに背筋を伸ばして座った彼女は、しっかりと星児を見据えている。真っ直ぐに前を見つめる瞳は強く聡明な色を湛えていた。
俺でも十五だなんて思わなかったぞ。
十八、九と言えばそう見えたのに、隠そうともせず潔く十五と応えた。
みちるなんてどっからどう見たってガキだったってのに、十八とかぬかしたよな。
星児の脳裏にあの日のみちるの姿が過り、一瞬目を閉じた。
「母娘か?」
「はい」
娘である少女が、年を答えた時と同じように毅然と答えた。
母親は背を丸くし、震える手を見つめたまま動かない。うわごとのように「くすり、くすり……」と呟いていた。
冗談じゃねぇ。うちはヤクにだけは絶対に手をつけねぇ。
こんな女どうしろって。しかも未成年の娘付き?
「前岡ぁ!」
「は、はい!」
ずっと星児の側に立たされていた男がいきなり名前を呼ばれ姿勢を正して返事をした。
「俺がいねー時に受けたナシだったよな!?」
「は、はい!」
前岡が恐る恐るソファーに座ったまま動かない星児の方を見た。
「ばかやろうっ!!」
背もたれに寄りかかったまま腕を組む星児の怒声が事務所に響き渡った。
「俺がいねー留守にまともに敷島のナシなんて聞くんじゃねぇ!」
「す、すみませんっ!」
滅多に声を荒げた事のない星児の怒鳴り声に、前岡はすっかり震え上がってしまった。
こんな母娘のセットなんざ、俺のツテじゃ何処にも流せねーよ。敷島の野郎、俺の留守に狙い定めやがって。
敷島、というのはヤミ金業をしている男だった。
度々星児の元に、どうにも金が返せなくなった女を連れて来ていたのだが、時折タチの悪いケースが紛れていた。その場合は大抵星児自身が突っぱねてきたのだが。
今回は自分のいない留守に、断る事の出来ない若い者を狙って押し付けるように置いていったという。
畜生。保さえ側にいれば。
ふと浮かんだ弱気な考えを首を振って搔き消す。星児が苛立たしげにタバコをくわえた時だった。
「セイジさん、ちょっと」
デスクの方で電話を取っていた別の男が、星児を呼んだ。タバコをくわえたまま、星児はそちらに顔を向けた。
「田崎さんからなんすけど」
受話器を持った男は困惑顔で星児を見ていた。
「田崎?」
訝しげな表情で星児はソファーから立ち上がり、デスクに歩み寄ると受話器を受け取った。
「よぉ、田崎のオッサン。俺なんかに何の用だ」
電話の向こうで、フンと男が笑う。
「相変わらずじゃねーか、剣崎。少しは年上を敬えや」
「生憎、俺は〝年長者は敬いましょー〟みてーな精神持ち合わせていないんでね。つーか、オッサン、敬われるような事してねーだろうが」
電話の相手は、田崎豪。都内に客席200を誇るキャバクラ数店舗、六本木に高級クラブを持つやり手だ。
不景気のご時世に大金を稼ぐ男。裏で大麻の栽培や密売に手を染めている事はこの界隈では周知の事実だった。
実年齢など誰も知らないが、確実に星児の一周り以上は上だ。
突っぱねた星児に田崎はクックと不気味に笑った。
「口では随分と威勢のいい事言ってるけどよ。お前、今すげぇ困った事になってんじゃねぇか?」
「なに?」
星児のこめかみがピクリと動いた。電話の向こうで不敵に笑う田崎の声が、星児の耳に不快に貼り付いた。
相手の出方を伺うように黙っている星児に田崎が低いトーンで話し始めた。まるで、地獄の底から響くような声で。
「お前んとこに押し付けられた母娘よ。俺が買い受けてやるよ」
やられた。
星児は奥歯をギリッと噛み締めた。
これは全てが最初から仕組まれた事だった。
以前から、田崎が自分を目の敵にしていることは勘付いていた。
田崎は俺を潰しにかかっている。
星児は、固唾を呑む。肚をくくった。
受けて立ってやろうじゃねぇか。
「条件はなんだ? オッサンがまさか慈善事業みてーな事するワケねーよな」
感情を押さえた声で静かに〝取引〟に応じる事を匂わせた。
「物分かりがいいじゃねーか」
ヒヒヒ……と笑いながら、田崎は〝条件〟を提示した。
「お前の持つシマの半分だよ」
「シマ? バカ言ってんじゃねーよ。俺はヤクザじゃねぇ。ミカジメ巻き揚げるようなシマはねーぞ」
ハハハハッと言う不快な笑い高笑いが耳を劈いた。
「お前、そんな理屈が俺に通用すると思ってるのか。まだケツの青いガキか?」
星児は持っていた受話器を床に叩きつけそうになるのをなんとか踏み止まった。唇を噛み、田崎の暴言を黙ってやり過ごす。
「お前、そこの街で随分と手広く商売やってんじゃねーか。なんでそんな堂々と商売やれてんだってハナシだよ。俺は優しいから、半分っつう情けをかけてやる。感謝しろよ」
嵌められるもんなら、嵌めてみろ。
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