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転生後〜幼少期
#64コア目
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大浴場で家族団欒をしてから数日後。
「シュレット様、見つかりましたよ」
「ん? なんの事?エリオット」
「錬金持ちですよね、エリオット」
「そうでございます、イレーナ様」
とうとう無属性魔法[錬金]持ちが見つかったそうだ。
「本当!? どこ! どこにいるの?」
「慌てなくても大丈夫ですよ、シュレット様」
「あ・・・あはは、ちょっと興奮しちゃった」
「それでですね。その錬金持ちですが、なんとアーミット商会に居たんですよ」
「マルコさんのところ?」
「えぇ、前回アーミット商会へ一緒に出かけた際、店を案内してくれた者がおりましょう?」
「もしかして、その人が?」
「そうなのです」
「凄い近くにいたんだね!」
「近々、錬金術専用の本も揃えられますので、これから忙しくなりますよシュレット様」
「うん! あ、でも直接錬金している所を見なきゃいけないんだよね。そこは大丈夫かな?」
「それがなんと、その方はアーミット商会に直接錬金した物を卸しているらしいですよ」
「おぉ! それじゃあ大丈夫そうだね!」
「はい、マルコ殿には錬金の見学をしたいとお伝えして、明日また伺わせて頂きましょう」
「よろしくね、エリオット」
「畏まりました」
「よかったわね、シュレット」
「はい! 母様!」
こうして、シュレットの錬金術ストーリーが始まろうとしている。
そして、次の日。
「シュレット様、ではお手を。転移にて一気に向かいますよ」
「うん! 行ってまいります。父様、母様」
「はい、いってらっしゃい」
「粗相かけんなよ」
「はーい!」
「では参ります。テレポーテーション!」
朝早くから出発の準備し、
エリオットの転移でアーミット商会へと向かうシュレットとエリオット。
転移先はもちろん、アーミット商会の出入り口前。
カランコロン
「すみません! マルコさんはいらっしゃいますか!」
「はーい、少々お待ちください!」
マルコは奥の部屋でなにやら作業をしていた。
お客様を待たせない為に、大きな声を張り上げて対応する。
「おぉ! これはこれはシュレット様、エリオット殿。
昨日先触れにてお聞き及んでいます。錬金の見学でしたね。
なんでも、シュレット様の後学の為とか」
「えぇ、先日のコアの祝福にて授かりました、
無属性魔法[錬金]がありましたので、御指南頂けないかと」
「もちろんにございます。お世話になっておりますマルズレット様に報いる為にも、どうぞご覧ください」
「ありがとうございます!」
「もし、シュレット様が回復薬や魔法薬などをお作りになられた際は、是非このアーミット商会に卸していただければ」
「あ、あはは。上手いなぁマルコさん」
「いえいえ、これもまた商売ですので。ではこちらへ。奥の部屋にてその者が待機しております故」
「お願いします!」
「シュレット様、見つかりましたよ」
「ん? なんの事?エリオット」
「錬金持ちですよね、エリオット」
「そうでございます、イレーナ様」
とうとう無属性魔法[錬金]持ちが見つかったそうだ。
「本当!? どこ! どこにいるの?」
「慌てなくても大丈夫ですよ、シュレット様」
「あ・・・あはは、ちょっと興奮しちゃった」
「それでですね。その錬金持ちですが、なんとアーミット商会に居たんですよ」
「マルコさんのところ?」
「えぇ、前回アーミット商会へ一緒に出かけた際、店を案内してくれた者がおりましょう?」
「もしかして、その人が?」
「そうなのです」
「凄い近くにいたんだね!」
「近々、錬金術専用の本も揃えられますので、これから忙しくなりますよシュレット様」
「うん! あ、でも直接錬金している所を見なきゃいけないんだよね。そこは大丈夫かな?」
「それがなんと、その方はアーミット商会に直接錬金した物を卸しているらしいですよ」
「おぉ! それじゃあ大丈夫そうだね!」
「はい、マルコ殿には錬金の見学をしたいとお伝えして、明日また伺わせて頂きましょう」
「よろしくね、エリオット」
「畏まりました」
「よかったわね、シュレット」
「はい! 母様!」
こうして、シュレットの錬金術ストーリーが始まろうとしている。
そして、次の日。
「シュレット様、ではお手を。転移にて一気に向かいますよ」
「うん! 行ってまいります。父様、母様」
「はい、いってらっしゃい」
「粗相かけんなよ」
「はーい!」
「では参ります。テレポーテーション!」
朝早くから出発の準備し、
エリオットの転移でアーミット商会へと向かうシュレットとエリオット。
転移先はもちろん、アーミット商会の出入り口前。
カランコロン
「すみません! マルコさんはいらっしゃいますか!」
「はーい、少々お待ちください!」
マルコは奥の部屋でなにやら作業をしていた。
お客様を待たせない為に、大きな声を張り上げて対応する。
「おぉ! これはこれはシュレット様、エリオット殿。
昨日先触れにてお聞き及んでいます。錬金の見学でしたね。
なんでも、シュレット様の後学の為とか」
「えぇ、先日のコアの祝福にて授かりました、
無属性魔法[錬金]がありましたので、御指南頂けないかと」
「もちろんにございます。お世話になっておりますマルズレット様に報いる為にも、どうぞご覧ください」
「ありがとうございます!」
「もし、シュレット様が回復薬や魔法薬などをお作りになられた際は、是非このアーミット商会に卸していただければ」
「あ、あはは。上手いなぁマルコさん」
「いえいえ、これもまた商売ですので。ではこちらへ。奥の部屋にてその者が待機しております故」
「お願いします!」
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