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転生後〜幼少期
#63コア目
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#露天風呂内での一幕(会話のみ)
「それにしてもお風呂というのはいいものねぇ」
「心が洗われるようです」
「母様、次は薬湯という薬草を漬けたお風呂にしようかと思います。
薬草であれば、何かしらの効能があるはずなので。美容にもいいのではないかと」
「美容!? それは良いわね!! 是非やってちょうだい!そうよねマーガレット!?」
「えぇ! イレーナ様のお肌がまた一段とお綺麗になられますね!」
「あと、このお風呂を町のみなさんにも味わって欲しいですね。
身体を綺麗にすると言うのは病にも良さそうですし。清潔にするというのは色々効果がありそうです」
「でもそれだと、シュレットが毎回やらなくちゃダメでしょう? 何か方法があればいいのだけど・・・」
「母様、お湯やお水が出る魔道具というのはないのでしょうか?」
「んー、あるにはあるのだけど、この大きな湯船ほどの効果がある魔道具はだいたい王侯貴族が使ってるものなのよ。
だからうちにもないの。だいたいお風呂に使うのではなくて屋敷の維持に使ったりだけどね」
「そうなのですか・・・。そういえば、魔道具って作れるものなのですか?」
「えぇ、王都の高明な錬金術師様が作ってるはずよ。でも数年に一個という単位でだけども。
何しろ素材がね。結構強い魔物の素材を使うそうよ」
「そうなのですか・・・無属性魔法であれば僕にも作れそうなものを」
「何言ってるの、無属性魔法の[錬金]がなかったら錬金術師は何も作れないわよ。
それにシュレットは錬金なんて持ってないでしょ?」
「あぁ・・・いえ、皆んなには秘密にしていたのですが・・・
僕は無属性魔法であればどんな魔法でも模倣できちゃうみたいです。
無属性魔法[模倣]が使用している所を見ると勝手に模倣しちゃう感じで・・・」
「「「「「 !?!? 」」」」」
「シュレット?・・・それは本当に?」
「えぇ、驚かれるのは無理もありませんよね。
だからかもしれませんが、母様の鑑定やアマンダの貯蓄、エリオットの転移も既に模倣済みです。
今のところ使った事があるのは鑑定と貯蓄のみですけど」
「そう、そうなのね・・・ねぇあなたこれは・・・」
「あぁ、まさにそうだな。エリオット」
「そうでありますなぁ・・・マーガレット」
「シュレット様・・・あなたが神か・・・アマンダ・・・」
「シュレット様凄いですねぇ・・・ゴードン」
「えぇ!?そこ俺に振るの!? んー普通に考えて規格外の能力なのでは?」
「そうじゃのぉ。まさに天は二物を与えずの逆を行ったのぉ」
「きゅーきゅー!」
「あ、あはは・・・」
「あなた? うちの領地に錬金持ちの人は居なかったかしら?」
「母様?」
「あー・・・どうだったかな?エリオット、そこら辺調べられるか?」
「父様?」
「おまかせ下さい」
「エリオット?」
「シュレット様、多分ですけどこういうことなのでは?
シュレット様が無属性魔法をなんでも模倣できるということは、
その錬金持ちの人から模倣して、錬金を獲得。
その後、シュレット様が思う存分その力を発揮してくだされば、
町の皆にもお風呂を堪能させられるという」
「そうなのですか!? 父様、母様!?」
「えぇ。あなたが領民を思う気持ちを大切にしたいもの」
「この領地は将来カーズが運営していかなきゃならんが、
だからといってお前が領民を思って何かすることがダメという理由にはならん。
存分に力を奮っていいからな。
ただし、二年後には学校に行くことも考慮することだ」
「は、はい! ありがとうございます! エリオットもよろしくね。
なんなら僕も一緒に手伝うよ!?」
「シュレット様、お気持ちだけ受け取らせて頂きます。
このような命は使用人の務め。シュレット様はお屋敷にてお待ちください」
「そう? 本当にありがとう!」
「滅相もございません」
「じゃあそういう事で決まりだ。しっかり励めよシュレット」
「はい!」
「それにしてもお風呂というのはいいものねぇ」
「心が洗われるようです」
「母様、次は薬湯という薬草を漬けたお風呂にしようかと思います。
薬草であれば、何かしらの効能があるはずなので。美容にもいいのではないかと」
「美容!? それは良いわね!! 是非やってちょうだい!そうよねマーガレット!?」
「えぇ! イレーナ様のお肌がまた一段とお綺麗になられますね!」
「あと、このお風呂を町のみなさんにも味わって欲しいですね。
身体を綺麗にすると言うのは病にも良さそうですし。清潔にするというのは色々効果がありそうです」
「でもそれだと、シュレットが毎回やらなくちゃダメでしょう? 何か方法があればいいのだけど・・・」
「母様、お湯やお水が出る魔道具というのはないのでしょうか?」
「んー、あるにはあるのだけど、この大きな湯船ほどの効果がある魔道具はだいたい王侯貴族が使ってるものなのよ。
だからうちにもないの。だいたいお風呂に使うのではなくて屋敷の維持に使ったりだけどね」
「そうなのですか・・・。そういえば、魔道具って作れるものなのですか?」
「えぇ、王都の高明な錬金術師様が作ってるはずよ。でも数年に一個という単位でだけども。
何しろ素材がね。結構強い魔物の素材を使うそうよ」
「そうなのですか・・・無属性魔法であれば僕にも作れそうなものを」
「何言ってるの、無属性魔法の[錬金]がなかったら錬金術師は何も作れないわよ。
それにシュレットは錬金なんて持ってないでしょ?」
「あぁ・・・いえ、皆んなには秘密にしていたのですが・・・
僕は無属性魔法であればどんな魔法でも模倣できちゃうみたいです。
無属性魔法[模倣]が使用している所を見ると勝手に模倣しちゃう感じで・・・」
「「「「「 !?!? 」」」」」
「シュレット?・・・それは本当に?」
「えぇ、驚かれるのは無理もありませんよね。
だからかもしれませんが、母様の鑑定やアマンダの貯蓄、エリオットの転移も既に模倣済みです。
今のところ使った事があるのは鑑定と貯蓄のみですけど」
「そう、そうなのね・・・ねぇあなたこれは・・・」
「あぁ、まさにそうだな。エリオット」
「そうでありますなぁ・・・マーガレット」
「シュレット様・・・あなたが神か・・・アマンダ・・・」
「シュレット様凄いですねぇ・・・ゴードン」
「えぇ!?そこ俺に振るの!? んー普通に考えて規格外の能力なのでは?」
「そうじゃのぉ。まさに天は二物を与えずの逆を行ったのぉ」
「きゅーきゅー!」
「あ、あはは・・・」
「あなた? うちの領地に錬金持ちの人は居なかったかしら?」
「母様?」
「あー・・・どうだったかな?エリオット、そこら辺調べられるか?」
「父様?」
「おまかせ下さい」
「エリオット?」
「シュレット様、多分ですけどこういうことなのでは?
シュレット様が無属性魔法をなんでも模倣できるということは、
その錬金持ちの人から模倣して、錬金を獲得。
その後、シュレット様が思う存分その力を発揮してくだされば、
町の皆にもお風呂を堪能させられるという」
「そうなのですか!? 父様、母様!?」
「えぇ。あなたが領民を思う気持ちを大切にしたいもの」
「この領地は将来カーズが運営していかなきゃならんが、
だからといってお前が領民を思って何かすることがダメという理由にはならん。
存分に力を奮っていいからな。
ただし、二年後には学校に行くことも考慮することだ」
「は、はい! ありがとうございます! エリオットもよろしくね。
なんなら僕も一緒に手伝うよ!?」
「シュレット様、お気持ちだけ受け取らせて頂きます。
このような命は使用人の務め。シュレット様はお屋敷にてお待ちください」
「そう? 本当にありがとう!」
「滅相もございません」
「じゃあそういう事で決まりだ。しっかり励めよシュレット」
「はい!」
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