超古代のテクノロジーは正直僕の身に余る

ほぼダルマ

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僕の普通が行方不明になりました。誰か知りませんか?

01-01 プロローグ

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目が覚めたことに気付いた……ということは僕は寝てしまってたっていうことはわかる。
確か数日後に控えた社員旅行の準備を自分を部屋でしてたんだけど、今目の前に広がっているのは全く記憶にない知らない部屋。
僕の15年も住み続けた汚い1Kの8畳とは大違いで、高級ホテルクラスと比較したほうが簡単かもしれない。まあ高級ホテルなんて泊まったことないんだけどさ。

壁は見た感じ曇りガラスのような……でも触ってみるとそうではなさそうだし、ライトも窓もないのに全体が明かるくなってるし、継ぎ目はおろか出入口すら見当たらない……素材も建築方法も全てが謎素材。

「うん? ならどうやって入れたんだろ……」

例え夢遊病だとしても、入り口がないのに勝手に入れるわけもないし、まったく知らない場所なのにフラフラーと行けるもんなのかな?

「まさか、夢?」

と思って、ベタな確認方法だけど頬を抓ってみたらちゃんと痛かった。
そういえば初めて確認したと思うけど、夢だとホントに痛くないのかな?
そんなこと疑いだしたらキリはないから、これは現実だという前提でいくしかないか。
改めて見回してみても、こんな部屋は記憶にない。
一度見たら忘れそうにない不思議な感じだしいくらなんでも忘れたなんてことはないと思いたい。

「もうほんと何がなんだか……」

こういう時は分かる所から一つずつ確認していこう。
とはいえ、現時点でわかることは少ない。
自分の部屋じゃないこと、見覚えはないこと、そして夢じゃないと思われることだ。
突拍子もない線でいけば、誘拐とか? 寝心地といい肌触りといい、普段使ってるヘタれたベッドとは比較にならないくらい……いや比べたら失礼になるレベルで違う。誘拐してこんな良い部屋で監禁とか、あるわけない。
じゃあドッキリ番組? こんな平凡な一般人相手にして何が楽しいのか……。
うん、とりあえず情報が足りなさ過ぎてまったくわかんない。

何も思いつかないで途方に暮れ始めたタイミングで『ポォン』と電子音が鳴ったあと、女性の声がした。

『失礼します』
「あ、はい」

咄嗟に返事しちゃったけど、誰?
寝転んだままなのもよろしくないと思って座ったら、目線の先にある壁に切れ目が入って壁の一部がスライドした。なるほど、そうやって開くのか。

アホなことに関心してたら入り口から入ってきた白衣の若い女性に思わず目を奪われた。
初めは外人さん? って思ったけど、白人ほど彫は深くもなかったし、ハーフかクォーターくらいかな? 
明るい茶髪なのも含めて全体的に色素は薄くて華奢な印象ではあるけど、病的な感じは一切しない。
好みなんて人それぞれだから感想は別れるだろうけど、僕的にはドストライクです。

「お加減はいかがですか?」
「あ、はい――いや、大丈夫です」

あ、はいってなんだよ。
そんな僕をよそに突然女性が頭を下げた。

「突然のことで驚いてるかと思われますが、まずは謝罪をさせてください。誠に申し訳ありませんでした」
「……は? えっと、すみません、何が何やら……」
「はい。一つずつ、初めからご説明させていただきます」

これまで僕の人生は自他共に認めてもいいほど普通の人生だって断言できる。
ただ特別な出来事が起きなかっただけであって、小さいころにはヒーローとかそういう特別感のあるものに憧れがなかったってわけじゃない。
現実と空想の違いを学びながら成長するにつれて、まぁ普通の人生も悪くないというか、半ば自分を言い聞かせる感じで普通のほうがいいよねって思ってた部分もあると思う。
まぁ、そう思ってたんだろうって今自覚したわけなんだけど。

なぜそう自覚できたかというと、この目の前にいる女性の説明を聞くにつれて、なんていうのかワクワク感? 期待感? そういう感情を抱いたわけだ。

「……僕には難しいことばかりでまだ全部が全部を理解できたわけじゃないんですけど、あなたの言うことが全て事実だとするなら……僕はあなた方の不手際で一度死んで、生き返らせてもらったということですか? しかも、特殊な体で?」

女神様みたいな人が目の前にいる。非日常の不思議な部屋にいる。不手際によって死亡からの生き返らせてくれた。お詫びに特殊な能力などを得て……あとは異世界だけじゃない? まさに……え? ほんとに?
いや、まてまて落ち着け。僕はもういい大人だ。現実でそんなマンガみたいな話あるわけが……いやいや、僕が知らないだけで、もしかしたらあるかもしれないじゃない。

白衣のことや部屋の質感とかは、不思議な感じっていうよりはSFよりな感じがしなくもないけど、そこは僕の想像力が陳腐だっただけで、もしかしたら実際にはこうなのかもしれないし。

「ざっくり言ってしまえば、そう言うことになります。お詫びしたところで許されることではありませんが、本当に申し訳ございませんでした」
「あ、いえいえ! ちょっとまあその……今は実感がないのでアレですけど。現に僕は生きてるというか、生き返らせてもらったわけですし。あ、もしかして寿命が減るとかそういった何かしらのリスクがあったりするなんて……」
「いえ、そんなことはありません。むしろウィルスや細菌、毒といった物には影響はありませんし、外的要因による身体への損傷に耐性がありますので怪我の心配もかなり少なくなるといった利点ならありますが」

おぉ。確かこういうのって状態異常無効とかそういった解釈でいいんだよね。日本ではそこまで心配いらないけど、地球規模でいったら現代でも死亡率の高い病気は未だにあるし、怪我なんて打ちどころ悪いだけであっさり死んじゃうことだってあるんだし。生きることに関してなら相当なアドバンテージなんじゃない?
興奮はちょっとどころじゃないぐらいしてるけど、まだゴールじゃない。確認しておくべきことは多々あるんだし、ここは気持ちを抑えていかないと。

「なるほど……じゃあ、その、力が強くなったりとか、頭が良くなったりとかっていうこととかは……?」
「――? そうですね……頑丈になった分、より力が出しやすい体となりましたので、今までよりは最大値は大きくなれるはずです。ただ、脳はデリケートな臓器ですので……」

かわいそうな目で見られた気がすると感じるのは、はたしてただの被害妄想なのか。
期待とは違ったけど、よく考えてみたら初めから最強データで遊ぶゲームよりも1からじっくりと育てるゲームの方が長続きしたし、楽しかったような記憶がある。
そう考えたら状態異常無効ですらチートと言われるレベルなんだけど、そこはお約束というか、あっち行ってすぐに死ぬなんてことになったら目も当てられない。
さて、ついにお楽しみのアレを聞かなくちゃ始まらないよね!

「なるほどなるほど。わかりました! それで、魔法とかそういったのは……」

どんな魔法を貰えるのか楽しみです! 何系がいいのかな? いや、僕は詳しい方じゃないから、ここはお姉さんにアドバイスをもらいながら決めた方がいいのかな?
そう思ってたら女性が困惑したような顔してたと思ったら、空中に手をかざして何か半透明の画面を出して何かしてた。何かばかりなのは僕もわからないから仕方がない。

「おかしいですね……あれえ? あ、この場合はおかしくないのか」
「えっと……何か?」
「あ! いえ……その……ですね、事故の後遺症があったのかと心配で、今ライフログの確認をしてたのですが、特に問題はありませんでしたので……なのでおかしくて、いや、おかしくなくてですね……」

さっきまで凛とした態度もキレイな感じで良かったけど、慌てた姿はなんかかわいらしくて、こっちもいいなあ。

「それで、何か問題があったんですか?」
「いえ、異常値は見当たらなかったので特に問題はないかと……」
「よかった、なら心配ないんですね」

うん? なんでか会話が止まったんだけど。
あ、魔法の質問を聞く前に何かわからないけど問題があったっぽかったから、たぶん聞けてなかったってことなんだろう。

「あ、それでですね」
「はい」
「魔法というのは――」
「聞き間違いじゃなかった……」

魔法の単語に物凄く落ち込んでる……どうしてだろう? あ、もしかして魔法を与えるとかって権限がなくて、僕の希望を叶えられないから落ち込んでるとか?
あとは魔法のない世界に送られるから、魔法は貰えないって可能性もあるな。
僕だけ魔法がないとかは困るから、それなら魔法のない世界のほうが生きていきやすいかなあ。
まあどっちにしろ魔法は使えないっていうことか。そういう心づもりでいればショックは少ないだろう。

「あの……もしかして魔法のない世界ですか?」
「あ、当たり前じゃないですか!」

お、おう。なんかやけっぱちな感じで。まぁ元ネタが創作物だし。地球だって魔法がないんだ、違う世界だって魔法がなくて、神様とかにとってはそれが常識だからってことかな。まあ神様の常識なんて知らないし……とか言ったら不興を買いそうだから言わないけど、そんな事情かもしれない。

「そうですか。変な質問して申し訳ありませんでした」
「あ、いえ、私こそ取り乱してしまい申し訳ありません」

まあなんだ……ここらで気を取り直して、最初に確認すべきところはしておかないと痛い目見るからな。
あと何を確認すればいいんだろうか……あ! 世界か!

「っと、そうでした。それで、僕が送られる世界というのは、どういったところなんでしょうか? そこで僕は何か使命を帯びるのでしょうか?」
「――世界ですか? 地球ですが……あの、先ほどからどうされたのでしょうか?」

ま、さかの地球? あれ? 僕の異世界は?

「え? 地球? ひょっとして日本ですか?」
「ええ、元々のお住まいにお送り致しますが……どこか違う場所のほうがよろしかったでしょうか?」
「んえ? あ、ええと……ちょっと待ってください……あなたは神様か何かで、僕は異世界に行くんじゃ?」
「……なるほど。何か盛大に勘違いしていらっしゃるようで。事故の後遺症等ではなく逆に安心しました」

おおおおおおおお……やばい……めっちゃ恥ずい……そもそも32にもなって何を浮かれてたんだ僕は。異世界なんて創作だよね。現実にはあり得るわけないよね。
っていうか、途中から微妙に会話がかみ合ってないような気がしたんだけど、そりゃそうだかみ合うはずないじゃないか。
まだ恥ずかしいけど、ちょっとは落ち着いてきた。もう女性の顔を直視なんてできないけど。

「……すみませんでした。あまりに現実離れした部屋の雰囲気とか、あなたの容姿などで勘違いしてしまいました……」
「お褒めいただきありがとうございます。私の方も、口頭説明だけで理解できないことがあるということを失念しておりました」

だけど、ちょっと待てよ……無意識にか神様だったりとかなら生き返らせてもらえるもんだと思い込んでたわけだけど、神様じゃないわけで、なら彼女は誰でここは何なのか……そもそも生き返らせるとか、あり得るんだろうか。
自問自答したところで、僕の中に答えがあるわけないんだから聞くしかないんだけど……さっきまであった高揚感とか興奮みたいなのが今は見る影もないほどなくなった代わりに疑念が心の中を渦巻き始めた。

「……今まで色々と説明してもらった中で、僕の勘違いもあったので申し訳ないんですけど、これって……その、聞きづらいんですが……どこまでが本当なんでしょうか? 別にあなたが嘘を吐いてるって思ったわけではないんですが、ただ……僕には死んだ実感もなければ、ましてや人を蘇らせるなんてことが可能だなんて信じられなくて……」
「そうですね。私にも話せる事と話せない事がありますが、出来る限りのことを説明しましょう。着いてきていただけますか?」

ちょっと混乱し始めて、彼女への聞き方も失礼だったかもしれない。でも、気を悪くした様子もなく、むしろ労わるようにこっちを気遣ってくれてるような感じがした。
疑念やら不安やらが渦巻く中で僕の心理が勝手に生み出した勘違いかもしれないけど。








あの後、一通り僕の現状について説明を受けて、今は無事自分の部屋に帰ってきた。
横になると『ギシリ』と音が鳴るほどヘタれてきたベッドが今はすんごい落ち着く。

荷造りしてたのは朝で、今はもう夕方。
半日も経ってないっていうのに、こんなにも長く感じる日は今までなかったように思う。
ベッドに寝転びながら、帰るときに渡された書類を流し読みしてるんだけど、一度説明してもらった内容だというのに聞き慣れない文字が多すぎるのと、他に気になることができてしまって内容が全然頭に入ってこない。

「まさか古代文明だったとは……」

ただ何文明にあたるのかは彼女にもわかっていなかった。
僕がすぐ思い出せる有名なところはエジプト文明とかメソポタミア文明。最近だとマヤ文明も有名だけど、たぶんこの辺ではないと思う。
アトランティスとかムー大陸になるとオカルトの領域になるんだっけ? 詳しくは知らないけど、可能性があるとしたらここらになるんだろうか?

なんにしても誤解してた。
最新技術=最先端・最高技術だと思ってたけど、全てが全てそういうわけじゃあないんだね……いやまあ、これも間違ってるかもしれんけど。っていうか例外かもしれんけど。

とりあえずは最後まで説明を聞いた上で彼女の話は全て本当だとして受け止めることにした。
理解できても納得できない部分や納得できても理解できない部分もあるにはあるけど、彼女の真摯な態度や人柄は信用できると感じたからだ。
実は騙されてたとしても、それはそれで逆に嬉しいし、夢でしたってオチなら尚良いんだろうけど、まあたぶん無いんだろうってことはわかってる。

説明を受けたあとで肉体の運動や行動レベルの測定っていうのをやってきた。
一回目はいつもの自分の動きしかできなかったんだけど、二回目からは結構驚きの計測結果だった。
だいたいが約1.5倍の数値を出すことができた。

肉体を再生してもらった際に、ナノマシンみたいなの(彼女は正式名称の頭文字を繋いでMACY”マーシー”と呼んでいた)を注入してくれたらしいんだけど、それのおかげで無茶な動きで肉体を損傷させないような働きをしてくれたり、例えば素人がコンクリ壁を思いっきり殴ったら拳を怪我させて終わりだろうけど、僕だとMACYが肉体の保護と痛み軽減をしてくれるおかげで拳を傷めずにコンクリ壁にひびを入れるくらいは可能だった。

一回目の計測がいつもの自分だったのは、その時点で僕の能力限界値みたいなのを計測して、次回から反映させてるからなんとかって。なんでそのプロセスが必要なのかはわかんないけど、そういうもんだと言われたらそういうもんだよね……

本来なら他にももっと機能はあるし、出力とかも大きいんだけど、僕の保護の為に使用してるだけだから、色々と制限をかけてるって言われたけど、これだけでも十分凄いって思う。

まだ瀕死だった実感が持てない。いつか持てるかもしれないけど、もしかしたらずっとこのままかもしれない。
でも、まあ、こうして生きていられるわけだから良いか、なんて気楽に思えるのは事故に合った記憶がないんだからなんだろうな。
一応事故の補償として、五体満足の体にしてくれたし、事故に巻き込まれた荷物に関しても補填してくれた。といってもまったく同じ素材で形状というわけじゃなく、あっちの謎高等技術で作られたスーツケースと荷物諸々……。

これについても貰った書類に説明があるんだけど、肉体疲労はないけど精神的にはかなり疲れたし、明日でいいかな。わからない箇所や肉体の異常については今後もフォローやサポートしてくれるって言ってくれたからありがたい。スマホいらずでMACYとやらを介して連絡がとれるんだって。

「ああ、そうだ……スマホ……」

明日はスマホ買い替えなきゃな……事故で粉々になったし。
これも直すって言われたけど、流石に偽造? とかになると僕が困るから丁寧に断った。

今日明日と連休で助かった。

「そういえば……ごはん……まあいっか……」

もうホント疲れたし……明日できることは明日しよう。
うん、おやすみ……あれ? そういえば彼女の名前って……

〈おやすみなさい。私の名前は――――〉

眠る間際、彼女の声が聞こえた気がした。
最後まで聞こえなかったけど、おやすみなんて何年も言われてない。
何気ないことだけど幸せに感じるものなんだな。
そんな感想を最後に意識は気持ちよく沈んでいった。


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