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転生後〜幼少期
#60コア目 屋敷一同視点
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#屋敷一同視点
「シュレットの奴、凄くはしゃいでるな」
「えぇ、待ち焦がれていたほどですもの」
「あぁシュレット様・・・尊い・・・」
「シュレット様が最初にどのような魔法を使うのか楽しみですな」
「シュレットはあぁ見えて魔力操作が繊細じゃからのぉ、上手い具合に自分で調節するじゃろうて」
「きゅーきゅー!」
「あれからシュレット様も無詠唱に励んでおられて、私はこの日がくるのを楽しみにしてたんですよ」
「俺は大半調理場にいるからなぁ~シュレット様そんなに凄いのか」
屋敷にいる全員が庭が見える食堂へと赴いていた。
全面にガラス張りの窓があり、日当たりが良く、外が明るく見える。
皆一様にシュレットの事を見守ろうと、調理場にいつもいるゴードンでさえその場にいる。
尚、マーガレットはいつもシュレットの隣にいるせいで目立ってはいないが、
居ないところではいつもこの爆発加減である。煩悩が暴れている。
「おっ始まるぞ。・・・最初に発動させたのは初級魔法か。
良く魔導書を読み漁ってるだけある。順序通りやってくか」
「まぁシュレット偉いわぁ。私は小さい頃中級魔法から発動させようとして先生に怒られたことあったわねぇ」
「イレーナ様がですか?意外ですね。・・・はぁシュレット様尊い」
「なるほど。まずは出力調整ですか。流石シュレット様ですね」
「うむ。いい具合に一つずつ確認しておるな」
「きゅー?」
「ん?そうじゃな、訓練の賜物であろうな」
「きゅーきゅー!」
「それに詠唱もしっかり破棄できてますね。腕をあげてから魔法の行使速度が早いです」
「俺は魔法とかよくわかんねぇけどすげぇんだなぁ」
初級の初ランク火水風土の魔法を行使したあと、
シュレットは光闇治癒を連続行使する。
「うん、いい感じじゃねぇか!」
「そうねぇ」
「シュレット様尊い、もしや天使?」
「ほぉ、魔法の連続行使ですか。やりますなシュレット様」
「繊細さを保ちつつの連続行使はちと難しいからのぉ」
「きゅっきゅー!」
「連続行使できるなんて凄いですねぇシュレット様」
「連続行使なんて普通できたっけか・・・?」
シュレットがここから暴れていく。既に暴れてはいるが。
そもそも魔法の連続行使は熟練の魔法使いでないと出来ない。
魔力操作に繊細さがないと難しいからである。十歳の子供には到底出来ない。
シュレットだからこそである。指摘が無い家族もまた家族ではあるが。
次に見せたのは初級の中ランク魔法。
「おぉ中ランクか!・・・ん?なにやってんだあいつ」
「んー、魔物対策かしら?」
「それにしてはファイアボールの量が少ないですね。・・・あぁ天使だぁ」
「ですが、あのお歳での中ランク行使は流石ですねぇ」
「そうじゃのぉ。ん?・・・あやつもしや・・・」
「きゅ?」
「中ランクは初ランクよりは詠唱が難しいのに難なくこなしますね」
「シュレット様すげぇ」
そして、本題はここから。魔法の改良。
「ん?あんな魔法あったか?」
「どうだったかしら。でも威力的には中ランクですわよね?」
「中ランクのはずですが・・・天使?いや小悪魔?」
「魔導書のどこにも載っていないはずです」
「我は世間に疎いからのぉ、だが威力は中ランクじゃな。じゃがあ奴がやろうとしてるのは・・・」
「きゅー?」
「あれが中ランク?高ランクに見えますね」
「シュレット様ってあんなにすげぇの?」
そして改良に改良を重ねたレンガもどき、コンクリートもどき。
その過程もしっかりくっきり皆の目には映っている。
「おいあれって・・・」
「あらあら・・・」
「・・・一周回ってシュレット様では?」
「ほほぉ・・・」
「なるほどのぉ・・・」
「・・・きゅーきゅー!」
「あぁすまんすまん、あとでちゃんと教えるからの」
「まぁ・・・」
「ほへー・・・」
そうして出来た屋根付き露天風呂。
「やはりあ奴は、風呂なるものを作っておったか」
「「「「「「「風呂?」」」」」」」
「きゅー?」
「あぁ、大昔にあった極東という場所があっての。
そこでは皆が一様に、木の枠に湯を貯めて入り、身体を癒していたという。
それが風呂じゃ。じゃがそれがどうして? 伝承本などに載っておったのかのぉ」
「どうでしょう? わたくしめも散々王立図書館で勉学に励んだ身。
記憶が定かではありませんが、もしかしたらですね」
「それとも聞き齧りなのかしら?」
「でも気持ちよさそうですねぇ」
「えぇ確かに。シュレット様と入るお風呂というものも良いかもしれませんね。じゅるり」
「シュレット様博識だなぁ」
「それは良い提案じゃ。では我は、一緒に入ってくるとしようかのぉ」
「きゅー!きゅー!」
「とりあえず俺らもいくか」
「えぇそうしましょう」
こうしてシュレットが見ていない所で、シュレットに危機が訪れようとしていた。
「シュレットの奴、凄くはしゃいでるな」
「えぇ、待ち焦がれていたほどですもの」
「あぁシュレット様・・・尊い・・・」
「シュレット様が最初にどのような魔法を使うのか楽しみですな」
「シュレットはあぁ見えて魔力操作が繊細じゃからのぉ、上手い具合に自分で調節するじゃろうて」
「きゅーきゅー!」
「あれからシュレット様も無詠唱に励んでおられて、私はこの日がくるのを楽しみにしてたんですよ」
「俺は大半調理場にいるからなぁ~シュレット様そんなに凄いのか」
屋敷にいる全員が庭が見える食堂へと赴いていた。
全面にガラス張りの窓があり、日当たりが良く、外が明るく見える。
皆一様にシュレットの事を見守ろうと、調理場にいつもいるゴードンでさえその場にいる。
尚、マーガレットはいつもシュレットの隣にいるせいで目立ってはいないが、
居ないところではいつもこの爆発加減である。煩悩が暴れている。
「おっ始まるぞ。・・・最初に発動させたのは初級魔法か。
良く魔導書を読み漁ってるだけある。順序通りやってくか」
「まぁシュレット偉いわぁ。私は小さい頃中級魔法から発動させようとして先生に怒られたことあったわねぇ」
「イレーナ様がですか?意外ですね。・・・はぁシュレット様尊い」
「なるほど。まずは出力調整ですか。流石シュレット様ですね」
「うむ。いい具合に一つずつ確認しておるな」
「きゅー?」
「ん?そうじゃな、訓練の賜物であろうな」
「きゅーきゅー!」
「それに詠唱もしっかり破棄できてますね。腕をあげてから魔法の行使速度が早いです」
「俺は魔法とかよくわかんねぇけどすげぇんだなぁ」
初級の初ランク火水風土の魔法を行使したあと、
シュレットは光闇治癒を連続行使する。
「うん、いい感じじゃねぇか!」
「そうねぇ」
「シュレット様尊い、もしや天使?」
「ほぉ、魔法の連続行使ですか。やりますなシュレット様」
「繊細さを保ちつつの連続行使はちと難しいからのぉ」
「きゅっきゅー!」
「連続行使できるなんて凄いですねぇシュレット様」
「連続行使なんて普通できたっけか・・・?」
シュレットがここから暴れていく。既に暴れてはいるが。
そもそも魔法の連続行使は熟練の魔法使いでないと出来ない。
魔力操作に繊細さがないと難しいからである。十歳の子供には到底出来ない。
シュレットだからこそである。指摘が無い家族もまた家族ではあるが。
次に見せたのは初級の中ランク魔法。
「おぉ中ランクか!・・・ん?なにやってんだあいつ」
「んー、魔物対策かしら?」
「それにしてはファイアボールの量が少ないですね。・・・あぁ天使だぁ」
「ですが、あのお歳での中ランク行使は流石ですねぇ」
「そうじゃのぉ。ん?・・・あやつもしや・・・」
「きゅ?」
「中ランクは初ランクよりは詠唱が難しいのに難なくこなしますね」
「シュレット様すげぇ」
そして、本題はここから。魔法の改良。
「ん?あんな魔法あったか?」
「どうだったかしら。でも威力的には中ランクですわよね?」
「中ランクのはずですが・・・天使?いや小悪魔?」
「魔導書のどこにも載っていないはずです」
「我は世間に疎いからのぉ、だが威力は中ランクじゃな。じゃがあ奴がやろうとしてるのは・・・」
「きゅー?」
「あれが中ランク?高ランクに見えますね」
「シュレット様ってあんなにすげぇの?」
そして改良に改良を重ねたレンガもどき、コンクリートもどき。
その過程もしっかりくっきり皆の目には映っている。
「おいあれって・・・」
「あらあら・・・」
「・・・一周回ってシュレット様では?」
「ほほぉ・・・」
「なるほどのぉ・・・」
「・・・きゅーきゅー!」
「あぁすまんすまん、あとでちゃんと教えるからの」
「まぁ・・・」
「ほへー・・・」
そうして出来た屋根付き露天風呂。
「やはりあ奴は、風呂なるものを作っておったか」
「「「「「「「風呂?」」」」」」」
「きゅー?」
「あぁ、大昔にあった極東という場所があっての。
そこでは皆が一様に、木の枠に湯を貯めて入り、身体を癒していたという。
それが風呂じゃ。じゃがそれがどうして? 伝承本などに載っておったのかのぉ」
「どうでしょう? わたくしめも散々王立図書館で勉学に励んだ身。
記憶が定かではありませんが、もしかしたらですね」
「それとも聞き齧りなのかしら?」
「でも気持ちよさそうですねぇ」
「えぇ確かに。シュレット様と入るお風呂というものも良いかもしれませんね。じゅるり」
「シュレット様博識だなぁ」
「それは良い提案じゃ。では我は、一緒に入ってくるとしようかのぉ」
「きゅー!きゅー!」
「とりあえず俺らもいくか」
「えぇそうしましょう」
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