超古代のテクノロジーは正直僕の身に余る

ほぼダルマ

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僕の普通が行方不明になりました。誰か知りませんか?

01-02 旅行前日

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 翌朝、異様な空腹を感じて目が覚めた。
 そりゃそうか、ほぼ丸一日食べてないんだから。

「……9時すぎか。寝すぎた」

 確かまだ暗くなる前に寝たはずだから、細かくはわからないけど12時間以上寝た計算になる。
 とりあえずは腹に何か入れておかないと、さっきから空腹感と音がやばい。

「何か食べるものあったかなあ?」

 風呂にも入らずに寝たから、少し頭が痒くてボリボリ掻きながら物色を始める。
 炊飯器には昨夜用に炊いたのが丸っと残ってるし、卵かけならすぐ食べられるな。
 普段よりも多めに準備したけど、ちょっと多すぎたかも?

「……まあいけるでしょ」

 寝すぎたせいでまだボヤけてて、全然頭が働かない。何かしなきゃいけないことがあったと思うんだけど。
 部屋をぐるりと見渡して見つかったのは真新しいスーツケースと書類。それからゴミと化したスマホ。

「まあ夢じゃなかったよね。あー……スマホ買い替えなきゃか……その前に、風呂……ああ、もうシャワーでいいか」

 卵かけはとっくに胃袋に収まった。
 多いと思ったのにまだ物足りない気がする……けど、スマホの機種変って異様に時間かかるし、早めに行っておかないと昼食の時間に関わってくる。

「ショップって何時からだっけ? ってスマホが壊れてるから調べらんないし……」

 なくしてから気付くスマホの便利さよ。
 準備でき次第向かって、まだ開いてなかったらコンビニで時間潰しながら何か腹を満たすとかでもいいかな。

 そんなこと考えながらも着替えを準備し、服を脱いで浴室に入りノズルを回した。
 昔よりもお湯になる速度は上がったって言われてるけど、冬の朝に待つお湯の辛さ……。
 お湯が出始めたけどシャワーだし、体全体が温まるほど流すようなもったいないことはせずに、必要なところのみ洗って、さっと出た。
 悪いことばかりではなく、寒さのおかげで頭はしゃっきりしたから考えるには良い刺激になった。

 ところで機種変って何を持ってきゃいいんだろ?

「印鑑……身分証明書は運転免許でいいか……あとは? 一応前の契約書とかも持ってくか。これくらい?」

 足りなくてまた持ってきてくださいって言われるよりは余分なものを過剰に持ってくタイプなもので。
 あと、時間潰し用に書類も持ってくかな。

 どれもこれもショルダーバッグに入れて出発。
 駅前のショップまで歩いて30分かからないくらいで行けるし、考えたいこともあるからのんびり行けばいいか。

 とにかく今直近で僕が考えておかなくちゃいけないことをピックアップするところからかな。重要度と緊急度の仕分けをするとどれも重要度は高く、緊急度も高くってなりそうだから、どうしようか……あれ? ふと浮かんだ考えが一番しっくりくる。
 この件については僕が把握しておくべきことってないんじゃない? って。

 まずは古代文明のテクノロジーだってのには一番驚いたけど、それはあちらさんの都合であって、もしこれが単なる遺跡だったら、どこかに報告して終われるけど、生きてる人がいる以上、報告しても面白くないことにしかならなさそうだし黙ってる以外の選択肢はないってところに落ち着く。

 MACYにしても、本来の機能は多岐にわたるらしいんだけど、僕の場合は機能を延命っていうか事故の後遺症とかが出ないような機能に絞ってるって話だし。あちらが加害者という立ち位置ではあるものの、善意で技術提供をしてくれてるわけで、例でいえば、事故ったときの代車の性能だったり部品はどこそこのを使ってるとか、細かい所までわざわざ知る必要はないよね。
 まあ僕ら現代人からすると謎技術すぎて、その技術力は高いんだけど、高いから信頼おけるか、とまではいかないっていう悩みも増える。けど、MACYのことを知ろうとすると本人に直撃しなくちゃいけないわけで、まあこれについてはタイミングが合えばかな。

 興味の部分では色々気になることは多くあるけど、あれこれ聞かれて平気な人って知らないからなあ。デリケートなところだよね。もちろん聞いていいのなら、ほんと色々聞いてみたい気持ちはある。

 結局のところ患者は医者を信頼して任せるしかないんだよね。完治するまでの間柄でしかないだろうし、まあ成るように成るしかないってことだよね。それぐらいしか思いつかないや。

 それ以外は? と考えてるうちに着いてしまったらしい。
 腕時計で時間を確認すると9時55分。でもショップが開いてないってことは10時オープンかな? 流石に11時はないと思う。

「まあ、5分くらいならいいか……」

 幸いにも僕の前から待ってる人はいなかった。
 このまま何事もなければ一番最初に対応してもらえる、ということは早く終わるということだ――そう思ってたんだけど、思った通りにいかないのが世の中だよね。

『機種はどれがいいんですかね?』
『今ですと、こちらiBONEが人気ございますよ』
『ああ、僕はandroidの方が好きなんで……』
『でしたらこちらは――』

 みたいな感じで、まあ僕が機種決めてから行けばもっと早く終わったんだろうけど、スマホで調べられないっていうループが起きるんだよね。
 で、結局samsong電子の銀河っていうエッジがななめって言えばいいのかな? になってるやつにした。

 一番トラブルっぽいトラブルがあったのは、機種変お願いしたときに
『壊れた機種見せてほしいなあ』
『はいどーぞ』
『すっごい壊れたねーどうやったの?』
『えへへー』
『できれば今後のために教えてほしいなーチラチラ』
『えーいうのー……、彼女に投げ捨てられて、そこにたまたま大型車が』
『なるほどなるほど、へーそういうことされるとこういう壊れ方するんだ』

 っていう、こんな感じのやり取りが一番つらかった。
 ぶっちゃけ嘘ついたわけだし、かといって空間転送の事故でって本当のこと言ったほうが信用してもらえないし。もうどうしようもないよね。嘘についても咄嗟に出てきたのはそれくらいしかなくて……もう色々きつかった。だって彼女なんていないし。
 とっとと出たかったけど、機種決まってから事務手続きとかで30分くらい待ってなきゃいけなかったし……ほんとなんでこんなに時間かかるんだろ。

 その間書類っていう現実逃避アイテムがあって非常に助かった。
 実際に読んだところで、半分以上わからない単語があったから、その分比例して理解できてない。
 あとで確認すればいい話だし、今はこれを読んでるから『大した用ではなければ話かけるんじゃねーオーラ』が出せてるのがありがたい。

「あ! やっぱり八崎先輩じゃないですか!」

 つい最近も聞いたことのあるこの声は? 振り返って見えた顔は、会社でも見慣れた後輩の武蔵くんと美作さんだ。
 まあ、この二人なら『話かけるなオーラ』が日頃から通用しないのはわかってるから仕方ない。
 二人は同じ会社に勤める後輩で一人は24歳で営業と広報をそつなくこなす武蔵くん、二人目は26歳で事務の主戦力である美作さん。二人とも見た目よし、性格よし、その上仕事もできる、なんていうか完璧超人すぎて、良い人すぎて。清純すぎて、悪いとこが見当たらない。
 そんなすごい二人なんだけど、何故か好かれてて、今もたぶん店の外から僕を見かけてわざわざ入ってきたんだと思うんだけど。僕なら入れない……
 僕は会社では経理を担当してるから、最初の頃から二人とは面識はあったんだけどね、でも何度思い出そうとしてもここまで好かれるようなことをした覚えはない。

「無視しないでくださいよー! あ、スマホ変えたんですか? 何ににしたんです?」
「っていうかわざわざ中にまで入る? 騒がしくしないで待ってなよ」

 仕方なく契約したスマホのカタログを渡しておいた。
 会社では二人が付き合ってるのは何故か秘密にしてて、でも何故か僕にだけは教えてくれてるから、外ではこうしてデートしてる姿も見せてくれてる。
 見せてくれるんだけど、僕に対しては先輩っていうより兄っぽく頼られることも多い。
 たまたま見られたりしないの? って聞いたら、そうならないよう気を付けてるから心配ありませんって断言された。僕にはよくわからない何かがあるんだろうね、きっと。
 でもそうすると何故僕にだけは打ち明けたのかが一層の謎だ。

「なるほど、これにしたんですね! いいなー、俺も変えようかな?」
「何言ってんのよ。まーくんのはまだ使えるじゃないの。だから私がこれにするわ」
「つんちゃんだってまだ使えるじゃない? だからここは俺が!」
「……二人とも替えたらいいんじゃない?」
「「先輩ぃぃっ!」」

 ちなみにまーくんっていうのは武蔵征次たけくらまさつぐの愛称で、つんちゃんってのが美作紬みまさかつむぎの愛称だ。もちろんこの呼び方も外で二人しかいないときに使うらしいんだけど。
 にしても、普段は頭いいのに変なところで気がまわらない感じ、なんなんだろうね。僕の前では幼すぎる感じもあるし。完璧超人の二人だと思ってたけど、完璧ではなかったってことか。

 まあそれはいいや、それはいいんだけど……これって僕も一緒に待たないかんのかね?
 これといった予定は特にないから構わないし、『先に帰るね』なんて言い出せない僕も悪いんだけど、でもまあ三人で喋りながらだったから退屈なんて全く感じなかったし、いいんだけどね。

 無事三人共機種変して、恐ろしいお揃い……なんで僕までお揃い……一応二色選べたんだけど、僕が選んだ黒のイメージが強かったみたいで、二人もお揃いに。

「先輩、このままお昼食べにどっか行きませんか?」
「私、良さそうな所探しますね!」
「あ、うん。そうね……」

 元々外で食べる気満々だったからそれはいいんだけど、決断から行動までの早さが凄まじい。
 一人だけでもすごいのに、二人揃ったときのこの足し算ではなく掛け算感が……。
 まあいい所もあって、場を明るくする能力が高くて、今みたいに和気あいあいでキャッキャしてるのはもちろんなんだけど、僕はそういう空気疲れやすいんだよね。
 所謂ぼっち気質っていうの? で、彼らは空気読んで僕が疲れ始めた予兆を見つけるときちんとサイレントモードになるんだよ。
 きちんと相手に合わせる。これができるから営業成績もいいんだろうね。
 僕はできません……できることは数字とのにらめっこだけ。

「つきました! ここみたいですね」

 くだらない自己評価をしてる間に美作さんに案内された場所についたようで、なんていうか普通の個人経営の喫茶店のような。
 場所も路地裏だし。隠れた名店とかってやつかな?

 ドアを開けるとドアベルがチリンと鳴るし、更に足を進めると挽きたてコーヒーの良い香りがする。

「ここ、よさそうだね」

 後の二人に向かって親指立ててグッジョブを送ったら、ニッコリ笑って頷いてた。
 マスターであろう初老の男性は髭蓄えてて、もうマスターを想像したら目の前のマスターの風体だろうってぐらいオーソドックス。
 確認とったらどこに座っていいってことなので、日当たりのいいテーブル席をゲット。
 対面に二人が座って、僕の隣は空席です。誰かが座る予定のない席なんで、意味もなくバッグをおいてみる。

「何頼もうか?」
「俺はガッツリいきたいですね」
「私は軽めにして、先輩とまーくんの一口ずつ頂こうと思ってます」

 え? 僕のも? それぐらいは別に構わないけど……あげるの前提で、多めのを頼んだほうがいいかなあ。

「うん……よし決めた! 二人は?」
「決めました」
「私も。マスター注文お願いします」

 流れで美作さんがオーダーしてくれて助かった。
 こんな感じでグループになったときって個性でるよね、みんなを引っ張ってくレッドタイプ。僕は言いなりになるグリーンかイエローだと自負してるから、どうしても前に出るなんて恐れ多い……ってなってしまう。

「お待たせいたしました。特製ジューシーナポリタン三つに、オリジナルブレンドコーヒー三つでございます。では、失礼致します」
「みんな同じのにしたんだ」
「だろうなって思って。ねー? つんちゃん」
「予め先輩の大好きなナポリタンで絞って検索してたんです。ぶいっ!」

 だからあんなこと言ってちょっと多めの特性ジューシーを選ばせるようにしたわけか。
 騙されたけど、みんな同じならシェアしなくてもいいし。最初は普通のナポリタン頼もうと思ってた。でも彼らの言動からすると特製のほうがおいしいんだろうな。

「ありがとう。でも、こんなことしなくても、普通に勧めてくれればいいのに」
「こんなサプライズでも少しは気がまぎれるかなって思いまして」
「それに楽しいじゃないですか。私たちのプランで先輩が喜んでくれるんですから」

 早速食べるとするか。
 二人が見守ってるからちょっと食べづらいけど……でも、一口食べれば視線なんて気にならなくなった。
 何これ、うまっ! 具はオーソドックスに玉ねぎ、ピーマン、ベーコンのみ。
 味付けもケチャップ主体で、あとは何が入ってるかわからないけど、とにかくうまい。

「先輩、どうです? おいしいですよね」
「実は隠し味に発酵バターとソースが使われてるんですよ」

 それでなんでこんなにおいしくなるのかは、正直僕にはわからないけど、おいしければ何でもいい。
 自宅で作るときはオリーブオイル使うぐらいしかしてなかったから、なるほどバターとソースか。盲点だった。今度やってみよう。

「おいしかった……ご馳走様でした……」
「気に入ってもらえたみたいですね」

 二人の分はまだ半分も減ってない。ちょっとがっつきすぎたか……おいしかったとはいえ、もう少し味わうべきだっただろうか。なんか子供みたい恥ずかしくなってきた。
 まあナポリタンが好きって時点で子供っぽいから今更かな。諦めよう。
 それにしても、自宅からそう離れてない場所にこんな名店があったとは……また来よう。

「ところで、今日うわの空な感じでしたけど、何かあったんですか?」
「……僕ってそんなにわかりやすい?」

 なんていうか、結構ズバっと聞いてくるもんだから驚いた。
 ポーカーフェイス得意というわけじゃないけど、それなりに隠し事はできてると思ってたから、ちょっとショックだ。
 でも丁度いいかな。僕なんかの知識よりも二人の方が博識だし。ネットだけじゃ調べらんないことも知ってたりするから色々ボカして聞いてみても損はないかも。

「……まあ、悩んでるほどじゃないんだけどね。なんていうかどうでもいい部類のことが気になっててね……二人は古代文明とか詳しかったりする?」
「古代文明って、6大文明のことですか? それともムーやアトランティスみたいな創作文学のことですか?」
「……あれ? 6だっけ? っていうかアトランティスとかって創作だったんだ……」
「俺の時の教科書でもまだ4大文明ではありましたけど、今は6大文明が正しい扱いですね。専門じゃないので詳しくはわかりませんが、ムー大陸とかあそこらへんも元は創作だったんですけど、最近ではそれらしいものが見つかるっていう報告もあったりしてるので、ある種のロマン枠扱いなんでしょうかね。でもま、実際のとこ、どうなんでしょうね……」
「なるほどねえ。にしても、今は6大文明ねえ……教科書の内容ってほんと良く変わるよね」
「あくまでも教科書の扱いであって、史学的には間違いみたいですけどね」
「へ、へえ……学生時代に聞いてたらストライキ起こしてたかもしんないな……ちなみにそれ以外だと何かある?」
「それ以外ですか……つんちゃんはどう?」
「私も専門外だもの……でも先輩って理系ですよね? なんでいきなり古代文明なんてどうかしたんですか?」

 確かにいきなりだもんなあ。僕もいきなりだったから気持ちはわかる。
 二人に嘘吐くのは後ろめたいんだけど、僕もまだなんて説明していいのか計りかねてるんだよね。ほんと申し訳ない……

「雑談みたいなもんだよ。んで雑誌見て気になったの思い出してね。大した理由じゃなかったでしょ? でもありがとう。助かったよ」
「しっかりとした説明できなくてすみません。もしよければ調べておきましょうか?」
「あ、いや。そこまでじゃないから。気になったらあとは自分で調べるし。ホント大丈夫だよ」
「そうですか。ところで、先輩は明日からの旅行で行ってみたい場所調べました?」

 早く食べ終わりすぎて、一緒に出されたコーヒーがまだ熱々だったから冷ましながらチビチビ飲んでると武蔵くんから質問が。
 実はというほど重要でもないけど、明日からの社員旅行は台湾への二泊三日の旅程で、二日目だけは自由行動になっていて、それならとこの三人で周ることになった。

「どうしても行きたい場所はなかったけど、どこでも楽しめそうな感じはしたかな。何かおすすめの場所でもあった?」
「適当にピックアップはしましたよ。有名どことちょっとアングラなところもミックスで。俺とつんちゃんの好みも入ってますけど」
「僕は全然構わないよ。スケジュールは組んであるの?」
「あんまりギチギチにしても楽しめないと思うので、順路だけであとはフリースタイルで……こんな感じなんですけど」

 営業の武蔵くんがプレゼンして、事務の美作さんが資料を出す。
 質問にもきっちり要点だけをわかりやすく伝える。
 仕事もプライベートも阿吽の呼吸で、実に頼もしい。
 見なくても問題ないっていう信頼感はあるんだけど、せっかく作ってくれたんだからと一応流し見ておく。

「……うん、流石。相変わらずすっごい見やすい資料だね」
「ありがとうございます……でも今はそこじゃないですよ」
「うん、いいと思うよ。任せっきりにしてごめんね」
「好きでやってるんで、気にしないでください」

 改めて資料をペラペラめくりながら見てみる。
 見ておくべきポイントだったり、細かいとこまで手が行き届いてるだけじゃなくて見やすい。これ、もしかしたら旅行会社に売れるんじゃない? ってぐらいに完成度は高いと思う。

 それにしても、いよいよ明日からか。
 忙しい年末に旅程組まれるなんて、最初は経営陣を悪魔かと思ったこともあったけど、海外への社員旅行なんて初めてってこともあって、従業員のやる気もうなぎのぼりで、もしかしたら創業以来最高の労働生産性だったかもしれない。
 計算すれば出せるけど、そこまでするのはゲスい気もするし、いや確実にゲスいか。

 みんなこのために頑張ったんだし、僕らもせいぜい楽しむとするか。
 みんなで思い出作って、また仕事に精を――って今それは考えるまい。

 昨日のことがあったから、あんまり実感がわかなかったけど、資料のおかげかな? ちょっとだけ実感がわいてきた。
 施設で待ってる彼女にもお土産ぐらいは何か買ってこうかな。
 きっと楽しいものになる。そう思ってたのにまさかテロに巻き込まれるなんて、僕の人生昨日から急転直下すぎないか?
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