15 / 16
とりあえず、引っ越し完了
しおりを挟むなんとか、バラッドさんとハルルさんの倉庫改築が終わり、俺の荷物も、無事運び入れた。
家賃や、給金のことは、様子を見ながら決めていくことになった。
とりあえず?必要なものは、バラッドさんが用意し、仕事に使うものとは別に
俺が個人で必要なものは、買い物に付き合って、給金から前払いで出してもらえるらしい。非常に助かる。買い物の付き添いもお金の価値と、品物の選び方など、その時々で教えてくれるとのことだった。
もう、ださい学校ジャージは卒業したい。
これから、ハルルさんと、薬づくりの手伝いをしながら、新たな生活のスタートだ。
この世界では、薬を手作業で作るのも、魔法で作るのも、どちらもいいらしい。薬によって、使い分けるらしい。
しかし、自慢じゃないが、魔法? 俺、使えるの?
聞いてみると、ハルルさんいわく、使えないわけなかろうが。と、ひどくキッパリ言われてしまった。
「 なんで? 」 と聞いたら、前の部屋で水がジャージャー流れ、火の魔法で料理をし…。と、まあ… 自分でなく優秀な道具のせいだった。はぁー。
ハルルさんへあの部屋と敷地はもう少ししたら消滅するので、もう使えないことを説明する。まさか、消滅までするとは思ってなかったようで、「 だから、急いでたのか 」 と、納得していた。
「 あのような、膨大な魔力に、神聖な圧力は、この、人の世にあってはならぬものだから、当然だな 。 しかし、トールよ、おまえさん、そこで生活してたのだから魔法は使えるはずだぞ、そうでなければ、身体など今頃、失くなっていただろう!」
えっ!俺 消滅の危機だったの?
あれから、メールもこないし、案内人?現れないし…。忘れられたんだろうか…。
色々、わからなすぎて、考えるのを放棄。
ちゃんと、仕事して、ご飯食べて、俺なりの楽しみを見つけよう。まず、魔法からだな。
だけど、そんな簡単に魔法なんて使えるんだろうか?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
8
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる