15 / 30
強化蘇生【リバイバル】
絶世黒檀のエピファニー
しおりを挟む「......は?禁忌?いや、どういうことだよ。何が言いたいのか意味分からんぞ」
クロが大気を揺らすほどの激情を静かに湛えた直後、突飛な物言いをしたので、タツトははてな、といった表情を浮かべながら聞き返してしまった。
『あれはな......いや、待つのじゃ、念頭に申しておくが、今から言うことは誰にも口外せんでくれの。お主と我の胸だけに留めておいてほしいのじゃ』
「お、おう分かった。言っても、口外する人間がいないからどっちにせよ不可能なんだけどな」
タツトはなぜ秘匿にするのか、と聞きたかったのだが、クロのあまりの必死さに、質問し返してはいけない場面だと踏んでにわかごしに了承する。
『ならよいのじゃ......。お主が見たというアレはの、古い名を“ゲズィヒト”と言ってな。この【花畑】のヌシなのじゃ。また、太古の神話の中で【炎と情熱を司る神】であるマゴス様を殺して喰らい、その【炎】と【情熱】に干渉する能力を略奪し、異形の神へと変貌を遂げた魔物とも言われておる。』
クロが、底知れぬ憤懣を理性で押し殺したような、悲痛な声でそれを語った。
「ちょ、ちょっと待てクロ。あ、あの“カオ”の化け物の本来の名前 がゲズィヒト?で、そいつはここのヌシで、更に昔、神を食って、そいつの持ってた概念干渉系スキルを奪って、神になって......いきなり情報が多すぎて整理できないんだが」
どれ一つをとってもインパクトのありすぎるあの“カオ”についての情報が一気にタツトのもとに押し寄せてきた。脳がその全ての情報を処理して理解しようとするが、あまりに強烈な話の数々に伝達回路が渋滞を起こしてしまう。
『タツトよ、二種類以上の異なる概念を操ることができるようになった時点で、“神格”を得ることができて神々が棲まうとされる【神領】に続く扉が開かれるようになるというのは、前に話したな?じゃから、あのゲズィヒトはマゴス様を喰らい、計三つの概念干渉系スキルを得たのじゃよ。幸か不幸か、【異常地】の魔物は何故か他の人間界や魔界へ出ようとせんでの、ヤツが【神領】に侵入し、神々を食い散らかすといった惨劇は起こらなかったのじゃが、それでも神となったあの魔物を屠ることができる神など、現世にはおらんじゃろうな。それこそ、神々の中でも抜きん出た戦闘能力を持つという“八神”が束になって、初めて五分五分といったところじゃ。』
実は数十分前にタツトとクロが【花畑】の森へ近づこうと爆走、いや、爆歩していたころ、「結局神ってのはどういう存在なんだ?なんかいっぱいいるらしいけどイマイチ定義ってか、こう、すごさが伝わってこないんだよな」と、タツトが聞き、歩いている間は専らクロが神についての詳細を語っていた。
『ほぅ、なかなか難しい質問じゃな。諸説あるが、大雑把に言ってしまうなら、やはり“二種類以上の概念を操ることができる存在”であろうな。これは我のよく知る神から聞いた話なんじゃが、この世を創造したとされる創世神様以外の神は初めは普通の生物だったらしいのじゃ。本来概念を操るとは千言万語を尽くしても言い表し得ないほど血滲の努力を積み重ねた者だけが辿り着ける領域での。それを更に二種類じゃ、並大抵の生物ではそれを成し得る前に寿命がきて死んでしまう方が早いの。それまで誰も考えが付かなかったような魔法を創り、魔の極地に至った大賢者や、神話級の武具を打った稀代の天才鍛冶、どの勇者も倒すことが出来なかった歴代最強と謳われた魔王などが神格を得て、神領に旅立ったと言われておるの。じゃがそのいずれにも、気の遠くなるような努力があったはずじゃ。だいたい、お主が例外中の例外なのじゃよ、我はお主を歴史上最大の不幸者だと思っておるが、同時に最大の幸福者とも考えることもできるの。』
だいたいそんな感じのことをクロが語り、タツトが得た感想は「神パネェ」であった。なんとも希薄な語彙であるが、強ち間違っているとも言えないところがアレである。
「ってことは、あのゲズィヒトとかいう“カオ”はそんなにヤベぇやつなのか......。俺が見たときには何かしらの概念を操ってた感じは無かったんだか、ナメプされてたってことか......?」
『彼奴は感情を持っておらんようでな。特に何かの意図があって行動してるわけではないのじゃ。じゃからほとんど機械と言っても差し支えないじゃろうな。必要なときに、必要なだけ力を使う。恐ろしく合理的で、常時冷静な分厄介よ。マゴス様もそれはそれはお強い方だったのじゃが、やはり一対一では勝ち目が無かったようじゃ......。誠に、不覚よ。この【執念の果実】、一生の不覚。マゴス様と忌々しいゲズィヒトが闘っている最中、我は封印されておって何もお力添えすることができなかったのじゃ......!!」
クロがぐつぐつとマグマが煮えたぎるような悍ましいほどの怨嗟と自責の念に駆られているのがタツトにも伝わり、気付かぬうちに全身に鳥肌が立っていた。
身体が震え上がるほどの狂的な怖気を全身に纏いながらもタツトはある疑問を返す。
「な、なぁ、クロ。その「マゴス様」っていうのはなんなんだ?お前の言いようからして、お前にとって何か特別な人だったんだろうけど」
『............あぁ、マゴス様か?あの方は、とても偉大な神様じゃった。それはそれは御立派な信条をお持ちでの。当時果実として封印されてどうしようもないほど退屈していた我に手を差し伸べ、笑って話しかけてくれたのじゃ。我は今でこそこんな風に調子付いておるが、あの時は意識がはっきりしたまま、寝ることもできずに同じ場所でじっとしているという生活に、本当に頭がどうにかなるところだったんじゃよ。そんな環境に終止符を打ってくださったマゴス様に、我はどれほど救われたか。毎日面白い話を聞かせてくれての。他の神々の目も気にせず、我を手に持ったまま神領を歩き周り、美しい風景を見せてくださるなんてこともあったのじゃ。我がマゴス様を親のように慕うのも必然というものじゃろうて。そんな方を見殺しのような形で亡くすとは、ほんに、情けない話よ』
もしもクロの姿を見ることができていたなら、その表情はきっと、烈しい苦痛に歪んでいただろう。
聞いた者にそんな確信を否応なしに持たせるほど、クロの話し声の抑揚や調子が、悲痛なものへと変わっていく。
そうなるにつれて、つい数分前までは【花畑】の無限ループに惑わされていたとは到底思えないほど、二人の周囲の雰囲気は非常に重暗いものになっていた。
「...............そうか」
無闇なフォローは辺りに漂うこの深刻な空気を余計に悪化させるだけだ、と感じたタツトは、今も例えようのない烈しい感情に心を震わせるクロに言葉を投げかけることができない。
『......別に気を遣わんでもいいのじゃよ。その方が余計に辛くなってくるからの。さて、取り乱してすまなかったな、話の続きをさせてもらうとしよう......ーーそのさなかであったのよ。ある日突然マゴス様が、「魔物討伐に行ってくる」などと言い出しての。我がマゴス様に拾われて一緒に時を過ごす間に、何度かマゴス様が能力を使われるのを見る機会があったもので、その力の強大さはよく存じておったから、これほどまでにお強い方が直々に出向く必要のある魔物とは一体どんな化け物なんじゃと思ったものよ。我も何かマゴス様の力になりたいと言って我を喰らって新たな力を手に入れることも提案したのじゃが、結局聞き届けてくださらんかった。我が付いていこうとしても、「すぐに帰ってくるから待ってろよ。まさかお前、俺の力を疑ってるわけじゃないだろうな?」と悪戯気味に言われてしまっては、マゴス様を心から信頼している我がそのように言われて尚も粘るというわけにはいかなくてな、ーーついに我を残して討伐に行ってしまわれたのじゃ。』
要はそのマゴスと呼ばれる神はクロの拾い主で、長い封印に辟易していたクロに様々な楽しみをもたらしてくれた、というわけだ。それは、魔物討伐に行くマゴスにクロがついて行こうとするのも必然的なものだ。
「ん?待てよ、お前がその“マゴス様”について行ったとして、そいつに何の得があるんだよ。お前はあくまで実だったんだから、食われて力を手に入れてもらう以外にお前が何か役に立つとは思えないんだが」
タツトがその疑問に行き着くのも、また当然のことであった。タツトの認識ではクロはあくまでもは単なる一つの果物。ただそこに意識や記憶が存在しているだけで、そのことと「食べた者は不思議な力を手に入れられる」という二点を除いては、あとはその形状以外にその辺に転がってあるそれと何ら遜色のない果物なのだ。
よって、クロがその魔物討伐に同行したからといって、マゴスが何かしらの恩恵を受けられる様子は想像することができなかった。
その観念も、次のクロの発言と行動によって霧散させられることになる。
『はて......?ーーあぁ、そういうことか。お主にはまだ言ってなかったが、マゴス様は我を拾ってくださったあと、我が一人でも自由に周辺を動き回ることができるようにと【実体】に干渉する神に掛け合って、ある能力を授けていただいたのじゃ......まぁ、説明するより見せる方が早いかの』
ーークロがそう言い終えた途端、タツトの眼前、極彩色の花々が所狭しと咲き誇る辺りにどこからともなく漆黒の霧が発生し、もやもやと広がっていく。
読んで字の如く、これ以上どんな濃色を足したとしても恐らくその色が変わることがないほどの密度の純粋な黒が、漆のようにヌラリ、と煌めいている。
恐らくクロが何かしたのであろうと察したタツトがしばしその光景に見惚れていると、それまで大気の流れにされるがままにゆらゆらと動いていた霧が、突如として指向性を持ち、まるでビデオテープの巻き戻しを見ているかのように収束していき、徐々にその純黒の霧が何かを形作っていく。霧自体の密度が上がったため、その黒壇の光沢が自己主張するかのように目立って照り輝く。
見ると、何やら霧は人を象っているようだ。だんだんとその方向性が見えてきて、指先や髪の毛など、細部に至るまで形成されるようになる。そうすると徐々に、十三、四才ぐらい少女のような姿のシルエットが浮かびあがってきて、光沢のある黒に覆われているために、一級の芸術品のように見えてくる。
なかなかに不思議な光景であった。色とりどりの花が際限なく咲き誇る【花畑】に、霧で出来た少女が現れ、幻想的というよりはそのシュールさと異物感のせいで、不気味と形容した方が的確だ。
そして、ついにその霧が少女の姿を形成し終わると、その役割を果たしたかのように上方に晴れて霧散していく。あとには、一人の少女が立っていた。それも恐ろしく美しい容姿をした。
タツトがその少女を一目見て抱いた印象は、「黒い」であった。その迸る美貌を差し置いて、初めにその形容詞が先行してしまうほど、黒かった
黒く可愛らしいサンダルを履き、これまた黒の、天使が着ていそうなノースリーブのワンピースを纏っていて、肩口が大胆にも露わになっている。濡れたようにしっとりと滑らかな黒髪も相俟って、まず飛び込んでくるのが圧倒的な“黒”なので、その大味な所見もやむを得ないといったところだ。
続いて得る印象は、「綺麗」だとか「可愛い」、「美しい」であろうか。
答えは否である。その次に飛び込んでくる感想は「白い」であった。
その暴力的な黒に対抗するように、その少女の肌は白かった。細く華奢な肢体も、「もし人間を一から作ることができたとして、自分好みの顔にするとしたらこんな感じになるだろうな」と感じる凄まじい美貌の顔も、遠慮がちはであるものの、出るところは出ている教育に悪そうな場所も、新雪のような、シミ一つ見当たらない滑らかな純白であった。陶器のように美しくきめ細やかな素肌を持つ少女が【花畑】で太陽に照らされていて、天国の夢でも見ているようだ。
白と黒のみで構成されていると思われた超絶美少女であるが、唯一そうでない部分として、その大きな瞳があった。赤、それも真紅の、まるで燃えるようなルビーでもはめ込んだような美しい紅い瞳であった。
見ると、肩ほどまであるセミロングのさらさらした髪の毛を可愛らしいピンで留めており、これ以上無いくらいに可憐であった。完璧すぎてもはや卑しい気を起こそうとする考えすら湧き上がってこない。
そんな途轍もない美貌と、誰彼構わず虜にさせるような魅力の持ち主であるその少女に、タツトは恐る恐る問いかける。
「..................クロ?」
「ーー如何にも。どうじゃ?我の見てくれは。人間が好みそうな外見だと自負しておるのだが」
目の前の美少女がドヤ顔でそう語る。美しいその顔がなんともウザい感じに歪められているが、そんな動作すら絵画にしたくなるような華やかさがある。彼女が年端のいかない少女であることの危うさもその一因となっているようだ。
「うん。いや、まあ目ん玉飛び出そうになるぐらい可愛いんだけどさ。そもそもお前女だったのか?口調とかあからさまにジジイだろ」
恐らく、地球のどんな女優やアイドルでも勝ち目がないくらい人間の限界とはかけ離れた造形をしているクロだが、その口調とのギャップに先ほどから違和感を感じまくりだ。
「ふむ、タツトよ、その発言は少し不快であるな。我は一度も己をジジイなどと騙ったことはないぞ。無論、この姿はあくまでも具現化した我であって本体ではないぞ。まあ宿主のお主が死んだら我も死ぬんじゃが。」
またも誇らしげに、しかも今度は右手で髪の毛を耳に掛ける仕草付きでそう語る。その言動に、相手は年下の少女だというのに、タツトはどこか艶やかさすら感じてしまう。
「ふふ、惚けているでないぞ。まぁ、我の余りの美貌についつい見とれてしまうのも分かるが、先ほどの
話を見失ってはいかんじゃろ。要するに、我はこの姿でマゴス様に同行することで、微力ながらも助太刀しようもしたのじゃ。まあ断られてしまったがの。」
「お、おう......、そういうことだったのな」
「タツトよ、マゴス様が討伐に向かったとき、我は尋常でないほどの嫌な予感をガンガンと感じていたのじゃ。あのとき、無理にでもマゴス様を引き止めて『討伐になど行かないでください』と引き止めることを選んでいたら。あのとき、無理にでも我を喰らって【執念】の力を手に入れることを選ばせていたのなら......‼」
心なしか普段よりマイペースな調子のクロがいきなり先ほどの話を続けだし、タツトも「このタイミングで再開するのか?」と慌てて話を聞く体制に立ち直す。
「あぁ、マゴス様の訃報を聞いたのは、マゴス様が出発してから間もない頃じゃったよ。ほんの、二、三時間ほどのことでの。あの、何か衝撃の事実を聞いたときに限って訪れる意識がガクンッと揺れるような感覚に襲われながらも場違いに「先刻から今までの間に、マゴス様は死んだのか」という得体の知れん感慨のようなものを感じていたのじゃ。我に返ったときにはひたすら己の過去の過ちを悔いておったの。忘れ去ることなどできるはずもなく、マゴス様を失った我は再び最初に封印されていたときのように動けぬ時間を過ごしておったのじゃが、最初の一年ほどは休みなしで悔恨と怨嗟で自らを呪っておったわい。“もしこうしていれば”とか、“あのときこうであったら”とか他愛ない妄想ばかりして、狂いそうな気を紛らわしてどうにか保っておったんじゃよ。」
「......なるほどな、話は大体分かったぞ。お前はつまり、お前の親愛を寄せていた人物を殺したゲズィヒトを怨んでるんだろ?」
「その通りじゃ。マゴス様を殺しただけでなく、その命を弄ぶように彼の力を略奪したあの人外の化け物に我は何度命懸けの戦いを挑もうと思ったことか。じゃが、マゴス様で敵わなかった化け物に我が敵うはずがないのは頭では理解しておっての。ここで我が死んでしまっては、もうマゴス様の仇を晴らせる者がおらんくなってしまうと思うと、どうしても踏み切れなかったんじゃよ......」
クロが不服そうにそう言うと、タツトはあっけらかんとした様子で返した。
「その化け物と今すぐ戦えるといったら、会ってみたいか?」
「なっ......! それは勿論、一分一秒でも早く彼奴の存在をこの世から消し去りたいところじゃが、そんな馬鹿げたことが起こるわけもないじゃろ。滅多なことを言うもんでない。勝てる見込みもないしの」
それを聞くとタツトはニヤリと笑って、
「そうでもないみたいだぞ?今すぐ感動の再会をしたいなら、俺がゲズィヒトに会わせてやる。それも、俺も一緒に戦ってやるから勝ち目がゼロというわけでもなさそうだぞ?」
手元の、久しく出番のなかった【空虚と否定の短剣】をチラつかせながら言った。
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる